卍珠沙華 公演情報
観たい!クチコミをする

公演地:東京都

観たい!

公演地:東京都

卍珠沙華

ヅカ★ガール(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

【団体紹介】
上智大学劇団リトルスクエアより派生した劇団。
主宰飯塚未生の集めた俳優陣は自称オール・ミューズ。
主宰飯塚の
「世の中には女性が作る女性主人公の作品が少なすぎる。女性同士の連帯を描いた作品は更に稀少だ。ならば作り続けよう、女たちの物語を。」
という信条のもと、
主人公や主要登場人物の大半を女性キャラクターで構成した演劇作品を主に創作する。
芸術性と娯楽性を兼ね備えた作風は「耽美エンターテイメント」とも称される。

「女」がつくる「女を愛でる」芝居で演劇界に新しい地平を築かんとしており、
幻想絵画のような劇空間と、詩的な台詞回し、慥かな構成力に支えられた物語で、
独自の世界観を確立している。
【応募公演への意気込み】
「悪女」も「ファム・ファタール」も皆「人間」である。
「人間」は須らく皆「変態」である。
と言う二大テーマを以て、稀代の変態小説「卍」を、クィアに再解釈・再構築した舞台作品が『卍珠沙華』です。
2017年初演、2020年に再演し、都度ブラッシュアップを重ね今回三度目の上演となります。
「出演者が全員還暦をこえるまでは繰り返し上演しよう。」
と言う真偽不明の冗談を言える程、色褪せることない斬新さと普遍性を宿した作品となっております。

家父長制と婚姻制度の囚われの身である柿内園子の眼前に現れる、少女・徳光光子。
二人の女性の運命的な恋愛の物語から炙り出されるのは、

「正常」な恋愛という異常さ
「普通」の結婚という異様さ
「平凡」な幸福という非凡さ
人々が現代社会の中で知らず知らず侵されていく、
「一般常識」という実に偏執的で暴力的な拘り……「変態性」についてです。

夢と現実の境を越え、非実在と実在の境を越え、
時を越えて幾度でも甦る、「愛」と「変態」を哲学する物語。是非ご覧いただきたく存じます。
【将来のビジョン】
現代日本で「女性」(または「男性以外の性自認」)の主人公の演劇が観たいと思った時、
異性との恋愛・結婚・出産を主題にした作品を除くと、残りは僅かです。
演劇は「自由」で、何でも出来る筈なのに。
舞台の上の「自由」を謳歌出来るのは、現実社会でも「自由」になれる存在だけなのだ。
と幾度も脱力しながら、しかし諦め切れずに「女性が作る女性主人公たちの物語」を作り続けています。
才能ある女性俳優が「座れる椅子が無い」ことを理由に舞台を去る現状を変える為。
女性俳優が集う作品は「女の園」と呼ばれ、男性俳優が集う作品は「骨太ヒューマンドラマ」と評される古い価値観を置き去りにする為に。
ヅカ★ガールの作品であれば、いつ観に行っても「良い意味で裏切られず」しかし「価値観が一新される」劇団になろうと思っております。

結成10年、劇団のみの力で上がれる限界の位置まできたように感じます。
これからも作劇を続ける為、団体としてより大きな劇場で多くの観客の前で公演をうち、実績を作りたい。
この先はとにかく「知って」もらうこと、「認めて」もらうことに尽きるということで、この度のフェスに応募致しました。

公演に携わっているメンバー(6)

かまくらあや
役者・俳優 お笑い

「卍珠沙華」に携わっているメンバーです。
結崎あゆ花
役者・俳優

「卍珠沙華」に携わっているメンバーです。
石黒乃莉子
役者・俳優 ナレーター

「卍珠沙華」に携わっているメンバーです。
来栖梨紗
役者・俳優

「卍珠沙華」に携わっているメンバーです。
妃咲歩美
役者・俳優 ダンサー モデル 振付

「卍珠沙華」に携わっているメンバーです。
飯塚未生(ヅカ★ガール主宰)
役者・俳優 脚本 演出 演出助手

谷崎潤一郎「卍」原作の「卍珠沙華」 脚本・演出をつとめます。

このページのQRコードです。

拡大