最新の観てきた!クチコミ一覧

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elevation~幸福の難民~

elevation~幸福の難民~

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

みた。
今っぽいおしゃれなやつかと思ってました。
展開を楽しまなきゃいけないはずなのに、とにかく長すぎて、話が変わるごとに「まだ続くのか・・・」と。。。

『その女、しゃらくせえ。』

『その女、しゃらくせえ。』

石神井童貞少年團

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

みた。
アングラ感は特になかった。ちょと高いかも・・・

WORMAN

WORMAN

science project

森下スタジオ(東京都)

2009/04/03 (金) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★★

実験的作品だったのは違いない
ラストの展開は全ての回で違うモノになるみたい。金曜ソワレはこんなにまで委ねられ、こんなにまで突き放された結末は初めてかも。80分

ネタバレBOX

前に観たものとは似ているが全くの別物といって良いと思う。前半、意識的に緩くつくられる様を観ているのも、これを観ろと提示されているわけでもなく色々なところに目がいって。これはこれで楽しかったのだが、終盤、下手に先回りして勘ぐったのが思いもよらない方向に持って行かれたので、どこにも持って行きようのない気持ちを納得させるまでにかなり時間を要してしまった。

6日のソワレに足を運べる方がいるのなら是非とも行って体感してほしい作品だと思う。
帰れない夜

帰れない夜

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

KAKUTA版「世にも奇妙な~」、
なるほどタイトルに沿った内容の短編4つを別の視点からの新作で繋げて。どの作品も一瞬の空気の変化がインパクトに。125分。

ネタバレBOX

作家が全部違うので、作品のテイストはそれぞれ全然別もので。それぞれに感想を。

『あなたをはなさない』
絵として見せることで最初の行動の滑稽さが焦りに、そして恐怖に変わっていく様が具現化され、より効果的になっている。

『生きがい』
小説として一番文章力を感じた作品。これは逆に絵として見せるのがとても難しいが、役者の熱演とラストシーンの使い方でうまく落としている。もう一度観ると全体を通して微妙に感じる違和感をしっかり捉えられる気がする。

『縁切り神社』
演劇的手法をうまく使った見せ方が冴える。話自体が怖い仕掛けをしてるというより、人の怖さを思い知らされる作品。

『昨日公園』
SF的な設定だけど、主人公の友情と努力、そして最後に待っている結末に感情移入しちゃいそう。ただ短編4編の中では本作が抜きんでて長く、それが全体をひとつとした作品としてみるとバランスを崩している気がする。話を成立させる上で必要不可欠なリフレインがあるのは仕方ないが、短編の一つとしてのこの作品の在り方には疑問が残った。

『帰れない夜』
違う世界の作品を繋いでいくオリジナル。隙間がある描き方に考える余地があり楽しめるが、最後の男の語りからの展開が長すぎるのか、喋りすぎるのかそれまでの作品の空気を瞬時に切り替えるでもなく徐々に濁していくようでちょっと残念。

月の見える場所

月の見える場所

シアターノーチラス

ひつじ座(東京都)

2009/04/04 (土) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★

バランス…
短編4本の上演ということで、相互がどういうコンセプトで影響し合い高めあっているのかに注目しましたが…その点は、「月の見える場所」というタイトルと、月が三日月から満月へと満ちてゆく唯一の背景セットという、いわば外的な点に委ねてしまっている感があり、少なくとも一度観ただけでは内容からは総体的なメッセージが読み取りきれませんでした。
独立したものとして観れば面白いものもありましたが、観劇前の期待(勝手ですが)とはズレがあったのが残念です。

ネタバレBOX

一本目。
姉と弟のキャラと役者さんのイメージがいまひとつ合っていない印象で…弟の「やり場のない気持ち」に添えなかった。
四本のなかで、会話が一番セリフセリフしていた…こんなふうに裏にイミを含みまくった会話をしている姉弟が現実にいるようには、とても思えない。

二本目。
登場する二人のやりとりの呼吸が合っていて、流れは面白かった。が、割と早い段階でオチ(女性の現実)が見えてしまい、衝撃にはいたらなかったのが残念。もうひと工夫欲しかった。

三本目。
「庭」というタイトルの意味がわからなかった。
四本の中で唯一女性キャストのみの作品で、個性の違いは面白かったが、感情のベクトルの強さに温度差がある印象で、稽古段階でもっと行き着けるところまでつめて欲しい感あり。
ラスト、亡くなったのがどちらかを示さなかったのは意図的だとは思うが、作品として効果的かは疑問に思う。事実を踏まえて、娘たちがそれぞれその後をどう生きていくのかを観客に想像させる方向性が欲しかった。

四本目。
「ソラミルチミル」というタイトルの語感や視覚的なイメージに個性が感じられ、内容的にもファンタジックで。都会の一隅に生きる不器用な人々が抱える孤独と、それでも誰かに支えられ誰かを支えることができる小さな出会い…好みです。
流れもスムーズで会話も自然で、これが一番良かった!

総体的に観て、この作・演出者の個性が生きるのは、四本目のようなタイプの作品だと思いました。
長編一本の上演に比べ、短編四本を並べて上演することは、単純な×4ではない大変さがあると思いますが、試みとしてとても面白いし、今後の作品にも注目させていただきます。
コバルトにいさん

コバルトにいさん

劇団イナダ組

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2009/03/21 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

すっかり
感想書くのが遅くなってしまいました。
大変見応えのある作品でした。これは・・私の周辺の人にも観てもらいたい作品だなあ、と思う。

elevation~幸福の難民~

elevation~幸福の難民~

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

風景、あるいは壁の絵を窓と思い込みそこで目撃した物語を語る女の、幽かな震え

風景、あるいは壁の絵を窓と思い込みそこで目撃した物語を語る女の、幽かな震え

楽園王

タイニイアリス(東京都)

2009/04/04 (土) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

『その女、しゃらくせえ。』

『その女、しゃらくせえ。』

石神井童貞少年團

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

柿喰う客

精華小劇場(大阪府)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

もう一度観たい感じ
これまでの公演地での感想などを見聞きしてて、いろいろ予想して行ったわけですが。
「おもしろい」と単純に言うと違う気がするけど、「観るべきですね」と思う作品だった。もう一度観たいな・・という気がする。

淫乱斎英泉

淫乱斎英泉

東宝

あうるすぽっと(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

幕末の江戸,20年の歳月にうつろい絡み合う人の心,男と女の話。
劇『淫乱斎英泉』あうるすぽっと(A-18)2009年4月4日(土)12:30 幕末の江戸,20年の歳月にうつろい絡み合う人の心,男と女の話。

幕末の江戸、蘭学者・高野長英と絵師・英泉の出会い、女たちの愛、逃亡とその末路を描く。

独特の味がある先日「しとやかな獣」の浅野和之さん、古くは「ゴジラVSメガギラス」からチェックし出した田中美里さん、小劇場から帝国劇場のミュージカルまで近年多数の舞台に積極的に出演し続けている高橋由美子さんの出演で観ることにしました。

浅野和之さんの高野長英は、生真面目ながら追いつめられ、変わっていく。
田中美里さんは、若い純粋な時はその秘めた思いのしぐさがまさに可愛らしく、そして20年後には多くのことを背負って生きている。
山路和弘さん演じる英泉は、昔の淫乱斎英泉が絶頂の時には破天荒で破滅的な性格、高野長英と逃亡後には至って真面目に変わってしまうという変わった役。
そして妹との関係、この距離感も微妙で難しい。
この逃亡した3人は、その過程を描かずに一気に流れ流れて変わっていった結果が提示されますが、観客はすぐにその空白の間のドラマを各自が補完して観れています。

それとは打って変わって、高橋由美子さんの娼婦お半は一貫して明るく素朴。
クライマックスでは母性、すべてを包み込む優しさを発揮して、終始、登場人物の中でも最も気持ちがまっすぐで素直。
高橋さんのこれまでのイメージにも近くて最も得意な役どころではなかったでしょうか。
木下政治さんは商人越後屋。こちらは同じく一貫しているのは何か常にはかりごとを考えている人物。
というように、江戸にいた人間は変わらない。
20年かけた、ほろ苦い、味わい深い男女の物語でした。

宇宙で一番強い女

宇宙で一番強い女

いれずみベービー

池袋小劇場(東京都)

2007/04/25 (水) ~ 2007/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり姫子さん!
最高でした!
プロレスへの愛も感じましたが
それ以上にいれずみベービーならではの弱者に対する愛で溢れていました!!

いっぱい泣けたお話です。。。

メモリーズ4

メモリーズ4

K Dash Stage

シアターサンモール(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★

とても良く出来ているけど・・・テーマが!
青春群像劇、若手をキラキラ見せる演劇とは、
こういうモノだ!と堂々と言えよう、
非常に良くまとまった作品となっている。
演技とかセンスとか二の次でいいのです。
出演者達のセールスポイント(笑顔とかダンスとか)が、
ちゃんと描かれいれば、成功。
そんな意味で、この作品、とっても良く出来ている。
ネタばれに記載するテーマの部分を除けば。

若手の出演者の長所は、爽やかさとフレッシュさ、
特にハンサムとかカワイイで売り出されているアイドルなら、
尚のこと。
そんな出演者達のカッコよさが2時間の上演時間、キッチリと出ており、
満足いく演出である。
また狂言回し的に芝居を〆る大人達(元?欽ちゃん劇団の人とか)は、
しっかりとした演技で作品を支え、
話に起伏を持たせメリハリをつける。

こういう切り口で展開する興行は、
ちゃんと目的を持って観劇しているお客さんの視点で、
作品をつくらなきゃ。
中途半端な思想や作家性、芸術性は必要ありません。

でも、そういう作品だからこそ、
影響力の大きいテーマは避けるべき。
僕だけが感じたのかもしれないけど、
抵抗のあるテーマだったなぁ。
これ、若い人が観客に多く、刺激を受けやすい年代を
ターゲットにしている興行だから、
もう少し気を使ったほうが・・・デリケートな問題なんだけど。

でも、4ってことは前3作もあるんだ。
人気シリーズかな。

ネタバレBOX

死生観って話が根底にあります。
「人はどうやって死ぬべきか」ってこと。
この手のテーマは、まますると
宗教観にも沿ってくるので、こういうお気軽なレビューに近い
公演には不向きと思う。

死ぬ前に望んで記憶交換が出来る組織、
メモリーズへ、
本人が自らの意思で、お金を払って契約をして
「死ぬ前に記憶を取り替えて、楽しく死にたい」と
依頼をします。

だけど、その恋人が
「私のことを忘れないでほしいから、
彼の記憶を元に戻して!」って、組織で暴れます。

ラスト、記憶を元に戻しちゃうんですよ。
一応、大団円なんだけど。

なんで、昨日今日会った、女の自己満足のために、
本人は決心した死に方を変えさせられる?
本人の望んだ死に方をさせてやらない?
ギャラリーのような他人が、「私が嫌だから」

これ、安楽死とかの問題にも直結すると思うんだけど、
本人を尊重しない方法って、
見ていて非常に不愉快になります、僕個人的には。

若気の至りで、間違った判断を、瞬間的にしたから、
そのリカバリーをするってこともあるだろうけど、
それにしては軽々しく描かれすぎ。
いいだせなくて

いいだせなくて

カラフル企画

SPACE107(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/14 (火)公演終了

満足度★★★

ちょっと長いなぁ
ここも初めて行きました、新宿西口、アオキの地下の劇場。
東京って、いっぱい劇場がありますなぁ。

小劇場で、座り心地の固いパイプ椅子では、
鑑賞時間は2時間が限界なんすよ。
ケツは痛くなるし底冷えはしてくるし。
2時間超えても大丈夫なのは、
相当に作品に見応えがあるか、
リラックス出来るようなソファ調の椅子であるか(寝心地がいい!笑)、 
どちらかです。

軽い休憩を入れ、終演まで約2時間40分、これは長すぎ。
この作品、100分程度なら、もっと楽しめただろうに。
2幕は、正直いらないな、ダラダラしちゃってる。
三越劇場や、明治座じゃないんだから。

ポケモンの声優の人は、
気立てのいい妻にハマリ役、もうちょっと出番があると嬉しい。
若い警官の役の人、仕草が面白い、なかなか個性的。
彼は伸びそう。

作品と劇場の関係って、本当に大事ですねぇ。

ネタバレBOX

オープニングで、亡くなった妻が部屋の中なのに、
ハイヒールを履いている時点で、なんかおかしいな、って
思いました。
でも、玄関がない家だから、渋谷区で桜のある家(一軒家!)だから
いいのかなぁと思いつつ観劇。
幽霊ってのは、2幕早々にわかるんだけど、
1幕は、どうだったかなぁ。
シックスセンスのはずなのに、前半は、ちゃんと輪に入っていたような・・・
誰も不自然さは指摘しないし、ちょっと唐突すぎるような・・・。

トロイ戦争は起こらないだろう

トロイ戦争は起こらないだろう

劇団四季

新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度

トロい内容 at名古屋
面倒なんで変更していませんが、この作品を名古屋公演で鑑賞。

ブラピの映画でもおなじみのよう、非常にメジャーな出来事を描いた作品
です。
主役は阿久津陽一郎、彼はブラピと同じ役かな、
凛々しいトロイの勇者を、きっちりと演じています。
国を滅ぼす、その弟(確かオーランドブルーム)は田辺真也。
知性や品性があってパッパラパーさや好色さは薄いので
リアルさはないけど、あまり物語には影響しません。

この作品の最も悪な点は、
端整な男前で若い兄弟をはじめ、国を滅ぼしかねるほどの
影響を持つ女性(美女!)を
劇団主の嫁、野村玲子とが、
兄の士気を高める美女を、坂本里咲という
熟女2人が嬉々と演じている点。
トロイの男は、みなロバート秋山か!!!
清らかさも艶っぽさも華やかさもない、
モンスターペアレンツ並みの、ヒツテリックなPTAのババアとしか、
見えない、劇団幹部のお二人が、この役をやっている
時点で、もう終わっておりますなぁ。

劇団を私物化して、自己満足というか、
好き勝手にしている様子に付き合うのは、ゴメンですな。
早く、2エースの阿久津君と田邊君は、この劇団から離れるべし!

長い長い台詞劇、
お経のようにツラツラsじゃべる芝居で
眠い眠い。
ウトウトすると、劇場の係員に注意を受け、咳払いをしても係員に注意を受け、
アメちゃん舐めても叱られる。
メンドクサイ劇団、劇場だなぁ、お前らは宗教団体か!

ネタバレBOX

「トロイ戦争は起きないであろう」と言って、
すぐ「トロイ戦争は起こるだろう」と、唐突に言い出す。
なんだ、これはドリフのコントか!って感じ。
これは、ホンと、くっだらなかったなぁ
透明ジュピ子黙殺事件

透明ジュピ子黙殺事件

範宙遊泳

G/Pit(愛知県)

2009/04/03 (金) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった。
普段名古屋のお芝居しか見ないので、とても刺激を受けた。
言葉やテンション、すべてが好みでした。

ネタバレBOX

認識されない事は存在しないと同じ事。
ジュピ子はどんな子でどんな考え方をしていたのでしょう。

また観たい。本当にそう思います。

あと打ち上げに参加させていただいたのですが、いい人ぞろいでとても面白く過ごすことができました。
関係者の方々、本当にお世話になりました。
と、観られるかも分からないところにお礼を書いてみる。登録したばかりだけど、こういうことを書き込むところではないのかな。
小劇場王子

小劇場王子

自己批判ショー

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/04/03 (金) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★

こういうのなのね
解説を読んだだけだとどの様な舞台なのか想像つかなかったのだけど、見たら確かに解説の通りでした。

「王子小劇場」を「小劇場王子」と倒置するダジャレに始まり、「ナオコの剣」とか「しんいちの森」とか、小ネタのダジャレがふんだんに出てきてこれでもかって感じでした。
でも、演劇でダジャレを使われても、意外と笑えないんですよねえ。。。
演劇には演劇の笑いがあると思うので、全体的に安コントな作りがちょっと合わなかったかも。

ネタバレBOX

バンドが裏に待機して生演奏するミュージカル部分もある、と言うかミュージカルというようりはカラオケかな。
ミュージカルだったらそこで踊ったり、話が展開したりするけど、そういう訳ではなくて、歌のパートがあります、という感じで分断されたパートになってたのが残念です。

作品はメタ演劇で、「素舞台」「マイム」「照明さん・音響さん」と言ったあたりをネタにして、くすぐりつつ進んでゆく話。

途中唐突に挿入される「最後の晩餐」のコントとか、クスクスっと笑える感じなのだけど、爆笑には至らず。

役者さんはなかなか頑張っていて面白いのだけど。
もうちょっと演劇的な面白さを高めて欲しいな、と思ってしまいました。
刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

密度濃
12時開始の「我」バージョンを見ました。テンポよくストーリーが進み、1時間40分飽きませんでした。音響も良かったです。白虎丸の赤い目が目立ったのは最初の殺陣の時と最後の挨拶の時のみだったので、要所要所で顔を上の方に向けてくれたら、もっとインパクト大だったと思います。

音楽劇 三文オペラ

音楽劇 三文オペラ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/04/05 (日) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

“猥雑”というより“剥き出し”
今までに観た『三文オペラ』の中で、一番刺激的で面白かったです。音楽をゆったり楽しめるようでは、『三文オペラ』ではないんだな、と。勢いづけに、一杯飲んでから観てもよかったかも(笑)。あっという間の3時間でした。

月の見える場所

月の見える場所

シアターノーチラス

ひつじ座(東京都)

2009/04/04 (土) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

いやぁ危なかった・・・。
最初はなんだか不自然な会話の単調な流れの身の無いストーリーでどうなることかと・・・。

が・・・意外なことに次第にその会話の流れに慣れていき、というか、むしろどんどん引き込まれ、そして最後の四本目にはすっかり入り込んでさわやかな気持ちで観終わることができた。

ネタバレBOX

にしても突っ込みどころは満載。

初っ端一本目の会話・・・なんだか芝居がかり過ぎている。いや、そりゃ実際のところ芝居なんだからいいのかもしれないんだけど・・・いわゆるやけに不自然。まぁそれも慣れたからいいんだけど・・・。

けど、あの弟役の足の傷・・・転んで足を打ってもあそこはケガしないから。ふつうは膝をケガするもんだ。自分がフットサルでそこをケガしただけに違和感を感じた。

二本目・・・最後が衝撃だった。あっ・・・もしかして、と途中で結末を思いついたときからドキドキし始めた。

それにしてもあのウェイター、渡辺大介さん?・・・悪い顔してるなぁ・・・目が悪い。で、髪が前に行きすぎ。眉が見えないもん。

ところで背後の月・・・一本目が三日月で徐々に満ちていくんだけど、二本目はひどかった。完全に月がはみ出ててた。ありゃ月じゃないね。

三本目・・・泉役の岩見さんの淡々とした語りがすごくよかった。加奈子役の西郷さんはキーって顔がすごくよかった。

四本目・・・出た!再びの渡辺さん。って、あれ?さっきと違いまじめな役どころ。なかなかイイ感じだ。地見屋の大石さんはやさぐれキャラが似合ってる。けれど一番良かったのは木村さん。隣の席の人が、友人だと言っているのを盗み聞きしていただけに注目していたが、かなりよかった。この人が場を明るく明るぅ~くしていた。基本的にこの劇団の人ってちょっと明るさに欠けるだけに貴重な存在だ。で、なんだかいい感じのさわやかな終わり方をしてくれた。

ふむ。
ありやと。


一本目~三本目までは、言葉の羅列だけで、けれど、それが意外とイイ感じ。で、途中で気付いたんだけど、この三本、目をつぶって声だけ聞いててもなかなかに楽しめる作品だった。

なんにしろなかなかいい作品達だった。
そのくせ席に空席が目立ったのは、たぶんPR方法の問題なんだろう・・・短編集ってのも取っつきにくくする原因だったのかも。

今後も頑張ってほしい。

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