
五人の執事
パラドックス定数
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
シツジが1匹、シツジが2匹・・・
執事というものを実際に見たことのある日本人はかなり少数派だろう。映画や小説から、イギリスのお屋敷で働く男性の使用人というのをイメージするのがせいぜいではないだろうか。
私自身は、カズオ・イシグロの小説を原作にした映画「日の名残り」で、アンソニー・ホプキンズの演じた執事がいちばん印象に残っている。
映画を見て感じたのは、執事というのが単に屋敷の使用人の一人ではなく、何人かいる使用人を監督する、いわゆる召使い頭だということだった。
そう考えると、この芝居のタイトルが示すような、一つの屋敷に執事が5人もいるという状況はそもそもありえないのではないか。
序盤からそういう状況設定への疑問を感じたので、なかなか話の内容にすんなりと入っていけなかった。
ただ、話が進むにつれて、執事が5人いるということの疑問は解けていく。
しかし、執事とは何かということに前半で神経を使ったために、込み入ったストーリーを充分に消化できないまま終盤を迎えてしまった、というのが正直なところ。
終演後、作者の野木萌葱が言っていたように、脚本を読めばストーリーの疑問点はそれなりに解消するのかもしれない。しかし、いまいち脚本を買おうという衝動は起きなかった。

グッバイ・マイ・ダーリン
世田谷シルク
小劇場 楽園(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
実験的な舞台
とある「おっぱいパブ」と、その「おっパブ」の階上に居を構える4人家族を描く。題材を寺山作品においているというだけあって、実験的な試みがなされている。寺山作品と異なり、リアルな部分が多いものの、象徴的なダンスが繰り返され、見るものの嗅覚を刺激し続ける。前衛をめざしているであろう、作品なのだから、何を伝えたいのかを理解する必要はなかろうが、70年代の前衛と比べ、リアルな部分が多い分、メッセージを解読しようとしたが、うまく理解できなかった。もう少し、どちらかを鮮明にすると、より観客に伝わる部分が多かったのではないか。相当に好みの分かれる作品のように思う。

暗黒地帯
鵺的(ぬえてき)
「劇」小劇場(東京都)
2009/08/05 (水) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
心地悪すぎるが、しかし
とあるマンションの配水管の施工不良を端緒に、抉り出される人間の本心を、見事に、かつ、丁寧に描き分けた秀作といえよう。在日、部落、麻薬、うつ病、等々現代日本の暗部をこれでもかというほど、ぐいぐい観客に押し付けてくる。見ていてこれほど気分の悪い作品も多くはない。しかし、心地悪いにはそれなりの理由が存在する。今の日本のリアルを上手に描いているからであろう。それに加えて、キャストの一人ひとりが、まさに熱演。特に、在日2世を演じた荒井靖雄は出色。作・演出の高木登の今後に期待したい。

エモーショナルレイバー
ミナモザ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
殺伐
しっかり、殺伐を感じさせてくれました。それぞれがすごくはまっている感じがして、リアルでした。ほんとに、行き場のない感じ、不安に取り込まれました。
そしてエンジェルがすてきだった。これからもきっと気になる劇団になると思います。

ダンス・オブ・ヴァンパイア
東宝
帝国劇場(東京都)
2009/07/05 (日) ~ 2009/08/26 (水)公演終了
満足度★★★★
祐一郎さまの祐一郎さま然たるお姿
祐一郎さまの祐一郎さま然たるお姿を堪能。
この作品は初見なんですが、あんなにダンスが凄いなんて思わなかった。

カスパー彷徨
unite d'Habitation
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/08/04 (火) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
ことばが降る瞬間
詩森さんとこのなので期待して行きました。
つくりは面白かったけど、主演の二人は勢いが先に立って見えてしまってちょっと残念。
勇さんからは、心の震えが見えた。言葉がいま、降ってきていると感じられた。これからに期待します。

ブラッド・ブラザーズ
東宝
シアタークリエ(東京都)
2009/08/07 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
ミュージカル好きなら必見でしょう
ミュージカル好きなら必見でしょう。
音楽も知らなかったけど、好み。キャストもよく知らなかったけど、結果的に好み。
金x武田x岡田バージョンを堪能。

めんどなさいばん
シアターRAKU
ザ・スズナリ(東京都)
2009/08/05 (水) ~ 2009/08/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
大満足です(^O^)!
ザ・スズナリは満員のお客さんで熱気に包まれていました。
しかもいつもお芝居を見に行く時とは明らかに客層が違う(笑)。
でも裁判員制度というタイムリーな題材ながら(←終演後役者さんにお話を伺ったら実は台本は去年から出来ていて、その時はこんなにタイムリーな話題になるとは思っていなかったそうです)、老若男女誰でも楽しめる…楽塾ならではの“セリフ劇”でした。
でもやっぱり歌も踊りもありまして…どこかで1度は聞いた聞き馴染みのあるメロディの数々もとても心地よかったです。
私がいつも楽塾や流山児★事務所の作品を見ていて思うのは、とにかく予測のつかない舞台だなということなんです。
他の劇団さんの舞台を見た場合話が進むにつれてある程度結末が予測できちゃったりすることがあるんですが(^_^;)…もちろんお話自体もすばらしいんですけど、流山児さんの演出がすごいなぁと思うのは絶対に予定調和にならないこと。
楽しくてホロッとさせられて…という絶妙な匙加減に加えて、大小の何でこーなるの?的な伏線から想像のつかない大どんでん返しの結末というのが流山児さん流の演出なんだなと思うし、それが大好きな私なのです(^^)。
そして何がすごいって、楽塾のみなさんとってもパワフルで元気!
とても平均年齢56歳とは思えません!
ホントにみなさん生き生きしてらっしゃって、逆に私がパワーをいただいて帰ってきました。
私も頑張らなくちゃ(^^)。
流山児さん!そして楽塾のみなさん!!楽しい時間をありがとうございました!!!
千秋楽までお身体に気を付けて頑張ってください(^-^)/!
ちなみに次回の楽塾は来年…GW公演だそうです(←『めんどなさいばん』パンフの流山児さんのご挨拶より)。
佃典彦さん書き下ろしの新作だとか…来年のことを言うと鬼が笑う(←しかもまだ公演中)けど、ますますこれからの楽塾が楽しみになりました!

サスラウビート
カナデコトビート
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/10 (月)公演終了

花とアスファルト
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2009/08/01 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

花とアスファルト
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2009/08/01 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
食べたり、合唱するシーンが必ずあるシリーズもの、というのは冗談ですが、自然な会話の中で、ベースに流れる「静かな違和感」がうまく表現されていました。
そこに「強烈な異物」が乱入しても、「静かな違和感」の延長線上で描かれているところは、演出に工夫されていたところを感じました。
途中、少し眠たくなりましたが、全体として楽しめました。

グッバイ・マイ・ダーリン
世田谷シルク
小劇場 楽園(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

エモーショナルレイバー
ミナモザ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
その先が見たい
興味深いシチュエーションを舞台にしていると思いましたが、人物造詣が浅くて、素材の良さが生きていないと思いました。また、俳優さんの演技も、表層的なところだけでしか演じられていない気がしました。
盛り上がってきたかと思ったら暗転になっている印象があったので、その先で起きている人間のドラマを見たいなと思いました。

エモーショナルレイバー
ミナモザ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
エッジのある女性作家、必見。
ここんとこサンモールで立て続けで観た公演のなかで一番よかった。
年一回のスローペースなので未見の方も多いだろうが、間違いなくミナモザは僕の演劇ブックマークに登録決定。
会話劇としては繊細な作りなのに、大胆なキャラクタ同士の異人種交流(ギャル系とネカフェ難民、高学歴のドロップアウト、自意識系の地味な女性)があり、その交差するフィールドが振り込め詐欺の現場のような「犯罪」でしか繋がらないということを面白く思う。全然無理がない。しかも台詞がフライヤーの藤沢とおるのように細かく細かく細かく面白い。前半笑っちゃマズいのかなってなか我慢出来ずマイペースに小さく笑ってました。
だって冒頭でさ、演劇村の人間が擁護しまくるようなネカフェ難民なキャラクタを、ギャルが「この人の話つまんなーい」と一発で砕くエッジってすごいじゃん。演劇村崩壊だもん。ギャル役のシンクロ少女の名嘉友美さん最高(笑)。
女性作家(だけにもとどまらないんだけど)の多い「自分自分」っていう自意識全開のいわゆる「閉鎖されたセカイ系」はすんごい苦手なんですが。こちらはちゃんと世界を提示していたのがよかった。登場人物ではなく「作者」としての志が広い。振り込め詐欺をただのネタとして使う劇団は多かったけど、ちゃんと題材としてがっぷりつかみ、そこまで飛ばす志に心が動いた訳です。
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箱庭円舞曲の小野君が出てる(好演)からって訳じゃないけど、きっと箱庭円舞曲のファンの人は気に入るはず。構成が近いし。
あとMUに出演してもらった印宮くんもチャラ男やらせたら小劇場ナンバー1と睨んでたのですが、それがもう全開。絶対いるリアリティ。坂本健一くんもピンチヒッターで出演してるので、MU前回公演『JUMON/便所』を御覧になったかたは、是非是非おすすめです。

すこし離れて、そこに居て
散歩道楽
シアターサンモール(東京都)
2009/08/05 (水) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

五人の執事
パラドックス定数
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

劇団四季ソング&ダンス~55STEPS~
劇団四季
大阪四季劇場(大阪府)
2009/07/13 (月) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

舞台版 イタズラなkiss~卒業編~
K Dash Stage
博品館劇場(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
ターゲットは…
学園モノのコミック原作。
万人に楽しめる演出になっているので、
大人にもソコソコ楽しめる。
舞台セットと舞台の奥行きの関係で、
俳優の動線が舞台横方向にしか取れなく
若い役者たちの闊達な動きを活かせていないのが惜しい。
この公演の真のターゲットは、ティーンなのだと思うが、
歌やダンスの要素が少なく
その客層には、物足りないかな。
安倍麻美は、器用なタレントだなと思う。

ささやかなこの人生
時速246億
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2009/05/13 (水) ~ 2009/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
今更ですが。。
時速246は面白いと聞いていましたが、本当にすごい面白かった!!
今まで観た舞台で一番わらってましたね。
オムニバス形式で、中でも小林顕作さん作のお話はシュールで最高でした。
そして時東ぁみちゃんが殺人的にかわいくて直視できないくらい(笑)
DVD発売も決まったので是非ゲットしたい作品です。

舞台版 イタズラなkiss~卒業編~
K Dash Stage
博品館劇場(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
きゅんきゅん♪
正直、前作が微妙だったのですがよかった!!
沢渡にきゅんとしてしまったので、私の負けです。。笑(パンフレット参照)