ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち 公演情報 ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    ヘレンとサリバン
    95年から何度も観てきたが、今回役者が一新され、演出もよりアニーとサリバン二人(特にサリバン)に焦点が当てられた。渋谷愛、熱演でした。アニー・サリバンは普通の若き教員なんだと言うことがよくわかった。更によい作品になった。

  • 満足度★★★★★

    なんとも素晴らしい
    ヘレン・ケラーの話だと、やっぱりアニー。今回のアニーはかなりヤンキーが入っていて、実に小気味良い。芝居自体もシンプルながらとても丁寧につくられていて、惹きこまれます。観れてよかった。

  • 満足度★★★★★

    響いた
    視覚・聴覚・言語に障がいを抱えた少女ヘレン・ケラーと若き家庭教師アニー・サリバンの「奇跡の人」はあまりにも有名だが、この舞台も後年までも語り継がれるに相応しい芝居だった。セットはシンプルながらもテーブルや椅子の小道具を場面に応じて運び込んだりする様子は小劇団ならではの微笑ましい展開だと思う。また主役の二人が濃厚に丁寧に演じられ、喜怒哀楽の人間くさい演技にただただ感動した舞台だった。本当に観てよかったと思う。

  • 指文字
    東中野には縁があって、この劇場ができたことは知っていたものの、当時、芝居をみるということがなかった私にはただの建物でした。また、北口にあるBOX東中野が(今はお気に入り)ポレポレ東中野になったのは少し後のこと。さて、ちょうどよい時間に到着。しばらく待ってみるが、声がかからないので、もう受付しているのか聞くと、そうだということで…。えーと、ちょっとここで。普通、受付開始時間になったらお客さんに、受付はお済みでしょうか、とか聞かないかな?受付周辺には何人もいたが関係者の方?開場まで時間があるので少し歩いてみる。まわりに何もないことは知っているので、ただ歩く。「めんハウス」は昔のまま。時間になり外階段を上がる

    ネタバレBOX

    思っていた以上に高さがありました。舞台正面に机、下手に井戸、奥には2階への階段。舞台前にお二人、足元をライトで照らしてお客さまの案内、これは親切。でも、なんだか声が出ていない、接客の基本は声を出すことじゃないかな〜。開演時間が過ぎたら状況を説明したり、水がかかることがありますくらいのことは言えるのでは?別の芝居で血糊がかかったことがありましたが、そのままでした。そんなもんなのかな。水除けの練習をしたり、演出上タバコの煙がかかるという説明をする芝居もあるのに。
    んーと、基本的に、お二人がメインのお芝居のようでしたが、手の先、足の先まで、体全体を使った演技に目をみはりました。手を伸ばせば必ず届くのだよ、と言っているようです。

    お二人に☆×5、スタッフに▲2 = ☆☆☆
  • 満足度★★★★

    渋谷愛の熱演が光る
    ヘレンケラーというと、私の世代には映画「奇跡の人」でのアン・ヴァンクロフトとパティ・デュークの名演技が目に焼き付いている。
    小学生のころ、クラスの子を集め、吉祥寺の三和銀行(当時)の中庭の噴水の前で「奇跡の人」ごっこと称して「ウォーター」の場面を繰り返し再現して演じさせてたら、行員にお小言をくらったことがあるくらい、夢中になった作品だ。パティ・デュークは当時、日本では大変な人気があり、私も大好きになり、来日時のフィーバーはいまも鮮明に憶えている。

    近年の大劇場の「奇跡の人」は映画の想い出や往年の有馬稲子さんの名演を自分が大事にしすぎて、あえて観ないようにしてきた。
    だから、今回のKAZE版には違うものを期待し、楽しみにしていた。

    サリバン役の渋谷愛は、いつもより声が低く地声を生かし熱演していて、新しい一面をかいまみせてくれた。
    小さくまとまらず、大胆に演じ、若手ホープとしての才能を存分に発揮したと思う。

    2時間弱にまとめ、なかなか楽しめる佳作だった。

    ネタバレBOX

    今回、ヘレンはWキャストで、私の観た回は稲葉礼恵だった。もう一人、3月に星の王子さまを演じた白根有子はボーイッシュな感じの人なので、少女役も似合いそうで、彼女のヘレンも観てみたいと思う。
    稲葉は顔が大きく、少女というより中年女性のような雰囲気で、この役に限っては、演技の質とともに私の好みではなかった。

    ヘレンには年の離れた異母兄がいるので、父親役は年齢が上の俳優でもかまわないと思うが、母親役は保角淳子では歳をとりすぎていて、子供を産んだばかりの母親には見えないのが気になった。昔の新劇とは違い、昨今は実年齢と近い俳優が演じることが定着しているので、配役に一考がほしかった。

    家政婦のビニー(清水菜穂子)の温かな母性が印象に残った。

    <演出面で気になったこと>

    異母兄ジェイムズ(中村滋)は、ちょっとひねくれた感じで登場するが、中盤は明るくさわやかな青年という感じでヘレンにも理解を示し、観ていてそのギャップに少し戸惑う。

    また、アニーのスカートがめくれ上がり、太ももを露わにする場面が多すぎると思った。自ら恩師のアナグノス(緒方一則)の前で、スカートをたくし上げて挑発する場面は理解に苦しむ。最近、「奇跡の人」の舞台でもそういう演出があるのだろうか。サリバンにはストイックなイメージがあるのでお転婆娘とはいえ、違和感があった。

    ほかのかたからも指摘があったが、アニーと弟ジェミーの心の中の問答場面のセリフをあえて棒読みさせているが、演出の意図がよくわからなかった。
    感情を込めたほうが、姉弟愛が伝わったと思うが。

    舞台美術では、ポンプを下手前方に持ってきて「ウォーター」の場面に躍動感が出た。ただ、下手最前列の私のところにはちょうど水しぶきが飛んできて、かなり服に掛かった。
    こういう演出の場合、開演前に傍の客にはスタッフからひとこと断りがあってもよかったと思う。
    前回の公演でも書いたがこの劇団は上演本位で、観客への配慮に欠けるところがある。常連客ばかりでなく、初見の客も来るのである。

    音楽は明るく懐かしいカントリー・ウエスタン調。クレジットが小室等となっていたが、フォーク・シンガーで作曲家の小室等と同一人物なのだろうか?

    カーテン・コールが大劇場並みに何度もあったのがKAZEでは初体験だったので驚いた。
  • 満足度★★★★★

    ピュアな名作
    過剰に演出せず、奇を衒わず、贅肉を落としさっぱりした仕上がりで素材のもつ感動を活かしきっている。子供・老人・初心者等もOKのかなり幅広い客層向け。各地で巡回公演されるので、最寄で公演があるなら鑑賞をお勧め。

  • 満足度★★★★★

    ひびき合いましたよ!
    二人が意思を伝え合うことができた感動、こちらまで響いてきました!!

    ネタバレBOX

    しつけられて無表情になったヘレンが水がほしくても伝えられず、再び感情を爆発させたものの、ポットに手を突っ込んでこれだーって身体で表現した食卓シーンから、サリバン先生に連れられてポンプ場へ行き、汲み出された水を浴びることで物と名前が1対1であることを初めて実感し、更に父母や兄、召使いを名前で再認識するとともに、指文字でteacherを表現することによって言葉は意思を伝える手段であることを知ったラストシーンまで、怒涛のごとく描かれていて感動しました!!二人の響き合う気持ちがこちらまで伝わってきました。

    身体を張った演技、素晴らしかったです!!

    KAZE版『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』は指文字を最初から教え込んでいたので最後に意思表示ができたのに対して、私の記憶違いでなければ、2009年の鈴木杏・高畑充希主演の『奇跡の人』では指文字を使って物と名前が1対1であることを知ったというところまでだったような気がして、KAZE版の方が優れているように思いました。

    ただ、作家さんとの交流によって書き下ろされたとあったので、特別なエピソードでも描かれているのかなと思いましたが、内容的には『奇跡の人』とスタートからエンドまでほとんど同じでした。もっともKAZE版は1995年が初演ですから、2009年『奇跡の人』がほとんど同じだったということです。

    満を持しての再演、役者も一新したとの話でしたが、なぜかヘレンの父母は年配者でした。役者層は厚いはずです(よね?!)。中堅どころを抜擢すればいいのにと思ってしまいました。失礼ながら、あれではおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんです。

    もう一つ、平板なしゃべり方が気になりました。風にしては珍しいなと思いました。
  • 満足度★★★★★

    拍手鳴り止まず
    シンプルで美しい舞台装置と素晴らしい音楽で熱演が盛り上がりました。何よりもヘレンとサリバン先生の魂の交流一点に集中・集約していく演出が素晴らしい。余計なものをふるい落とし、削ぎ取って、最終的にこういう形になったんだろうなぁと、よく練られた脚本と演出に感心しました。特にヘレンが物には名前があることを理解し、次々と物の名前を指文字で綴るシーンは圧巻。
    たたみ掛けるように、狂喜しながら教えるサリバン先生の演技は素晴らしかったです。
    劇が終わって俳優さん達の挨拶のとき、「え、これだけしかいなかったの?」と少人数でマネージされた劇であった事にびっくり。それほど奥深さと厚みを感じさせる劇でした。わりとあっさり俳優さん達は引き上げたけど、観客はもっともっと、拍手していたかったと思いますよ!

  • 満足度★★★★★

    感動の嵐
    舞台セットがシンプルで美しい。実際にポンプから水が出るセットは素敵だ。
    今回のヘレン・ケラーは、若き家庭教師アニー・サリバンとヘレンの二人が出会い2週間の共同生活を送る前後の1ヶ月ほどの期間を題材にして描いた物語だ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    今回の舞台はその演出の見事さに圧倒された。アニーがヘレンに指文字を教える場面や、ヘレンが空に向かって手を掲げ、まるで地球を支えてるかのような動作は役者・白根有子の目がほんとうに見えないのじゃないかと感じ、その演技力と演出に感動した。役者らの動き、仕草、呻きはいちいち見応えがあり体当たりの演技を観ていると実に清清しい。

    今回のアニーは見事なほどのおてんばで活発な家庭教師だったが、ヘレンと七転八倒するその風景は微笑ましく感じ、努力と愛情の原点を観たような舞台だった。

    幸福な人生とは・・をつくづく考えさせられ終盤は感極まって号泣してしまったが、同じように観客席では啜り泣きが聞こえキャストらの演技の白熱さを物語っていた。

    惜しむらくは孤児院に残してきた弟の死の声として回想シーンがあるがその声があまりにも棒読みで残念だった。アニーも時々棒読みになる場面があったが、結果的にこれだけ感動させられたら文句のつけようもない。

    幕後、拍手は鳴り止まず「ブラボーーー!!」の声も響いていた。まさに観客と舞台が響きあっていた瞬間だった。素晴らしい!

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