満足度★★★★★
壮大なテーマの完結編・「アルテ編」
前回は地獄編だった。今回はパラダイス、つまり天国編で、「自分達の生きている意味はどこにあるのか?」という疑問から発した自分探しの旅はこれで終焉となる。
思えば小説より内容の濃い舞台芸術だった。神が世界を創世し、その原理に基づいて人間は動かされている。という思想哲学のもと、「本当にそうなのか?自分達の意思はどこにあるのか?」というしごく単純な発想を起点とした物語だと思う。だからあまり小難しく考える必要はないのだが、始まりの舞台2009年から年月を経て今回まで、全ての総括的な舞台だった。時計のゼンマイのようなセットとソレがデザインされた衣装も素敵だ。
以下はネタばれBOXにて。。