最新の観てきた!クチコミ一覧

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フリータイム

フリータイム

チェルフィッチュ

SuperDeluxe(東京都)

2008/03/05 (水) ~ 2008/03/18 (火)公演終了

満足度★★★

大仕掛けな“からくり時計”の様な、
岡田利規メソッドを純化させた作品。

現代芸術っぽい舞台空間で、
物語的なものを切り捨て、
さらには、言い間違えを多用し、
言葉のリズムをも切り刻んで解体してしまう。

ネタバレBOX

あまりにもソリッドに作り上げた為に、
アートパフォーマンスとしては興味深いけれど、
演劇としては排他的な表現に見えてしまうのが残念。

この短い上演時間で途中休憩?って思ったのだけど、
観終わってみると休憩がないと、
多くの観客は耐えられなかったのでは?と強く思う。

休憩後の30分がコンパクトにまとまっていた分、
個人的にはこっちだけでも十分という気も。
最後の旅立ち

最後の旅立ち

IQ5000

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

やさしさに泣くとは
いわゆるお涙ちょうだいや、笑いには飽食しているが、やはり客はそれを求めてもいる。泣かせてほしい、笑わせてほしいけど、もうレベル高いですよぉ~そう簡単にはやられませんよぉ~という時代。と、どこかの演出の人が言ってたよな。

パンフレットのあいさつにもあったが、今作品には腹筋善之介の死生観が織り込まれているようだ。
これまで肉体表現はシャープさにこだわっていたようだが、今回はそこにほほえましいやわらかさとやさしさを盛り込み、まるで草原の中で踊るような、今までにない新表現が加わった。それは思うに腹筋善之介の、死がぽかぽかと陽気で明るいものであってほしいという願いを体現したものではなかろうか。このモチーフの繰り返しが、作品全体の重いテーマをやわらげ包み込む。

ところが、この明るさに、やさしさに泣いてしまった。笑顔にやられた。おおらかなあたたかさがどうにも切なく胸をついた。経験したことがない涙。もしかしたら核ではなくて飾りとしての演出なのかもしれないが、これがよく効いている。

もっとも適切な悲しみや切なさの表現は、その対極を演じてなおそれを客に感じさせることだと思い知らされたのは、個人的には野田秀樹の「桜の森の満開の下」以来か。例え、古いか。いや、それほどにむずかしい表現術に果敢に挑戦している。

黄金の山

黄金の山

椿組

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった。
ファインベリーは前から好きだったので、今回椿組の公演というよりは、
ファオンベリーの公演という気持ちもあった。椿組の皆さんは芝居が達者で、観ていて安心できた。外波山さんの目が印象的だった。みんな全体的に少し声がでかすぎだった気もする。いつも広いところでやってるからかなぁと思った。佐久間さんはやっぱり面白い。新さんの、彼のキャラの使い方が変わらないところを見ると、ある意味信頼してるのかなと思った。

御前会議

御前会議

青年団若手自主企画 柴・宮永企画

アトリエ春風舎(東京都)

2008/04/07 (月) ~ 2008/04/14 (月)公演終了

観ました
「音楽劇と対話劇の両立」を初めてみました。

まどろみ戦士

まどろみ戦士

IQ5000

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/04/11 (金) ~ 2008/04/11 (金)公演終了

満足度★★★★

リアル感、増す
2月に公演した「まどろみ戦士」パート1を、追加公演という形で上演したわけだが、さすがに本公演「まどろみ戦士~最後の旅立ち~」興行中の再演という型破りに、2月のときに比べるとスピード感やテンションは落ちた気がした。

が、本当にそうなのか? 役者が疲れていただけか?

いや、そうでなかったのだろう。よく見ると演出に手が加わっていたようだ。
スピードやテンションは、演技する内部へ向けられ、むしろ内的テンションの圧力は前回より高まっていた。
これによってファンタジックなシーンでも、前回はスピィーディーに展開されたのが今回は若干(全体的には早いので若干)落ち着きを見せていたが、各キャラクターの会話など心情の絡み合いは非常に濃くなっている。
また、リアルにその場にいたらこうだろうなという、無理やりな高揚感を押しつけない潔さがあった。

テンポの良さをはずさず、かつリアルであるというのは、最後は演出のバランス感覚だろうが、今回の成功でこの劇団の可能性はさらに広がったのではないだろうか。

なんにせよこの作品は、主人公の妻が主人公を呼ぶ一言にかぎる。その素直で、無防備で、切ない響きには、普遍の感動がある。

シナトラと猫(改訂版)

シナトラと猫(改訂版)

MCR

駅前劇場(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

「椎名」
櫻井節と黒岩三佳(あひるなんちゃら)の極上のマリアージュ!
MCR LABO#2「無情」での櫻井×黒岩も相当に良かったのだけど、
今回も負けず劣らずに素晴らしい!

櫻井智也の書く台詞は言葉自体が物凄く強度があり、
それを発する俳優には相当な存在感が要求されるので、
一度観れば強力に記憶に刷り込まれる
唯一無二な存在感を持つ黒岩三佳は最適任だったのだなと。

上田楓子、高橋優子のバカ姉妹っぷりも良い。
宮本拓也のバカ同級生っぷりも良い。

ワッショイ!

ワッショイ!

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2008/04/08 (火) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

役者は粒揃い!
劇団の主宰者の言葉・・『私達劇団芝居屋は、観客の皆さんに面白く判りやすい舞台を提供することを目指し設立された劇団です。

現在演劇は多彩な傾向や表現に溢れています。それは歓迎すべき事ですが、その表現をつぶさに見ていくと、自分の言いたい事を言いたいままに言う、と言った一方通行の舞台が少なくありません。そこには他人に自分の想いを渡す為の努力や視線は感じられません。

しかし私達劇団芝居屋は、その努力や視線こそが演劇が見世物に立ち帰るための原点であると確信しています。』



いあー・・どうよ、この言葉。
素晴らしいでしょ?(・・)

そうなんだよねー、今まで観た芝居で感動した作品とか、好きな作品ってのは、判り易い舞台なんだよね。

よく判らなかったけれど面白かった!とか、よく判らなかったけど、感動した!なんつーのはありえない。

ベタな作風かもしれないけれど、やっぱオモチロおかしくて判り易いのが一番なんらす!(・・)



で、ワッショイ!
全体的に役者はレベルが高いです。
そんでもって、相応の年齢の役者が演じてるってのも、違和感がなくすんなりと受け入れられます。

レビューする前に説明で既に半分は内容暴露!(^0^)してある説明ぶりぶり。。親切ぶりぶり。。



なので、後半はワタクシがネタバレBOXにて。。(^0^)



ネタバレBOX

里子達は集まったが、どうも長男の里子である清司の様子がオカシイ事に春子達は気付く。

組長の命令で敵対する組長を刺してしまった清司は敵対する組からも追われ、自分の所属する組からも裏切られ逃げていることが判る。

そこで、春子達の説得により自首する事にするが、後1日だけ待って、春子達のお祭りを送り出したい(見届けたい)と願う。

しかし、敵対する組のチンピラに見つかって腕を刺されてしまうが、春子達が一丸となってチンピラを追い返す。


人情味溢れる下町の風景を上手く演出していたと思う。
近所のおばちゃんが何ともいい味だして、舞台の温かみを加味する。

神酒所を作るさまは、新鮮でした。初めて観ました!
ある意味、感動!(^0^)



それにしても・・・コーヒー牛乳の中山貴裕、元々、顔がチンピラ風味なのに、役作りで眉剃ってます!
頭は坊主で、しかも剃り入れてます!
どこからどーみても、とことんカタギではありません!

コレ、電車乗る時どーするんでしょ?
満員電車でも軽くドーナツ化現象が起こるんでしょか?

シルバーシートの前に佇んでるとお年寄りが席を譲るんでしょか?


一度、歌舞伎町あたりを一緒に歩いてみたいもんです。
もちろん小指は折り曲げて・・(^0^)

ワッショイ!



コブタが野バラで夢をみた

コブタが野バラで夢をみた

カナデコトビート

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2008/04/11 (金) ~ 2008/04/14 (月)公演終了

無理に略すと、野ブタ。
旗揚げ団体なので面白かったら早い内にクチコミを流したほうがいいんじゃないかな、とか思って初日に観劇。三角関係どころか何角関係なのか分からなくなるくらいに色んな人々の色んな繋がりが引き起こすドタバタ劇。ネタ的な台詞や間の使い方はコントチックで、結構笑いを取っていました。パンフレットには演出から各役者の紹介文が載っていて、個人的にはまず初めに思ったのは「あ、内輪っぽくてやだな」と。でもちゃんとイメージに合った役を与えていたとも思います。なので結果的には悪くなかった。
早稲田から高田馬場まで歩いて帰る途中、ある店で夕飯を食べていたらさっきまで同じく客席にいたらしい2人組みが隣の席に。言われていたのは、『なんだかラジオドラマっぽかったよね』。聞き耳を立てつつ、勝手になんとなく「あ、そうかも」と合点。その後、その理由を考えました。多分、台詞が綺麗過ぎるからじゃないかな。決め台詞というか、ちょっとした歌詞みたいなフレーズが多いのです。その辺りはどうも「聴いている感(同時に、聴かされている感)」が強かった。目の前にいる役者が発している言葉として感じるにはまだちょっと馴染みが足りない気がします。
あと、タカハ劇団の「もう一度スプーンを曲げよ。」も観た事がある方に御注目頂きたい点が。それは以下に。

ネタバレBOX

セットが同一のものでは?と。知人が当日制作に就いていたので聞いてみたものの、恐らく違うとの返答でしたが。良いとか悪いとかではなく、なんで似てるのか無性に気になるのです。何でだ?
そのポーズ。

そのポーズ。

BABY EINSTEIN

G/Pit(愛知県)

2008/02/14 (木) ~ 2008/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひるがえって我々は・・・

ポーズをとってもらおうとして気づく、マネキンは最初からポーズを取っているものなので、改めて取りはしない。だけど他の人だって普段ポーズを取っていないかといったら、ポーズだらけなんじゃんよ~それ、それがポーズなんだって!!!そのポーズ・・・・


内面のもやもやしたものを表現しないで、どろどろしたものをほったらかしにして、外っ面だけポーズを取っていませんか。わかったふりをして済ませていませんか、不信だらけなのに分かり合えているふりをしていませんか。ポーズさえ取れればそれでうまくいっていると思っていませんか。ポーズも取れない者を馬鹿にして。その彼だっておかしなポーズのなかにがんじがらめ。ショックを受けたままの内面を覆い隠してポーズそのものの存在となったマネキン。マネキンはマネキンになった理由を持っているのだ。そのマネキンを慰みとする警備員は、寂しさを隠そうとしてはいない。

炎の記憶

炎の記憶

SORAism company

シアターブラッツ(東京都)

2008/04/10 (木) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

全く違う作風でビックリ!
僕の出演させてもらった第三回公演「大工魂」とは全く違う作風だった!

作・演出の塩澤氏が役者を見ながら本を書き進めるため
出演者にベストマッチな作品になっている。
この「炎の記憶」には、誰よりも今回出演の役者がふさわしいということ。

物語も大きくなって、新感線的発想も感じられた!

都合がついたら、もう一度観ておきたかった!

遺骨のトットさん、ドブに落ちる

遺骨のトットさん、ドブに落ちる

毛皮族

駅前劇場(東京都)

2008/02/14 (木) ~ 2008/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

らしさを取り戻したかな
ホームに戻ってきた感じがした駅前劇場での公演だった!

時事ネタやマイブームが作品の着眼点になってきたが
最近の公演ではマニアックな話題を引用することが多く
客全体がついて行ってない感じがしてた。

だが本作は誰にでも分かる簡単な引用で
何より全ての知り尽くした駅前劇場でのびのびと遊んでた!

洞海湾 ー九州任侠外伝ー

洞海湾 ー九州任侠外伝ー

サモ・アリナンズ

ザ・スズナリ(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

初サモアリ!
作・演出松尾スズキに惹かれて観て来た!

物語も空気も独特でいいわ!

熊沢パンキースやドブの輝きに似た空気もあったかな?

平田敦子嬢も素敵!

でもしばらくサモアリお休みなんだって…

わが闇

わが闇

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

作品のバラエティーさにただただ感服!
秋にケラ作・演出の犯さん哉で最高のナンセンスを観せられ
その勢いで久しぶりにナイロンを観た!

ケラ自身、永井愛のことをパンフレットに書いていたが
確かにその匂いを感じる作品だった。

また、最高の映像効果を観せた作品だ!

ナイロンの女優陣が素晴らしいとよく聞いていたが
峯村リエ・希美は本当に素敵だ!

ドブの輝き

ドブの輝き

大人計画

本多劇場(東京都)

2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人フェスティバルそのままの勢い!
クドカン作品、井口昇映像作品、松尾スズキ作品の3本立て!
それぞれ1本の公演にしてもおかしくないヴォリューム!

特に、松尾作品の宮崎吐夢と近藤公園は最高!

松尾ちゃんが体調不良で降板は残念だったけど
個人的に大大大好きな池田成志が代役で良かった!
2回観に行ったが、1回目に甘かった阿部サダヲのツッコミも
2回目には完璧にマッチしてた!

これからも成志に客演して欲しいと思ってたら
ウーマンリブVol11にも出ちゃうね!

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

劇団四季

新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)

2008/03/01 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

鈴木ほのか四季化
ロングラン公演をするには、個性を出していたら、
身がもたないんだろうな。
約1ヶ月ぶりに見たら、開幕当初、それなりに自分の色を持っていた、
鈴木ほのかが、すっかり無個性、艶のない役者、
いわゆる「四季の役者」なってしまっていました。
朱に交われば・・・じゃないけど、
主役も誰も皆アンサンブルの一人のような味の薄さ。
「誰が演じても同じ水準」の四季ですから、
味があっちゃダメなんでしょうが、
それが本当に作品、役者の為なんでしょうか。
彼女、次は「ミスサイゴン」ですよね。
ヘレンですから、出番は少ないけど、
役者の個性で仕事を引っ張ってくる商業演劇において、
これじゃ退屈な女優、印象に残らない人になっちゃうんじゃないって、
人ごとではあるけど思っちゃいました。

名古屋のC席は本当にお得。
舞台に近く見切れもない2階の5-6列。
役者の表情や仕草もよくわかる席。
都会ならS席です。
3150円でブロードウェィミュージカルを楽しんで、
文句や不満をいっちゃバチが当たるか。

ネタバレBOX

最近知ったんです、鈴木ほのかの亭主は菅野こうめいって。
「男優は生活感がなきゃダメ、女優は生活感を出したらダメ」って
頻繁に言われますが、まさにその通り。
ドナの影に、オカマのような菅野こうめいの影が・・・。
まぁハリーもオカマだし、ドナは人類愛ってことで、いいのか。
とけながら降ちてきた雪

とけながら降ちてきた雪

劇団前方公演墳

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2008/04/08 (火) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

少々窮屈だったかも
坂本龍馬を題材として仕立てたのはよかったけれど、一度彼の歴史を紐解いた人であればともかく、歌を挟んでの2時間20分では、十分理解するのには少々窮屈だったかもしれない。短時間で盛り沢山だから、喋りも早めで方言が混じったので、意味不明の箇所も散見された。また場面の変更もよく考えられていたがアップテンポで話がどちらを向くのか、見失ってしまうこともあった。特に後半は詰め込み度合いが厳しく、話の分からなくなった観客で寝てしまった人達も見受けられた。(残念)
この劇団の評判は、面白いだけでなく演技そのものもしっかりしているとのことであったが、面白さの面では期待が外れた結果でした。同劇団の、一條康、佐藤正幸、中野圭、相武辰昌、柳さおり氏等の一部役者さんで構成・演出された劇団「いっぱつや(1八や)」の方が、面白さという点でははるかにによかった。でも、龍馬役の小野寺隆一氏の演技は、セリフもさることながら大変よい演技であり、この点は特筆すべきところかも。
せっかくこれだけの芝居を作り上げたのだから、第三者から客観的なアドバイスを事前に受けていれば、もっとシェープアップしたのでは?と感じた次第です、デビット・宮原さん!  テッド・K

カラミティ・ジェーン

カラミティ・ジェーン

梅田芸術劇場

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

湖月わたるーさん-ワンマンショー
本当に宝塚ファンの女性の方々って、微妙な上品です。
ロビーのあちこち、客席でも、役者の名前を乱暴に言うことは、ありません。
ワンピースやスーツを着た女性が、ハンカチで口を押さえながら、
「わたるさんの作品はね・・・・」「わたるさんのお茶会に行きましたの」
「わたるさんの限定ブロマイドが手に入りましたの」。
あっちでもこっちでも、わたるさん、わたるさん・・・・
でも上演中にアメちゃんを探して、鞄の中をガサゴソ詮索はします。

何でもファンは芸名と本名とニックネームの3パターンを覚えるのが
流儀とか。
小劇場とも、ある意味近い、内輪の世界です。

内容なんですが、これが面白い。
笑いあり涙あり、良く出来てます。
作品も良く出来ているのですが、
湖月わたるーさんーの、魅力を色んな角度から引き出しており
歌あり踊りありギャグあり(自虐ネタさえあり)、シリアスありと、
そう彼女のワンマンショー。テンポも悪くない。
退団後初作品ではないけども、これこそ彼女の顔見世興行、
「私、こんな事、あんな事も出来ますの」って、
プレゼンテーションしているかのような3時間。
レビューじゃない形で表現できているし、大成功でしょう。
彼女はいいスタッフに恵まれましたね。

ただ、そんなワンマンショーも3時間は長い。
決して、あっさりとはしていない元宝塚トップスター、脂が強く、
胸焼けしちゃいました。
僕には彼女が前面に出る作品、彼女一本槍な作品は、
骨付きカルビ3人前って感じで正直重い。
彼女メインでも構わないけど、
もう少しサラダや豆腐、お刺身なんかが交じった
「くたばれヤンキーズ」や「オールシュックアップ」くらいのような作品が
丁度いい。
その程度の役柄で個性派女優として出演されたほうが・・・。
まぁでもファンには骨付きカルビ3人前ほうが、
満足感ありますよねぇ、焼肉食べに行ったんだから。

あくまでも彼女のお披露目ですから、
他の役者は、刺身のツマ程度。
というより個性があっちゃダメなんです、わたるーさんーが、目立たないから。
出ている役者も承知の上なんでしょう。
今井氏なんて、他の作品とかけもちとか。

ルテ銀のスペックにあう舞台装置、上品な布であしらえた幕や、
ライティングなんかも非常にエレガント。
内容も、クラシックな作品ではありますが、
狂言回し風に話を進める、育ちのいい貴公子、小林十市が、
しっかりと話の底上げをし、安心できます。
彼は随分上手くなったなぁ、もう40歳前後なのに、
若々しくしなやか、さすが元バエレダンサー。

美木良介に色気があります、背の高い男まさりの湖月わたるーさんーが、
惚れるのもごもっとも、と納得するような伊達っぷり。
彼は50なんだよなぁ、みんな若いなぁ。
それに比べ小林綾子の地味なこと。
役も地味だけど、なんだろう舞台の上での華がない。
湖月わたるーさんーのオーラに負けてしまったのだろうか。
でも、新橋演舞場で座長公演するんだよなぁ。
見に行かないけど。

エンターテイメント性に富んだ、非常に土台がしっかりとした作品。
構造からしても、地方公演、全然OKな作品ですが、
大阪公演だけとか。地方は入らないんだろうな。
この公演も、不思議なくらい、中通路より前は満席なんですが、
その後ろはガッラガラ。極端に密度の差があります。
他の方も言ってるよう、
「お好きな席でどうぞ」って感じでした。
ルテ銀なんて見やすいから窮屈な真ん中より、前も後ろも左右誰もいない
席のほうが3時間もの長時間、ゆっくりと過ごせるのにって
思うのは、
湖月わたるーさんーに、あまり興味がない僕だけでしょうか。

ミュージカルスターや宝塚スターって、やっぱり都会だけの
ものなんですね。
タダ同然でも「篤姫」に出ている山ユーとか涼風真世も
地方で客呼ぶための名前と顔売りなんでしょう。
NHKの力は想像以上に地方じゃ神通力がありますから。


ネタバレBOX

ラスト、湖月わたるーさんーが老け役をします。
あのシーンは入りませんねぇ。
小林十市も台詞で「このシーンは余分かもしれませんが・・・」と前振りを
してましたが、まさに「湖月わたるーさんー」は、こんな事も出来ますよって
シーンを見せたかったんでしょうね。
何度も「でかい女」って自虐ネタでの台詞がありましたが、
本当にデカいなぁ、湖月わたるーさんー。
私、わからぬ

私、わからぬ

空間ゼリー

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

一年に積もるもの・・・
単なる家族劇の範疇にははるかに収まらない、奥行きをもった芝居でした。比較的平板に始まる芝居が中盤以降どんどん厚みをましていく・・・。

役者も一段と力をつけて、感性にしっかりと訴える趣深い作品となっていました。

初日で若干だけお芝居の固さがみられましたが、それをはるかに超える魅力がこの芝居にはありました

この質感、しばらく忘れられないかもしれません。

ネタバレBOX

幕が開いたときと、幕が下りるとき
同じ季節が再びめぐってくるのですが
その舞台の厚みがまったく違って見えるのです。

春の日、庭に桜咲く暖かな日差しの中での終演、その刹那が安堵とは似合わない一抹の切なさを観客の心に投げ入れます。切なさは帰り道にゆっくりと心で広がり、芝居を俯瞰する観客の心をやるせなく透明な色で染め上げて、安堵を潜ませてひらひらと舞い落ちる刹那への、柔らかな苛立ちにも似た想いを呼びおこす・・・

作家と演出家の勝利なのでしょうね・・・

私、わからぬ

私、わからぬ

空間ゼリー

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

予想外のすばらしさ
今まで見た空間ゼリーから勝手に想像していた結末の方向性と違っていて予想外にすごく良かった。どの演者の方も、一人一人が味のある演技で見ていて迫力があるけどすごく自然な印象でした。特に長女、次女、長男の3人の演技は、それぞれの個性が演じられてすごく良かったと思います。

THE BEST PARTNERⅡ

THE BEST PARTNERⅡ

ジーモ・コーヨ!

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/04/10 (木) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

演りたいことは、わかる。
役者も各々頑張っていたし、プロットも解った。
犬目線と人間目線が交じり合った物語が
もっと整理されていれば、すっきりしたかもしれない。

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