春待つ貴方へ告げる夏

劇団 狼煙組（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

【団体紹介】

劇団 狼煙組は、演劇界において狼煙を上げる座組を作るという想いで2019年に旗揚げ致しました。
コロナ禍の中、今だからこそお客様に舞台作品をお届けする事で命の火を燃やし続け、多くの人の人生に寄り添える作品を創り、「明日も生きよう。」と思って頂けるような公演を打ち続けるぞ、という気持ちで活動致しております。
コロナ禍前に行いました旗揚げ公演におきましては、ザムザ阿佐ヶ谷さんという劇場にて全公演満席のお客様に囲まれて多くのご好評を頂き無事に終演。
第二回公演では、新型コロナウイルスの影響により二度の公演中止をよぎなくされましたが、三度目の正直という想いでリベンジ公演を2021年９月に走り抜きました。
今後も、演劇の火を絶やさぬよう、熱い想いで活動を続けて参りたく思っております。
そして、一人でも多くの人の命を舞台作品を通じて救う事が出来たら、と本気で想っております。
何卒、宜しくお願い致します。

【応募公演への意気込み】

審査対象作品は「春待つ貴方へ告げる夏」です。
こちらの作品は、主宰であり、脚本・演出も担当致しております私、永吉 悠人が、昨年４月に友人を心臓突然死で亡くした実体験に基づく物語となっております。
その友人は、結婚したばかりで、亡くなる二週間前に僕と連絡を交わしておりました。 子供が生まれた、との連絡でした。 そんな幸せ真っ只中な彼の突然の訃報を僕は信じる事が出来ませんでした。
そこから心臓突然死について調べ、いつしか次公演は彼の追悼公演にしようという想いになっておりました。この話は、御出演頂く役者さんに共有しておりません。あくまで、私の中での想いです。
コロナ禍の今だからこそ、「それでも生きていく」をテーマに、物語を紡ぎます。
人の命を扱う重い責任のある作品では御座いますが、命を削って、座組一丸となって、走り抜きます。
又、今作は第19回杉並演劇祭参加作品になりますので、目に見えた「演劇大賞を取る」という一つの結果も追い求め、精進したく思います。
何卒、宜しくお願い致します。

【将来のビジョン】

劇団 狼煙組として、将来のビジョンは、年4回公演を打ち続け、若手俳優の育成にも励み、世に出るべき人材の芽を摘んでしまう事を一人でも減らす為、多くの役者さんを巻き込んで、演劇界においての革命を起こしたいと思っております。
革命の具体的な例と致しましては、まず、演劇というものを世間の皆様方により身近な存在にする、というところです。 映画館に映画を見に一度も行った事がない方はあまりいらっしゃらないと思いますが、劇場に舞台を観に一度も行った事がない方は多くいらっしゃると思います。 それは、やはり演劇というものは一般のお客様からしたら少し距離のある存在だからだと感じます。 その距離というものは、まずチケット料金が高い、そして質の悪い作品・役者が出回り過ぎている、という点にあると思います。
正直、お客様で全公演が満席になる保証があれば劇団側もチケット料金はある程度下げる事が可能ですし、その為には常に質の高い作品を提供し続ける必要がある事かと思います。当劇団の将来設計と致しましては、そこを目指して活動しております。 常に良いものを、常にお客様に満足してお帰り頂く作品を、常に追求して追い求め続けたいと思っております。
そして、いつか東京芸術劇場はシアターイーストにて、一ヶ月程度のロングラン公演や地方公演等、一人でも多くの方の目に触れる様な期間・範囲、を意識した公演も行って参りたく思います。
何卒、宜しくお願い致します。