コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ 公演情報 コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★★

    壮大な人間ドラマ
    3部作を一気に鑑賞。19世紀ロシアの知識人を主人公にした壮大な人間ドラマ。休憩を含めて10時間を超えるが、本当に引き込まれました。当時のロシア社会やゲルツェン・バクーニンなどの人物に対する若干の予備知識はあった方がよいが、それがなくても十分に楽しめる芝居であった。チェーホフの芝居を彷彿とさせる舞台世界から世界が大きく広がる。蜷川の今年の芝居の中でも最高の作品だった。

  • 満足度★★★★★

    9時間の大作!渋谷で今ロシア思想家の芝居を打つ意味。
    蜷川さん、今度は9時間に及ぶ大作です!
    通し券で三部作を一気に観ました。
    12時開演、終わったら22時20分、こんなの初めてですが、
    こういうイベント性が高いのも楽しいですね。

    舞台は、囲み舞台。
    開演前のお客さん入れの時間から、舞台上には
    出演俳優さんが稽古着姿で並び、
    長めの会議テーブルを囲んで談笑…。
    本読みでも始まりそうな稽古場風光景。
    ほんの目前に、大物さんたちが大挙して並ぶ様は圧巻です。

    しかし、開演と同時に、
    舞台の周りを瞬く間に紗のかかった半透明のカーテンが覆い、
    現代の街の雑踏の音が大きくなり、出演者はカーテンの中で
    衣装をつけ、道具も設置されて、次の瞬間、舞台上は
    一気に1833年のロシアに飛ぶ。
    この展開、この演出にまず驚かされました。さすがです。
    蜷川さんはよく、この渋谷で若者たちのいるど真ん中で
    芝居をする意味を話されてるので、現代と歴史を結ぶ
    演出を常に考えられているのだと思います。
    そして、渋谷で今、ロシアの思想家たちの長時間に及ぶ
    芝居を打つという意味を考えさせられます。

    メインの話は、阿部さん演じる思想家と勝村さんの革命家
    を中心に集まるロシアの現代・未来を憂う人々。
    名門貴族の家族、革命家、詩人、哲学者、評論家たちが
    海外へと転々とし祖国を案じながらも、それぞれの人生を
    生きるまさしく大河ドラマのよう。
    特に阿部さんのパワーは圧巻です。
    しかし、私としては、文芸評論家ベリンスキーを演じた
    池内博之さんの貧しく不器用ながらも、必死に自分の考え
    を説き生き抜く姿が素晴らしかった!
    また1部、家族、兄弟姉妹もその思想に影響されながら、
    時にはかわいらしく夢見て、時には必死に生きる姿も心に残ります。

    彼らの人生の様々な逸話やその年月の流れは、
    まさに長編でしか味わえない。
    何度も休憩があり席に戻ると同じ世界に浸れる、
    何度も舞台上の世界に帰ってくるような感覚。
    俳優と観客が、足掛け10時間以上も劇場内で同じ時間を
    共有する楽しさを十二分に堪能しました。

  • みっかれんぞく。
    1はさらっと終わった感じ。2部はなかなか面白く、3は期待してたほどは盛り上がらなかった。全体を通し、刺激的なシーン、素敵な演出ももちろんあったのだけど、観よう観ようとしないと関係性も台詞も頭に入ってこず。話自体はとても面白いのに、なかなか疲れる舞台だった。

  • 満足度★★★★

    ふっ
    3部通して観ました。

    兎にも角にも、肉体的にも精神的にも疲れたぁ~


    中2階だったため、ステージを見ようとすると、斜め左を見ることになり
    結果的に首が非常に疲れることになりました・・・

    まぁ、これは運(?)の問題なので仕方ないとして、

    舞台がセンターに設置してある位置関係上、
    奥側(通常舞台になっているところ)に向けて
    役者が喋ったりすると、正直聞こえづらい。
    そのため余計に集中力を使うことになる・・・


    演劇自体として、事前に(1か月前でも)プレビューじゃなく
    短縮版のものをやってあると
    客側に予防処置ができて、より理解しやすい状況を作れたのではないでしょうか?

    いきなり、ロシア革命前夜の時代、人間を予備知識なく展開されると
    ついていくのに精一杯で、劇そのものを楽しめる余裕がなくなっちゃうんじゃないか?


    それにしても、周りで結構寝てる人、いましたね。。

  • 満足度★★★★★

    3部通しで-贅沢なフルコースディナー
    9時間近い作品を通しで観る不安はあったが、心配したほど疲れなかった。
    ロシアの歴史もので印象的なのは映画の「戦争と平和」「ドクトル・ジバゴ」で、どちらも長編だが素晴らしかった。この作品もまた想い出に残る作品となった。
    まず、当初購入した2階BOX席から舞台構造上見えづらいとの理由で、急遽劇場側が1階のBOX席に変更するというハプニングがあった。これが紗幕に挟まれた席で、通常なら舞台の袖に当たる。結果、舞台転換がすべて見えてしまう。役者の出の瞬間の表情を見られるのも興味深かった。スタッフの一員になった気分なのだ。これをおいしいと思うか興ざめと思うかは人によるだろうが自分は前者。開幕時、殺風景なテーブルの前に集まった稽古時のような普段着の俳優が解散して、扮装を始める。途中からは紗幕に隠れる部分も自席からはすべて見える。
    難点は自分から見て反対側の舞台の奥が見えづらいことで、そのために
    俳優が隠れてわからない場面もある。演説の場面で聴衆役の俳優の後ろから一緒になって拍手してしまい、思わずハッとした。完全に劇の中に取り込まれている(笑)。
    通しで観終わっての感想は、集中でき、壮大な物語全体の流れが掴めるのが利点。理想的には、最初通しで観て、次に各部を観ることだろうが、時間的も経済的にも自分には無理(笑)。
    やはり、トム・ストッパードという作家は素晴らしい。
    まさに骨太の戯曲とはこういうのを指すのだろうな。
    阿部、石丸、別所、勝村、この4人の主要俳優の熱演とロシアの女性を悠然と演じる麻実れいの存在感が印象に残った。

    ネタバレBOX

    あまり馴染みがないロシアの革命家や思想家が登場し、議論の内容も難しい。頭が良くないのでよく理解できなかったが、物語の世界は堪能できた。
    退屈させない蜷川幸雄演出に感謝する。精神的に老いない彼にはまだまだ長く仕事をしてほしい。
    1部はチェーホフの「桜の園」を思わせる貴族社会の崩壊とノスタルジー。2部は男女の愛憎を横軸に革命が展開。3部は歴史的終息と次代の萌芽。ロシア人というと肉食系大男というイメージが浮かぶせいか、日本人が演じること自体、何か嘘っぽく感じられるのでは、と観る前から危惧していた。
    芝居が始まってしまうとさほど違和感はないが、勝村政信が登場するとやはり小男でロシア人には見えない。だが、彼は終盤、特殊メークで太った老人に変身し、その風貌をネタに周囲の役者にいじられ、滑稽な演技をするので、あまり気にならなくなる。
    今回、宝塚OGが3人出ているが奇しくも雪組出身者。3人とも下級生のころから観ているが、生の舞台では久しぶり。宝塚というと見下す人もいるが、宝塚はいまも女優の宝庫で、日本の演劇文化に重要な人材を輩出していることを実感。大味で大根と言われた麻実、歌以外が弱いと言われた毬谷、子供っぽいと言われた紺野、みな当時が想像できない堂々とした女優ぶりだ。
    栗山千明は若いころの蜷川有紀そっくりで個性的。サトエリはグラドルから舞台女優へ見事転進したし、とよた真帆もananのモデル時代のあどけなさは消えてしっとりとした大人の女の哀愁を出せる女優になった。
    水野、美波、京野はこれからまだまだ成長するだろう。
    若手男優陣では池内博之が印象に残る。こんなに巧い俳優だったかと再認識。当日出演を知ったのは阿部寛の長男サーシャ役の遠山悠介。東大の学生劇団劇工舎プリズム出身で、大学生のころ観ていたのだ。こんな有名男優に混じって芝居してるなんて夢のよう。幕内で阿部に一礼してからスタンバイする姿を見て、ほぉーと思った。
    演出ではスローモーションを多用しており、各部では気にならないのだろうが、通しで観ると多いと感じてしまった。仮面舞踏会の場面で赤毛猫(手塚秀彰)を視覚的に出すのが面白い。
    席の位置から、1部の毬谷、2部の麻実がどこに出ていたかよくわからなかったのが残念。
    3部終盤、阿部のゲルツェンの述懐が今日の共産主義の零落を予言しているようで興味深い。徒労感もあるだろうが、目的や使命感を持ったゲルツェンたちには確かに国家の歴史をつくり、生き抜いてきた実感があり、日々の喧騒に押し流されがちな現在のわが身を反省した1日だった。
  • 3部-役者たちの集中
    発売日翌日に注文した 3部のみのチケットでしたが
    わりと満足いく席でした。

    ふだんは
    主に 役者の集中密度を一番に楽しんでいる私には
    なじみにくい舞台でしたが・・・高尚なものなのかもしれません。

    ただエンディングが近くなるにつれて役者の力がつながってきて
    集中の高まる感じが すごくて、コレヨコレヨと思う。
    人のハーモニーがすごい。

    安部寛さん モデルのころからやっぱり特別です。 アベチャン♪ミトレル

  • 満足度★★★★

    一気に観劇しました。
    朝から 気合いをいれて一部、二部、三部と一気に観劇しました。

    ロシアの歴史は昔勉強したはずですが、きれいに忘れています。

    それでも、次々にストーリーが展開してゆくので

    思ったよりスムースに観劇できました。

    9時間があっという間に過ぎてしまった感じです。

    3回に分けてみるより私は一気にみたほうがよかったです。




    膨大なセリフをどうやって記憶されたのでしょうか?

    阿部さん、勝村さん、はじめ役者さん お疲れさまでした。

  • 満足度★★★★

    3部を観た!壮年の革命家たち
    激動の中で生きた彼らも壮年になって自分の人生を振り返れば・・。
    最終楽の後半は悟ったようなゲルツェンの表情がいい。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    失意の底にあったゲルツェンはロンドンに亡命。自宅をまたもや革命に失敗した亡命者たちの社交場として開放する。そこで新しい人脈を得てロシア・ポーランド自由印刷所を立ち上げる。以前から革命とは計画だ、自由な精神だ。民家の内的本質が形となって表れたものが革命だ。と考えていたゲルツェンは個人の自由こそが絶対的であるべきだと論じた『向こう岸から』のロシア語版を出版。この記念すべき一冊目を、亡き妻ナタリーとの息子に熱い想いとともに手渡す。

    やがて、盟友オガリョーフと共に大衆紙『鐘』を創刊する一方でオガリョーフの奔放な妻・ナターシャとの情事に走るも、心にはいつも亡き妻ナタリーがいた。

    1861年、ついにロシア皇帝・アレクサンドル二世が暗殺未遂され、ロシアは農奴解放を実現する。喜びもつかの間、自由になったと思いきや土地を使用するのにお金を支払うという矛盾のある不徹底な改革に落胆したゲルツェンは、流刑地から逃亡しテロを企てる強硬派のミハイルと決裂。暴力革命に反対するゲルツェンは、次世代の革命家たちにセンチメンタルな夢想家だからと批判され「死人」であると罵られる。

    壮年期を迎えた彼らとゲルツェンの胸に去来する長い間求め続けた「革命の意義、本当の人間の幸福」とは何だったのか?を思うとき、やっとゲルツェンは悟るのだった。
    「人生には1000の扉がある。その扉は偶然という名の門だ。どんなことがあっても前に進むこと。楽園の城を目指しても、そこにたどり着くということはないのだと知ること。ユートピアに向かって殺戮を繰り返すうちは幸福はない。この不完全な世界を我々が時代をいかに生きるかにある。」と。


    いあー、ホントすんばらしいでしょ?(^0^)
    最後の〆のゲルツェンのセリフには感銘して鳥肌が立ちました。全部は書ききれなかったけれど、人間は人生の後半になるとこのように悟ることが出来るんですね。
    革命家の誰しもがそれぞれのユートピアに向かって船出するのだけれど、彼らの理想や行動や団結が時代という波に揉まれて難破する。それでも前を向こうとして夢と絶望の間で思考し続ける彼らの姿に感銘しながらも、一方で、そんな理想を掲げる活動家である彼らが、同時に気弱で滑稽で不倫しまくりの自堕落だったりする。ヨーロッパって不倫が文化みたいな国ですわね、笑
    そんな生臭い人間ドラマが漂着した先は地に足のついた家族の幸福こそがユートピアなのだと気付いたのです。


  • 満足度★★★★

    2部を観た!
    やっぱ、1部を観ないと当初、戸惑う。
    続編としていきなり、舞台は始まるから人物設定が把握してないとフライヤーとにらめっこしちゃうよね~(^^;)
    物語は1部から3部まで繋がってるから、やっぱ3部を全て見ての物語だ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    理想社会実現の夢に燃え、祖国ロシアからパリに移住したゲルツェン一家の元に集まる仲間達は王政打倒の革命に期待をしたがその挫折を目の当たりにする。希望を喪失したゲルツェンは友人の詩人・ヘルヴェーグとその妻・エマを迎えニースで共同生活を始めるが、流行するロマン主義に影響を受けたゲルツェンの妻・ナタリーはヘルヴェーグとの情事に走る。ナタリーは「大いなる愛は全ての人を包み込むの。けっして下劣で馬鹿げたものではないの。」と愛の理想を語り、情事を正当化する。

    一方で、コーリャ(ゲルツェンの子供)とヴァルヴァーラ(ゲルツェンの母)の乗った船が沈没してしまう。絶望の淵に立ったナタリーは失意ののち心労で死んでしまう。愛する者をを失ったゲルツェンはイギリスへ向かう船上で、無政府主義者となり投獄中のミハイルの幻を見る。破壊と革命への情熱を説くミハイルに「今、自分が幸せになれないのに、未来の人を幸せにしようなんて思い上がりだ。」と語る。


    舞台は更紗の白いカーテンを開けたり閉めたりしながら、セットの移動をする。場面が変わるたびに更紗は引かれ、うっすらと見える舞台の情景も美しかった。上品な舞台セットと衣装に満足し、時折見せるスローモーションな役者の歩き方はもう決して斬新ではないが、ヨーロッパの貴族を感じさせる雰囲気は充分に効果があったと思う。
    船の先端のセットは素晴らしかったし、そこに立つゲルツェンの姿は本当に素敵だった。

    それにしても・・・殆どのシーンにゲルツェン(安部寛)が出ずっぱりで・・通し公演なら9時間、ずっと長いセリフがあるわけよね。(・・!)
    よく覚えたな~。。と尊敬の眼差しと拍手を惜しみなく送りました。(たぶん、解らないだろうけれど)


  • 安保闘争になぞらえて。
    閉塞感が漂う世論は現代と共通するものでもあり、ブルジョア階級に生まれ育った青年が己の境遇に苦悩を抱え、否定しながら理想郷を目指そうとする姿勢は非常にエモーショナルで、二十歳のエチュードとシンクロした。苦行としか思えない上映時間、登場人物がカタカナの名前ばかりで時折混乱したが、これもまた、良い思い出ということで。

  • 満足度★★

    高尚なんだろうけど・・・
    お上品なフルコースを楽しむような作品で、
    ラーメン、ギョーザ、ビールで、ガタガタするような丸椅子座って
    飯食うのが好きな俺には、かなり堅苦しい。
    上手いんだか不味いんだかわからないけど、
    食事を楽しむって感じじゃねーな。

    チケット代も高いし、何だか高尚なイメージで作品を宣伝しているから
    否定的なことをいうには、はばかれる感じはありますが
    これ、退屈です。
    俺、いっぱい寝ましたよ。

    ネタバレBOX

    ロシア版、大河ドラマ、グランドロマンな芝居なんですが、
    とかくメリハリがない。
    これ、とにかく動きが静かだから、退屈なんですよ。
    名前とか設定もわかりづらく、
    能動的に芝居へ参加しなきゃ、受身でいると、
    なんとなーくしか、内容もわからない。
    そういう意味では、芝居に参加する姿勢で臨まなければ
    置いてきぼりをくらわれそう
  • 満足度★★★★

    キャストに不満
    大河ロマンの醍醐味は味わうことができた。壮大な物語の流れにどっぷりつかった9時間だった。通しではなく3日に分けての観劇。
    登場人物はいずれも情熱的で濃厚で個性的な人たちなのだけれど、各役者の人物造型がいまひとつぼやけた感じでものたりなさを感じた。勝村政信のバクーニンは愛嬌があってよかったけれど。
    3万円という高額なチケット代金に見合う喜びを得られたかどうかは微妙なところ。濃密な劇時空を楽しむことはできたのだけれど。

  • 満足度★★

    何度目の決意
    面白くしようとする意思は感じるが、伝えようとする意図が感じられない。
    蜷川の演出作品を観ていつも覚えていた違和感はそれだと気づいた。見せ方だけの演出が多すぎないか?効果としての演出に乏しい。

    次から次に出てくる横文字の名前に追いつけなかった一部。関係性がまったくつかめないまま次から次へと場面が変わる。キャストたちは真剣だけど、台詞が全然入ってこない。完全においてけぼり。
    楽しんで観ようと思うとあらすじを読むのはもちろん必須。あとはパンフレットを購入すること。(そもそもパンフレットに頼りすぎ)
    これだけのキャストを集めて稽古したことは認めるけど、公演としてはちょっとな、、という感じ。

    蜷川はもう観ない。って何回目かなあ、観るたびに言ってる気がする。(自分でお金払ったチケットじゃないから行ってしまうのかもしれない)

  • 満足度★★★★

    台詞覚えだけでも、表彰状物
    さすがに通しで観る自信はなく、3日間通いました。
    2部が一番面白かった!

    1部は登場人物が多すぎて、誰が誰やら。台詞に名前が出る度に、配られた配役表で確認するのに忙しく、ようやく、全容が掴めたところで、幕。

    3部は、エピソードの羅列に走りすぎた感あり。

    2部は、登場人物も絞られ、各人の恋愛感情や友情や革命の志等が、一番細やかに濃密に描かれ、最もドラマチックな舞台でした。

    カーテン越しのスタッフの舞台転換が鮮やか!スタッフにまで、演技力を要求する蜷川さんにもビックリですが、皆さん、その要求にちゃんとこたえていました。

    押しなべて、男優陣と子役さん達、大健闘でしたが、中でも、ベリンスキー役の池内さんの好演には舌を巻きました。
    いつの間に、こんな名優に成長されたのでしょう!  

    とにかく、役者さん達、よくあのロシアのややこしい名前の羅列と、馴染み薄い革命論の長台詞を叩き込み、消化され、自分の言葉として、表現し切られたものだと、感心するばかり。敬意を表します。

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