[完全版]菊菊&刀

[完全版]菊菊&刀

<火遊び>(東京都)

公演に携わっているメンバー:11人

団体紹介
脚本家・演出家の松澤くれはを中心に、2013年結成。
「あなたとわたしが[We]に近づく物語」をテーマに、言葉で分かり合おうとしながらも分かり合えないことを受け入れる、人間の寂しさを一貫して描いています。
ギャラリー公演に特化した芝居作りを行っており、会場のもつ独特の空間に「舞台装飾」を施し、客席と舞台がゼロ距離のストレートプレイが特色です。
また、開演前から芝居をはじめることで、観客が座席にそろってからではなく、その物語のなかに観客が迷い込んだかのような効果を演出しています。
ストーリーは基本的に暗くて重たいです。笑いもありません。しかし、そこに立つ人物たちの生きる苦しみから、一筋の光を見出したいと思っています。息の詰まる雰囲気のなか、登場人物たちの孤独と希望を、演者と観客が一体となって共有できるような演劇作りを目指します。
応募公演への意気込み
人は相手を意識したとき、孤独を知ってしまう。
どこまでいっても「わたし」と「あなた」は他者であり、完全に分かり合うことはかなわない。
けれども、分かり合えないことを受け入れたうえで、それでも、分かり合いたいと願って言葉と言葉を交わしてゆく。わたしたちは本当なら、寄り添えない他者などを求めないで、いつも[We]でいたいはず。――そんな思いを胸に、戯曲を書きました。
応募公演『[完全版]菊菊&刀』は、母の不倫を暴露し、母に刑事告訴され留置所に入ることになった娘の物語です。一番近しい人の心を理解することさえ難しい絶望と向き合い、閉じた鉄格子のなかで物語を展開します。
「わたし」という視点から、人間の寂しさというものに、こだわってみたいと思います。
その場に居合わせなければ感じられないものをご用意して、皆様のお越しをお待ちしています。
将来のビジョン
「動員数を上げて大きな劇場を目指すのではなく、いかに小さな空間で公演を続けるか」おそらく一般的な演劇団体とは逆の方向に、私たちは舵をとってまいりました。
番外公演の位置づけにとどまりがちなギャラリー公演ですが、その良さを突きつめるために公演を重ねています。
前回公演にてチケット予約開始12時間で全ステージ完売を達成しましたが、客席数を増やせない特殊な演劇づくりの特性上、今回からロングラン公演へと移行します。より多くの方々と、物語を通して時間を共有してゆきたいと思っています。
空間そのものが持つ雰囲気を大切にし、役者の息遣いまできこえる至近距離で物語を紡ぐ。「また観たい」ではなく「また来たい」という表現が似合うような作風を確立したいです。
将来的には東京のみにとどまらず、最小単位の物語を携えて、あらゆる土地や場所に溶け合うような公演を、全国各地で上演してゆきたいと考えています。

公演に携わっているメンバー(11)

早山可奈子
役者・俳優

<火遊び>初出演。看守B役。
千尋
役者・俳優

<火遊び>初参加 看守。
蒼木 鞠子
役者・俳優 歌手 声優 演出

演出助手として関わらせて頂いています。
花村雅子

出演させていただきます。〈火遊び〉初参加です。新宿眼下画廊にてWe体験に向けて精進。
三浦仁
脚本 演出 演出助手

演出助手として参加させて頂きました。
ナカノキョウコ
役者・俳優 モデル 脚本 演出 美術 映像

初めての、火遊び。ドキドキです。
evata
役者・俳優 ナレーター

客演です。ゼロ距離演劇への可能性を体感しにぜひご来場ください。
くろ
役者・俳優

本公演、お待たせしました。あなたと、火遊び!
つぐみ
役者・俳優

出演します。1年3ヶ月ぶりの本公演、丁寧に作りたいと思います。よろしくお願いいたします。
じょう

小道具と舞台装飾です! 劇場でお待ちしております。
松澤くれは
脚本 演出

久しぶりの本公演です。 気合い入れて作ります。

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