オセロー

劇団AUN（東京都）

公演に携わっているメンバー：19人

団体紹介

1997年に吉田鋼太郎が立ち上げた「劇団AUN」
シェイクスピア劇団として発足した当劇団は近年、幅広いジャンルを扱う劇団に成長致しました。

劇団員は常に30名以上を抱え、各々、各方面での活躍が目覚ましく更なる発展が期待されております。
「劇団AUN Age」はその「劇団AUN」を母体とした団体です。

我々は長年、定期的に劇団内外の若手を募り、ワークショップ公演を精力的に行って参りましたが、この度、参加者の中から劇団名を設け差別化を図りたいという声が多数上がり、名称を公募致しました所、最も我々に相応しい呼び名として「劇団AUN Age」と相成りました。「Age」とは「時代、誕生」を意味し、我々は若手の育成を目的とした団体です。

「劇団AUN Age」は、我々が考える演劇の基本であり俳優の技量を最も必用とされる「シェイクスピア」戯曲そのものを忠実に上演する事、そうすることで「シェイクスピア」の面白さ、ひいては演劇の持っている本来の魅力が伝わるのではないかという思いを基本理念として上演してきました。

応募公演への意気込み

誰もが一度は耳にした事がある『シェイクスピア』ですが、まだまだ取っ付き難く敬遠されがちで、更にこの戯曲を読み、そして役者として演じるとなると、本人とっては「挑戦」に等しい「覚悟」の様な漠然とした不安を抱かせるといいます。

それは作家とその作品が持つアカデミックな印象が少なからず影響していると考えます。
我々はそういったアレルギー的イメージを払拭しつつ、「シェイクスピア」の持つ面白さを、昨今の風刺に合わせてアレンジする事なく、戯曲そのものを忠実に力強く上演する事。それが魅力を伝える最良のメソッドだと考えています。その一環として今回応募させて頂きました。

我々の創る『シェイクスピア』の世界観をより多くの方々に観て頂き、どのような評価を受けるのか、そしてより多くの声を頂く事で、今後の活動に活かして行きたいと思っています。

将来のビジョン

小劇場での活動こそ、我々が伝えたい「シェイクスピア」の魅力を伝える事が出来る場だと考えています。なぜなら、目の前に生身の人間が喜び、憤怒し嘆き悲しみ、そして笑う。息遣いや落ちる汗の音までもが聞こえる空間こそが演劇の醍醐味であると考えるからです。

今後、他団体との垣根を外し共同で上演を企画して、様々な作品の上演機会を増やして行き、幅広い年齢のお客様に「シェイクスピア」の面白さを伝えて行きたいと考えています。

さらに将来、小劇場での長期公演、そして各都市の小劇場での公演を目指して行き、かつては「劇団AUN」=シェイクスピアから「Age」=シェイクスピアと様々な分野の方々から認知されるよう活動していきます。

今後も「シェイクスピア」を専門に上演する団体であり続けられるよう、メンバーと覚悟一致団結して臨む所存です。