班女 公演情報
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公演地:京都府

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公演地:京都府

班女

餓鬼の断食(奈良県)

公演に携わっているメンバー:6人

【団体紹介】
2021年に川村智基の個人ユニットとして旗揚げ。

「とにかく大人になりたくない」「子供のままでいたい」という思いから『餓鬼 ことわざ』で検索したところ、餓鬼の断食がヒット。団体名が決まる。
意味は、当然のことを、ことさらに言い立てて、人前をつくろうことのたとえ。

全作品の作・演出を川村智基が務め、『人間の生活を垣間見る感覚/その背徳感』を核として制作に励む。

その構成はジャズやクラシック音楽の基本構成に着想を得ており、『まるで狂想曲やジャズのようであり、現代的なグルーヴと古典的な対話のバランスが取れた良作』と評される。

ハイテンポな会話を通して、コミカルかつ丁寧に、そしてリアルに人間のチグハグな内側を描く会話劇を得意としており、若者を中心に着実にファンを増やしている。

また、今年からは既成戯曲の演出にも取り組む。

WINGCUP2021 最優秀賞受賞。
第28回 劇作家協会新人戯曲賞 一次審査通過
奈良学生演劇祭2022 観客賞/審査員賞受賞。
【応募公演への意気込み】
本公演は、三島由紀夫の『班女』をテキストそのままに上演する。
この作品は世阿弥によって記された謡曲の『班女』に材を取った、三島由紀夫による戯曲である。
そして、本公演では古典的要素が散りばめられつつも論理の通底した三島作品における不条理な側面を抽出することを目的とする。
作中では『待つ女』としての花子と、『待たない女』としての実子、そして『待たれる男』吉雄ら3名の会話によって物語が進行する。
この会話を、餓鬼の断食が得意とするリアリズム演出によって丁寧に立ち上げる事によって、我々が核とする『人間の生活を垣間見る感覚/その背徳感』を体験出来るのではないかと感じる。

また、作品を上演する上で1950年代の関西の芸術運動を参考としたい。
彼らの作品群は、綿密に社会や当時の価値観と接続しているため、舞台装置や小道具でそれらをヒップホップにおけるサンプリングのように活用し、今一度『なぜ班女を現代の京都で上演するのが』について見直したい。
【将来のビジョン】
餓鬼の断食は個人ユニットであるが、2023年度にはメンバーを募り劇団化する予定である。
そして海外で開催される国際芸術祭に正式演目として採用され、世界中で作品を上演するという目標を現在掲げている。
その為に、今回応募した公演のような既成戯曲の演出にも積極的に取り組み、優れた作品の持つ演劇の構造について体系的に学ぶ機会を集団として継続していこうと考えている。
そして、それらの作品の構造をもとに劇団として新たな作品を発表し続け、ゆくゆくは演劇活動のみで生活できる団体を目指す。
その取組みの一つとして、劇団でのメソッドの創作やそれを伝えるワークショップなどを企画している最中である。
また、餓鬼の断食に参加するメンバーはほぼ全員2001年生まれである。
大学に入学すると同時にコロナ禍に見舞われ、同世代の仲間が他の世代と比べかなり少ない。
だからこそ、餓鬼の断食はそんな同世代の星となるような作品を作り続けられるような団体となりたい。

公演に携わっているメンバー(6)

ホリ
制作 当日運営 その他(プロデューサー)

「班女」に携わっているメンバーです。
松本 龍門
照明

「班女」に携わっているメンバーです。
林ひかる
役者・俳優

「班女」に携わっているメンバーです。
ぬまたぬまこ
役者・俳優 お笑い

「班女」に携わっているメンバーです。
風間 駿太朗
役者・俳優

「班女」に携わっているメンバーです。
川村智基
役者・俳優 脚本 演出

「班女」に携わっているメンバーです。

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