【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女 公演情報 劇団鋼鉄村松「【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    面白かった~
    ジャンヌ・ダルクの伝記を青髭の童話と絡めて大胆にアレンジしたとあったが、本当に大胆!前半かなり笑い、ちょっとシリアスな後半では、鋼鉄の仮面の下の真実を、村松家の人々、劇団のきちんとした演技力で、魅せてもらえ、満足で~す♪

    ネタバレBOX

    アレンジ加減が、面白かった。
    でも面白いだけでなく、表に見えることだけでなく、客観性や、見えにくい深層心理の描写も、魅力でした。

    残酷で冷静な青髭公爵(ムラマツベスさん)が、妻を娶り、彼女に自分の武勇伝を聞かせるなかでの、ジャンヌ・ダルク伝と、青髭公の残酷な仮面の下の、悲しみ寂しさが、浮き彫りになっていった。

    勇敢でフランスを動かしたと思われるジャンヌの仮面の下の真実は、嘘つきと言うかちょっと大風呂敷な少女で、実は弱虫で、影に真の指示者の友人がいたり、と設定も面白かった。

    ジャンヌを神の使いと信じて動くフランス兵士達と戦うイギリス軍。これが面白い!カリスマ性って、信じる者には凄い威力がありながら、傍目から見たら、滑稽の極みだったりする面白さを、バカバカしくも、力量のある役者さんが真面目にやるので、面白い。
    この面白さを引っ張っていく、バタール(ボス村松)の味が良いのだが、けっして出過ぎない、飛ばしすぎない加減が、流石でした。メッツ(村松かずおさん)の味も、良かった。
    青髭公、残酷で冷静なでありながら、弱さ繊細さ寂しさ、見事でした。
    村松家の人々が魅せてくれるだけに、女性陣に、もう一踏ん張り欲しいと、思ってしまいました。

    衣装も工夫していて、雰囲気出ていたし、戦闘服の鎧の立体感が良かった。お馬さんの顔も可愛く、お気に入りです。

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    2011/07/23 03:50

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