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正夢
星歌オムニバスひとりしばい公演(東京都)
公演に携わっているメンバー:5人
- 【団体紹介】
- フリーのお笑い芸人であり俳優でもある星歌のソロプロジェクト。星歌は岡山県出身の21歳。19歳で上京し、芸人を目指し養成所を経て現在は「秋吉」というコンビで芸人活動を行っています。両親の影響もあり幼少期から演劇が好きで、地元岡山でも学生時代から演劇活動を行っていました。上京して多くの演劇を見るうちに自分でも公演をやりたいと思い、2022年11月に岡山県で、12月に東京で旗揚げ公演となる ひとりしばい公演『天にのぼりたいとふとおもい』(作:鈴江俊郎)を上演しました。
星歌自身が脚本を書かないこともあり、脚本の提供、執筆をしてくださる作家さんへの憧れが人一倍あり「作家さんの魅力を一人でも多くの人に伝えたい!」という強い気持ちをもって公演に挑んでいます。
また星歌が芸人ということもあり、観客として来てくれる方々も普段演劇を見ない人たちが多く、その人たちと演劇をつなぐ架け橋になれるように活動しています。
- 【応募公演への意気込み】
- 演劇というものは何者でもない自分を何者かにしてくれるから好きでした。自己肯定感の低い自分にとって、演劇をすることによって「そこにいてもいい」と思えるような感覚があったのです。
私にはひとつ夢があります。自分が好きな劇作家さんにあて書きをしてもらうことです。
私は本を書くのが得意ではないです。というか「書けない」に等しいです。ですが、演劇や創作は大好きです。なので、いつも好きな劇作家さんの台本を自分なりに解釈してひとつの作品にするという形で表現をしています。毎回演じる度に「劇作家」に対して尊敬と憧れでいっぱいの感情になります。
なので、自分が好きな劇作家さんに当て書きをしてもらい、私を何者かにしてもらう、という企画ができたらとても素敵だと思いました。
前回の一人芝居は「大好きな鈴江さんの脚本をみんなに伝えたい!」という気持ちで 全力でやりました。 観に来たお客さんはほとんどが芸人の繋がりの人たちでしたが「普段演劇を見たことなかったけど感動した」「演劇に興味が湧いた」「鈴江さんの他の作品も見たくなった」と言われました。
演劇に触れたことのない人たちに演劇の良さを伝えられたことと、私がその架け橋になったことに本気で感動しました。 なので、今回の企画もその部分を大切にしたいです。せっかく沢山の作家さんに書いてもらうなら、その作家さんを知るきっかけになって欲しいし、一括りに演劇と言っても作家さんごとに色は違うということを楽しんでもらいたいです。色んなジャンルの人たちを繋げる舞台になればいいなと思います。
- 【将来のビジョン】
- 今回の企画を実現する際に、作家さんやスタッフの方々とはほとんど面識がなかったのですが、実績もない私の話に真剣に耳を傾けてくださり、演劇が好きで演劇をやりたい!という気持ちに快く応えてくださいました。
私が関わる事すらできないと思っていた方々と一緒に作品を創れることは奇跡でもありますが、真剣に思いを伝え、情熱が伝わり、その思いに応えてくださる諸先輩方がいることを知りました。
そのことを私と同じように経験はないけど演劇をやりたいと思っている若い人たちに伝えたいです。
この経験を伝えて行けるよう、今後も公演を行いたいですし、できれば劇団も立ち上げたいと考えています。また、芸人と俳優の活動を両立し、それぞれの魅力を伝えられる表現者になりたいです。
公演に携わっているメンバー(5)