天幕旅団としては、初めてだらけの公演です。 SPACE 雑遊をホームグラウンドに公演を行っていますが、同じビルの2階に新しく芝居小屋が出来て、そのオープニング企画に呼んで頂きました。 旗揚げから今まで、主宰:渡辺望のオリジナル作品を上演しておりましたが、今回初めて既成の台本、それも巨匠:別役実さんの岸田國士戯曲賞受賞作を上演させて頂きます。 そして初めて、Corich舞台芸術まつりへ応募します。
そんな初めてだらけの公演ですが、一番天幕旅団らしい作品になると思っています。 SPACE 梟門の客席を改造して、我々の得意とする多面舞台を作り、どの方向から見ても楽しめる、立体的な作品に立ち上げます。 「不条理」と冠される別役さんの言葉ですが、そこに書かれた「可笑しさ」を丁寧に掬い上げて舞台上に載せます。 「いまどき、珍しい程ファンタジー」として、非日常の物語世界へとお客様を誘います。