リングワンデルング

リングワンデルング

シア・トリエ(旧:満塁鳥王一座)(福島県)

公演に携わっているメンバー:7人

団体紹介
シア・トリエ(旧:満塁鳥王一座)
’96年、満塁鳥王一座として旗揚げ、福島県福島市を拠点に活動。野外テントを出発点に、アングラ→現代口語→対話を廃したモノローグ演劇→その先の演劇と、「近代演劇」からの脱却あるいは批判をテーマに「今ここにあるべき演劇の姿」を模索し続ける迷い鳥集団。この旅は死ぬまで続く気がする今日この頃である。’15年1月、劇団名を「シア・トリエ」と改名、以来運気は上昇中。

創立以来、「新たな観客と批評に出会うこと」を目的に、旅公演を積極的に行ってきた。これまでの上演地は福島県内各地のほか、青森、盛岡、仙台、東京、横須賀、長久手、大阪など。

また、震災直後に発表した「キル兄にゃとU子さん」では、原子力災害下の福島と向き合うことをテーマに創作を行い、そのビビットな作品内容が共感を呼び、2016年3月には、ドイツ・ミュンヘンにおいて開催されるフェスティバルにおいて初の海外公演を行う。
応募公演への意気込み
リングワンデルング【Ringwanderung(独)】
登山で、吹雪や濃霧のために方向がわからなくなり、同じところを大きな円を描くようにぐるぐる歩き回ること。輪形彷徨。

宮沢賢治のネズミ三部作と呼ばれる初期童話「ツェねずみ」「クンねずみ」「鳥箱先生とフウねずみ」が原作。世界観を共有する三作品から、被害者意識と嫉妬心と自己顕示欲が他より強いねずみたちと、それを取り巻く動物たち、無機物たちが登場し、現代をコミカルに切る。

近代的な写実性にとらわれず、カリカチュアされた短い断片をマーブリングのように配置することによってコンセプチュアルな状況を舞台上に立ち上げるという、当劇団がこれまでも取り組んできた手法により、宮沢賢治が原作に込めた思いを現代に再生する試み。

シア・トリエではお馴染みの福島の役者たちに加え、客演に東京の老舗劇団「仲間」から3名の俳優を迎えて厚みを増した役者陣がそれを支える。
将来のビジョン
当劇団は昨年で創立20周年を迎えました。その活動は次の3つの柱に整理できます。

一つめは、インディペンデント精神とそれを支える反骨心。そもそもがテント劇団として発足した我々は、地方において我々の満足できる劇場を町に出現させるところから出発しました。「無いなら作る」この精神が我々の活動に継続性を与えています。

二つめは、演劇にしかできないことの追求。我々は常に「まだ観ぬ純粋な演劇的表現」を求め、さまざまな手法を追求しています。

最後は、オープンマインド。公演地はもちろん製作体制においても外部と積極的にコラボレーションを行うなど、常に他者との出会いと連携を強く指向しています。

今後もこの姿勢は変わることはないでしょう。これをさらに拡大し、何らかの演劇的成果の獲得に繋がるよう、今後も努力したいと思っています。

公演に携わっているメンバー(7)

ODACCY
制作 当日運営

カカワッテマス
ドラ
役者・俳優 美術

やるは
とこー

やりまーす!
ピロミ。
役者・俳優

ヤラレマス。
サトウ
役者・俳優 その他(衣装)

ヤリマス。
サブテレニアン
演出 制作 その他(プロデュース)

プロデュースしてます。
大信ペリカン
役者・俳優 脚本 演出

作・演出です

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