満足度★★★★
B班観劇
ミナモザの演目は一見「日本の問題」と何の関係もないと思われるようで、実はかなり深いものだということをじわじわと感じ始めたころには、張り詰めた緊張感とともに一番魅入って観てました。
そして「ろりえ」は短編でも「ろりえ」らしかった! もしかすると本編以上に「ろりえ」節が展開していた!? そんな演目なのに松下結衣子さんや杏実えいかさんといった美女ぞろいのキャスティングで、後々振り返ると貴重な公演だったかもと思わせてくれそう。
8団体中、日本の問題に、日本の政治に唯一意見を提示したアロッタファジャイナの演目、『日本の終わり』。
日本の優秀な人材は関東圏に集まっているが、それを有効に使えていないという事実。 それを解消することにより日本の政治へテコ入れをできるのではないかという演目の想いは、実現可否はともかく客席へ伝わったのではないかと思います。
満足度★★★★
A班観劇
「日本の問題って何?」って急に聞かれると、多過ぎて意外と答えられないかもと思った。 それほど演目で取り上げてる問題は多岐にわたる。
政治・経済、コミュニティー、はたまた倫理観まで日本は問題だらけということを見せつけられた。
演劇単体としては、A班では特にMrs.fictionsさん面白かった!
3人芝居の演出と今村圭佑さんの演技が笑いを誘ってました。
DULL COLORED POP はとにかくアグレッシブ! ここ数年の内閣縮図の描写、揶揄の仕方が見事! また役者さんの力量がもろに試される・見られる演目だと思う。
満足度★★★★
観ました
「日本の問題」に各劇団がどう取り組むのか興味があり観に行きました。もっとハードな内容になるのかと思いきや、それぞれの切り口で興味を持って観ることができました。ただし、最終日のアフタートークはせっかく全劇団の演出が揃ったのだから、ゲストを呼ばずに各劇団のクロストークにしても良かったのではと思いました。各劇団の思いが聞きたかったです。
満足度★★★★
8劇団連続
同じテーマ、同じ舞台セットで各劇団の個性が出て面白かった。
ストレートな主張があったり、シニカルな笑いだったり。
自分の好みはAチームはDULL-COLORED POP。
Bチームはミナモザ。
満足度★★★★★
無題212
どれも面白かった。ヘンな意味じゃなくて、中学生あたりがみてどんな感想をもつのか、なんて思いながらみていました。何十億ものひと、それ以上の「生きとし生けるもの」、答だってさまざまなんだろうし、劇場に回答をもらいに行っているわけでもない。
満足度★★★★★
何故演劇で「日本の問題」を?
という疑問も多少ありはしましたが、「このタイトルを聞いただけで誰もが日本の問題について少しでも考えるきっかけになる。それって素敵なことなんじゃない?」くらいの軽い気持ちで観に行きました。
結果、純粋に「演劇」として高揚感を以って楽しめました。同じテーマで、同じセットで。8団体が全く違うアプローチで臨んできて、団体によって作品のクオリティに差はありましたが総じて満足です。4時間という上演時間が苦にならないほど楽しかったー!
満足度★★★★
おなかいっぱい
まあまあ楽しめたが、「日本の問題」を8本観ると疲れる。
アフタートークはゲストが必要だったのか。せっかく作演が8人そろったのに、発言に遠慮(萎縮?)がみえたような気がした。
満足度★★★★
B班
今の日本の現状を、それぞれが描いていて面白かったです。
トークショーも楽しめました。
ただ全体に、3.11の出来事が大きいのかなぁ〜と.....
個人的にはアロッタファジャイナ『日本の終わり』が好みでした。
満足度★★
・・・
Aを拝見しましたが、個人的には正直あまり楽しめずに終わってしまいました。アフタートークも出演していた方で、招いたという特別感はなく、手抜き(?)のように感じてしまいました(表現が悪かったらスミマセン・・)。皆さんのコメントを見ると、Bの方が評価が良いようなので、少し残念な気もしました。
満足度★★★★★
Aチーム観劇
わかりやすく、面白く、深い。見て、いま、こんな世界に生きているんだと新鮮な感動を覚える二時間。そもそも「日本の問題」という企画が良い。1劇団20分弱で「日本の問題」という大きなテーマについて作品を作る無謀さは勿論ある。でも公演のチラシ見た段階から、各劇団の8様の想いが伝わって来て、その無謀さを超えた世界が見れるのではと信じて観劇。結果、想像以上の演出、言葉の力、役者の魅力。こういう世界の見方もあるんだとAチーム4劇団とも息つくヒマ無く感動しました。20分だと、時間的な制約から1アイディアで突き進むしかないけれど、とても刺激的。アフタートークも含めて充実した空間を満喫できました。
満足度★★★
Aチーム観覧
谷賢一さんと詩森ろばさんの作品に興味があったので。元々この日しか時間が合わず。結局Bチームは見られずじまいです。
チラシに書いてあった、『終演後の「日本の問題」にふさわしいゲストを招いてのトークセッション』とやらは単なる雑談でした。谷さんが必死に盛り上げようとしてその姿勢は好感が持てましたが‥。
公演内容について興味を惹いたのは「天使なんかじゃないもんで」「博物学の終焉」の2作。「金魚〜」「ボレロ〜」はなんかやかましかった、という印象。
満足度★★★★★
舞台でなければできないことがある
仕事としてのすべての表現が、仕事の枠の中で規制された息苦しい世界で、唯一、演劇だけがそこにいる観客に向かって、自由な言葉をぶつけているということもできるでしょう。
好き嫌いいろいろあります。でも「おかしいじゃないか」「なんかできるんじゃないか」という内面の声を、外に振り絞ること。言葉だけでなく、全身で。混迷する世界での演劇の可能性を見せてくれたイベントでした。
舞台でなければできないことがある。それをすることで舞台の外も変わっていく。元気をもらいました。