
舞台版「ひとくず」大阪公演
映像劇団テンアンツ
近鉄アート館(大阪府)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
内容は同じだが、キャスティングが若干変わっていた
今回も涙😭と鼻水垂れまくりで、心が洗われた感じ
昨日(初日)とは客層も異なり、舞台の途中で隣どおし 映画の時は○○やったな〰️とかうるさい👂⚡おっさん達が目立った
本当のファンは初日と千秋楽に集うというのは、本当なのかもしれない
何度でも観たい作品

ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

チミドロの境界線
劇団YAKAN
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2022/11/17 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
冒頭は ポップな感じの描き方だが、場面転換した途端に情景が一変する。その感情を揺さぶる振幅が凄い!登場人物はわずか4人、その個々人のキャラクターが強烈に描かれているが、客観的に見れば身近にいる人々である。そこに居る人によって 登場しない人物の意思が鮮明に伝わるようで、思わず唸ってしまう。自ずと「生と死、そして愛を見つめて」というシンプルなテーマガ浮かび上がる。
面白可笑しい場面と緊張・緊迫した場面の緩急ある演出、それを出演者が熱演し物語の世界観をしっかり表している。舞台美術はシンプルであるが 状況が一目瞭然、そして絶え間なく聞こえる音が おのずと「生」を意識させる。勿論 照明・音楽といった舞台技術も印象的で余韻を残す。この作品こそ珠玉作と言っても過言ではない。観応え十分、ぜひ劇場で…。
(上演時間1時間20分 途中休憩なし)22.12.2追記

千一夜
ONEOR8
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/26 (土) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前説の山口さんと矢部さんの雰囲気が良く、見る前からワクワクしていました。
セットの使い方の上手さ、一見関係無さそうな事がどんどんと合わせっていきラストへ。
見終わった後の満足感からかグッズも本も買ってしまった。

戰御史 -Ikusaonshi-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい舞台でした。ほぼ殺陣で、セリフ無しなのに、演者さんの表情や仕草で沢山色々なことを考えたり想像したりして観るのもとても面白かった。
殺陣のシーンは圧巻で、照明と音楽とで本当にすごくて、とにかくかっこよくてかっこよくてかっこよかった。
演出にはびっくりするようなシーンがたくさんあって、本当に観にいってよかった。すごすぎです。

ミステリークレイフィッシュ
ACTOR'S TRIBE ZIPANG
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2022/11/24 (木) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

いつでもどこでも誰とでも
演劇ユニット「みそじん」
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

自分がかわいいクッキー屋さん
江古田ぐるぐる
小劇場 楽園(東京都)
2022/11/17 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/19 (土) 18:00
幼稚園で食べたクッキーの味が忘れられず当時の先生からレシピを教わりクッキー店を開いた主人公の盛衰記。笑いもふんだんにありつつ業界の世知辛さなどを描いて江古田ぐるぐる版の池井戸潤?(笑)。

ASAKUSA THUNDER GATE
妖精大図鑑
浅草九劇(東京都)
2022/11/25 (金) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

しびれ雲【11月6日~11月12日昼公演中止】
キューブ
本多劇場(東京都)
2022/11/06 (日) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ケラ舞台を久々に、という所で、折しも夏に上演した「世界は笑う」の配信があり、本作の追加公演発売があり、ほぼ同時に購入。後でよく見るとこっちは中々お高い入場料(衝動買いしてしまった)。
さて「世界は笑う」の出来がえらく良く、直前に観たせいもあり、開幕早々緒川たまきの特徴ある声が「同じキャラ」の使い回しに聞こえる(うまい料理でも続けてはちょっと..)。Nylon100℃を初めて観た舞台に感じた「緩さ」も感じる。多くの評とのズレを感じる所だが、今まで観た(大して観ちゃいないが)ケラ作品で当たりは少なく、今回はハズレの回かとの予感を過らせつつ観始めた。
2時間弱で漸く休憩に入る長編(上演時間はチェックしてなかった)、前半を耐えて後半ガラッと様相を変えるパターンを期待。二幕ではフジオの初恋、夫婦喧嘩の仲裁、父親のボケ(認知症)と見入らせる優れた場面が訪れる。ただ、記憶喪失のフジオという存在を除けば全体に昭和的な日常の要素だけを貼り付けたような劇で、敢えてそうした「意図」の片鱗を探りながら観ていた所がある。そうした「何事もなさ」や捻りのない笑いは、「ついに枯れたか?」との念がふと過ぎったほど。基本、半径何メートルの日常の風景と言って良いのであるが、それに相応しいタッチだったかどうかの点で、多分自分の好みとは異なった。

WAO!フェス
劇団WAO!
味園ユニバース(大阪府)
2022/11/25 (金) ~ 2022/11/25 (金)公演終了
実演鑑賞
味園ユニバースに初めて行きました!
いつもの劇団WAOさんの舞台とは違って、歌ばかりのメドレー?でしたが、たくさんの舞台を観ているようでとても楽しかったです。
また来年もやってください!
ありがとうございました。

ベンガルの虎
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/28 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
さほど頻繁には観ていない流山児事務所だが、atスズナリというと幾つかの舞台を思い出す。高取英追悼「帝国月光写真館」(2021)、鄭義信を演出に迎え黒テント俳優や結城座も加わった「チャンバラ~○○水滸伝~」(2015)、他界した瓜生正美の他保村大和、伊達暁らが客演した坂口瑞穂(黒テント)作「お岩幽霊~ぶゑのすあいれす」(2010)等..。
小林七緒演出による唐十郎作品の舞台はほぼ未知数な状態で観劇に臨んだが、中々の出来であった。弾けた台詞回し、動きは唐作品らしいが、梁山泊などのテント公演と異なるのは、ノリを優先して言葉(台詞)の読解の暇を与えない演出でなく台詞が聞こえ、唐作品の詩的な響きを味わう事ができたこと。唐十郎作品はリーディングで聴いても趣き深いものになるのでは・・?という感触を持った(いや勿論物足りなく思うだろうけれど)。1,2年前あたり風間杜夫出演で埴生の宿を竪琴の生伴奏でしっとりと聴かせた新宿梁山泊の長丁場の上演では、(梁山泊では毎度そうであるが)「穢れ」の要素(この演目での「らしゃめん」のような)をきらびやかに、記号化して見せるのだが、言葉を聴かせる今回の上演ではある生々しさを残していた。
現代では実はホステスであるヒロインが、彼女を見出した青年によって彼の元教師となり、青年と同道する縦軸があり、二人の純愛が底流にあって最後に顔を出す。その狭間に激動の歴史に翻弄された人間のドラマが象徴的人物を配して描かれる。で、このヒロイン役の女優がどうしても青年と最初は同世代に見えて仕方なかったが、劇が進むにつれ年上の女に見えてきた。井村タカオが狂言回しと言って良い立ち回りで芝居の各所に油を差し全体に貢献していた(笑えた)。

ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/29 (火)
価格4,000円
29日19時開演の初日舞台を拝見(80分)。
初日ゆえ詳細は伏せるが、序盤は時事ネタで細かい笑いを取りつつも、後半に入ると一転、舞台は登場人物たちの”魂と魂のぶつけ合い”の場に!
予期せず充実した80分を過ごすことが出来た。感謝!

舞台版「ひとくず」大阪公演
映像劇団テンアンツ
近鉄アート館(大阪府)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/05 (月)公演終了

かがやく都市
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/30 (水)公演終了

The VOICE
ブス会*
遊空間がざびぃ(東京都)
2022/11/24 (木) ~ 2022/11/30 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/29 (火) 14:00
座席1階
これまでのブス会作品とはがらっと趣が違う、ドキュメンタリータッチでつづられる杉並区民の声。タイトルの通り、これは「声」が主役であり、登場する俳優たちはいろんな役柄を切り替えながら縦横無尽に声を発していく。
ユニークなのは、ペヤンヌが開幕時に舞台に登場し、この演劇を作ろうとした動機や経緯を訥々と語り始める。しばらくは、これが舞台の前口上だと思ってしまう。実は、ペヤンヌも俳優の一人として舞台に立っているのだ。その後、彼女は終幕まで客席の最前列で体操座りをしてじっと演劇を見つめている。劇作・演出の人に本番中も演技を凝視されるなんて、俳優たちはやりにくいだろうなと思ったのは自分だけか(笑)
ペヤンヌは先の杉並区長選挙で当選した女性区長を勝手連的に応援し、ユーチューブで選挙活動などを映像化している。しかし、今回の舞台は区政に批判的な声だけでなく広く取材したであろうさまざまな生の声を盛り込んでいる。区政や国政に何の関心もなかった女性が、デモに参加したり「自分の1票で区政を変えなければ」と発言するようになっていくところなどは、さながら民主主義の教室のようだ。
東京都の都市計画道路は何十年も塩漬けになっていたものが突然動きだすということが普通にある。予定地にかかっているところに住んでいる人には寝耳に水だ。都市計画道路の計画は公表されてはいるが、そんなものは誰も見ていないからだ。
しかし、行政は「以前からあった計画を実行するだけです」と上から目線で強行しにかかる。知らなかったのは都民が不勉強なせいだといわんばかりの態度である。劇中でも出てくるが、住民説明会のお知らせでさえ、例えばチラシを全戸配布するなど徹底的に告知などしない。あらかた、区報とかに掲載して「お知らせしました」と言っているのだろう。舞台ではこうした行政の傲慢な態度に痛烈な批判が向けられる。
都市計画道路は確かに必要な交通網整備とは言える。大量の車が行き交う東京の交通は、道路整備による制御が不可欠。これは街づくりの基本中の基本なのだが、戦後、東京で都市計画決定された道路は予算不足を口実に計画のまま放置されてきた。例えば都心環状線で、環七などはようやく環状になったのだが、環三などは今も途切れ途切れの状態が続く。計画予定地には住宅やマンションなどが建ち並び、とても「立ち退いてください」というような状態ではない。道路整備予算がないからと言ってこうした道路計画を長年放置し続けた東京都政なのだから、今更道路を通すからと言われても住民からは「ハァ?」ということになる。
ペヤンヌはこうして突如自分の上に降り掛かった行政の理不尽さを、「声」を主役とすることで舞台に昇華させた。1時間余りの舞台だが、納得できる出来栄えだと言える。

世界は笑う【8月7日~8月11日昼まで公演中止】
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2022/08/07 (日) ~ 2022/08/28 (日)公演終了
映像鑑賞
8月公演をこのタイミングで配信、とは「しびれ雲」動員に繋げようという術策か。だとすればこっちは自信作って事で警戒は及ばぬ。が、知ったのが終了間際であったので、一度観た後もう一度堪能しようと思ったが二度目の途中で終了となった。がそれでも満足。こいつは秀作だった。日本人は湿った笑いを好むがケラ、大人計画は乾いた笑いを行くと明言する存在。その「笑い」を生業にする昭和の一座を舞台に繰り広げる人間ドラマ。笑いは小道具であり主題でもあり、ドラマは喜劇調を取り入れながらも至って大真面目、各々が波乱の人生と言えるが特殊な存在として描いていない。町の片隅の人間模様と解しても誤りはない。ただ真剣に己のテーマ、「笑い」に向き合う人間共を見詰める眼差しがある。胸を掴まれるものがあった。

温暖化の秋 -hot autumn-
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2022/11/13 (日) ~ 2022/11/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前作の「ワクチンの夜」ではがっつり、ワクチンが噛んでいたが、今作の温暖化は会話中に一度出て来るのみ。屋外が舞台なので日が傾いて「寒くなったからもう行こう」的な台詞は何度か出て来たが、概して温暖になった秋なればこその話、といった程度のタイトル。
初めて観た城山羊の会舞台には嫌悪しかなかったのだが、無理矢理感がその理由だった記憶。話を下世話な方へ、乾いた笑いを誘う方へ誘導したい狙いを理解する事は城山羊観劇には肝要だが、要所でのリアルさも等しく肝要で、行為を必然化するキャラクター構築をやる役者の技量も大事な要素になる。といった印象は今も変わりない。
今回はシソンヌじろうと(終演後気づいた)趣里の出演のせいか、チケットは早い内に残少、辛うじて観劇可能日に取れた。
その趣里と若い優モテ男のカップルが冒頭登場し、彼女の変キャラがリアルに巧みに造形され、彼女と婚約している彼が若干引き摺られ気味ながら変カップルの微妙なバランスを醸す。ピンポイント的に狙った図を具体化する脚本の巧さも。岩谷、岡部の常連コンビに、岩谷の連れ、じろうとその連れが絡み、七名それぞれ笑いどころがあるが皆、ある人間心理の漏れ出す様を切り取り、読めるベタなあるあると意表を突いたあるあるの繰り出し方が絶妙である。
救いが無いようで有るような、無いようで有るような。

かがやく都市
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/30 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#宝保里実 #安藤歩
#伊藤毅 #亀山浩史
#小瀧万梨子(敬称略)
2回目。手触りはサラッとライトなのに観終えるとノスタルジックな気持ちになる濃密で豊潤な50分。
開演前のBGMに安心したりワクワクしたり。嗚呼……うさぎストライプを観に来たんだなぁ……という気持ちになる。それはもう、劇団☆新感線のジューダス・プリーストに匹敵する。
登場した小瀧万梨子さんの、VOGUEから飛び出たようなパリジェンヌばりのモード感にウットリ。声にもウットリ。あの少しニマニマする感じも堪らなく好き。これはもう恋なのだと感じている。
人はみんな寂しがり屋で、誰かに分かってもらいたいのに、分かり合えないことも知っている。分かり合えない他者も、分かって貰えない自分も、自分の前や街から逃げ出した誰かも、み〜んな猫で宇宙人。
作品は育っていた。言葉も動きも表情もイキイキとしてドライブ感が増してサラリとしながらも粘度が上がって、楽しいのに……胸の奥の奥の隅の方がチクッとする。
前半の回を観た人にも、是非もう一度観て欲しい。
伊藤さんの背中から、亀山さんの笑顔からも哀愁が漂う。宝保さんはクセになる。安藤さんはどんどん可愛いくなる。
金澤さんのギターが欲しいと思うのは欲張りかな。
大池容子ワールドを堪能した。まだ、おかわりしたい。