ゆびさきの半景

ゆびさきの半景

サカサマナコ(東京都)

公演に携わっているメンバー:5人

団体紹介
2012年10月結成。
脚本・演出の吉中詩織と音楽・音響デザインの前村晴奈、空間美術の山本高久によるパフォーマンスユニット。

世の中の言葉や常識が持っている価値観を一旦やわらげ、不器用で泥臭くあるものたちを肯定してみることを作品で試みている。
役者の言葉だけが優位に立つのではなく、身体性や音楽、美術など、そこに存在する全てのものが同等に空間を充たす演出が特徴的。

13年1月には『ソノトキ case.2』で東京アートミーティング[第3回]共感覚実験劇場に参加。
その後もNPO法人RAFTの公募企画『石と波紋』に選抜、初の長編『祝辞の方法』が第14回AAF戯曲賞最終受賞候補作品にノミネートされるなど活動の幅を広げている。
ユニットの持つ色や方法論にこだわらず、柔軟に変化していける環境を求め開拓し続けている。
応募公演への意気込み
本作品で、サカサマナコの長編作品は3本目となります。
前作品が終演してから約1年半の間、「人とつくること」ということを延々と考えていたように思います。
自分ひとりの想像力で飛んでみることよりも。
いま、同じ時間に、同じ場所に集まった、たくさんの「ひとり」の想像力で。もっともっと高いところまで飛んでみたいと思うようになりました。

本作品のテーマは「物語」です。
昨今、たくさんの「物語」が反乱する世の中となりました。人は何故、物語を紡ぐのか。紡ぐ先には何があるのか。誰のための物語なのか。
劇場に集まる全ての「ひとり」が持つ言葉と身体とともに、どこまでも続く物語を紡いでいきたいです。
将来のビジョン
毎作品のテーマ、そして団体としての活動の基盤として「どのように繋がっていくか」ということが常にあります。
それは団体内のメンバー同士から始まり、役者、観客、そして演劇というジャンルよりも外の世界へと広がっていきます。

どんどん外に。どんどん大きなところに。
頭の片隅で理想だけが先走ってしまいそうになる時もありますし、それを意識することは大切なことです。ですがまずは直向きに。常に自分たちの能力と向かい合う機会をコツコツとつくることが重要だと感じております。

それは具体的には公演等の回数を増やすことかもしれない。あるいは、言葉・音楽・美術という私たちの特色を生かす媒体を生み出すことかもしれない。
団体としての力がないようでは、外へ向かう為に走り続けることなんてできません。まずは、走り続ける為だけのものを培いたいのです。
そのようにして自分たちの存在と向かい合い続けて生まれたエネルギーは、やがては放出され、外の世界と自然に繋がることができるものだと信じております。

公演に携わっているメンバー(5)

いとう

制作のいとうです。
山本

美術の山本です。
梢栄
役者・俳優

出演致します。 初サカサマナコ。 ワクワクしてます。 絶対面白くなる。
吉中詩織
脚本 演出 演出助手

サカサマナコ演出脚本の吉中です。心強い座組になりました。 是非、ご期待くださいませ。
前村晴奈

サカサマナコ音楽音響の前村です!

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