Aokidダンス公演 『地球自由！』

Aokid（東京都）

公演に携わっているメンバー：5人

団体紹介

ダンサー／振付家／アーティスト。1988年生まれ。中学3年生の頃にブレイクダンスを始め、世界大会に出場。東京造形大学在学中よりパフォーマンス、ビデオアート、ドローイングなどに興味を持ち制作の幅を広げ、ジャンルに限定されない身体と思考の獲得を目指し精力的に活動中。
これまでに東京ELECTROCKSTAIRS、飯名尚人、篠田千明、多田淳之介、ヌトミック、新聞家へ出演し、様々なアーティストと創作を行ってきた。
主な受賞歴に横浜ダンスコレクション2016審査員賞（たくみちゃんとの共作）、第12回グラフィック「1_WALL」グランプリ等、多数。
作品上演だけにとどまらず野外パフォーマンスイベントのキュレーションなど、「人」と「思考」を繋ぐ「場」を定期的に開催し、実験的な社会へのアクションを重ねている。
今作が単独での2回目のソロ公演となる。

応募公演への意気込み

『地球自由！』はダンサーのAokidがSTスポットとの共催のもと、一癖も二癖もある強力なスタッフ陣とともに作り上げる2017年夏に続いての二度目の新作ソロダンス公演です。
Aokidは個人制作の活動だけでなく多様なジャンルのアーティストの協働制作など、従来のダンスのあり方を越えて他分野的に展開してきました。
今回は"地球"という僕らが住む星をもう一度、子どもの頃のような親しさで呼べないかと『地球自由！』という詩で応答することから出発しました。“地球”というかなり大きな単位から、自分たちの世界、社会、生活のことを見つめていきたいと思います。
これまで展開してきたジャンルを横断した活動で積み重ねてきた技術を引き寄せ、スタッフワークと共に創り上げていき、最終的には『地球自由！』の言葉の意味を越えた経験を作品を通して表現したいと思います。

将来のビジョン

2012年にAokidCityというプロジェクトを開始しました。これは"架空の街を作る"をコンセプトにダンスやアート、イベントという「場」、公共や教育や都市計画など関心のあることにアクセスし続けることにいつも意識的でいられるように取り組み、このアイデアの中ならダンスだけに終始せず、視野を広く持ちながら、あらゆることに関わることが出来ると思いつき実践してきました。それ以来、ダンスの上演や固定の形態に留まらないワークショップやイベントの企画、キュレーションを続けてきました。
自身のパフォーマンスから見えることを起点として、様々な文化を吸収し、将来は都市の在り方についてひとつに偏ることなく、違う分野とも結びつけながら相互に作用し続ける状態を作りたいと考えています。
今作『地球自由！』はソロ作品で、個人の身体・思考という最小単位での出発点になりますが、ここから上述した都市の在り方をつくるための器となるようなアーティストとしての姿勢も提示していきたいと思います。