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ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』
ドキドキぼーいず(京都府)
公演に携わっているメンバー:5人
- 団体紹介
- 京都を拠点に活動する若手演劇チーム。京都のみならず、岩手・新潟・福井など、様々な地域での演劇活動に力を注いでいる。
2013年、代表である本間広大の学生卒業を機に再旗揚げされる。
メンバーは9名で構成されており、俳優・演出家の他、音響・照明・映像・美術のスタッフが専属的に在籍しており、俳優と演出家で構成される日本の劇団には珍しい形態をとっている。
2015年よりアトリエ劇研創造サポートカンパニーに選出される。
演劇の虚構性を利用した、リアリティのある物語を探求している。
近年は「現代の若者が抱く、見えない不安」をモチーフとした作品づくりを行っている。
主な受賞歴として「第35回Kyoto演劇フェスティバル実行委員長特別賞(奨励賞)」、第6回せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ並びに演出賞(演出:本間広大)」など。
- 応募公演への意気込み
- ある家族の、ある選択の積み重ね、それによって引き起こされた「悲劇」についてを演劇にします。
政治家の汚職や、原発事故が起きて、誰に責任があるのか、問題になりました。何が一体正しくて、何が間違っているのか、などと、正義と悪についての探求をしてもいつまでたってもきっと論議は終わりません。このどうしようもない現代社会で、誰が、誰にとって、何を正しいとするのか、ずっと考えています。
みんな違ってみんな良いとは、思います。だからこそ、相手を思いやって、どんな行動をするのか、そこにかかっています。正しさなんていうのは、きっと自分の中にしか存在しないんだと思います。しかも、言葉に出来ないくらい奥深くにあるんだと思います。
人には人を思いやる力がある、これは間違いありません。それでも混沌の世界になってしまうのは、善意がすれ違っているからなのでしょう。優しさとは、悲しさなのかもしれないなぁと、そんなことを感じてもらえるような作品になります。
- 将来のビジョン
- 京都を拠点に創作活動を行い、つくられた作品を日本全国、そして海外に輸出すること、目下5年は計画している。古くからモノづくりに対しての恩恵が強い京都では、創作活動に対して寛大で、そのおかげなのか、ゆっくりとした時間の中で創作を行うことが出来る。世話しなく作品をつくりだしていく必要がないので、じっくりと時間をかけて作品を熟成させることが出来るのである。
また、「場所」づくりを行いたいと思っている。劇場建設や、企画運営などを中心に、それぞれの地方での作品を逆輸入するシステムをつくりたい。新幹線や飛行機がある現代、どこにでもいつでもいける。地方はその性質を利用し、それぞれの創作環境でそれぞれの創作活動に力を入れればよいのだ。
だが、京都ではアトリエ劇研の閉鎖など、劇場を中心とした「場所」が存在しない。京都の演劇の発展のためにも、劇団のための劇場の建設を、目下10年以内に行いたい。
公演に携わっているメンバー(5)