御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎（東京都）

公演に携わっているメンバー：15人

団体紹介

2016年3月放送のテレビドラマ『天才バカボン』（日本テレビ）等、多方面で活躍中の脚本家・吹原幸太が、愉快な仲間達を道連れに、親の仇を討つかの如く危険な笑いと愛に挑む！
荒唐無稽のK点越え！！それが【ポップンマッシュルームチキン野郎】である。
F1のようなスピード感！圧倒的な筆力と演出力！そして人知を超えた驚異の演技力！
それらをフルに活用してナンセンスな笑いと重厚なドラマを同居させ、通常では相容れないようなアンビバレントな感情を呼び起こす悲喜劇を得意とする。
これまでに、2012年度サンモールスタジオ最優秀演出賞、2013年度黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、観客賞、優秀演出賞、2014年度黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、観客賞、最優秀演出賞、優秀脚本賞等を受賞している。
2015年は渡辺徹（文学座）を迎えた『独りぼっちのブルース・レッドフィールド』や、ぴあ株式会社と合同で『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』を上演した。

応募公演への意気込み

劇団旗揚げ公演である『ぽっぷん息子』を元にした作品。
主宰の吹原が人生で初めて書き上げた脚本を、現在はプロ脚本家となった彼自身が大幅に手を入れて上演します。当時、父を亡くしたばかりの２２歳の吹原が、自身の家族への想いを致死量のブラックジョークにまぶして描ききった、泣けるブラックコメディーの傑作です！
昨年は渡辺徹（文学座）を迎えてのシアターサンモール公演、そしてぴあ株式会社とシブゲキでの合同公演と、大規模な公演が続きました。劇団としても大きな飛躍の一年になりましたが、同時に原点である小さな劇場での「周りを一切気にしないフルスイング」をしてみたいという思いが劇団内でフツフツとわきあがり、本作の上演が決まりました。
少ない予算、少ないセット、少ない出演者で、最大級の情のぶつかり合いをお届けします！
演劇とは何か、何故自分達は続けてしまうのか。そういった命題にも、結成１１年目で旗揚げ公演をリメイクするにあたり、立ち向かっていこうと思っています。

将来のビジョン

面白さの絶対値は、演劇が最も高い。それを証明する為に、我々ポップンマッシュルームチキン野郎は存在します。
結成から11年が経ち、いつしか映画やテレビに関わるメンバーも増えてきました。しかし、いつでも軸足は演劇でした。その理由はただ一つ。舞台が最も面白く、心を震わせる場所だからです。この思いを受け止めて下さる御客様を、もっと増やしていきたい。そんな正直な願いも強く持っております。
11年前、まだ何者でもなかった大学生の我々が、ようやく何者かになれるのかもしれない…。そんな風に思えるようになって、二年以上が過ぎました。しかし、まだ満足のいく結果は出ておりません。劇団員15名の人生を賭した一大プロジェクトであるポップンマッシュルームチキン野郎を、もっともっと飛躍させたい。ただその一心で、日々の稽古や役者個人の鍛錬を積んでおります。
今作や舞台芸術まつりを通し、我々のことを知っていただける人や、「こんなに凄い世界があったのか」と誰かに思っていただけること。それこそが、我々が今、見据えるビジョンです。