満足度★★★★★
ヘレンとサリバン
95年から何度も観てきたが、今回役者が一新され、演出もよりアニーとサリバン二人(特にサリバン)に焦点が当てられた。渋谷愛、熱演でした。アニー・サリバンは普通の若き教員なんだと言うことがよくわかった。更によい作品になった。
満足度★★★★★
なんとも素晴らしい
ヘレン・ケラーの話だと、やっぱりアニー。今回のアニーはかなりヤンキーが入っていて、実に小気味良い。芝居自体もシンプルながらとても丁寧につくられていて、惹きこまれます。観れてよかった。
満足度★★★★★
響いた
視覚・聴覚・言語に障がいを抱えた少女ヘレン・ケラーと若き家庭教師アニー・サリバンの「奇跡の人」はあまりにも有名だが、この舞台も後年までも語り継がれるに相応しい芝居だった。セットはシンプルながらもテーブルや椅子の小道具を場面に応じて運び込んだりする様子は小劇団ならではの微笑ましい展開だと思う。また主役の二人が濃厚に丁寧に演じられ、喜怒哀楽の人間くさい演技にただただ感動した舞台だった。本当に観てよかったと思う。
指文字
東中野には縁があって、この劇場ができたことは知っていたものの、当時、芝居をみるということがなかった私にはただの建物でした。また、北口にあるBOX東中野が(今はお気に入り)ポレポレ東中野になったのは少し後のこと。さて、ちょうどよい時間に到着。しばらく待ってみるが、声がかからないので、もう受付しているのか聞くと、そうだということで…。えーと、ちょっとここで。普通、受付開始時間になったらお客さんに、受付はお済みでしょうか、とか聞かないかな?受付周辺には何人もいたが関係者の方?開場まで時間があるので少し歩いてみる。まわりに何もないことは知っているので、ただ歩く。「めんハウス」は昔のまま。時間になり外階段を上がる
満足度★★★★
渋谷愛の熱演が光る
ヘレンケラーというと、私の世代には映画「奇跡の人」でのアン・ヴァンクロフトとパティ・デュークの名演技が目に焼き付いている。
小学生のころ、クラスの子を集め、吉祥寺の三和銀行(当時)の中庭の噴水の前で「奇跡の人」ごっこと称して「ウォーター」の場面を繰り返し再現して演じさせてたら、行員にお小言をくらったことがあるくらい、夢中になった作品だ。パティ・デュークは当時、日本では大変な人気があり、私も大好きになり、来日時のフィーバーはいまも鮮明に憶えている。
近年の大劇場の「奇跡の人」は映画の想い出や往年の有馬稲子さんの名演を自分が大事にしすぎて、あえて観ないようにしてきた。
だから、今回のKAZE版には違うものを期待し、楽しみにしていた。
サリバン役の渋谷愛は、いつもより声が低く地声を生かし熱演していて、新しい一面をかいまみせてくれた。
小さくまとまらず、大胆に演じ、若手ホープとしての才能を存分に発揮したと思う。
2時間弱にまとめ、なかなか楽しめる佳作だった。
満足度★★★★★
ピュアな名作
過剰に演出せず、奇を衒わず、贅肉を落としさっぱりした仕上がりで素材のもつ感動を活かしきっている。子供・老人・初心者等もOKのかなり幅広い客層向け。各地で巡回公演されるので、最寄で公演があるなら鑑賞をお勧め。
満足度★★★★★
拍手鳴り止まず
シンプルで美しい舞台装置と素晴らしい音楽で熱演が盛り上がりました。何よりもヘレンとサリバン先生の魂の交流一点に集中・集約していく演出が素晴らしい。余計なものをふるい落とし、削ぎ取って、最終的にこういう形になったんだろうなぁと、よく練られた脚本と演出に感心しました。特にヘレンが物には名前があることを理解し、次々と物の名前を指文字で綴るシーンは圧巻。
たたみ掛けるように、狂喜しながら教えるサリバン先生の演技は素晴らしかったです。
劇が終わって俳優さん達の挨拶のとき、「え、これだけしかいなかったの?」と少人数でマネージされた劇であった事にびっくり。それほど奥深さと厚みを感じさせる劇でした。わりとあっさり俳優さん達は引き上げたけど、観客はもっともっと、拍手していたかったと思いますよ!
満足度★★★★★
感動の嵐
舞台セットがシンプルで美しい。実際にポンプから水が出るセットは素敵だ。
今回のヘレン・ケラーは、若き家庭教師アニー・サリバンとヘレンの二人が出会い2週間の共同生活を送る前後の1ヶ月ほどの期間を題材にして描いた物語だ。
以下はネタばれBOXにて。。