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吐くほどに眠る
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ガレキの太鼓「
吐くほどに眠る
」の観てきた!クチコミとコメント
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m_hirarin(47)
女だらけの人間讃歌
女だらけ=男性不在。
サイコドラマを思わせるストーリー。
ネタバレBOX
幸せな子ども時代を描く幕開けに、悲劇的な結末が来るんだろうなぁ…という予感。
役者として男性は登場しないけれど、描かれるのは男性との関わりが軸になってます。
ナオちゃんが関わる男性は、みんなやさしい。
そしてその男性たちとはみな別れてしまう。
憧れの兄、高校時代の恋人マエダくん、今の夫。
憧れの兄の自殺未遂、そして家からの離別に
自分の言動が大きく関わっていると傷つく、小6のナオちゃん。
思春期の時代を穏やかに生き延びることは難しいことだなぁ、と。
ナオちゃんを演じる役者は固定していなくて
複数の役者がさまざまにナオちゃんを演じる。
ナオちゃんはいろんな人格性格をもっていること、
いろんな女性の中にナオちゃんがいることを示しているのかな。
どこかで見落としたのか…、
父親は幼少の頃しか出てきていない。
物語の中には出てくるが、演じられる存在ではない。
去っては行くけれども、どこかで生きている、ときどき電話でその存在を知る兄。
兄がこの場には不在であるけれど、どこかには、いる。
〈死なせてしまったかもしれない〉という、
不在を招いた、中途半端な状態から
〈殺してしまった〉という確定的な状態に移ったことを
結末は示していたのかなぁ。
テキストででももう一度見てみたい、と思った作品でした。
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2012/01/12 17:54
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