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- 舞台芸術まつり!2023春
- 応募作品
The Reed
犬猫会(神奈川県)
公演に携わっているメンバー:5人
- 【団体紹介】
- 俳優/脚本家 山下智代/山猫智代と演出家/スタッフ 水野玲子/犬野玲子による演劇ユニット。
プロデュース公演形式で舞台作品をつくる他、ワークショップやオンライン本読み会など多岐に渡り演劇イベントを開催している。
都内に集中しがちな演劇を観られる場を拡大するため、神奈川県を中心に活動中。
飲食店の店内を使った公演や、コロナ禍においてディスタンス確保のため野外フットサル場にて、観客一人ひとりにテントに入って観劇頂く「野外×テント観劇公演」等を実施。その時々の状況に応じた企画を考え、演劇の裾野を広げてきた。
物語と共にどこか遠い旅路へ導くようなファンタジーとプチ SF な世界観を得意とする山猫と、細やかな心情描写と抽象的でダイナミックな舞台美術で想像力を掻き立てる演出を得意とする水野。
2人が「アーティストとして社会とどう向き合い、今何を届けたいか」頭としっぽを振ってひねり出した作品を上演する。
- 【応募公演への意気込み】
- この世から消えてしまいたい女性が生まれる前の世界へ行き…。
コロナ禍以後増加した女性、子どもの自殺。
孤独を抱えた人々のなかに、密かに反出生主義の思想が広まっている。「生まれることは罪である」という思想は時に甘い毒薬の如く響く。この思想は生きるよすがとなるか、より死を助長するか…。自分が、あるいは誰かがこの世に存在することをどうしたら認められるか。そんな思いからスタートした、生まれるとはなにか、この世に存在するとはなにか、を問う大人のファンタジー。
人と人との交流やつながりを、作品を越えて生み出したいという思いから、【犬猫のオアシス】というお客様同士の交流の場所も劇場内に作り、開放します。犬猫会のこれまでや今回の公演に関するアーカイブの展示も行い、より多角的に楽しめる工夫も凝らします。
劇場が、演劇が、私たちの公演が、あなたとあなたが出会い語らうきっかけとなってほしい。そんな願いを込めた犬猫会初の劇場公演です。
- 【将来のビジョン】
- 犬猫会では、演劇をより開かれたものにする活動を重ねてきました。
日常に根差した空間でお芝居を観たり、ワークショップで実際に体感することで、演劇が日常と地続きの文化であることを感じられる場を提供します。
コロナ禍以降、人と人とが直接に関わる機会がぐっと減り、一層演劇を通じて時間と空間を共有することの楽しさや豊かさを実感しています。私たちはこれからも「演劇のミカタ(見方・味方)」を増やすべく、私たちのできることに取り組んでいきたいと思っています。
今回の公演は犬猫会初の劇場公演です。会場施設をお借りしての【犬猫のオアシス】をはじめ、誰でもが劇場に足を運んで下さるよう、チケット種別も工夫しました。「はじめて割」や「障がい者割」、「U-31」等多岐にわたり用意したのも、間口を広くし、より多くのお客様にお越し頂きたいという思いからです。
今後も公演とワークショップ、更には枠に捉われない様々な形で、演劇を一緒に作り、楽しむ「演劇のミカタ」を増やしていく活動を行っていきます。
公演に携わっているメンバー(5)