『人』

劇団 蒼天の猫標識（愛知県）

公演に携わっているメンバー：12人

【団体紹介】

『劇団蒼天の猫標識』は、会話劇をメインに創作を行う名古屋の劇団です。
2013年に旗揚げ。10周年を迎えました。

作風は、既成概念を組み換え、価値観や倫理観を再構築させた物語が特徴です。
非現実的な世界を「そこにある日常」として具現化させ、
そこで暮らす人々の営みを覗き見できる体験を提供しています。

これは劇場で対面しないと伝わらない知的エンターテイメントで、
だからこそ「演劇」という表現手段を選んでおり、
そこから生み出される「空気感」は、よく「蒼天っぽさ」と親しまれ、
唯一無二を確立していると思います。

劇団員は外部出演、協力も多数。
地元賞レースの受賞歴あり。地方演劇祭の参加経験あり。
俳優賞のノミネートも多数輩出。クラウドファンディングの達成を経験。
演劇未経験の方でも参加できるワークショップ公演など、
若手の演劇経験の場の提供にも積極的に力を入れております。

【応募公演への意気込み】

今回の公演は10周年記念公演と題しており、本公演としても10回目の公演となります。
ここしばらくはコロナ禍の影響もあり、演劇活動の場を失った後生にオーディションやワークショップ公演という形で活躍できる場を増やし、演劇の灯を次代に繋げていく活動に力を注いでおりました。
そのため、劇団としての「本公演」は4年半ぶりで、本来の「蒼天の演劇」を知らない世代も増えてきましたので、今一度『劇団蒼天の猫標識』とはこういう芝居を創る団体なんだよ、と提示することに燃えております。
ここでしか体験できない「非日常の日常劇」を改めて知って頂きたいと思います。

また広報としましては、演劇界隈のみならず、
演劇に馴染みの無いあらゆるエリアにもチラシやポストカードを配らせて頂き、劇場に足を運ばずとも、この土地で「演劇をやっている」という認知を少しずつ広げていけたらと考えております。
コロナ禍で減少した観劇人口に、少しずつ新規を増やしていくイメージを持って、取り組んでおります。

【将来のビジョン】

今後の展開としましては、年に本公演を1本、企画的な実験公演を1本、
年に2本以上の活動をコンスタントに行いたいと考えています。

去年は3ヶ月に1本公演を行う無茶なスパンで活動していましたが、
これからの時代は「演劇活動への熱を保ちつつ、プライベートの充実も両立させる」ことが劇団を長生きさせていくコツなのかなと思い至り、まずはその軌道に乗せるため「活動の手数を減らして、その代わり内容は色濃く」を目標に劇団運営を頑張っていきたいと考えております。

そしてここ数年で劇団員もかなり増えましたので、彼らに新しい経験や価値観を与えるために、地方公演や他団体交流をコンスタントに実践できるよう劇団としての知名度と強度を高めていきたいです。

あとは地元名古屋の人々に、娯楽といえば「演劇」が選択肢に入ってくる。という状況を作るため、演劇創作と同じぐらい「広報」を学び、知らせる力を育てたいと思います。