にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫ 公演情報 クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)「にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    まるで保護者会に出席したような
    感覚になる観客席の設置の仕方。笑
    しかも会場も観客も明るい現場での観劇なので気恥ずかしいというか落ち着かない。笑


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    会場に入ると先に座っている観客の視線が一気に自分に注がれてるような錯覚に陥るほどに楕円に観客席が設けられて、その中央に演者らが座る小学校の椅子と机が配置されている。

    これ以上、目だってなるものか!とばかりにそそくさと近い座席に座っても照明は明るく一向に暗くならず。太陽の下にでもいるような明るさの中で観客まるごと保護者会に出席したような案配だから、いつものように暗くなってから、ふんずりかえって座るわけにもいかず、おのずと身を硬くして座ってしまう。笑

    さてはて、保護者会は始ったものの、保護者らも子供たちとなんら変わりなく自己中な主張の連続。一方で運動会の催しである障害物競走の参加を保護者に募ると逃げてばかりで中々決まらず。なんだかこうなったら子供の方が始末がいいな・・。などと思いながらも、終盤で「親の頑張る姿は子供を支える。」という担任の言葉に動かされた保護者らは自ら障害物競争に参加したい意思を表すのだった。

    保護者会での話し合いの中で虐めや各家族の教育の様子なども浮き彫りにされ子供と親の係わり合いも描写される。我侭な保護者に教師が翻弄されながらも子供を扱うように上手くまとめる手法など、面白い。極めつけはプリントを配るタイミングで教師が「先にプリントを配ってしまうと、そちらに気が取られて話し合いにならなくなる。」と言ってのけたセリフはまるで子供に対するセリフではないか。笑

    大真面目な議題でのブラックユーモアが爆裂した舞台。笑
    キャストらの演技は相変わらず秀逸で文句なしだった。終盤にホロリとさせる展開もこれまた絶妙!

    0

    2010/09/19 22:07

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大