レプリカ

ハツビロコウ（東京都）

公演に携わっているメンバー：6人

【団体紹介】

2015年、松本光生を中心に結成された。「俳優は、役を待つ受動的な存在ではなく、自らが公演を企画し、上演する、能動的な存在でなければならない」がメインコンセプト。団体に所属するのは、代表を務める松本光生だけで、メインコンセプトに賛同する俳優たちが、公演毎に参加し、「束縛のない、ゆるやかな集団を形成」して公演を行っている。第2回公演からは、松本光生が上演台本、演出を担当している。国内外の優れた戯曲にフォーカスし、東京都内にて年2回のペースで公演を行い、ストレートで丁寧な作品創りに定評がある。

【応募公演への意気込み】

今回応募した「レプリカ」は、ハツビロコウの第１４回目の公演であり、初めて行う本格サスペンス劇である。閉鎖された土地で、密な人間関係の偏愛が織りなすこのサスペンス劇を、いつか上演したいと熱望し、ここ数年、条件が揃うのをひたすら待っていた。戯曲の持つ面白さを、何もない舞台空間でどこまで表現出来るのか、あるいは出来ないのか、俳優の技術力、表現力のみならず、個々の生き方までもが試される、ある意味非常に残酷な作品に、出演者、スタッフ一同、全身全霊で挑戦したい。

【将来のビジョン】

ハツビロコウの特徴である、メインコンセプトに賛同する俳優たちが、公演毎に集まる「束縛のない、ゆるやかな集団」という現在の体制を維持しつつ、今後は下記の目標を実現してゆきたい。
・現在都内のみで行っている公演を、全国各地で行えるよう環境を整える。
・ロングラン公演が成立する複数の作品を創り、いつでもハツビロコウの演劇に触れられる環境を創出する。
・観客数を増加させることにより、一回当たりの公演単価を下げ、年々上昇する小劇場の入場料を下落させる。