満足度★★★
観劇
狙いなのだろうが、新劇っぽい演技手法がちょっと好みではなかった。どうしようもないことで、これを言っちゃーおしめぇーよ、ということなのだが、コテコテの日本人で横文字の名前の役に説得力を持たせるのは、やはり難しい事なのだなと改めて思った。
最後の決闘のシーンは好きです。
不器用に生きてきた者同士の悲哀が滲み出ていた。
満足度★★★
期待値の方がちょっと大きかったかな…
バブルムラマツさんの作品は、個人的には「ハズレがない」という印象です。基本的に、面白い。自分の中でもはや「面白いのが当り前」で、面白いレベルを超えた“超”面白いレベルを勝手ながら期待してしまいます。前作『スーパーホーク1号の着陸』の時は“超”面白かったのですが、今回は普通に面白かった、という感想でした。面白かった事には変わりないのにやや消化不良という、妙な気分に。
物語としては大変良く出来ていたと思いました。ただ、以前は男と男が戦うシーンなどでは舞台装置までもを破壊するような芝居をしていた鋼鉄村松さんにしては、チョット決闘とかが大人しかったかな~という印象も。
良い言い方をすれば「質が上がった」とかそういう事なのかもわかりませんが、あの「大人がバカな事をする姿」、そのチープさ?個人的にはどうしても期待してしまいます。
満足度★★★★★
センスあふれる物語
まずタイトルがとてもしゃれている。「僕が彼女を好きなことを神にすら気づかせない」このタイトルだけでストイックな男の物語だとわかる。しかし、このストイックな男、ストイックではあるがちょっととぼけた奴で、実は彼が彼女を好きなことはみんな知っているという逆説的設定がとても面白かった。
19世紀を舞台にしながら、様式めいたところはほとんどなく、違和感なく観ることが出来た。不思議な巡り合わせで愛する女性と敵同士になるという設定がとても魅力的。
役者は皆達者だが、中でもギュスターブを演じたムラマツベスと、ヒルダを演じた藤本かな子が特に魅力的だった。
満足度★★★★★
面白かったです
初見でしたので、正直劇団名、役者名でイロモノ系なのか多少不安がありましたが、良い意味で裏切られました。物語の本筋だけでなく、歴史的背景もきちんとしていますし、笑いの要素を随所に盛り込んでいるバランスは見事で、期待以上の面白さでした。駆け抜ける展開は爽快で、自分は長いとは感じませんでした。また、声量もあるパワフルな役者さんたちも素晴らしかったです。訝しんだお詫びと素晴らしいものを観せてもらったお礼を言いたいです。
満足度★★★
少し長いか
初日だったからか、中盤以降、台詞噛んだり台詞が出て来なかったりしたのが少し気になった。
また、長いとはあまり感じなかったが、やはり2時間越え(基本上演時間は2時間10分程度か)は少し長いか。
でも、面白かった。
満足度★★★★
「えーっと」
役者さんの名前が一風変わっているのでどのようなお芝居になるのかなと思っていましたが、しっかりした筋立てで構成され、とても面白いお芝居になっていました。
しかし…、もありました。
満足度★★★
ナンセンスとデカダンスが同居。
十九世紀のフランスみたいな国の、
終末観的なデカダンさえ漂うひとびとの群像。
西洋の古典戯曲と現代劇を強引に同時上演しているようなミスマッチさに
目を見張りました。
どちらかといえば奇抜な雰囲気を醸し出す登場人物が多いのですが、
秩序の保たれた会話で展開していくので、安心して楽しめました。
ただ、上演時間が2時間10分(途中休憩なし)なのは、
少し長いような気がします・・・。