【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女 公演情報 【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★

    遺伝には納得(笑)
    ラストの繋がりはなかなかにお見事と感心しながらも、そうか遺伝だからそうなんだと、妙な納得感(笑)
    (観た人なら半分ぐらいは納得してるかもww)
    随所随所に村松色(オチャラケ等)を覗かせるが、物語がしっかりしてるからこそ、それが面白おかしくハマっていました。
    いや~面白かったです。2時間があっという間でした。

  • 満足度★★★★★

    「青髭」&「ジャンヌダルク」の村松的解釈が楽しいムラマツラーのための舞台
    とにかく物語とその展開が面白い。そして、物語に意識的に作られた、ちょっとした「字余り」の部分がさらに面白さを増量する。
    台詞の過剰さも気持ちいい。

    ネタバレBOX

    「橋が段ボールで出来てる」とか、もう、なんだかなーという展開(いや面白いのだよ、これも)とかあるのにもかかわらず、正直、鋼鉄村松の舞台で、こんなにグッとくるとは思わなかった。

    その「なんだかなー」という設定や展開、ストーリー上は特に必要とは思えない青髭が突然叫ぶシーンとか、簡単に言えば、そこが「ツボ」だ。
    たぶん、このあたりが単に鬱陶しい観客にとっては、「何じゃこれ???」と「?」が3つぐらい付くだけの作品になってしまうのかもしれない。
    逆にそれこそがツボである鋼鉄村松ファン、いわゆる「ムラマツラー」にとっては、欠かすことのできない要素なのである。

    とは言え、それだけて押し切られても、しょうがない。物語自体も大切であることは言うまでもない。
    青髭公の物語、ジャンヌダルクの物語等々をウマい具合につなげ、その辻褄の合わせ方とかが面白すぎるのだ。
    青髭公の物語が中心にありつつ、ジャンヌダルクのストーリーであり、話の中心がさらにするりと変わっていく展開が巧み。そして、人間不信=信頼、自己犠牲、因縁等々が絡み合い、物語を深めていく。それが本気でないとしても、だ。
    物語の落とし方もうまい。

    青髭公を演じたムラマツベスさんは、安定した魅力で物語を牽引していく。カトリーヌを演じた柳瀬英里子さん、ジャンヌ役の鬼山亜紀子さんが印象に残る。


    ちなみに、動員数500人を超えたらボス村松さんが長年付き合っている女性(劇団の制作の方)にプロポーズするということで、今回の公演でそれを達成し、終演後舞台でプロポーズした。
    楽しい舞台の上に幸せな瞬間に居合わせることができて観客は拍手喝采だった。

    …客入れのBGMが、「God Save the Queen」でピストルズだったが、アイアンメイデンだとベタだったかな。
  • 満足度★★★★★

    桁違いの面白さ
    なかなか様々な意見が出て賛否両論有りますが、自分は史実どうこうは、この際気にしないでめちゃくちゃ面白かったですねえ。
    前半部分のセットのチープさや戦闘シーンを含めたユルさに、洗練された馬鹿馬鹿しさを感じました。
    そして、後半の純粋だけど捻くれていて、哀しいくらい不器用な青髭とジャンヌの顛末。ジャンヌとカトリーヌの儚くも切ない熱い友情と青髭の一種のダンディズムにも似たラストはは寂しくて切なくて最高でした。
    ハッピーエンドでは無いですが、グッドエンドでした。

    ネタバレBOX

    ボス村松さん、有言実行のプロポーズメチャクチャカッコ良かったです。そしておめでとうございます。
  • 満足度★★★★★

    知人に誘われて
    観ました!なんか純粋に皆様、お芝居が好きなんだなと思いました。主役がしっかりしていたので途切れることなくみることができました。チームワークもよく最近見た芝居の中でもたくさん楽しめました。この劇団さんの新しい挑戦がみたいです。

  • 満足度★★★★

    ただ単純に楽しめて・・・
    ホントただ単純に楽しめて面白かったですよ。時代考証や正史なんて関係ない。観客に楽しんでもらおうって姿勢が好感です。バカバカしさや戦闘シーンのちゃちさなんかも考えてのことでしょう。肩肘張らずに,笑って観ていることが出来ました。劇団鋼鉄村松の本領発揮ですかね。私には十分良かった芝居でした。

  • 満足度★★★

    評価が大きく分かれていたのですが・・・
    この芝居、ユーザーの間でも評価が大きく分かれていたので、
    自分が観てみてどう感じるか、というのが楽しみであった。
    で、観終わった後の正直な感想としては、私はイマイチ派……。
    もうすでに、多くの方がおっしゃっていることながら、
    今回の台本の素材として、青ひげと、ジャンヌ・ダルクの物語がある。
    ただ、比重は後者の方が大きいと思う。

    そして前半部は、ジャンヌの物語を徹底的に卑俗的に
    パロディ化したナンセンスなもので、
    もし、ジャンヌの熱烈なファンだったら、怒ってしまうのではないか、
    と思われるほど。
    まあ前半のすべてを「学芸会」とは私は思わないし、
    面白く感じた部分もあったが、例えば、「戦闘シーン」など、
    幼稚かなあ、とも思ったし、しかもそれが何回か繰り返されるんですよね。
    ここはもうちょっと考えた方が良いかも。
    しかしながら、後半になるにつれて、雰囲気は変わり、
    「ジャンヌ伝説は嘘で塗り固めたもの」でありながらも、
    そこに各人物の悲哀や切なる思いが見られるようになる。

    すでに指摘されていることながら、私も気になったのは、
    この前半部と後半部のつながりである。
    もちろん、前半は笑いを取りながらも後半はシリアスになっていく、
    という作りは良く見られるもので、それを狙うこと自体が悪いわけではない。

    ただ、今回の話では、ジャンヌは聖女ではもちろんなく、
    それどころか、前半でははすっぱなウソツキ女として描かれてしまっている。
    それ自体を私は悪いとは言わないが、ただ、そうなると、
    後半の展開に正直、違和感を抱いてしまったのである。

    パロディ的にやるのなら、むしろ徹底的にナンセンス路線で
    押し進めた方が良い気がするし、多少路線転換するにしても、
    前半のナンセンスさを前提に作っていかないと、
    後半のシリアスな場面が良いと思った人は、「じゃあの前半はなんだったの?」
    と感じてしまうと思う。

    あるいは、後半を生かすのであれば、前半をあまりに卑俗的にするのは避けて、
    下品にならない範囲で笑いを取っていく方が良いように思った。

    そんなわけで、公演自体は期待を持った分少々残念だったのだが、
    以下は演劇自体と全く関係ない話で、終演後挨拶で、
    500人動員達成ということで、ボスから受付嬢(?)に公開プロポーズが
    されてしまい、その返事も○印ということで、おめでたい話がございました。
    そういうわけで(?)、一応3Pにします。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    正史はよく知らんけど、このジャンヌと青髭のミックス実に面白い。前作はちょっと疲れましたが、今回は飽きずに楽しめました。作・演出の違いかな?

  • 満足度★★★

    あまり笑えなかったけれど・・
    物語は時空を超えた、勝手に作っちゃおう歴史的展開で奇想天外な面白みはあった。ただジャンヌものはどうしてもこちらの思い込みが深い分、物語に違和感を感じた。また予算の関係なのか、段ボールで作った城壁はあまりにも安っぽくおもちゃ的ではあった。

    とにもかくにもおめでたい話があり、幸あれ。

  • 満足度★★★★★

    これ好き。
    「俺が彼女を…」も好きだったけど
    これもすげぇ好きだった。

    たいてい2時間過ぎると
    飽きてくるっていうか
    ツラくなってしまうんですが

    ギャグ満載な前半から
    シリアスな後半まで
    展開が良くて全く飽きずに
    駆け抜けさせていただきました。


    ボスさんおめでとうございます(笑)

  • 満足度★★★★★

    面白かった!
    開演直後はイマイチ乗り切れませんでしたが、グイグイ引き込まれました。
    特に脚本が面白い。ジャンヌダルクの解釈がとても面白く説得力のあるものでした。作者はよく勉強していると感じました。
    次の作品も是非観たいです!

  • 満足度★★★★★

    よかった。。。
    とても良かったです。ハマりました!
    笑いがあふれる「コメディ芝居」の時の場内の様子だったけど(ボクも所々笑ったけど)・・・むしろストーリーをじっくりと味わえた芝居だった。

    出オチやチープなコント表現が少なからずあるから、軽いノリで創ったように感じた瞬間があるにはあったんだけど、観劇後は「芯の通った、確固たる”思い”を、遊びの心で脚色した佳作」のように感じたなあ。

    一旦夢中になったら、何でも良く感じるんでしょうか・・・ジャンヌ役の鬼山亜紀子さんの「エイエイオー!」が、一人だけサウスポーだったのですら、すっごくイイじゃん!と感じちゃいました(笑)

    受付で、ささやかに販売していた過去作品のDVD・・・観るのがすっごく楽しみ!

    次回公演のテーマは「将棋」。

    最近は、若年層を中心に囲碁に押されまくりの将棋だけど(ま、ボクも囲碁を去年から習ってはいるんだけど)・・・先週のマイナビ女子オープンの予選一斉対局を見て、「やっぱ将棋、イイわ!」と思った・・・将棋最高。

    将棋を語らせたら、かるく2時間は話しちゃいそうなので・・・とりあえず「将棋の世界は100%おもしろいぞ!!!」とだけ書いときます(笑)

    終演後の舞台挨拶では、ボス村松さんによるサプライズが。

    やっぱ結婚はイイよなあ!おめでとうございます!!

    ボクも、もう一丁いってみようか!

    ネタバレBOX

    ジャンヌ・ダルクについては、薄い知識しか持ち合わせてないので、特に思い入れは無いんだけど・・・『鋼鉄の処女』の中のジャンヌとカトリーヌの生き様には、考えさせられたなあ。

    「嘘をつくということ」「人生をストーリーにするということ」。。。

    そして、2人のヒロインの周囲の人たちの生き様も魅力的だった。

    「愛とは」「血族の情とは」「守るべきものとは」etc.。。。

    ボクは、なんか疲れちゃったときは「自分の物語」の過去未来に思いをはせることがあるんだけど・・・カトリーヌのような「物語への強い信念」は無いにせよ、人生をたのしく生きる一つの術にはなってるんだよねぇ・・・。

    いつもはカバンに入れてるだけのiPodを取り出して、帰りの電車で、熊木杏里の『私をたどる物語』を聴いちまった・・・ヤバいね。

    それはさておき・・・最初はチープに感じた戦闘シーンも、2人のヒロインの生き様に夢中になってからは、とてもイイと感じた!勝敗の行方に、ちょっとばかりドキドキしちゃったもんなあ(笑)

    とっても楽しめて、でも、じっくりと味わえた、とても良い芝居でした!

    最後に・・・パンフに「次回出演作」が記されていないのは寂しいよ。。。

    でも、しばらく追うぜ!笑
  • 満足度★★★★★

    無題61
    直前にみたお芝居がダメだったので引きずるかと思ったらとても面白かったです。久しぶりに笑ったような気がします。ジャンヌ・ダルクに関しては本を読んだことがありますが内容は忘れてしまいました。それより同時期に読んだ「魔女裁判」のほうが記憶に残っています。本公演の評価、二分されていますが、そういうものなんでしょう。公演後、舞台上で行われた「サプライズ」もほほえましく(お幸せに)、おかげさまでよい1日になりました。出演者のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    「鋼鉄の処女」をYahoo!で検索するとトップには拷問具、次に「Iron Maiden」がでてきます。もちろんIron Maidenの1stアルバムタイトルでもあります。文字通り鋼鉄のようなハードなお芝居を想像していましたが、椅子から滑り落ちそうなギャグの連発に笑いました。後半ちょっぴり切ないシーンが続きましたがいいさじ加減でしたし、チープな小道具にくすぐられました。
  • 満足度★★★★★

    最高のエンターテイメント。
    結局エンターテイメントってなんなんだろうって思った。

    それって、高尚で難しいなにかをしたり、全てのセリフを間違えずに言い切ったり、どこかのなにかを完全に模倣し切ったりすることなのだろうか?

    いや、たぶん違うと思う。本当のエンターテイメントって、そこに不安定な何かがあったり、不完全であったりもしても、いや逆にそうであればこそ応援したくなり、その頑張る姿に感動し、涙する。さらには笑いをもらい、時間を忘れる。そういうものだと思う。ダメな子ほど可愛いし、ダメなのび太くんだからこそついつい応援したくなるようなものかもしれない。

    だって完璧なものなんてつまらないじゃん。

    だからってわけじゃないけど、鋼鉄村松はいつだって最高のエンターテイメントを見せてくれるし、いつだって応援したくなる劇団だ。

    DVD買った。

    ネタバレBOX

    それにしても・・・

    ムラマツベスは最高にかっこよくて目が離せないし、ボス村松にはセリフを噛んだ後の動揺具合にいつもハラハラさせられるし、サラリーマン村松のぎこちない動きには潤滑剤を与えたくなるし、村松かずおには昔通った塾の先生に似てるせいでどうしようもない懐かしさを感じるしで・・・

    もうなんとも愛して止まない。

    そして今回の芝居、ジャンヌとカトリーヌの友情物語も手伝い、最高に泣けた。そしてその他で最高に笑えた。そんな最高のエンターテイメントだった。

    ずっと追っかけていたい劇団だ。


    にしてもこの人達、普段いったいどんな生活してるんだろう?物凄く気になる。
  • 満足度★★

    個人的には・・
    多分、好きか嫌いかで分かれる劇だと思いました。
    個人的には、あまり好きではありませんでした。
    たまに笑える所もありましたが・・。
    でも、青髭役の役者さんが、とっても上手で素晴らしい役者さんだなぁと素直に感動しました。

  • 満足度★★★★

    うん、面白かった!
    個人的には、とても面白かった!
    観劇が終ったとき、私はこの作品の作者と役者陣に拍手を送りたいと思った。2500円の公演料金でこのレベルは、なかなか凄いと思った(特に脚本)
    役者さんでは、あと青髭公を演じた役者さんが印象的であった。
    美術は手作りのところもあり安っぽかったけど、値段からしてしょうがないだろう。コメディーでカバーしてたので、気にはならなかったけど。
    それにしても、1つの芝居を観劇しても、好みにより色々な意見は出るものだと、他の方のレビューをみて思った。
    ただ皆さんの意見も分かるところもあるなあ(笑)
    あとはネタばれで。

    ネタバレBOX

    ジャンヌ・ダルクと青髭公を絡めた物語だった。
    ジャンヌ・ダルクは神の申し子ではなく、ただの嘘つき。
    寂しがりやで周りの皆から注目されたくて、嘘をついていた。
    彼女には孤児の親友カトリーヌがいて、親友は読書が大好きな少女だった。
    ジャンヌ・ダルクは神の申し子だと嘘をつき、フランス軍へ。
    それから急激にフランス軍は強くなった。ジャンヌ・ダルクが連戦連勝する作戦は、親友カトリーヌがたてていた。
    それは読書好きの発想で、勝つためには手段を選ばない方法だった。
    しかし調子にのったジャンヌ・ダルクは単独行動をとり、イギリス軍に捕らわれ、やがて魔女裁判へ。
    しかし彼女は神の申し子ではなく嘘をついていたことを認めたため、釈放させそうになったが、イギリス軍の強い反対により釈放されず。
    親友カトリーヌは青髭公とジャンヌ・ダルク救出へ向かう。
    牢獄でジャンヌダルクとカトリーヌは再会、カトリーヌは自分たちで作った
    ジャンヌダルクの神話を完成させるため、ジャンヌダルクと入れ替わった。そして身代わりとなり処刑された。
    一方、ジャンヌダルクは脱出の途中、青髭公と口論となり殺された。
    と思われたが、その後救出され、やがて結婚。子供を育てあげていた。
    その子供は、青髭公の奥さんであったという物語(いいところを飛ばした感があるが・・・)。
    コメディータッチで描いていたが、後半はかなりシリアスになり、個人的には魅せられた。
  • 満足度★★

    微妙な所
    ジャンヌ・ダルクと青髭公の伝説を絡めて紡がれた物語。
    観に行く前、どんな劇団か知らなかったものでがっつり古典を想像してしまったのが間違い。

    キメる所はちゃんとキメてるが、ほぼ全体的に、コメディ。
    想像と現実のギャップに戸惑ったのは私の個人的な話。

    だが、どうにも違和感。
    作品全体にB級映画的良さをとても感じる。
    役者も力を尽くしている。

    ように思える。

    のだが、どこかひっかかるのは、
    「ひょっとしたらB級を狙ってるのかしら」
    という考え。
    狙ってるのだとしたら、作りが、演技が、粗い。
    「学芸会みたいだった」と感想書いてる方がいたが、
    それも一理ある。

    全力の芝居だったらとても好感が持てる。
    あのラインを狙って作っているなら、作りこみが足りない。

    ただ、そこの所がどうにも読めない。
    読めないし、演技についても、
    観始めは距離感やコミュニケーションが半ば崩壊しかかっている所も多い台詞のやりとりにげんなりしてくるんだが、
    芝居が進むにつれ、慣れてくると、
    「面白いんじゃないか」
    と思ってしまう。
    だから、なんだか不思議な感覚。
    しまいにはちょっと感動して涙ぐんじゃったりもしちゃう自分がいる。

    ジャンヌ・ダルクの物語だから、ってのも一つにはある。
    芝居を観る傍ら、脳内ではリュック・ベッソン監督の『ジャンヌ・ダルク』が再生されていた。
    涙ぐんだのも、ひょっとしたらこれが原因かもしれない。
    芝居に涙をそそられたのか、
    はたまた単なる思い出し泣きなのか。

    だから、非常に、不思議な気持ち。
    なんとも言えない。

    以下はネタばれとなります。

    ネタバレBOX

    ただ言えるのは、本が面白かった。

    ジャンヌ・ダルクと青髭公の絡み。
    そして、ジャンヌの人物設定と、それを支えるもう一人の存在。
    これは純粋に面白い。

    そして演出の発想。
    戦いの場面をまるごとゲーム感覚で料理する、ってのはなかなか面白い。
    基調としてスクウェアの名作『ファイナルファンタジー タクティクス』の音源を使っていたのも雰囲気に合ってよい。
    そして、ゲームを思い出してまた、感慨深い思いになる。
    あれ?やっぱり思い出し泣きか…?
    話がそれたが、合戦シーン。
    アイデアは良かったが、もっと面白い見せ方があるような気もする。

    そして気になったのはやはり台詞の距離感。
    良く通る声、といえば聞こえはいいが、
    もっと違う音で聞きたかった台詞がいくつもある。
    距離感出さないように、という演出方向だったにしてもそうでなかったにしても、
    まだ芝居を練る余地は十二分にあるように思えた。


    ただ、色々疑問点があるのだが、
    最終的に、
    感動していた自分がいたのは確かである。
  • 満足度★★

    学芸会を観ているよう
    たぶんきっとコメディ。しかしコメディとして観たなら弱すぎる。ストーリー重視とするなら演技力がイマイチ。年間の観劇数が多い分、しかも案外、いい芝居を観る機会に恵まれている分、どっちつかずな芝居には辛口になってしまうのでご容赦を。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ジャンヌダルクの物語を半ば忠実に表現していたものの、青髭を登場させた事で、コミカルにせざるを得なかったのだろうか。序盤から衣装、キャストらのコミカルな動きを観て、やれやれ・・(^^;)状態。

    舞台をチェス版に見立てると、その上でちょこまかと動くキャラクターはまるでチェスのよう。チェスには当然のごとくキングやクイーンが存在し、傭兵も居てるのだから、チェスゲームにはもってこいの物語だ。

    この劇団は数年前にも一度観ているが、きっとこういったコメディ的な演出で突っ走るのだろうな、と思う。何故って過去の作品と描写が全く変わってないからだ。当然のことながら好き嫌いの好みは分かれると思うが、ワタクシは途中で退出したかった位、だらけた。

    それでも、そこそこ笑える箇所はあって、それだけが望みだった。

  • 満足度★★★★★

    スケールの大きなエンターテイメント作品
    鋼鉄村松初期作品の大幅改訂版だそうだ。ジャンヌダルクと青髭公を下敷きに繰り広げられる壮大な歴史ロマンエンターテインメント。

    スケールが大きく、作演出のバブル松村の物語創作能力の高さを感じる。客席は満席。初日から完成度は高く、見応えがあった。

    ムラマツベス、村松かずお、ボス村松など個性的で魅力的な私好みの役者が揃っている。不思議な魅力にしびれた。

  • 満足度★★★★

    進化するベテラン劇団
    初日から満席!何年も劇団鋼鉄村松さんを観てきたモノとしてはビックリするような光景が広がってました。芝居もとても面白く、バブルムラマツさんの物語を紡ぎ方と共に、集客力含め劇団としてスゴク進化しているタイミングなのかなと思いました。結成15年以上経っているハズなのにここで進化…凄いですでも鋼鉄村松さんはもうチョット小さめな小屋の方が、前半のそのB級グルメのような美味しさがさらに活きると思うので、次回はもうチョット小さめの劇場で長めにやってもらいたいです。カトリーヌ役の柳瀬英理子さんがとても素晴らしかった。

  • 満足度★★★★

    面白かった~
    ジャンヌ・ダルクの伝記を青髭の童話と絡めて大胆にアレンジしたとあったが、本当に大胆!前半かなり笑い、ちょっとシリアスな後半では、鋼鉄の仮面の下の真実を、村松家の人々、劇団のきちんとした演技力で、魅せてもらえ、満足で~す♪

    ネタバレBOX

    アレンジ加減が、面白かった。
    でも面白いだけでなく、表に見えることだけでなく、客観性や、見えにくい深層心理の描写も、魅力でした。

    残酷で冷静な青髭公爵(ムラマツベスさん)が、妻を娶り、彼女に自分の武勇伝を聞かせるなかでの、ジャンヌ・ダルク伝と、青髭公の残酷な仮面の下の、悲しみ寂しさが、浮き彫りになっていった。

    勇敢でフランスを動かしたと思われるジャンヌの仮面の下の真実は、嘘つきと言うかちょっと大風呂敷な少女で、実は弱虫で、影に真の指示者の友人がいたり、と設定も面白かった。

    ジャンヌを神の使いと信じて動くフランス兵士達と戦うイギリス軍。これが面白い!カリスマ性って、信じる者には凄い威力がありながら、傍目から見たら、滑稽の極みだったりする面白さを、バカバカしくも、力量のある役者さんが真面目にやるので、面白い。
    この面白さを引っ張っていく、バタール(ボス村松)の味が良いのだが、けっして出過ぎない、飛ばしすぎない加減が、流石でした。メッツ(村松かずおさん)の味も、良かった。
    青髭公、残酷で冷静なでありながら、弱さ繊細さ寂しさ、見事でした。
    村松家の人々が魅せてくれるだけに、女性陣に、もう一踏ん張り欲しいと、思ってしまいました。

    衣装も工夫していて、雰囲気出ていたし、戦闘服の鎧の立体感が良かった。お馬さんの顔も可愛く、お気に入りです。

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