名前は、まだ

劇団フェルマータ（東京都）

公演に携わっているメンバー：6人

【団体紹介】

東京都を拠点に活動している社会人アマチュア団体。2009年に都立西高校OBを中心に結成。
2010年以降2019年まで約年１回のペースで、漆野束による完全オリジナル脚本で公演を続ける。
2024年3月、5年ぶりの新作公演『名前は、まだ』を上演予定。
<過去公演実績>
第1回公演『はちのとべかた』　2010.4
第2回公演『ここからみたぱんだ』　2011.2
第3回公演『殘響』　2012.8
第3回よくばりカーニバル参加作品『プリズム・ブレイク』　2012.12
第4回公演『黄昏』　2013.3
第5回公演『世界でここだけは平和な夏』　2014.3
第6回公演『ここからみたぱんだ2016』　2016.2
カフェ公演『引力』　2017.11
第7回公演『ゆうかい』　2018.2
十周年記念公演『残響』　2019.1

【応募公演への意気込み】

今作『名前は、まだ』では、付喪神と猫又という人ならざるものたちが、孤独な死を迎えたひとりの老女を巡ってとりとめのない会話を繰り広げます。
そのなかで、私たちが日々を送るために当たりまえに受け入れなければならないことの「わからなさ」「腑に落ちなさ」を、観劇するお客様と共有する時間を作り上げられたらと考えています。

劇団フェルマータは2019年1月の劇団十周年公演『残響』を経て、第九回公演『パブロフたちの犬たち』に向けて活動していましたが、新型コロナウイルスの影響で、公演時期未定となりました。

世の中が大きく変わる中、リモートも併用しながら細々と活動を続けていたものの、団員の状況も変化していき......
それでも、公演をやりたい！劇場でお客様とお会いしたい！という想いは消えず、素敵な会場とのご縁もあり、今回、新作公演に取り組むこととなりました。
団員一同、とても嬉しく思っております。

【将来のビジョン】

メンバーの多くが学生であった2009年の劇団旗揚げから時が経ち、今では様々な縁で集まってきたメンバーで構成される社会人劇団となりました。その間に、演劇そのものを取り巻く状況も、所属メンバーのおかれる環境もそれぞれ変化してきました。
それでも、「表現することをやめられない」、そんな人間がいつでも戻ってこられる場所であることを目指して、これからも演劇の可能性を模索していきたいと考えています。