公演情報
「忖度裁判」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
1回目に観たときは「予告編を越えていないなあ」と言う印象だったのですが、千秋楽の今日観たら何故だか全然違いました。単に2回目だからわかっている部分があったからか、座席が上手の後ろの方だったのが、今日は前の方の真ん中あたりだったからか、私のコンディションのせいか。ああ、このシーンはこう言うことか、ここに繋がるのか、ああ、そう言うわけで・・・とか、新しい発見もあって面白かったですが、1回で分かりたいもんです。
裁判員裁判の様子が垣間見られて良かったですが、次回は思い切り「フィクション」のさらに面白い忖度裁判が見たいです。
満足度★★★★★
鑑賞日2020/11/04 (水) 19:00
古城作品久々の新作
やっぱり好きだなあ
と、感じた1作でした。
裁判も結局は人がやるもの
日本人の考え方
裁判員裁判を何故弁護士会があれだけ嫌がったのか
その本質の根本が描かれている気がしました。
とどのつまり
「演劇とは人の内面を描くものなんだ」
「社会派とかコメディとか形は、表層に過ぎない」
事実を知りたければ、実際の裁判に入り込んだり、調べたりすればいい
人間を描くという本質があってこそ、演劇でやる意味がある
改めてそんなことを感じた一作でした。
満足度★★★★
鑑賞日2020/11/05 (木) 14:00
その忖度、誰のためですか?と問い続けた2時間。
ストップモーションの動きが、思考停止のようで印象的。
いじめも結局は忖度の果てのひとつか、と思われた。
裁判員6番の迫力に一票!
満足度★★★
鑑賞日2020/11/05 (木) 14:00
座席F列3番
おそらく、観劇に赴いた割と多くの人が、かの「12人の・・・」怒っていても、優しくてもよいのだけれど、を期待していたのではないかと思う。まあ、そうした法廷劇、サスペンスやミステリーではないにしても、題名からして司法制度を皮肉ったりしたコメディや風刺劇。
と、結局どちらでもなかった。何だったんでしょう。時の流行語にもなった(それで、初めて、私はこの漢字を知りました)「忖度」、裁判所が検事や世論に忖度したということは明快なのだけれど、それを皮肉ったり批判したりするのでもない。
検事側に殺人罪の適用が難しいからと予備的訴因を付けることを示唆する(敢えて、顔を立てて命令ではなく、検事側が自発的に行ったとする意図で)ところで、そうした配慮に裁判官の1人が、感情的な対応をする場面があるが、そんな目づらしいことでもないだろう。
題名や題材の解題はともかくも、観客はこの芝居をどう見ればよいというのだろう。はっきり言って、事件についてはわかるが、そこのまつわる情報量があまりに少なすぎで、裁判員の視点で観劇もできないし、裁判員たちも没個性で魅力を感じない。1号や、4号、7号のようなにぎやかしの存在も必要だと思うので否定するものではない。けれど、2号が語る「孤独」、8号が述べる「驚き」は、おそらく加害者の量刑をはかるうえで、重要な展開だと思うのだが、事件そのものが全く見えてこないので、どう受け止めてよいのか戸惑うばかりだ。3号と5号が進行を仕切るのだが、訳ありげな5号が訳ありげなままで、彼女の科会社の心情に対する共鳴が、どこから来るものやらさっぱり?
裁判官同士の確執も何に起因しているのか判らないし。
満足度★★★★
鑑賞日2020/11/05 (木) 14:00
社会派劇のワンツーワークスの新作なので期待して出掛けた。裁判員裁判で何を忖度しているのだろうというところが最大の焦点だったのだが、そのあたりは少し分かりにくかったような気がする。
裁判員裁判で、裁判官と裁判員の関係は微妙だ。訴訟指揮という点では裁判官が行うので、裁判官の敷いたレールに乗っかって裁判員が判断するというのが大方の裁判員裁判である。この制度ができたときに、裁判所が求めたのは「司法に市民感覚を入れる」。では、裁判所に市民感覚はなかったのか。舞台ではそのあたりもチクリと描かれる。
強気の検察にそっと援軍するという裁判長の訴訟指揮が描かれる。そういうことは現実にあるのかもしれない。そのままいったら無罪判決になりかねず、そういう意味では世間の支持を得られない判決を書いたという法廷として非難されることになるからだ。
自分としては、評議の場面だけでなく実際の法廷も描いてほしかった。そして、検察と弁護側の論理もきちんと書いた方がよかったと思う。評議の場面と、裁判員の私的な葛藤のクロスオーバーは成功しているとは言えないのではないか。
満足度★★★★★
普段全く知らないで暮らしてきた裁判官と検察、裁判長と右陪席・左陪席との関係。恐らくこのようであろう裁判員の在り様がその所作、台詞、ストップモーション、効果的な照明や音響によって表現されており、この日本という社会の悍ましさのリアルが良く表現されている。
実演鑑賞
満足度★★★★★
裁判員に選ばれて参加してる感覚にさせてくれる、意外と真面目な裁判員制度の舞台でした。
ロボットアニメの定番がガンダムみたいに、日本の裁判員制度の芝居の定番は、12人の優しい日本人。これをイメージして観にいったら少々戸惑うかも。
アフターイベントの公開ダメ出し。
歩いて来てない、いかにもここから歩き出してしまってるとか、ドアの開閉は間髪入れずにとか、セリフが一行とんで意味が通らなくなったとか、リズムが悪くて何言ってるか分からなくなってたとか。
今観たばかりの舞台のブラッシュアップ、役者さん達が台本にメモ取りながら洗礼させていく作業。この前観た芝居の脚本もこの演出家がしたらそれなりの芝居になってたかもしれないなあ・・なんて思いながら興味深く拝見させていただきました。
きらり役の上脇結友さん。
序盤そうそうシャーペンの芯が無くなってメモできず困ってました。後ろのキャップ外してトントンしたり芯の穴覗いたり。シャーペンの芯が無くなったらみんな同じ動作するんだなあって見てました。忘れずダメ出しされたとこ直せたんだろうか。
満足度★★★★★
鑑賞日2020/11/01 (日) 14:00
司法が政権に忖度した結果の不当判決!のような大きなスケールの物語ではなく、一般人の起こした不幸な出来事の裁判の裏側を描いた作品で、地味だったがそれだけ裁判員制度が身近に感じられた作品。いつもながら、この劇団は面白い。
満足度★★★★
オープニングのムーブを観ると「ああワントゥーの舞台だなぁ」と思える。やっぱ最高!
裁判ものと言えば自分の中では「12人の怒れる男達」なんですが、本作は裁判員だけでなく裁判官の葛藤なども取り込み「人が人を裁くとは」という人類永遠の問いに果敢に取り組んでいたように思えました。内容が濃すぎて2時間では足りないくらい。