甘い手

万能グローブ ガラパゴスダイナモス（福岡県）

公演に携わっているメンバー：20人

【団体紹介】

2005年旗揚げ。一貫して「笑い」にこだわり、ワンシチュエーションコメディをはじめ、緻密な構成と大胆な展開のストーリーは、舞台関係者は勿論、世代を問わず演劇を観た事がない層にも高い評価を得ている。
毎年ツアー公演を行い、各地で前売り券が完売するなど、その人気は福岡にとどまらない。
近年ではSFの要素をミックスしたり、博多弁を使用したりと新たなスタイルの模索にも余念が無い。
2020年、劇団結成15周年で、一ヶ月ロングランを敢行。
2021年、北九州芸術劇場にて開催された九州の演劇人たちによる“演劇バトル”『劇トツ×20分2021』初出場初優勝。
コロナ禍でもあゆみを止めることなく、福岡の演劇・エンタメシーンにおいて存在感を示している。
また、ラジオ番組・映像作品の作成、TV・ラジオ出演、CMナレーション、イベントの主催・参加など、様々な形でコンテンツを発信するクリエイティブな集団である。

【応募公演への意気込み】

2020年15周年を迎えた万能グローブガラパゴスダイナモスが劇団初のコンテストに出場し優勝した、北九州芸術劇場主催『劇トツ×20分2021』
その優勝公演として、北九州芸術劇場小劇場にて公演を行います。
上演作品は2020年東京福岡とツアーを敢行し、好評を得た劇団の代表作『甘い手』
この作品はコロナ禍の影響で札幌公演を中止しており、不完全燃焼に終わった作品の再演でもあります。北九州芸術劇場は舞台機構としても九州屈指の劇場で、今まで以上にスタッフワーク、演出をブラッシュアップして、フルスペック版として上演します。
劇トツを優勝した九州を代表する劇団として、これからの演劇を背負っていく自覚をもって、作品のクオリティ、公演制作を求めていきます。劇団としても15年の節目を終えて新メンバーも加わり、更に飛躍していくそんな公演になると確信しています。劇団の代表作を演劇の歴史に刻む公演を目指します。

【将来のビジョン】

福岡を拠点に、福岡で作った演劇作品を、全国に向け発表していくことにこだわり活動をしてきました。これからは更に演劇の力を信じ、公演ツアーの規模を大きくすること、演劇祭やコンクールに積極的に参加すること等で、未だ見ぬ多くの観客との出会いに尽力していきます。
その目線は国内にとどまりません。「アジアの玄関口」たる地の利を生かし、アジア、そして世界に向け、福岡で作られた作品を発表していきたいと考えています。また、そこで培ったものを福岡・九州に還元し、文化芸術としての側面のみならず、都市を構成する魅力的なコンテンツの一つとして「劇団が地域発展のキーになる」そんな存在になることを目指していきます。
人と人が密接にかかわることが困難な時代にこそ、劇団結成の理念でもある「いまだ演劇に出会ってない人たちにこそ、演劇を楽しんでもらう」を念頭にした活動を今後も続けてきます。