御菓子司 亀屋権太楼

MONO（京都府）

公演に携わっているメンバー：6人

【団体紹介】

1989年、立命館大学の学生劇団OBにより「B級プラクティス」として結成。1990年以降の全作品の作・演出を代表の土田英生が務める。1991年に「MONO」に改名。認識のズレから生じる可笑しさや哀しさを軽快なテンポで見せる会話劇で評価を得ている。
2003年より土田英生、水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博の5人体制で活動を行っていたが、2018年に石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太の4名が加入し、現在は9人体制となっている。2009年に文化庁芸術祭優秀賞を受賞、2017年、大阪文化祭賞優秀賞を受賞。2023年、第1回関西えんげき大賞最優秀作品賞を受賞。

【応募公演への意気込み】

当劇団は1989年に結成して、今年で35周年を迎えます。これまで、「あるひとつの場所」を舞台にして、そこで起こる一か月くらいの期間の出来事を描いていましたが、本作品では10年くらいの間に起こるさまざまなシチュエーションを描きます。慣れない作業で戸惑うこともありますが、新鮮に作品作りに取り組んでいます。
長い期間をかけて積み上げてきたメンバーによる会話劇の妙と私たちにとってのチャレンジを、お客様にも楽しんでいただけたら……と思っています。

【将来のビジョン】

すでに結構な年月を経ているので「将来のビジョン」を描きづらかったりはいたしますが、まずは、これからもメンバー全員が面白がって作品を作っていける環境づくりを目指したいと思っています。そのうえで、まだMONOを観たことがない方がいる、いろんな地域で公演を行いたい。
また、未来の演劇ために若い世代の観客を育てるようなことができたらよいなと思い、自分たちにできる取り組みを行っています。「いつもいろんな世代のお客様が客席にいる劇団」というのが理想像かなと思います。