赤い竜と土の旅人

舞台芸術集団　地下空港（東京都）

公演に携わっているメンバー：16人

団体紹介

舞台芸術集団 地下空港は、「劇場に旅をする」をテーマにして、人間と社会を見つめる比喩的な寓話と、コンセプチュアルな空間芸術を創り続けてきました。

主宰・伊藤靖朗（いとうやすろう）は、２０１０年長編小説『巨人たちの国々』（PHP研究所刊）を執筆。平成２５年度新進芸術家育成プロジェクト「TOP」に選出。その後も２０１４年イギリス・ウェールズ国立劇場の日本人招聘アーティストとして、約７０組の応募から選抜され渡英。現地にて新作創作のための調査を行いました。世界１２カ国を旅した独自の感性で描く、幻想入り乱れる物語は各界より高い評価を得ています。

また、劇団専属のテクニカルアソシエイト・奥村周也（おくむらしゅうや）による、日本演劇界初、３Dモーションキャプチャリングセンサー使用（日本経済新聞掲載）など、先駆的な技術を用いた演出表現に取り組んでいます。

応募公演への意気込み

２０１４年８月に、地下空港のメンバー３人は、イギリスのウェールズ国立劇場の招聘により渡英し、新作づくりのための調査＆発展＆発表を行いました。

応募のきっかけとなったのは、日本の人々によってウェールズに新しい原発が作られる、ということを知ったことでした。

これについて現地の様々な立場の方にインタビューを行う中で、日本の私たちと、ウェールズの人々の見ている現実の違いや、ウェールズの人々同士の間の断絶を垣間見ました。

そして日本国内でも、同じようなことが生じている。
この溝を埋めることが、演劇にできるのではないだろうか。
そう思い、１つの歌を創り、現地で発表しました。

予告編『竜の唄』MV
https://youtu.be/V7UjafXO8wY

そしてその歌を、この度、音楽劇『赤い竜と土の旅人』として創り上げ、初演をいたします。

ぜひこの劇が、心の土となるように、誠心誠意を尽くして創作します。どうぞお楽しみに。

将来のビジョン

地下空港は今後、より国際的な活動に踏み出して行きたいと考えております。

なので、まずはこの音楽劇『赤い竜と土の旅人』を、お客様に存分に楽しんでいただいて、その成果を、ぜひウェールズに届けたい！と熱望しており、全世界ストリーム放送を計画。ただいま、実現のためのクラウドファンディングにもチャレンジしております。

https://www.makuake.com/project/undergroundairport/

また来る６月頭にはMMJプロデュースによる地下空港の公演『ポセイドンの牙』＠紀伊国屋ホールも決定！

これからもコンセプチュアルな舞台芸術と、エンタテイメント性を両立させながら、国内外を問わず、より多くのみなさまが共有し、楽しみ、味わうことのできる物語の創作に邁進いたします。