
洞海湾 ー九州任侠外伝ー
サモ・アリナンズ
ザ・スズナリ(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/15 (火)公演終了
満足度★★★★★
初サモアリ!
作・演出松尾スズキに惹かれて観て来た!
物語も空気も独特でいいわ!
熊沢パンキースやドブの輝きに似た空気もあったかな?
平田敦子嬢も素敵!
でもしばらくサモアリお休みなんだって…

わが闇
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
作品のバラエティーさにただただ感服!
秋にケラ作・演出の犯さん哉で最高のナンセンスを観せられ
その勢いで久しぶりにナイロンを観た!
ケラ自身、永井愛のことをパンフレットに書いていたが
確かにその匂いを感じる作品だった。
また、最高の映像効果を観せた作品だ!
ナイロンの女優陣が素晴らしいとよく聞いていたが
峯村リエ・希美は本当に素敵だ!

ドブの輝き
大人計画
本多劇場(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
大人フェスティバルそのままの勢い!
クドカン作品、井口昇映像作品、松尾スズキ作品の3本立て!
それぞれ1本の公演にしてもおかしくないヴォリューム!
特に、松尾作品の宮崎吐夢と近藤公園は最高!
松尾ちゃんが体調不良で降板は残念だったけど
個人的に大大大好きな池田成志が代役で良かった!
2回観に行ったが、1回目に甘かった阿部サダヲのツッコミも
2回目には完璧にマッチしてた!
これからも成志に客演して欲しいと思ってたら
ウーマンリブVol11にも出ちゃうね!

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】
劇団四季
新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)
2008/03/01 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
満足度★★★
鈴木ほのか四季化
ロングラン公演をするには、個性を出していたら、
身がもたないんだろうな。
約1ヶ月ぶりに見たら、開幕当初、それなりに自分の色を持っていた、
鈴木ほのかが、すっかり無個性、艶のない役者、
いわゆる「四季の役者」なってしまっていました。
朱に交われば・・・じゃないけど、
主役も誰も皆アンサンブルの一人のような味の薄さ。
「誰が演じても同じ水準」の四季ですから、
味があっちゃダメなんでしょうが、
それが本当に作品、役者の為なんでしょうか。
彼女、次は「ミスサイゴン」ですよね。
ヘレンですから、出番は少ないけど、
役者の個性で仕事を引っ張ってくる商業演劇において、
これじゃ退屈な女優、印象に残らない人になっちゃうんじゃないって、
人ごとではあるけど思っちゃいました。
名古屋のC席は本当にお得。
舞台に近く見切れもない2階の5-6列。
役者の表情や仕草もよくわかる席。
都会ならS席です。
3150円でブロードウェィミュージカルを楽しんで、
文句や不満をいっちゃバチが当たるか。

とけながら降ちてきた雪
劇団前方公演墳
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/08 (火) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
少々窮屈だったかも
坂本龍馬を題材として仕立てたのはよかったけれど、一度彼の歴史を紐解いた人であればともかく、歌を挟んでの2時間20分では、十分理解するのには少々窮屈だったかもしれない。短時間で盛り沢山だから、喋りも早めで方言が混じったので、意味不明の箇所も散見された。また場面の変更もよく考えられていたがアップテンポで話がどちらを向くのか、見失ってしまうこともあった。特に後半は詰め込み度合いが厳しく、話の分からなくなった観客で寝てしまった人達も見受けられた。(残念)
この劇団の評判は、面白いだけでなく演技そのものもしっかりしているとのことであったが、面白さの面では期待が外れた結果でした。同劇団の、一條康、佐藤正幸、中野圭、相武辰昌、柳さおり氏等の一部役者さんで構成・演出された劇団「いっぱつや(1八や)」の方が、面白さという点でははるかにによかった。でも、龍馬役の小野寺隆一氏の演技は、セリフもさることながら大変よい演技であり、この点は特筆すべきところかも。
せっかくこれだけの芝居を作り上げたのだから、第三者から客観的なアドバイスを事前に受けていれば、もっとシェープアップしたのでは?と感じた次第です、デビット・宮原さん! テッド・K

カラミティ・ジェーン
梅田芸術劇場
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
湖月わたるーさん-ワンマンショー
本当に宝塚ファンの女性の方々って、微妙な上品です。
ロビーのあちこち、客席でも、役者の名前を乱暴に言うことは、ありません。
ワンピースやスーツを着た女性が、ハンカチで口を押さえながら、
「わたるさんの作品はね・・・・」「わたるさんのお茶会に行きましたの」
「わたるさんの限定ブロマイドが手に入りましたの」。
あっちでもこっちでも、わたるさん、わたるさん・・・・
でも上演中にアメちゃんを探して、鞄の中をガサゴソ詮索はします。
何でもファンは芸名と本名とニックネームの3パターンを覚えるのが
流儀とか。
小劇場とも、ある意味近い、内輪の世界です。
内容なんですが、これが面白い。
笑いあり涙あり、良く出来てます。
作品も良く出来ているのですが、
湖月わたるーさんーの、魅力を色んな角度から引き出しており
歌あり踊りありギャグあり(自虐ネタさえあり)、シリアスありと、
そう彼女のワンマンショー。テンポも悪くない。
退団後初作品ではないけども、これこそ彼女の顔見世興行、
「私、こんな事、あんな事も出来ますの」って、
プレゼンテーションしているかのような3時間。
レビューじゃない形で表現できているし、大成功でしょう。
彼女はいいスタッフに恵まれましたね。
ただ、そんなワンマンショーも3時間は長い。
決して、あっさりとはしていない元宝塚トップスター、脂が強く、
胸焼けしちゃいました。
僕には彼女が前面に出る作品、彼女一本槍な作品は、
骨付きカルビ3人前って感じで正直重い。
彼女メインでも構わないけど、
もう少しサラダや豆腐、お刺身なんかが交じった
「くたばれヤンキーズ」や「オールシュックアップ」くらいのような作品が
丁度いい。
その程度の役柄で個性派女優として出演されたほうが・・・。
まぁでもファンには骨付きカルビ3人前ほうが、
満足感ありますよねぇ、焼肉食べに行ったんだから。
あくまでも彼女のお披露目ですから、
他の役者は、刺身のツマ程度。
というより個性があっちゃダメなんです、わたるーさんーが、目立たないから。
出ている役者も承知の上なんでしょう。
今井氏なんて、他の作品とかけもちとか。
ルテ銀のスペックにあう舞台装置、上品な布であしらえた幕や、
ライティングなんかも非常にエレガント。
内容も、クラシックな作品ではありますが、
狂言回し風に話を進める、育ちのいい貴公子、小林十市が、
しっかりと話の底上げをし、安心できます。
彼は随分上手くなったなぁ、もう40歳前後なのに、
若々しくしなやか、さすが元バエレダンサー。
美木良介に色気があります、背の高い男まさりの湖月わたるーさんーが、
惚れるのもごもっとも、と納得するような伊達っぷり。
彼は50なんだよなぁ、みんな若いなぁ。
それに比べ小林綾子の地味なこと。
役も地味だけど、なんだろう舞台の上での華がない。
湖月わたるーさんーのオーラに負けてしまったのだろうか。
でも、新橋演舞場で座長公演するんだよなぁ。
見に行かないけど。
エンターテイメント性に富んだ、非常に土台がしっかりとした作品。
構造からしても、地方公演、全然OKな作品ですが、
大阪公演だけとか。地方は入らないんだろうな。
この公演も、不思議なくらい、中通路より前は満席なんですが、
その後ろはガッラガラ。極端に密度の差があります。
他の方も言ってるよう、
「お好きな席でどうぞ」って感じでした。
ルテ銀なんて見やすいから窮屈な真ん中より、前も後ろも左右誰もいない
席のほうが3時間もの長時間、ゆっくりと過ごせるのにって
思うのは、
湖月わたるーさんーに、あまり興味がない僕だけでしょうか。
ミュージカルスターや宝塚スターって、やっぱり都会だけの
ものなんですね。
タダ同然でも「篤姫」に出ている山ユーとか涼風真世も
地方で客呼ぶための名前と顔売りなんでしょう。
NHKの力は想像以上に地方じゃ神通力がありますから。

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
一年に積もるもの・・・
単なる家族劇の範疇にははるかに収まらない、奥行きをもった芝居でした。比較的平板に始まる芝居が中盤以降どんどん厚みをましていく・・・。
役者も一段と力をつけて、感性にしっかりと訴える趣深い作品となっていました。
初日で若干だけお芝居の固さがみられましたが、それをはるかに超える魅力がこの芝居にはありました
この質感、しばらく忘れられないかもしれません。

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
予想外のすばらしさ
今まで見た空間ゼリーから勝手に想像していた結末の方向性と違っていて予想外にすごく良かった。どの演者の方も、一人一人が味のある演技で見ていて迫力があるけどすごく自然な印象でした。特に長女、次女、長男の3人の演技は、それぞれの個性が演じられてすごく良かったと思います。

THE BEST PARTNERⅡ
ジーモ・コーヨ!
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/04/10 (木) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
演りたいことは、わかる。
役者も各々頑張っていたし、プロットも解った。
犬目線と人間目線が交じり合った物語が
もっと整理されていれば、すっきりしたかもしれない。

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
キャストの方々が素敵でした。
本日観劇してきました。
とても出演者の方々が素敵で、面白かったです。
また、違った内容でも観てみたいと思いました。

キャッツ
劇団四季
キャッツ・シアター(東京都)
2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★★★
名残惜しいが・・。
相変わらずの平均的なクオリティー、四季の方針は疑問符が付くが、猫8匹と暮らすネコ好きとしては、定期的に観たくなる作品。ただ、2階S席の空席は、もはや目を覆いたくなるほど・・・名残惜しいが、間もなく閉幕か?

まどろみ戦士
IQ5000
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/11 (金)公演終了
満足度★★★
第一作目
このまどろみ戦士は今、公演中の『最後の旅立ち』の初期、つまり、第一作なのだ!
最後の旅立ちが第六話だから、この物語はネバーエンディングストーリーごとく12話まで続くことになる訳だけれど、もしかしたら・・12話どころでなくて、1000話くらい続くかもしれないのだ!ったら、なのなのだっ!(^0^)
セットは何もない。ただの箱が二つ。
衣装もTシャツにパンツという夢もちぼうもないごくごく普通の「おくさーん、今日はお買い物?」的なお衣装なわけで、勝手に壮大なエンディングストーリーかと思い込んでいたワタクシは、まいどの事ながら、
ぐはっ!(吐血!)と、もう血が足りなくなりましたっ!
っつーて白旗揚げようとハンカチを出そうとしたところ、物語はあれよあれよという風にテンポもありスピード感もあり、なんですか、花やしきのジェットコースターも真っ青の展開になってきたのでした。
これから先は今、公演中の『最後の旅立ち』のネタバレ的な要素も含むので、ネタバレBOXに。。

最後の旅立ち
IQ5000
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★
多分、連作なんだろうなぁ
お付き合いで足を運びましたが、あんまり良くわからない作品。
チラシを見たら、この劇団で似たようなタイトルの作品を上演している
ようなので、多分、連作なんだろうなぁ。
見続けている人だけが楽しめる作品を目指しているのか、
コアなファン作りに躍起としているのかは定かではないけど、
ファンタジーなんだかSFなんだか???
それなりに芝居見物に慣れている僕でも理解不能。
初めて見る人もいる可能性があるんだから、
これまでの「あらすじ」とか「人物相関図」とか、
話してくれてもよさそうなものだけど。
まぁ70人程度のお客さん相手に、10人以上のキャストが、
いくら初日とはいえ、
学芸会レベルの芝居をしているんだから、期待しても無理か。
がっくり。
途中で帰ろうと思ったけど、客の少ない小劇場で、
他の人の前を通って出て行くって、ある意味、勇気が要りますね。
今回も、仕方なく100分強、付き合ってしまった。
笹塚ファクトリーも、役者の控え室というか、楽屋が
ロビーから外へ出る通路から見えるんです。
この劇団も、つまらない芝居を打つ割にお見送りもせず、
楽屋の中で「あっはっは」って、くつろいでいる姿が見えました。
連作の芝居を打っているし、僕の性分に合わないだけで、
「見たい」の数が異様に多いし、
ご立派な劇団なのかもしれませんね。
この「見たい」のコメントが組織票でないことを祈っております。

赤毛のアン
劇団四季
自由劇場(東京都)
2008/02/22 (金) ~ 2008/06/11 (水)公演終了
満足度★★★
赤毛のアン
子供向けのミュージカルでしたが大人も結構面白かったです。四季特有の大規模なセットもなく落ち着いて見れました。お客が結構入っていないので当日でも切符は取れそうです。

Everydayウキウキ!だって大統領だもんッ!
ポップンマッシュルームチキン野郎
ザ・ポケット(東京都)
2008/03/28 (金) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
満足度★★★
もう少し刈り込んでも良かったのでは?
全体がナンセンス系のドタバタ喜劇なだけに、キャンディが大統領に会いたがった理由が明かされる場面や、反則気味の(笑)親子ネタなど、ハートウォーミングな部分が際立つ。
また、冒頭の「アフガニスタン侵攻くらい無理がある」を筆頭に随所にまぶされた毒も利いている。
ただ、若干クドいと感ずる部分がなきにしも非ず。もう少し刈り込んでも良かったのでは?

ボクラノセンソウ
K.B.S.Project
サンモールスタジオ(東京都)
2008/03/27 (木) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
ブラックな結末かと思わせて実は…
芝居に対する意気込みや愛情が表現されているので元来好きな劇団内幕系に反戦・戦争批判というやはり好きなテーマを絡ませ、まさに「カモがネギ背負って」あるいは「盆と正月が一緒に来た」状態。ブラックな結末かと思わせて実は…という入れ子構造と、それを応用したオチも○

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
日々は繰り返す
脚本、成長したと感心。問題を繰り返しながら過ぎていく日常を丁寧に描写している。淡々とした中にいつもより押さえられたトゲの様なものが響く。
解決しきれない問題が潜む日常。暖かく見えて突き放される様なラストシーン。まさに、わからぬ。でした。そして若い女優陣の健闘がまぶしかった。
惜しむは母親役と父親役の人が物語の核となる家族にいるのに、まったく周りと噛み合っていなかった。
というか、役作り?が稚拙。雑。一言で言えば下手。
その為現実に引き戻される事があり非常に残念。

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★
あたしは何点か?
びっくりはしたんだけど、目を背けたくなったり
寒気がしたり、時間差でドン!とかズ・・・ズ・・・ズッシーンときたり
そんな感じはあまりなくて・・・。
でもそれってあたしが慣れちゃったのかなぁ・・・。
冷静に聞いてると話してることはステレオタイプというか
今までもあるだろうことだし、演技だの演出だの今時な会話で
ごまかされちゃうけど、だから、満足かと問われれば、そうでもないなぁ・・・。

醜い恋
核ベビ~コアベイビーズ~
タイニイアリス(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★
観劇。
何がどうなってこうなったのか、理解に苦しい。個々の役者さんは個性的で魅力もあるような気もするが、この舞台は苦しすぎます。

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
わたしもわからぬ
自分の家族、兄弟とのことを思い、ゾクゾクし、恐ろしく集中して観劇した。
姉の弟へのぞんざいな扱いはまるで自分の家族を見ているようで、背筋に嫌な汗が流れてきた。
こんなに集中して舞台を見るのはホント久しぶりでした