日本の問題 公演情報 日本の問題」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 38件中
  • 両方
    観劇です。

  • 満足度★★★★

    B班観劇
    ミナモザの演目は一見「日本の問題」と何の関係もないと思われるようで、実はかなり深いものだということをじわじわと感じ始めたころには、張り詰めた緊張感とともに一番魅入って観てました。 

    そして「ろりえ」は短編でも「ろりえ」らしかった! もしかすると本編以上に「ろりえ」節が展開していた!? そんな演目なのに松下結衣子さんや杏実えいかさんといった美女ぞろいのキャスティングで、後々振り返ると貴重な公演だったかもと思わせてくれそう。

    8団体中、日本の問題に、日本の政治に唯一意見を提示したアロッタファジャイナの演目、『日本の終わり』。 

    日本の優秀な人材は関東圏に集まっているが、それを有効に使えていないという事実。 それを解消することにより日本の政治へテコ入れをできるのではないかという演目の想いは、実現可否はともかく客席へ伝わったのではないかと思います。

  • 満足度★★★★

    A班観劇
    「日本の問題って何?」って急に聞かれると、多過ぎて意外と答えられないかもと思った。 それほど演目で取り上げてる問題は多岐にわたる。 

    政治・経済、コミュニティー、はたまた倫理観まで日本は問題だらけということを見せつけられた。 

    演劇単体としては、A班では特にMrs.fictionsさん面白かった! 
    3人芝居の演出と今村圭佑さんの演技が笑いを誘ってました。 

    DULL COLORED POP はとにかくアグレッシブ! ここ数年の内閣縮図の描写、揶揄の仕方が見事! また役者さんの力量がもろに試される・見られる演目だと思う。

  • 満足度★★★

    B→Aの順で
    B→Aの順で観劇しました。
    どの劇団も全く違った内容に仕上がってたのはよかったですが、期待以上ではなかったかな。

  • 満足度★★★★

    観ました
    「日本の問題」に各劇団がどう取り組むのか興味があり観に行きました。もっとハードな内容になるのかと思いきや、それぞれの切り口で興味を持って観ることができました。ただし、最終日のアフタートークはせっかく全劇団の演出が揃ったのだから、ゲストを呼ばずに各劇団のクロストークにしても良かったのではと思いました。各劇団の思いが聞きたかったです。

  • 満足度★★★

    8団体それぞれの切り口
    共通のお題で8団体それぞれの問題提起・提案を見せてもらいました。比較できたのも収穫。装置が良かった!

    ネタバレBOX

    演出はDULL-COLORED POP、提案はアロッタファジャイナ、笑いはMrs.Fictions、ドラマは風琴工房。かな。ミナモザの2人芝居は美しい作品でした。
  • 満足度★★★★

    意義ある公演
    個人的には、有意義な時間を過ごせた!
    楽日に観劇。
    「日本の問題」をテーマに8劇団による芝居が展開された。

    ネタバレBOX

    あくまで個人的な感想です。

    <感想>
    私の中では、MVPはアロッタファジャイナであった。
    作品の中で「日本の問題」が明確に語られており、観劇初心者にも分かり易い作風であった。
    主張が正しいかどうかではなく、芝居として楽しめた。
    他の作品も良いものはあったが、テーマから少しずれていたり、分かる人には分かるといった作風な気がした。

    <次回公演>
    もしあるならば、テーマはもう少し絞った方が良いと思う。
    たとえば、「日本の問題」政治編、社会福祉編等。
    「日本の問題」とは思えない作品もあったし、ある程度テーマを絞った方が
    観劇する側も分かり易い。
    また、今回のような各劇団の持ち時間が少ない場合、観客に設定を理解させる時間は短い方が良い。設定を説明する件だけで時間を要してしまっては勿体ないと思う。

    <アフタートークについて>
    私の観劇した回は、関西の著名な方が来ていた。
    あくまで個人的な感想ではあるが、ゲストは不要な気がした。
    なんだかゲストのコメントがまるで正解のような雰囲気となった気がして、「これってどうなの?」って思ってしまった。
    あのような方式をとるなら、観客に投票させる等した方が、各劇団にとっても公平感があるような気がした。
    もしゲストにコメントを求めるなら、投票結果発表後にコメントしてもらった方が楽しいかな。
    それか、ゲストはいない状況で、もっと各劇団の主宰同志で激論してもらった方が楽しいような気が(笑)。
  • 満足度★★★★

    8劇団連続
    同じテーマ、同じ舞台セットで各劇団の個性が出て面白かった。
    ストレートな主張があったり、シニカルな笑いだったり。
    自分の好みはAチームはDULL-COLORED POP。
    Bチームはミナモザ。

  • 201112021400
    201112021400@ザ・ポケット

  • 満足度★★★★★

    無題212
    どれも面白かった。ヘンな意味じゃなくて、中学生あたりがみてどんな感想をもつのか、なんて思いながらみていました。何十億ものひと、それ以上の「生きとし生けるもの」、答だってさまざまなんだろうし、劇場に回答をもらいに行っているわけでもない。

  • 満足度★★★★★

    何故演劇で「日本の問題」を?
    という疑問も多少ありはしましたが、「このタイトルを聞いただけで誰もが日本の問題について少しでも考えるきっかけになる。それって素敵なことなんじゃない?」くらいの軽い気持ちで観に行きました。
    結果、純粋に「演劇」として高揚感を以って楽しめました。同じテーマで、同じセットで。8団体が全く違うアプローチで臨んできて、団体によって作品のクオリティに差はありましたが総じて満足です。4時間という上演時間が苦にならないほど楽しかったー!

    ネタバレBOX

    今回一番の収穫は、DULL-COLORED POP。
    最初はあまりの騒がしさに「え?」と思ったのですが、次第に18人の役者さん達が、その大人数にも関わらず驚くほど「統制された喧騒」を演じていることに気付いて、その演技能力の高さ、それを演出できる演出家の力に戦慄を覚えました。その光景は、まるでモーリス・ベジャール振付のバレエの「ボレロ」のようで。それはそれは美しく(いや、表現しているもの自体は美しくはないのですが)、人間の持つ力の可能性を感じさせてくれました。初めて見た谷さんの役者としての姿も◎でした。(素かも?)

    そして前評判を聞いて一番楽しみにしてたMrs.fictions。
    今村さんが「サヨナラサイキックオーケストラ」とは全くの別人で目を疑いました。3人の役者さんの掛け合いがおかしくておかしくて。面白かったー。

    そしてそして、もう大のお気に入りの、ろりえ。
    ここに於いてもまさかのバカっぷり(注:褒めてます)。ああもう、大好き。笑いすぎて死にそう。演出家と、多分その父親以上の年齢であるあのじじい(注:前回本公演の役名です)とが、嬉々として稽古してる場面を想像するとなんだかそれだけでも笑えます。重い演目が多い中、ある意味清涼剤(?)のようにも思えました。

    アロッタファジャイナは、物語としては非常にシンプルなのですが、作演が伝えたいことを役者さんが実感として身に着けていてそれを演技に乗せて確りと伝えられる、という役者力に引き付けられました。政治経済について分かりやすく説明し具体的に改善策を提案するというストレートな手法は一番ダイレクトにテーマを伝えてくれて好感度大。

    ミナモザとJACROWはずっしりと重い空気感を感じさせてくれましたが、ある意味「想定内」の出来の良さで、意外性はありませんでしたがその分安心して観ることが出来ました。しかしどちらも人間一人一人の「尊厳」を「問題」として提起していて、ちょっと似た印象だったかも。JACROWの女子高生可愛かったなぁ。
  • 満足度★★★★

    おなかいっぱい
    まあまあ楽しめたが、「日本の問題」を8本観ると疲れる。

    アフタートークはゲストが必要だったのか。せっかく作演が8人そろったのに、発言に遠慮(萎縮?)がみえたような気がした。

    ネタバレBOX

    経済とH「金魚の行方」‥男が3.11の数日前にスリップする話。女もスリップしてきた2020年?何があるのか。
    Mrs.fictions「天使なんかじゃないもんで」‥津波後の廃ボーリングセンターでの話。シスター(山口オン)が笑えもするがやはり現代的な寂しさに溢れる。明日があるようなラストは好き。
    ダルカラ「ボレロ、あるいは明るい未来のためのエチュード」‥マスコミ批判か、国民批判か、政治批判か、そのすべてなのかわからなかったけど、批判の「次」を観てみたかった。面白い提示方法。
    風琴工房「博物学の終焉」‥未来のエリート学校での博物学の話。分類が人類の活力みたいなくだりは納得した。ATでもいってたけど、通常の公演のほうがより「日本の問題」していると思った。
    ミナモザ「指」‥津波被害のあったところで、窃盗にいそしむ男女が同級生だったと思われる女の指から指輪を盗る話。日本の問題というより人間の問題かなと思った。
    アロッタファジャイナ「日本の終わり」‥女子高生が総理に代わって演説する話。国を300に分けることが国を良くすることにつながるという演説は理解できなかった。鎖国も込みの話?。
    ろりえ「枯葉によせて(仮)」‥エロSFか。老人と派手な色の女は、放射線の影響ということか。
    JACROW「甘えない蟻」‥被災住宅に住む男が自殺した後の家族・親族の話。面白かった。スクリーンセイバーの遺書とか、変なとこに気の利く自殺者だな。
  • 満足度★★★

    さすがに
    8だんたいもあると差が激しいようで・・・。
    3勝4敗1分けかな。

  • 満足度★★★★

    B班
    今の日本の現状を、それぞれが描いていて面白かったです。
    トークショーも楽しめました。
    ただ全体に、3.11の出来事が大きいのかなぁ〜と.....
    個人的にはアロッタファジャイナ『日本の終わり』が好みでした。

  • 満足度★★

    ・・・
    Aを拝見しましたが、個人的には正直あまり楽しめずに終わってしまいました。アフタートークも出演していた方で、招いたという特別感はなく、手抜き(?)のように感じてしまいました(表現が悪かったらスミマセン・・)。皆さんのコメントを見ると、Bの方が評価が良いようなので、少し残念な気もしました。

  • 満足度★★★★

    B班観ました
    短編オムニバスだけど、劇団のテイストの違いがよく出ていて、どれもハズレなしに楽しめました。ホントに好企画。A班も観たかった。

  • 満足度★★★★★

    Aチーム観劇
    わかりやすく、面白く、深い。見て、いま、こんな世界に生きているんだと新鮮な感動を覚える二時間。そもそも「日本の問題」という企画が良い。1劇団20分弱で「日本の問題」という大きなテーマについて作品を作る無謀さは勿論ある。でも公演のチラシ見た段階から、各劇団の8様の想いが伝わって来て、その無謀さを超えた世界が見れるのではと信じて観劇。結果、想像以上の演出、言葉の力、役者の魅力。こういう世界の見方もあるんだとAチーム4劇団とも息つくヒマ無く感動しました。20分だと、時間的な制約から1アイディアで突き進むしかないけれど、とても刺激的。アフタートークも含めて充実した空間を満喫できました。

    ネタバレBOX

    アフタートークは当たりハズレがあるんでしょうか?僕の見た回は「永井愛さん」だったので、断然当たりでした。もっともっと話聞きたかったなぁ。

    作品の感想の合間に、「3.11」や大阪市長選に触れながら、我々にとって身近な政治との関わりについて、また情報統制の怖さについてお話されてました。「情勢を皮肉った喜劇のつもりの作品が、時間が経つにつれて喜劇でなくなる」というご自身の話が印象的でした。
  • 満足度★★★

    Aチーム観覧
    谷賢一さんと詩森ろばさんの作品に興味があったので。元々この日しか時間が合わず。結局Bチームは見られずじまいです。

    チラシに書いてあった、『終演後の「日本の問題」にふさわしいゲストを招いてのトークセッション』とやらは単なる雑談でした。谷さんが必死に盛り上げようとしてその姿勢は好感が持てましたが‥。
    公演内容について興味を惹いたのは「天使なんかじゃないもんで」「博物学の終焉」の2作。「金魚〜」「ボレロ〜」はなんかやかましかった、という印象。

    ネタバレBOX

    「金魚の行方」
    新聞や雑誌に掲載された、みんなの声を寄せ集め、これが現在の世相なんですよー、とまとめてみましたって感じ。未来から来た青年やナガレは何が言いたかったんや?政治批判?等、考える間もなくモヤッとしたまま終ってしまった。理解出来ない自分が程度が低いのかな‥と不安になり。笑わせるような内容の舞台でもないんだけど、お笑いコンビのネタはほんとに面白くない。お笑い本職のネタとはいかないまでも、もうちょっと洗練された話に出来たと思うんだが。

    「天使なんかじゃないもんで」
    茶髪が見え隠れするシスターかっ、と思いきや、そんな立派な筋書きではなかった。日本人の曖昧な宗教感がよく出てたと思う。気軽に笑えた。最後の余韻が良かった。

    「ボレロ、あるいは明るい未来のためのエチュード」
    出演者18名+谷氏+「金魚/天使」の数名。
    舞台と客席を所狭しと暴れ回り、もとい動き回り、各々替わる首相の所信表明を述べる。随時注目発言の揚げ足取りに近いニュースコメントやらが入ったりする。日本語の言葉の伝わり辛さ、報道をきちんと伝え、それをちゃんと聞いているかが試されているような作品。ただ、前の席に座っているとジャッジのゴングや台詞がやかましい!耳痛くなるわ!

    「博物学の終焉」
    希望と絶望を両天秤にかけたような作品、言葉で伝えるでなく態度で示し。風琴工房作品のダイジェスト版というか、導入部分というかそんな印象。前三作に対しポエム作品のような後味。
  • 満足度★★★★★

    舞台でなければできないことがある
    仕事としてのすべての表現が、仕事の枠の中で規制された息苦しい世界で、唯一、演劇だけがそこにいる観客に向かって、自由な言葉をぶつけているということもできるでしょう。

    好き嫌いいろいろあります。でも「おかしいじゃないか」「なんかできるんじゃないか」という内面の声を、外に振り絞ること。言葉だけでなく、全身で。混迷する世界での演劇の可能性を見せてくれたイベントでした。

    舞台でなければできないことがある。それをすることで舞台の外も変わっていく。元気をもらいました。

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