バカから醒めたバカ

バカから醒めたバカ

INUTOKUSHI(東京都)

公演に携わっているメンバー:8人

団体紹介
2008年、早稲田大学演劇研究会でモラルを中心に結成。
旗揚げ以降、様々な試行錯誤を経た後、2015年より純粋なコメディへの回帰、「新本格コメディ」をキャッチコピーとして掲げる。
その第一弾として、新宿ゴールデン街劇場にてcase.14「ハワイ」を上演。「コメディにこだわる劇団/人間」の痛みと葛藤を描きながらも、それらを徹底的にナンセンスな笑いへと昇華させ、さらには客席全体を巻き込むようなパフォーマンスを行うことによって(客席の皆でヤシの木を運んだりなど)、劇場を笑いが生む熱と高揚感で溢れさせた。
また犬と串の最大の魅力は上記のような劇団公演を行う際の泥臭さと、それぞれがジャンル・フィールドを問わず活躍する軽やかさのギャップにあり、今年は俳優陣の外部劇団やテレビドラマへの出演の他、主宰モラルが紀伊国屋ホールにて作・演出作品「昆虫戦士コンチュウジャー」を手がけることが決まっている。
応募公演への意気込み
コメディは演劇史のターニングポイントとなり得るか、ということをずっと考え続けてきました。面白いと言われるだけでなく、「今までになかった」と言われるものを作りたい。その思いから数年前に、人生の悲哀にナンセンスコメディの要素を掛け合わせた「切(せつ)ナンセンス」というシリーズをスタートさせました。しかし活動を続ける中で、やはり、純粋なコメディの創作と、その中での新しさの追求を志すようになりました。我々はこれを「新本格コメディ」と呼び、その作品を厳密に定義するための十カ条を作りました。
(新本格コメディの「十戒」については、こちらをご覧ください→ http://inutokushi.com/jikkai.html )
新宿ゴールデン街劇場という空間、ほぼ全編メタフィクションと、犬と串としては異例ずくしの前回公演「ハワイ」で産声をあげた新本格コメディですが、今回はそれを、従来のフィクションの構造の中に落とし込みます。そういう意味では、今回の「バカから醒めたバカ」が本当の、新本格コメディのデビュー戦と言えるかもしれません。
SFという使いまわされたジャンルの中で、全く新しい作品を作り上げます。そしてその新しさは、コメディ以外の要素から来るものではなく、あくまでコメディとしての新しさを目論んでいます。
将来のビジョン
この一年間で犬と串のメンバーはそれぞれ、商業演劇から映画やドラマ、さらには小説まで、活動の場を広げてきました。そのためか、最終的には小劇場というフィールドから離れていくつもりなのか、と聞かれることがあります。しかし、我々の意図は全くの正反対です。
犬と串は、現在の、「小劇場で評価される作品」と「より多くの人に届く作品」が二分化されている状況に一石を投じたいと思っています。小劇場ならではの作品を深く追求したいのと同時に、普段演劇を観ない方にとっても面白い作品を作りたいのです。そのための試みが、「意気込み」にも書いた新本格コメディの提唱であったり、上記した各メンバーの活動フィールドの拡大だったりします。加えて去年、劇団創設以来初めて新人募集を行い、三ヵ月にも渡って厳しい稽古を行いました。
つまりは、「劇団力」を高めたい。これは、旗揚げ以降一貫した犬と串の理念なのですが、最近ようやく、その理想に現実が追いついてきたと自負しております。
どんなジャンルであれ、そこに「犬と串」という名前がつけば面白さを保証する、まして犬と串そのものの公演であれば面白くないはずがない、そんな劇団になりたいと考えています。

公演に携わっているメンバー(8)

こうのりえ
制作 当日運営

皆様のご来場心よりお待ちしております。どうぞお楽しみに!
hagihahn

犬と串劇団員にして出演者。 SFにしてコメディ。 お楽しみに!
かっぱの巻きちゃん
役者・俳優 宣伝美術

GA・N・BA・RI・MA・SU!! 劇場でお待ちしております!
モラル

作・演出です。未知の感覚「新本格コメディ」に、どうぞご期待ください!
にしむら
制作

犬と串がお送りするSFラブコメコメ! どうぞよろしくお願いします 制作まわりを担当してます!
純七

犬と串Jr.です! 犬と串SFどうぞお楽しみに!
ミツマ

犬と串×青春×SFです。 よろしくお願いします。
ホリユウキ

3年ぶりとなる「春の犬と串」! 春らしいさわやかな、でもそれだけじゃ終わらない犬と串SFへの挑戦。 僕は出演です!

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