最新の観てきた!クチコミ一覧

179701-179720件 / 189814件中
街よさらば~満月とバタフライ

街よさらば~満月とバタフライ

劇団AND

ATTIC(北海道)

2008/06/17 (火) ~ 2008/06/21 (土)公演終了

満足度★★★★

(もうちょっと時間をください)
90分の作品にもかかわらず主役級の人物が二人。その人たちの書いた文章の中の出来事が平行して出て来るし、現実のレベルでも展開がある。時間が大きく飛ぶ。恐らく初見では全体像が分らない。しかし、人の心を抉るようなシーンが沢山出て来る(度が過ぎたおふざけも沢山)。

ネタバレBOX

世界の果てにある部屋。実はマンションの踊り場、に勝手に住み着いている青年(とその父?)。階下の部屋の女子高生。
青年が書くその女の子への手紙の中のストーリー(あるいは青年の血の中に巣くっているある女の悪魔の妄想)。
女子高生の父親や学校の実習教師の狂態。彼女の書く妄想日記。それを読んで刺激され、彼女を軟禁する実習教師。彼が身勝手に捨てた女の子が復讐にやってくる。
手紙の創作の中の登場人物たちの悲劇。

唐十郎の孫、ベルナール・マリ = コルテスの札幌の義兄弟。サラ・ケインのプリチーな弟分。フランス語で書いていれば評価は全然違うはずだ。その意味でANDの劇はリージョナル(地方色のある)演劇ではない。たまたま札幌だったということだろう。神の配置の不公平というか神秘的な僥倖というか。

そして、世間でどんな事件があろうとも、芝居の中ではナイフで人が何人も屠られなければならないし、目がえぐられ、首が切り落とされなければならない。社会全体のためにそうしなければならない。

Sui Site~実体の無い透明な犬と彼女

Sui Site~実体の無い透明な犬と彼女

劇団イナダ組

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2008/06/19 (木) ~ 2008/06/24 (火)公演終了

満足度★★

大味(事実誤認もある)
戸川純はゼルダのメンバーじゃないでしょ。デタラメを書いちゃいけないよ。イナダさんよお。

タッパの高いセット。ゆったりしたテンポ。丁寧に書かれて、伝えたい内容もわかるのだが、どうしてもこの種の題材では大味に感じてしまう作風。
『餃子の正しい作り方』と座組み的に似通っている。イナダ組には女優の一枚看板が居ない。透明な犬があまり効いていない。

ネタバレBOX

自殺サイトでの合意で集まった連中と思い付きに近い強盗一味と消息不明の彼女を探す二人組が山中の廃屋になったラブホ跡でバッティング。自殺志願者たちに主導権を奪われて...。
武田さんは本当に演りたいことは多分ニュアンス的に違うんじゃないかと。
ギリ!セーフ? ~壊れかけのラジオ局~

ギリ!セーフ? ~壊れかけのラジオ局~

劇団フリースマイル

アドリブ小劇場(東京都)

2008/06/20 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった!
初見でした。
芝居のセリフはベタなセリフで笑いをとるセリフもベタです!(^0^)

しかし、面白い。


以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

説明文にあるように、ラジオ局の一室での物語り。
ラジオ局の内情は良く解らないが、あんな感じなんだろうな~。と思える!

アナウンサーや他のスタッフが時間で制限される喋り。
そこに関わるリスナーの行動など、全員のキャラが濃く、楽しめた。

有沢こと五十嵐智美のセリフは膨大で、そんでもって早口でしゃべらなきゃならない場面が多く、よくぞここまで覚えた!と尊敬すら感じました。



高校生のリスナー星光流は友人と喧嘩をしてから気まずくなり口をきいていない。
事情を聞いた局内の面々は番組からメッセージを流し仲直りの手助けしたいと考え、スタッフが奮闘する。

笑える場面も多いが、その笑いをとるセリフが今風ではない。
一昔前のコメディを見てる感覚。
顔の表情や肉体的欠点に突っ込んで笑いをとろうとするあたり、まだまだ未開拓だ。


ただ、笑いの他にも、ほろりとする場面はあり、良くまとめたと思う。

確かにバカバカしくて温かく、場の雰囲気は良かったと思う。
次回にもっと期待したい。


CR卒業物語

CR卒業物語

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/16 (月)公演終了

もうちょいパンチが、、、
期待し過ぎていたせいかもしれない。

「て」

「て」

ハイバイ

駅前劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

非の打ち所がありません!
初ハイバイでしたが、実に見事!
芝居中盤から折り返し、同じ時間を目線を変えて繰り返しますが、
一見意味のなかったような動作も忠実に再現する芝居の緻密さ、
それをあえて外してみる笑いのツボ、すべての出来事が一本に
繋がる脚本の秀逸さ、すべてに非の打ち所がありません!
役者さんもホントにみんなすごいなぁ。はじめての星5つです!

「て」

「て」

ハイバイ

駅前劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/23 (月)公演終了

た・ち・つ・「 」・と。
この演目の名前は「て」。一文字だ。今後はどんな文章であろうとこの「て」という文字を見付ければ、この演目を連想してしまいかねない。嫌ではないです。むしろ連想して思い出す度にちょっとハッピーになれる気がする。
ボケの進行したおばあちゃんが結局寿命で他界。家族揃ってお葬式をしなくては。こんな時にしか全員集合しない家族です。だってあんな奴と一緒にいられるか。そこに存在する軋轢と拒絶とちょっとした思い違い。と、確信的な嫌悪感。そんな話。
インパクトより、明らかなピンポイント。上手いトコばっかり付いてくる。手先の器用な仕事振りに思える点では、これこそが日本人ならではの作風に成り得るのかもしれない。

ネタバレBOX

不条理や無秩序を思わせた序盤。絶対に何かに繋がるのだろうと思っていたら、折り返しから別人物の視点で再度描かれていきました。立場が変われば真実は変わる。あんなに嫌な人に思えていたあの人が、今度はなんて情に厚いのかと思い改めさせられる。それどころか両面を知った分、その人物に深みを見出す。血族だろうと家族だろうと別人。何もかもが同じ様に見えたり全てにおいて共感するには至らない。その違いが袂を分かち、人はそれぞれに異なる信念に行き着く。全く違う色で二度目の線引きをしていったかの様な後半。パズルが次々とはまっていく。「そうか、この人にとってはこうだったのか…」と確かめていく中、なんで葬儀屋が来るトコだけは更にダメダメになってんだ!(笑)あそこは二度繰り返す必要がないけど面白いからもう一回やるんじゃないかと思ったものの、まさかああ来るとは。笑ったなー。
PPTは通子のモデルになって正にそのお名前である、岩井さんのお母様!そんな場へと息子さんに引っ張り出されるのも既に3回目らしく、堂々としたトークをされていました(笑)。
終演後にスタッフの方が客席へとアナウンス。『こちらとっても可愛らしいマトリョーシカの刺繍が入ったハンカチ…』。物販の宣伝かなと思いました。空気的に周りの方々も同じ様に捉えた様子でした。でも続いた言葉は『落とされた方はいらっしゃいませんか?』。あ、落し物なの!?客席のあちこちからこぼれた笑い。愉快なスタッフさんでした。
あゆみ

あゆみ

toi

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/24 (火)公演終了

満足度★★

演出の目新しさに惹かれるけど、
大勢の女優が次々と歩き進み、その時時のシーンを演じながら成長の過程を描き出す。目先のとっつきはよいが中盤が少し冗長。101分。

ネタバレBOX

女優が入れ替わり立ち替わりで同じ役を演じる手法が、公倍数的に魅力を増すわけでもなく、最大公約数的にキャラクターを確立していた訳でもないのが残念。シーンの肝心な部分のリフレインでは同じ女優を使ったりしてたのだから、もう少し人数を減らして、役者の個性を上手く活かしてもよかった気がする。

最初から最後までほぼ同じ手法だったので、法則と流れが分かってしまうとちょっと変化に乏しくも思えて。途中のシーンのつくりが長かったりしたのもマイナス要素。
記憶のパレード

記憶のパレード

劇団ひろぽん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/06/21 (土) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★

本もキャストも学芸会
本公演のようには充実しておりませんでした。

ネタバレBOXへ。。

ネタバレBOX



花屋を舞台にそこに集まる人達と、生命を吸い取ってしまうという黒いスーツの男の物語。

物語の内容は平凡でありきたりのものです。

『人は死ぬとパレードに加わる』という言葉も確か、川上弘美の『パレード』の中の一説だったと思います。


3つの記憶も、それほどインパクトが無く、練りが甘いです。
役者のセリフにもそれ程の凄みもないから、見ていてサスペンスに乗れません。

前作の方がはるかに良かった。


たぶん、前回は本と役者のレベルが合致したのでしょうね。
ファンタジーなら、ギャーと叫ぶシーンもなく、格闘シーンでそこそこ遊べた。。


しかしながら、今回の本はこのキャストでは無理です。
キャストに合わせた本を作るか、本に合わせたキャストを持ってくるか、または、キャストのキャリアアップを目指すかしないと、客は離れます。



「死者を巡る、夏の不思議な物語。」


上記の一行は言葉だけが彷徨い、本質をついてなかった。

残念です。。



フェルマーの最終定理

フェルマーの最終定理

ユニークポイント

atelier SENTIO(東京都)

2008/06/20 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

理解は可能。しかし知識が及ばない。
でも、知識は要らない。作者がコメントしているのでネタバレには当たらないでしょうが、ひたすらに黒板に数式が記されていくという演目です。導入部分では前提条件にある数式の解釈を理解出来る様にやってくれるので、「なるほど」と考えている内に引き込まれる。しかし中盤以降は結構な速さでの進行。「え?それはどういう意味?」とか思っている内にあれよあれよと置き去りに。にも関わらず、観ていられるのです。熱のこもった科学者が黒板に走らせるチョークの動きとリズムはさながらダンスの様。
45分という上演時間は適切。それ以上あのまま置き去りにされたらきっと寂しささえ覚えてしまいます。先述の通り、黒板に数式を記す事こそが主題でもあるこの作品。人物間の関係性や気持ちの移り変わりはそこまで綿密に描かれてはいません。長編にするのであればそこをいじれば不可能ではない。けれど個人的には綿密でなくてもここまでやれるという証明を見せてくれたので、これはこれとして満足です。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ニッポン放送

新宿FACE(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★

衝撃
全く内容を知らずに前宣のみに惹かれ、見に行きました。
まずは、役者山本耕史さんがこんなに歌える方だとは知らずびっくりしました。
そしてイツァーク役のソムン・タクさんのパンチのある歌声にノックアウトです。
彼女の存在を知っただけでも得した気分。
もっと舞台的なものを想像していたのでその点はちょっと期待はずれでしたが、
歌を楽しむ気で臨むなら最高の舞台でした。
思わずツアーファイナルのサンプラザのコンサートも行ってしまいました。

俺を縛れ!

俺を縛れ!

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★

勢いの裏に正確な切っ先
多少ラフな演技やもうすこし詰められるとおもうようなシーンもなかったわけではありません。しかし、舞台に勢いがあり、役者の演技の切っ先がしっかりとコントロールされているので、観客は時間を忘れて見入ることができました。

エンターティメントとしても秀逸ですが、きちんとくみ上げられた概念にも惹かれるものがあります。

パワーが目に付きますが、要所の繊細さもしっかり持った作品だと思います。

ネタバレBOX

男女の区別なく適材適所のキャスティング、うまいやり方だと思います。

玉置玲央や七味なな味、コロといった柿喰う客の役者たちも力のある演技で好演でした。
あゆみ

あゆみ

toi

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/24 (火)公演終了

満足度★★★★

エッセイ集のような
出演者は女性だけで、内容はなんともほのぼのとさせてくれる作品でした。
色々な歩みをみせてくれました。

ネタバレBOX

10人の役者が何人かの組になって、走馬灯のようにストーリーが繋がっていく面白い演出でした。
歩くスピードも色々、時には後戻りをし、更に走ったり、山を登りもします。
そういった色々な一歩を状況に合わせて表現しています。
学校での出来事であったり、家族との出来事であったり、心に響くないようでした。
Calli(カリィ)

Calli(カリィ)

TSミュージカルファンデーション

天王洲 銀河劇場(東京都)

2008/05/31 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

かっこいい
「カルメン」という女性の強さにすごくほれました。朝海さんがとても美しかったです。舞台の構成も。

他人のそら似

他人のそら似

劇団恋におちたシェイクスピア

こった創作空間(東京都)

2008/06/20 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

意外にさわやかな感じ
小劇場でのお芝居、初めて観ました。台詞がうまく最近のニュースなどを取り入れていておもしろかったです。全体のテンポもいい感じで、次に何が起こるのかドキドキしながら楽しめました。ドロドロになりかねない人間関係を、さらっとさわやかに描いていたのが印象的でした。

記憶のパレード

記憶のパレード

劇団ひろぽん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/06/21 (土) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

コンパクト
60分という時間の中でいくつかの伏線も最終的にまとまり,話としては面白かったと思う。役者さんも結構頑張ってるなと思った。しかし,60分にまとめるべきじゃなかったんじゃないの。最終的に伝えたかった意図もコンパクトにまとまりすぎてしまって,まぁ面白かったなあ,で終わってしまった。あと5分でも良い,

恐竜と隣人のポルカ

恐竜と隣人のポルカ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

だって楽しいし♪
大王が言ってました。
「約二時間、中身は全くと言って良いほどありませんが・・・」
ははは・・・♪
そんな芝居があっても良いじゃないですか。
(^^)b
楽しかったし、大王が好きと思えたから、私は満足です!

記憶のパレード

記憶のパレード

劇団ひろぽん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/06/21 (土) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

人気のある劇団
人気のある劇団だと思いますが、お芝居から何も伝わってこなかった。役者さんの力演はあるのですが、不思議感というよりは、隔絶された社会の出来事、のような内容で、世界観がよく分からず、非常に眠たくなるお芝居でした。
次回作に期待したい。

他人のそら似

他人のそら似

劇団恋におちたシェイクスピア

こった創作空間(東京都)

2008/06/20 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

「いま」にフィット感あり
台詞や舞台装置、音楽などのバランスが取れていて、雰囲気も良かった。呼吸が「いま」にフィットしている感じでした。
大人の演劇として、十分に楽しめました。
欲を言うと、台詞自体はいい響きなのに、字面に気が取られているような場面が散見されました。
観客に迫ってくることはあるのに、ときどき少し落差があったのが気になりました。

A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM

A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM

G2プロデュース

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/06/22 (日) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

面白いけど、
関西弁がでてくるシェイクスピア喜劇もいいです。すみません、途中寝てしまいましたが、山内圭哉さん含め皆さんの歌、踊り、演技素晴らしいものでした。神田沙也加ちゃんがあんなにもパワフルで面白い演技ができるとは驚きでした。
ここまで仕上げるのはとても大変だったと思います。

フローズン・ビーチ

フローズン・ビーチ

UNIT天然色

遊空間がざびぃ(東京都)

2008/06/05 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

遅ればせながら、、、
良く出来ていました〜

このページのQRコードです。

拡大