リーディングアクト「リチャード二世」

イエローヘルメッツ(Produced by GMBH)（東京都）

公演に携わっているメンバー：10人

【団体紹介】

1995年から2019年の間に日本全国で上演されてきた《子供のためのシェイクスピア》から改名し2021年に再始動した“難しすぎず簡単すぎないシェイクスピア”上演企画。日本でシェイクスピアを流行らせる！

●主な活動
本公演→大人も子供も、観劇初心者もシェイクスピアファンも、誰もが楽しめる作品の上演
番外公演→言葉をより深く堪能できるリーディングアクト形式でシェイクスピア歴史劇の上演
素潜りシェイクスピア→シェイクスピアの台詞を声に出して体験するワークショップ

●「シェイクスピアって難しいんでしょ」を「シェイクスピアってこんなに面白いんだ！」に変える本公演の上演スタイル
黒コート→登場人物の分身や1人の役として登場
シェイクスピア人形→山崎清介が操り、神・妖精・子供などの役を担う
装置→木製の机と椅子のみ
クラップ→開演時／転換時に役者が鳴らす
衣裳→シンプル且つ鮮やかな衣裳で登場人物を印象付ける

【応募公演への意気込み】

ライブハウス×シェイクスピア歴史劇×リーディングという異色の組み合わせに加えて、たった５人での上演。装置や衣裳には頼れず、役者の身体と言葉への比重が自ずと大きくなる上演形態ですが、シェイクスピアの言葉を堪能するのには非常に有効な手段だと考えております。特に『リチャード二世』は言葉を使った戦いが繰り広げられるため、リーディングアクトでよりその魅力が伝えられるのではないかという部分に期待し、挑戦します。

イエローヘルメッツを本格始動させた2021年、脚本・演出の山崎清介にシリーズとして挑戦したいこととして「シェイクスピア歴史劇」を挙げました。それが“番外公演”の生い立ちです。2022年11月に第1弾『GtoRⅢ』(ジートゥーアールサード)を上演したところ、翻訳家の松岡和子先生に「ぜひ続けてほしい」と激励のお言葉をいただいたため、第2弾となる今回から、壮大な歴史劇の旅を始めます。

【将来のビジョン】

全ては『日本でシェイクスピアを流行らせる！』ために。
「シェイクスピアって難しそうだし」「演劇って面白いの？」と敬遠している方々に、シェイクスピアや演劇の魅力を伝えるのが我々の使命です。

●毎年夏頃に東京・神奈川の2カ所で行っている≪本公演≫をより多くの劇場で上演できるようにします。
●シェイクスピア体験ワークショップ≪素潜りシェイクスピア≫は、これまで公共劇場、こども劇場、図書館、小学校、大学、公民館の催し物としてご依頼いただいておりましたので、今後も広めていきます。
●≪番外公演≫は、ライブハウスやギャラリーなど、飲食可能な場所で楽しめる演劇コンテンツとして発展させていきます。
●一般の方の稽古場見学を積極的に入れます。創作過程を覗くことで更に演劇への興味を持ってもらうのと同時に、ハラスメントの温床となっている創作現場の風通しを良くする効果が望めるためです。