にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫ 公演情報 にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    保護者会を参観(笑)
    下すべき判決のない「十二人の…」な感覚。
    レンタルオフィスに懐かしい机と椅子を持ち込み、学校らしい掲示物を貼って作った空間での上演はさながら保護者会の参観(笑)の如し。
    そんな中での討論、時折各親子の関係などが見え隠れしてリアル。
    また、劇中では使われないものも含め、机の中のアイテムも凝っていて、そんなところも楽しい。

  • 満足度★★★★

    淡々と進むリアリティー
    淡々と進むのですがまったく退屈することなく、話にのめり込んでいきました。また、舞台設定も見事でまさにその場所いるかのような感覚に囚われました。

    特筆すべきは、役者さんが皆さん本当に実在していそうな人を自然な演技で、普通に演じていることです。演じることが一番難しいと思われる普通の人を普通に演じることをやってのけているのは凄いです。

    本公演も是非観てみたいと思いました。

  • 満足度★★

    明るい
    とにかく客席が明るく進行するのが斬新斬新。
    とまどいながら見てたら、どんどん世界に入り込んでいました。教師達の会話がリアリティでよかった。演劇公演って役者さんとお客さんがいればどこでも成立するんですね。

  • 満足度★★★★

    すんなりと観ることはできる
    会場の場所以外は特に目新しい感覚はなく、中身も使い古された保護(会)者像だなあとぼんやりと拝見。
    伏線が張られるべくして張られ、落ち着くべく所に落ち着く。そういう意味ではウィルメイドな安心感があるのだが、後半への展開までの前半のダダのこねあいの割合が大きすぎて、バランスが悪かったように思った。ごにょごにょと長いわりに後半に活きるのは「なかなか決まらなかった」という事実と少々強引な伏線ぐらいで、個々のダダこねもうすらぼんやりしてパッとしなかった印象。
    あとあの会場の規模であの声量は鼓膜の振動的な意味で耳が少々痛し。空間の日常感とミスマッチングに見えた。声張らなくても全然届くのになあ。

  • 満足度★★★★

    何も起こらずに何かが起きる
    客席も明るいままで
    椅子もいくつか小学校のが使われていたり
    壁には時間割や掲示板、当番表に習字。
    ホントに保護者会に参加しているような雰囲気。

    出来事も何かが起きるわけではなく
    保護者と先生の会話の中で
    事件は起きていく。

    しかし展開が上手くて
    全然退屈ではなく十分楽しめました。

    ネタバレBOX

    冒頭部分で園田母が
    息子・純也がサツマイモが嫌いだという話をするんだけれども

    壁に掛かっている「いも」の習字が
    「そのだじゅんや」が書いているものだけ「ツナ」になっていた。
    習字で書くのがイヤなくらい芋が嫌いなのか(笑)
  • 満足度★★★★

    そうだったかなあ・・・
    体験した保護者会はもっと建前的だったかな、と懐かしい感じがした。先生はほんと低学年向きの雰囲気でしたね。演技というより難しい普通っぽさが出てました。銀座のど真ん中で保護者会に出るなんて思ってもみませんでした。お茶のサービスや大学芋も準備されて結構アットホームな雰囲気でした。

  • 満足度★★★★

    まるで保護者会に出席したような
    感覚になる観客席の設置の仕方。笑
    しかも会場も観客も明るい現場での観劇なので気恥ずかしいというか落ち着かない。笑


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    会場に入ると先に座っている観客の視線が一気に自分に注がれてるような錯覚に陥るほどに楕円に観客席が設けられて、その中央に演者らが座る小学校の椅子と机が配置されている。

    これ以上、目だってなるものか!とばかりにそそくさと近い座席に座っても照明は明るく一向に暗くならず。太陽の下にでもいるような明るさの中で観客まるごと保護者会に出席したような案配だから、いつものように暗くなってから、ふんずりかえって座るわけにもいかず、おのずと身を硬くして座ってしまう。笑

    さてはて、保護者会は始ったものの、保護者らも子供たちとなんら変わりなく自己中な主張の連続。一方で運動会の催しである障害物競走の参加を保護者に募ると逃げてばかりで中々決まらず。なんだかこうなったら子供の方が始末がいいな・・。などと思いながらも、終盤で「親の頑張る姿は子供を支える。」という担任の言葉に動かされた保護者らは自ら障害物競争に参加したい意思を表すのだった。

    保護者会での話し合いの中で虐めや各家族の教育の様子なども浮き彫りにされ子供と親の係わり合いも描写される。我侭な保護者に教師が翻弄されながらも子供を扱うように上手くまとめる手法など、面白い。極めつけはプリントを配るタイミングで教師が「先にプリントを配ってしまうと、そちらに気が取られて話し合いにならなくなる。」と言ってのけたセリフはまるで子供に対するセリフではないか。笑

    大真面目な議題でのブラックユーモアが爆裂した舞台。笑
    キャストらの演技は相変わらず秀逸で文句なしだった。終盤にホロリとさせる展開もこれまた絶妙!
  • 満足度★★★★

    大学芋
    銀座のレンタルスペースであるビル内1室での公演,客電を落とさず,明るい室内で観劇するのもちょっと新鮮。ストーリー的にはほのぼのあったかで,落ちつくところに落ちつくといった予定調和的なもの。でも,飽きがこなかったのはやっぱ演技力だろうな。モンスターペアレンツとまではいかないまでも我儘で自己中な保護者たち。観客でありながらムカつくことも・・・期待以上(失礼!)ないい芝居を見せてもらいました。

  • 満足度★★★★

    ほのぼの、あったか!
    遅刻すると立ってなさい!立ち見になりますよ!

    ネタバレBOX

    フラットなフロアの中央に学校の机と椅子が長方形に置いてあり、保護者会は始まりました。ぐるっと取り囲むように客席が配置されていました。

    背中側の人も、保護者会の途中の休憩時間には反対側に座ったりして顔が見えるように配慮されていました。

    運動会の障害レースに出たくない人たちの態度、理解できるだけに可笑しく、最後にみんなが分かり合えたことに心が洗われる思いでした。
  • 満足度★★★

    クロカミの別な一面が魅力
    銀座でのクロカミの番外公演も3回目。舞台装置や売店など、アットホームな手作り感が温かい。
    毎回、出演していない劇団員が調理したフード販売が名物企画で、今回は作品にちなみ、久米靖馬による「給食風大学芋」。
    毎回、購入してきたが、今回の大学芋もあっさり味でオススメです。
    番外では外部作家の脚本を野坂実が演出し、ユーモラスな要素はあるが、本公演のコメディーとは違う面を見せている。
    今回はフライングステージの関根信一の書き下ろし。
    なお、休日のオフィスということで、セキュリティを心配する書き込みもあったようだが、会議用のレンタル・スペースであって、企業のオフィスを休日に借りているわけではないので、ご心配なく。

    ネタバレBOX

    2年1組の保護者懇談会が舞台。担任教師・榎本(ワダ タワー)と算数教師・二階堂(加藤裕)と8人の保護者たちが話し合ううち、それぞれの家庭環境や親子関係が浮き彫りになっていく。
    遅刻してきた平山(小濱晋)が、偶然二階堂の高校時代の同級生であることがわかり、平山に対して旧知なだけにタメグチで二階堂が怒る場面が可笑しい。加藤は劇団員の中ではただ一人番外初参加で、硬派で生真面目な教師役が似合い、温厚な榎本との対比がよく出ていた。ワダと加藤のコンビの演技が観られるのも今回の楽しみのひとつだった。
    疑問を感じたのは平山がキャバクラ勤務で、休憩時間に店の名刺を親たちに配って宣伝する場面。女性なのでキャバクラには行くはずもない教育熱心な母親たちがそれほど嫌な顔もせずに名刺を受け取るのに違和感があった。また、「酒を飲むのは仕事」と言っていたが、キャバクラなら男性従業員まで酒を飲む必要はないのでは?平山がゲイバーのホステスかホストという設定なら、男女の別なく名刺を渡したり、「酒を飲むのが仕事」というのもわかる。今回、関根はフライングステージの芝居とはまったく違うものを書きたかったのだとは思うが、「水商売」の描写については意識し過ぎたのか、逆に不自然さを感じた。
    障害物競走で保護者の参加者を前もって決めようという教師側の提案から事態が変化していく。フライヤーにあった「パン食い競争」の話は出てこなかったが、無難な方向で事態が収束し、親たちが童心にかえるラストシーンがさわやかだった。
    番外公演は、毎回、客演者も適役がそろい、クロカミが爆笑だけを狙う劇団でないことを証明してくれている。今後も続けてほしい企画だ。
    先日、高橋いさをの「正太くんの青空」を観たとき、クロカミの番外公演にも適した作品だと思ったが、今回、小学校の保護者会ものだったので、改めて「正太くんの青空」のことを思い出した。
    奇しくもこのところ、謀略めいた殺伐とした作品の観劇が続いたので、こういうほのぼのとした作品に出会うとホッとする。


  • 満足度★★★★

    身につまされます
    雰囲気十分の会場で、実際に保護者会に参加しているような感覚でした。先生も、保護者も、もちろん子供もいろいろ大変で、なかなかうまくいかないのが現実ですが、前向きなラストでよかったです。観れてよかった。

  • 満足度★★★★

    なかなかリアル
    1年2組の保護者会に参加した父兄が繰り広げる話。

    会場は周りに観客を置いて中央で芝居が始まるスタイル。芝居が始まっても照明はそのままで、リアルな感じの保護者会が開催される。
    役者さんのキャラは、自己中心の人や、なるべく行事に関割らないように逃げている人などさもありなんの様子でコミカルに描かれていた。
    担任役、算数の先生役も、うまく小学生低学年を受け持っている役をうまく演じていた。

    銀座の真ん中でこのような芝居に参加していることが、なんか不思議な気がした。ああ面白かった。

  • 満足度★★★★

    大人げないのが大人
    会場の使い方がなかなかで、臨場感抜群。
    キャラもはっきりしていて、わかりやすい。

    ネタバレBOX

    もう、なんと言うか、保護者会である。
    その場に参加してしまった感じ。

    演じる場所を囲むように観客は座り、照明は普通の会議室のままなので、まるで保護者会に観客全員が参加しているようだった。
    照明が明るいので、観客も緊張しながらの観劇で、いつ担任の先生に指されないかびくびくしたりして(笑)。つい、役者の後ろに見えてしまう観客の様子にも目がいってしまう。

    せっかくそういう状況なのだから、例えば、途中でプリントを配るのだけど、それを観客にも配るなのどの、観客とのスリリングな関係があったりしても面白かったのではないかと思ったりもした。

    そして、簡素ながら教室への作り込みが面白く、特に黒板のセンスはなかなかだ。

    ややステレオタイプ感があるものの、キャラクターははっきりしており、役者は演じやすかったかもしれない。

    今回は、女優さんたち(青木花さん、川本亜貴代さん、森南波さん、薬師寺尚子さん)が、どの方もよかったと思う。中でも園田を演じた川本亜貴代さんの普通さと、後半の感情が溢れる感じが印象に残った。
    また、二階堂先生のしっかり者の様子と、榎本先生の、どことなくある頼りなさの源泉が彼の家庭事情と結びついていくという見せ方がとてもいいと思った(合点がいく感じ)。

    ただ、番外公演なのだが、コメディを上演する劇団であるというを活かして、観客の緊張を解くような、ふっとした「笑い」がもっとほしかったと思う。
    と言うか、前半は爆笑の連続でもよかったのではないかとも思うのだ。それによって後半がもっと締まって見えたのではないだろうか。

    ストーリーは、予定調和的で、こうなるだろうなという方向に収束するのだが、それでも、そうなることに違和感はなく、とてもいい気持ちになれた。
    また、ラストで、子どもの陰にいた親たちが、本人に戻るというあたりは、うまいなと思った。

    この舞台に関して言えば、ここの場所はよい設定だと思うのだが、今、都内では公立学校の廃校で、教室を一般に貸し出しているところもあると思うので、そういう場所を使えばさらによかったのではないだろうか(にすがも創造舎など)。
  • 満足度★★★★★

    楽しい保護者会
    銀座で小学校の保護者会。小道具も結構凝っている。「いも」の習字の中に「ツナ」とあったり、時間割、日本地図、清掃当番表など。ストーリーも笑いあり、さいごはほろりとさせるところもあり、楽しめました。給食の白衣を着て大学芋販売もあり、おいしく楽しい舞台でした

  • 満足度★★★★

    具象セット
    貸しオフィスやダーツバー、レストランなど、様々な場所で演劇をされる方々は居りますが、今回の「にねんいちくみ保護者会」は
    想像以上にセットを作り込んでいました。
    そこにまず感心。

    以下、ネタばれへ。

    ネタバレBOX

    ワダさんが担任教師役(飛び道具でなく)が新鮮でした。
    キャストさんによっては「小2の親としては若すぎるんじゃ?」
    と思えた方も居ました。
    でも後半では殆ど子供さんが想像出来たので、うん、満足。
    子供が出て来ないのに想像力に委ねる、てパターンはあんまり成功例がないので…。

    いつもドタバタ劇のクロカミショウネンで、ヒューマンドラマが観れて良かったです。
  • 満足度★★★

    銀座の真ん中で
    保護者会に集まる親たちの会話劇で、貸しオフィスの一室を小学校の教室に見立てた公演でした。
    壁に貼られた時間割や習字が教室の感じを醸し出し、演技スペースを客席が取り囲む様な客席配置だったので、保護者会に同席している様な気分でした。

    大きな事件が起こる物語ではないのですが、子供との接し方に悩む親や先生たちを描いた興味深い内容でした。初日だったこともあり所々台詞を噛んでいたのも、この舞台設定においては逆にリアリティが出て良い結果になっていた気がします。さらっとカーテンコールに繋がる終わり方も爽やかで素敵でした。

    内容としては良かったのですが、会場の音響を考えると全体的にもう少し抑え気味な発声の方がリラックスして観ることができると思いました。

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