コマギレ

ラビット番長（東京都）

公演に携わっているメンバー：10人

団体紹介

主宰・井保三兎（いほ さんと）のオリジナル作品を上演する演劇集団として２００６年に旗揚げ。「池袋演劇祭」大賞３回、「グリーンフェスタ」大賞２回ほか数々の演劇賞を受賞。
主に「介護」「野球」「将棋」がテーマのストレートプレイを得意としている。現在東京都を中心に活動を展開中。地方公演や学校公演(学校主催の舞台芸術鑑賞会等)も積極的に行っている。また一昨年・昨年と２年連続で池袋「あうるすぽっと」の劇場ホワイエを利用した「劇団主催の介護福祉フェス」の開催と、介護をテーマにした舞台を無料上演し、大きな話題となった。

応募公演への意気込み

本作「コマギレ」は将棋の女流棋士が主人公の物語です。
前説としてキャストが開演の１５分前から将棋の初心者講座（簡単な将棋のルール説明）を行います。これは開演時刻を遅らせないための工夫でもあります。ラビット番長ではすべてのお客様が楽しく気持ちよくご観劇いただけるよう、スタッフワークや観劇マナーの向上に向けての取り組みも積極的に行っております。
さて本編にはもちろん「将棋」が登場いたしますが何も難しいことはなく、内容はヒューマンドラマです。その棋譜に現れる戦略、性格、人生。その一手に込められた想い。今まで将棋をまったく知らなかった方でも、劇場を出る頃にはきっとほんの少し興味がわいてくる……と嬉しいです。

真剣師と天才棋士の勝負「天召し-テンメシ-」（グリーンフェスタ２０１４【GREEN FESTA賞】受賞／第２８回池袋演劇祭【優秀賞】受賞作品）。
人工知能とプロ棋士の対決「成り果て」（グリーンフェスタ２０１６【GREEN FESTA賞】受賞／第２９回池袋演劇祭【大賞】受賞作品）。
介護士がプロ棋士を目指す「カチナシ！」（グリーンフェスタ２０１８【BASE THEATER賞】受賞作品）。

そして本作「コマギレ」はラビット番長の将棋シリーズ第４作目となります。
どうぞご期待ください！

将来のビジョン

観劇人口を増やすため、ラビット番長では地域貢献に力を入れています。
稽古場や劇場周辺の清掃ボランティアをはじめ、地元イベントのヒーローショーや着ぐるみのお手伝い、さらには劇団員総出で「調布市民駅伝競争大会」への参加で地域を盛り上げたりと“劇団として何が出来るのか”を常に追求しています。
演劇を観たことがないという方にも興味を持ってご覧いただけるよう“介護”を取り扱った作品を作り、大田区の「おおた福祉フェス」、調布市の「調布福祉まつり」等に呼んでいただけるようになりました。また、あうるすぽっとでは無料公演と共に全国初の試みとなる“劇団主催の介護福祉フェス”が実現することとなり沢山の方々にご来場いただけました。

今後は地域の方々や企業・学校等に向けて演劇を活用した「コミュニケーション能力向上ワークショップ」や「進路説明会（職業紹介）」等を行なっていく予定です。さらにアトリエ公演等を無料で開催し、演劇の楽しさを広げて参ります。
劇団として地域貢献していくことで演劇の存在価値を上げていくことができたらと思います。