sons wo: は東京で活動を開始しましたが、これからはカゲヤマの出身地である浜松市もその拠点のひとつにしていきます。二つの都市を移動しながら、それぞれの土地で劇的な「場」を提供し、そこに住む人々にとって都市の中のひとつの機能として存在していきたい。安全な、保護された空間で劇を作るのではなく、あらゆるものに介入してしまうオルタナティブとして、流動的に活動していきたい。常に時代を眺め、水のように変化をしながら、表現を深化させていきたい。そのために、上演形態、制作プロセス共に「柔軟な」スタイルを構築しつつ、社会に対する影響力、発信力、注目度を高めていきたいと考えております。それは言い換えれば、演劇に立脚しつつ「演劇」の枠組みから自由になり、「世界の中の一作家」として社会に関わっていくということでもあります。東京でも浜松でも年2回以上の定期的な創作を続け、様々な文化に興味のある方々と積極的に交流し、文学、音楽、美術など、ジャンルを限らず影響を与えていく存在になりたいと考えております。