満足度★★★★
世界観にはガッツリ
今回のPerformenは今までのPerformenと比べると、ちょっと果てというか頂上というか、目指す目的が伝わりにくかったかな。
(まあ、今までのPerformenが伝わりやすいかはあるがww)
でも、世界観にはガッツリ入り込めました。時間があっという間でした。
満足度★★★★★
壮観なエンターティメント!【A】
<秀作・秀劇団>総勢37名、約2時間20分間略フルスロットル+ノンストップ劇、緊張の舞台裏(惨状?)は、裏方さんを含め想像を絶する状況と推察され、頭が下がります。
本筋は威厳があり・重々しく・淡々と進行し、サイドストーリーの場面では、主に仕込みとスピード感でガンガンと攻め立て、渡辺さんがメインの場面では、間とタメが絶妙で大爆笑と相成りました。劇団関係者さんは、制作会議・稽古・作本編編集等全ての工程で苦行を物ともせず、楽しみながら作り上げ、高い意識で達成感を持たれた上、本番に望まれたものと推測されます。劇場への入場時から終演後のお見送り迄、気配りがなされた極上のエンターテイメントでした。大満足。
<例えて・・>初観ですが、非常にチームワークが良くて欲張りな劇団さんと感じました。例えて言えばお値打ちで豪華な「幕の内弁当屋さん?」“作り手”の板さんは、お客さんに満足して戴く為、あれもこれもと過剰サービス的に惣菜を付けまくり、主食にも拘りがあり、原価割れしても粋に感じながら暖簾を守って(観せ付けて?)いるし、盛り付け班の作業も効率が良くて活気があり、売子さんも元気良く声高らかに、いつも即完売!と、いった具合で、未だ膨れ上がったホッペの中で租借しきれない状態が続いてます。
<キャラ>役者さんでは、こだわりの渡辺さんがダントツの輝きを放ち、新野さん、なしおさん、岩田さん(声も)、志賀さん、が続いて面白く、他には、濃いキャラっぽく見えた澤村さんが目に付きました。笑いの3要素は、良い台本に加え役者さんの①経験(場数:含む稽古)、②キャラクター、③アドリブ対応力、かと個人的に思っておりますが、強烈なインパクトを感じた渡辺さんは存在感、キャラクターも申し分無く、更に稽古好きな為、今後の御活躍を期待します。又、猿田さんの軽快な動き、(前出演作と違った)穏やかな演技も観る事が出来、大変良かったです。
満足度★★★★
質の高さ
A・S両バージョンを観ました。
劇団名は以前から知っていましたが、今回の公演が初見。
こういったシリーズものは、以前の作品を観ていないと理解し難い部分が多く、肝心の軸となっている内容については少し難しく感じたが、それでも合間のコントは非常にわかりやすいものだったので初見でも十分楽しめたと思います。
また、衣装・舞台美術は一見シンプルでありながらも印象に残るもの。
全体を通じて質の高さを感じました。
満足度★★★
観てきました
観てからは少し経ってしまいました。
パーツはパーツはとても精巧。
数珠繋がりにすると視点があやふやに。
それでも浮き上がるキャラクターの存在が物語をひっぱっている。
冒頭、音もなく大勢の人間が立つ姿を見て美しいと思いました。
舞台セットが芝居にあっていて、広がりのあるよい空間でした。
満足度★★★★★
両バージョン制覇!
1日で両バージョンみてきました。
PerformenⅣを見てからハマってずっと見ています。
今回、泣いてしまいました。
立ち向かっていくことができない自分と
立ち向かっていく「彼」の姿に熱いものがこみ上げてきました。
もう一回見たいと思ってしまいました。
DVD買おうかな・・・
満足度★★★★★
鳥肌がたった
毎回チャレンジし続ける…言うのは簡単だが難しい事だと思う。
電夏は毎回、さらにさらに高みへのぼってゆくチャレンジしていると思う。
感動する。
私は何度も電夏を観ているけれど、常に最高の舞台を期待してしまう。ファンだから。
この劇団は、コチラの期待をあざわらうかのように裏切る。もちろん良い意味で。
今回もまた裏切られました。そしてよりファンになりました。
また観に行こう。
来年まで上演が無いのが残念です。
満足度★★★★★
壮大なテーマの完結編・「アルテ編」
前回は地獄編だった。今回はパラダイス、つまり天国編で、「自分達の生きている意味はどこにあるのか?」という疑問から発した自分探しの旅はこれで終焉となる。
思えば小説より内容の濃い舞台芸術だった。神が世界を創世し、その原理に基づいて人間は動かされている。という思想哲学のもと、「本当にそうなのか?自分達の意思はどこにあるのか?」というしごく単純な発想を起点とした物語だと思う。だからあまり小難しく考える必要はないのだが、始まりの舞台2009年から年月を経て今回まで、全ての総括的な舞台だった。時計のゼンマイのようなセットとソレがデザインされた衣装も素敵だ。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★★
シリーズ有終の美
今回のⅥにてシリーズ完結。A、Sの順で観て、どうしてももう一度生で観ておきたくて、Aを観た。
「人は運命に操られあらがおうとする。その運命を切り開くのも自分なんだ」というメッセージが大震災の後だけにズシーンと胸に響き、初日はいろんな想いもこみ上げ、感動で涙が止まらなかった。
小劇場界の演技派を集めた豪華キャストが嬉しい。
「Performen」は決して贔屓目ではなく小劇場史に残る傑作だと思う。
哲学的宗教的古典劇と、哲理を現代的コントで表現した二重構成になっている。
こんな素晴らしいアイディア、ほかのコメデイ劇団ではまねしたくてもまねできないのでは。
これを観ずして小劇場のコメディを語るなかれ、と言うのが私の口癖になっている。
シリーズⅣが私と電夏との出会いで、一種のカルチャーショックで物凄く感動した。
シリアスな古典劇の部分が難解なので、ここでつまずくとあと受け付けないというケースがあるのも事実だが、オペラと同じで、「最初に観て好きだと思ったら、ずっと好きになる」シリースだと思う。
演劇を長く観てきた人には魅力的要素満載で堪えられない芝居だろう。
今回、生まれて初めて、私は何人かの知人に熱心に内容を説明し、観劇を勧めるメールを送った。
それでも観ていただけなかった人、本当に残念です。
電夏にはいくつかのシリーズものがあるが、この最高傑作を生で鑑賞できる機会は今回が最後。
演劇ファンなら観なかったことを必ずや後悔する作品と断言したい。
以前のレビューで「長すぎる」と書いていた方も、今回は気にならなかったようで絶賛しておられる。
このシリーズは多少観るほうの免疫も必要らしい。
この芝居の素晴らしさを語りつくそうとすると夜が明けてしまいます(笑)。
満足度★★★★
(^-^)/面白かったです。
(/--)/難しいテーマのお話はさておき、感心してしまうくらい実に手の込んだコント。迫力の集団劇、ハマりそうな感じです。
満足度★★★
好き嫌いが分かれそう
GWの最終日、 当日券でいってきました。
初見となる「電動夏子安置システム」さん、気になっていたのですが やっと観ることができました。
AとSバージョンがあるのですが、マチネはSバージョン。 5-6本のショートストーリの中に1本メインのシナリオがあるという形式でした。
途中 即興的なコント?ゲーム? みたいなものもあったりで 上演時間2時間20分、大作ですよねぇ・・
立ち上がり、やや難しい設定に戸惑い? お昼あとの睡魔? でなかなか集中できなかった・・・m(_ _)m
中盤からは 笑いも増えてきた内容になり ラストまで集中できました。
吉祥寺シアターの広さと高さを巧くつかっての舞台 という感想です。
Performenシリーズは本公演とは趣きが違うのかなぁ? こんどはかちっとした舞台もぜひ観てみたいという感じです。
いろいろ役者さんも登場しておりましたが、なかなかクオリティの高いキャストも!!
当日パンフと照らし合わせて チェックしてみたいと思います。
またあわなかった
雨の吉祥寺。今回はダメでした。(たぶん)私以外のお客さんは大いに笑って楽しい時間だったのではないかと思います。全員のパフォーマンスの部分は☆5でした。劇場の広さを感じさせないスピードと密度。これだけでもみてよかったと思っています。でもお芝居の地の部分はあわなかったようです(評価できないので満足度は中間の3)。パンフに説明があった世界観等については、SF(たとえばファウンデーションシリーズ、DUNE)やファンタジー(アースシー)だけではなく、蓮華蔵世界のようなものまでさまざま。創ってしまえばなんということはありません。覚えにくいカタカタ名を別にすれば特に違和感などはないのですが新鮮味があるというものではありませんでした。このあたりからお芝居に入っていけずコメディ部分を含めてほとんどの間、なんでだろうなぁ、と考えていました。ラスト、ベートーヴェンの交響曲が流れますが、瞬間的に「時計仕掛けのオレンジ」を思い出してしまいます。雑念をもちながらお芝居をみると損をしますという例でした。
☆
満足度★★★★
元気でました
電動夏子を観るとホント元気が出ます。客目線の一生懸命さがいいです。今回はまさに神聖喜劇でなかなかに小難しいテーマ。登場人物が多く皆同じような衣装のため、冒頭部分は誰が誰なの?と混乱しましたが、合間に差し込まれる笑いが頭をリセットしてくれ最後まで楽しめました。
満足度★★★★
長丁場。
二時間十五分三十秒・・・なかなか長かった。
後ろの老婦人達がああだこうだちょいちょいしゃべり、ついには携帯電話まで鳴らしてしまったのにはびっくりしたが、意外と許せた。
たぶんそれはこの作品がなかなかに難しい内容で、ん?あれ?これってそういうことか?どうなんだ?という箇所が何度もあり、後ろの老婦人達がまさにそれに対して疑問を投げ合っていたからだと思う。
つまりそれくらい難しい内容で、なんとも頭をひねるわけだが、それでも間あいだに入れられている色々な試みがおもしろく、そこがもうなんともツボをツンツンと突くものだから、自分も後ろの老婦人達も何度も何度も声を上げて笑ってしまっていた。
たぶん、観劇していた皆さんそんな感じだったのではないだろうか?パフォーメン?ん?神?なんなの?よくわかんないや・・・けど、あれ?なんか、ここ、あはは、笑える・・・みたいな。
そんな作品だった。