
幻のセールスマン
舞台芸術集団 地下空港
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★
評価は分かれる?
広がりを感じさせるステージの使い方や小物などのデザインがうまく、新しさを感じた。ただ、抽象的な部分があるため、センスの良さは感じたが好みの分かれる舞台だ。

kirakira☆メリーガール
劇団女神座
池袋GEKIBA(東京都)
2008/12/06 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★
別世界・・・
うぅ・・・。
なんだったんだろうあの居心地の悪さは・・・。
もうすっかり舞台通のつもりでいたのになんだか自分はまだまだだったと思い知らされた。というか、全然知らない世界がまだまだあることを知った。
昨日土曜日、ある程度良い席を確保するつもりで、いつものように20分前程に劇場に到着した。
ところが劇場内に入るともうほぼ満員状態。
他ではあまり見られない光景だ。
ところが、本当に他と違ったのはその客層。
いわゆる秋葉原系の方々が大勢いらっしゃる様子。
そして場内にはムンムンとした空気が漂い、そして・・・・暑い。
な・・・・なんだこの熱気?
ってゆーか客層・・・。
後で調べてわかったことだが、どうもこの劇団、ネットアイドル的な?グラビアアイドル的な?そういう子達で結成されている様子。
そのため、その子達のファンのおじさん達(この人達、若いのかもしれないがどうも若く見えない・・・)が集まってきたようだ。
最後まで座り続けていられるか少々不安になった。
そしてやってきた開始時刻の15時。
まずは前セツ。
若い女子が二人でかわいく説明している。
『わかりましたかぁ~?』
なんて聞いている。
そして客席、
『はぁ~い!』
と手を上げ答えている。
なんか違う・・・。
うぅ・・・
やっぱり最後までいるのは無理じゃないか、俺・・・。

人生のクライマックス
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/12/02 (火) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★
結局なにかいま一つ伝わってこない
扉座観るの初めてでした。
建築業界の話で、お役所の審査等の難しい用語も出ていましたが
一応話にはついていけて、結構楽しめました。
でも、結局なにかいま一つ伝わってこず。
いろいろとエピソードが出てきたが
話にもう一本大きな筋が通っていれば
最後も感動できたりしたのかな?
ナカタヒデの岩本さんと清水役の犬飼さん、動きが面白かったです。

太鼓たたいて笛ふいて
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/11/21 (金) ~ 2008/12/20 (土)公演終了
満足度★★★★
キク役の梅沢さんも良かったです
はじめて、舞台での大竹しのぶさんを観ましたが、
あのさんまさんの元妻というバラエティー等でのイメージとは
まったく別人ですね。凄みがありました。
他の出演者の方々も、よかったです。キク役の梅沢さんが特に。
井上ひさし作の音楽劇としては、
去年かな?蜷川さん演出の「薮原検校」観たけど
その時は歌の部分になると言葉が聞き取りづらかったが、
今回はそんなこともなく(会場の規模とかもあると思うが)
集中できました。
単に戦争が良くないというだけでなく、
多くの日本人がなんらかの形で戦争に参加していたことも
触れられていて考えさせられる話でした。

週刊少年カカフカカ
カカフカカ企画
新宿シアターモリエール(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

Post-
サラダボール
アトリエ春風舎(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★★
うまいなぁ・・・
危なかった・・・。
危うく見逃すところだった。
劇場着前、お腹を壊し、駅のトイレで戦っていた。
もうトイレでそのまま時間を過ごそうかと思ったが、そうはしなくてよかった・・・。こんないい芝居見逃すなんてありえない・・・。
そんなわけですばらしい芝居だった。
色々と感心させられた。
そして笑った。
ちょっと前までの腹痛が違う種類の痛さに変っていた。
それにしても、
うーん・・・なんともうまい。
作りがうまいし、台詞がうまいし、演技がうまい。
持ってるもの全部を出してきた感じ、けれどまとまってる感じ。
よかった。

玉青の行方
地球割project
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/11/27 (木) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★
まだ早すぎるでは?
劇場に入った時舞台の真中に劇場の柱があり、劇中でこの柱を使って演出するのかな?と思い気になりました。それと開演前に役者さんたちが何やら演技をしていて、何か劇中に関係するのかな?と思い気になりました。

SOLITUDE (本年度劇作家協会新人戯曲賞最終候補選出作品)
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2008/11/29 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★★
引き込まれた終盤
ぞくっとしそうなオープニングから、話が現在に飛ぶので、途中ついていけなかったが、終盤の追い込み方は、ものすごく集中出来た。

幻のセールスマン
舞台芸術集団 地下空港
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★
今後に期待!!!
前半は面白いのだが、後半になっても一本調子なのでだれてしまう。セリフには光る言葉がのっているのだが、うわっすべりでビシっと届かない。結局何が言いたいのかよくわからない。観終わって、タイトルもピンとこない。役者さんには魅力的な方がいるので惜しいです。終了後、ゲストである流山児さんと作者(兼演出)とのトークがありました。流山児さんからきついダメ出しがされていました。私にはこれが、「演劇を観る」うえでたいへん参考になりました。本当に観にいった甲斐があったと思います。作者にとってはつらい時間だったかもしれませんが、流山児さんにこれだけ言われるってことは、信頼の裏返しでそれだけ期待されているんだと思いました。次回作に期待してます。

Paradise Prince(パラダイス プリンス)/ダンシング・フォー・ユー
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2008/11/21 (金) ~ 2008/12/27 (土)公演終了
満足度★★★★
ハッピーミュージカル♪
「Paradise Prince」
わかりやすくて楽しくて、ハッピーミュージカルの王道のような作品。ディズニー映画のような、老若男女が楽しめる良作だと思います、植田景子先生グッジョブ。
「ダンシング・フォー・ユー」
スパニッシュからアラビア、パリ、ニューヨークと場面は大きくかわるけれど、どの場面もアップテンポでガンガン踊る。群舞多し。構成的にはもうちょっと緩急があったほうがバランスがよいのかとも思うけれど、個々の場面には満足。陽月華さんの男前なダンスをひさしぶりに堪能。

「マンヂウ団地妻」
あなざーわーくす
manju cafe mugimaru2(マンヂウカフェ・ムギマルツー)(東京都)
2008/12/05 (金) ~ 2008/12/09 (火)公演終了
満足度★★★★
おいしいおマンヂウ
団地妻の愛欲の日々とおマンヂウの話ってところかな。
とても雰囲気のよい日本家屋なカフェ、役者さんは間近(というか、満席の客席の中で芝居してます)で楽しい一時間(観客参加型なので好き好きはあろうかと思うですが)。
おマンヂウはけっこうおなかにたまるので、晩御飯は食べずに行った方がよさげ。
カフェにいたネコちゃんがかわいかったですニャー。

笑われガスター
インパラプレパラート
ザ・ポケット(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★★
可笑しく聞こえる真面目な話。
笑いました。これでもかってくらい。
力押し気味だけれど、確実に可笑しいのだから文句ナシ!
でも、実は可笑しいだけじゃない、寧ろ可笑しくない物語。
沁みるものも胸に残してくれる、幾つもの“笑”をくれた舞台でした。

幻のセールスマン
舞台芸術集団 地下空港
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

冒険王
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/11/15 (土) ~ 2008/12/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
明るさへの羨望。
『眠れない夜なんてない』の老人たちの帰れない悲壮感が2000年代的で、
『冒険王』の若者たちのどこにも行かない妙な勇壮感が1980年代的で、
なんて割り切れる問題じゃないのは分かっている。
あの若者たちが過去の人たちであるようにどうしても見えてしまう。
妙なポジティブさが安宿の中を支配しているのは、羨ましい。
羨ましいということは、今、日本にいて彼らが眩しく見えるからなのだろうか。
彼らはどう見ても怠惰で、褒められた存在なんかじゃない。
でも自分が、そこに“在る”可能性を、どうしても見出せない。
だから羨ましいのか?
日本人のバックパッカーは減っているという。
この芝居に過去を感じる一つの理由として挙げてもいいかもしれない。
それが、日本人の進化なのか退化なのか、判断には困るけど。
なんてことを考えた。
でも、明るいことは羨ましい。その気持ちに嘘はないんである。
俳優陣も充実。実際に若い人たちより随分若い印象が逞しい。

『和装ニホヘト』12/3筑前りょう太アフタートーク
グレコローマンスタイル
NTT夢天神ホール(福岡県)
2008/12/02 (火) ~ 2008/12/03 (水)公演終了
満足度★★★★
技術があるってすばらしい
プロの技みたいなのがあちこちにあって、さすがだなと思いました。
舞台上で実際に行われる着付け、メイク、それが実にスムーズになされていて、しかも「待ち時間」になっていない。
舞台装置も好きでした。

アキストゼネコ
チェリーブロッサムハイスクール
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2008/12/04 (木) ~ 2008/12/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
世界の強度に痺れろ。
異質な世界の強度と話の展開の巧妙さが、この劇団の魅力である。
人物の気持ちの描き方の不自然さも消え、さらに強度を増した感あり。
人間が描けてくると、しっかり固めた多くの設定が更に生きる。
前回はその部分にケチをつけさせていただいたが、今回ばかりは脱帽。
物語の大きなバックボーンがありながら、皆までは説明していない。
賛否両論あろうが、必要最小限の情報から想像させるのも方法はアリだ。
少なくとも、1から10まで説明して楽しくなるタイプの芝居ではないだろう。
不思議を楽しめないのは、はっきり言って不幸だ。
場面というか会話がパタパタと変わっていく感じは最初は違和感があった。
が、この異質な世界観には妙に合っていたような気がする。
この部分は灰汁なのか、旨味なのか……少なくとも今回は旨かった。
また、役者がテキストに振り回されていないのも好感。
作家に対する理解が深い演出と役者がいることは幸せなことだ。
設定に溺れて死にたいような方は、ぜひ。

あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもと同じ!?
とても解散公演とは思えないテンションでスタート、ラストまでぬいぐるみハンターらしい内容で楽しかった。初めて前作を観たとき、そのハチャメチャぶりに驚いたけどクセになってしまい、解散公演ということもあって観にいきました。やってることは前回と同じですが、冷静に見ることが出来て、今回は楽しめました。ぜひ、年明け早々にでも再起動して欲しいものです。竹田さんはなかなかいいキャラでした。

鬨、唾棄すべき
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/12/05 (金) ~ 2008/12/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
何なんでしょう?
この感動は。
多少設定やセリフが難しく、すべてを理解することはできなかったのですが、
何かとてもいいものを観た気がします。
荒削りな部分もあった気がするんですが、逆にそれが役者さんの人間味をビシバシ引き立てている気がして、
舞台ならではの体温の伴う感情の伝わり具合というか、言葉以外のいろいろな人間臭いものに、
とにかく感動しました。
多少不快な「意味が分からない」ではなく、
きっと何かあるんだろうなと考えたくなるような心地よい「すべては語らない」感に、
よけいに心を持って行かれました。
今まで観た作品の中で一番理解しきれなかったのに、一番好きでした。
きっとそれでいいんだと思います。

good morning N˚5
good morning N°5
中野スタジオあくとれ(東京都)
2008/12/04 (木) ~ 2008/12/07 (日)公演終了
満足度★★★★
まだ入れるならば
これは観に行って全く損はないです。楽しい楽しい。どんなに豪華であってもおふざけに終始しちゃったり、内輪ウケばかりだったり、よくがんばったね的な公演もなくはない中、ちゃんとしてる。澤田さん、変に下手に出たりせず、序王様ちっくなのに客はサービスされてる感じがするし。