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中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

解釈と印象
寺山修司の演出ノートにもあるように、解釈よりも、観た印象にシフトした作品。前衛を商業的に披露。平幹ニ朗さん、秋山菜津子さん、岩松了さんの余裕ある芝居と、白井晃さんの演出が前衛芝居にお洒落さを吹き込む。
主要人物よりも鏡売り、無頼漢といったコロス的群集の方により目がいった。

オープニングの演出からも分かるように、より身近に、より理解し易くなっているのは確かであり、十代の芝居に興味ある人間に是非観て欲しいと思った。

死すべき母の石

死すべき母の石

劇団桃唄309

テアトルBONBON(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

私は嫌いじゃない
桃唄の公演はいつも、転換とか場の使い方に舌を巻くのですが、それは今回も同様。少ない要素であっという間に場が変わったことを了解させる演出はスタイリッシュで素敵です。

おどけた役どころが多い佐藤さんの以外な姿も観られて、お得な感じ

劇場も観やすくて、悪くない感じでした。

ネタバレBOX

結局お母さんは「だれか」に殺されちゃったんですね。
「犯人は東京」、ということか。

「え、これで終わりか。」と思ったんですけど、
他に良い終わらせ方も無い気がします。

深情さびつく回転儀

深情さびつく回転儀

電動夏子安置システム

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

お決まりの
このシリーズは3回目。出だしがいつも同じなのが逆にまたよい。懐かしいキャラクターもいて、久しぶりに出会える嬉しさもある。ウサゴローのテンションは毎度の楽しみでもあります。

劇場HOPEこけら落とし『かもめ』

劇場HOPEこけら落とし『かもめ』

ノアノオモチャバコ

劇場HOPE(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/20 (火)公演終了

満足度

原作のせい?かな!?
日頃なんの予備知識も持たずに、芝居みるようにしているので。わかりづらかった、見終えてからチラシ・原作等情報集めて。やっと理解が出来ました。
複雑な人間群像を、がんばって表現していたんだなぁ、と後でわかりました。
でもなんか違和感ありました、私には合っていないみたいでしたね。

ネタバレBOX

前説の所から期待感高まるも、途中寝てた時ありました・・・。せっかく濃い目のコーヒーまで飲んでいたのに、です。ラストを先にやらずに、たんたんと人物紹介交えて、観客に理解し易く人間増やすべきだったのでは?キャラの良くたっていた脇役も多かったので。配役が惜しいと感じた。合間のダンスはタイミングなど上手と思えたが、前列に出すダンサーは、もっと身体の柔らかい人の方が良いと思う。現実と心情内を舞台ライトの明暗で分けるのは大変理解しやすく、よい演出だと感じた。前説がカフェみたく始まるなら、ウェイターを狂言まわしにして、幕間の場面説明させるのも、一つの手なのでは?今までのあらすじ簡単にしゃべらせて、「舞台は湖畔の屋敷に変わります」とか言わせてみるのも面白いかと・・。医者の思い出し話も加えたW狂言回しというのもわかりやすかったかも。でも見終えて自分なりに整理すると、「皆さん!原作はご存知ですよね、私たちはこんな表現で劇にしました。」感が、感じられますね。明暗分かれる評価と思います。

今昔舞踊劇 遊びの杜 其之弐

今昔舞踊劇 遊びの杜 其之弐

劇団パラノイア・エイジ

靖国神社内 神池前特設ステージ (東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

「温故知新」なオムニバス野外劇
宇治拾遺物語や小泉八雲作品など、古典から比較的最近のものまで幅広い範囲から選んだ「綺譚」系のエピソード6話とオープニングアクト的な創作舞踊を夜空の下の野外ステージで見せるという企画、能舞台同様に下手後方に花道(アレもそう呼称するのかしら?}を設えた舞台や能管(かな?)とパーカッションによる音楽(兼S.E.)も含めて独特の趣があって楽しい。
公演趣旨や題材から当然の如く能・狂言・歌舞伎などの系列の和風な演出なるも「温故知新」な感じだし。
また、ひげ太夫の成田みわ子がひげのない女性役とは…と思っていたら、その後2回ひげを付けて出てきて「そうそう、それでなくちゃ」(笑)だったり鈴木のぞみと2人でやぐらを見せるので「あ、やっぱり!」だったりもして…

EDEN

EDEN

JEWEL BEANS

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

次回公演に期待
身体を機械化し自然の生殖ができなくなった者たちが支配する世界で、生身のまま生きながらえているレジスタンスたちが、彼らの中にいる金髪の少女 “イヴ” と詳細不明の “アダム” が出会った時に新たな世界のドアが開かれるという言い伝えを信じながら抵抗を続ける未来アクション。
全体の世界観は好きなタイプだし、ストーリーの運びも悪くないが、旗揚げ公演ということもあってか、いくつか残念な部分もあるのもまた事実。
まず、機械化された「キングダム」側の強大さ・層の厚さ的なものが描かれていないので、双方で生き残った数名だけで戦っているように見えてしまうこと。
たとえば、キングダム側の場面で各方面の対レジスタンス作戦の進捗状況が報告されるとかすればイイのに…。それも、時々刻々と討伐されていて、主人公チームが最後の望みみたいになるとか。
また、アクションのキレが今ひとつ良くないのは仕方ないにしても、相手の一撃を待つように見えてしまうことがあるのは擬闘において致命的。そこだけは早急かつ重点的に改善を願いたく…。
さらに、両者の闘いに決着がついた後の場で、「その後」が示されるのはわずか3名ほどで、他の面々がどうなったか示唆すらしないのはいかがなものか?
…って、もしかして「それは また 別の ハナシ…」的な続編への布石か?(笑)
とはいえ、先述のように好きなタイプの芝居(次回はどんなだかワカランが)だし、禁止事項の理由についてユーモアたっぷりに説明する前説のセンスもイイし、次回公演に期待。

黒米

黒米

劇団BOOGIE★WOOGIE

d-倉庫(東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

マチソワで両キャストバージョンを
ピーター・シェーファーの『ブラック・コメディ』を日本に翻案したもので、8月のSAME∞LINEプロジェクト版が「翻訳もの外国戯曲」のお手本のような演出だったのに対してこちらはBOOGIE★WOOGIEテイストてんこ盛りのスラップスティック系。基本的には『ブラック…』と同じものながらポップでカラフル、ってか派手にバージョンアップされた舞台装置にもそんな違いが如実に現れており…。
時々やっているビンタや飲み物を相手に吹きかけるなどは序の口、バラエティ番組でお馴染みのクリームパイ(ナマの舞台では初めて見た)やバケツの水まで登場するくらいで、後からコンセプトはドリフと聞いて大いに納得。
また、BOOGIE★WOOGIE作品ではお馴染みのキャラ、出前持ちの島尻も登場して、ラストの一番オイしいところをさらうなんざ見事。
まさにSAME∞LINEプロジェクト版と表裏一体…っちゅうか、まず基本を見せてからそのバリエーションを見せる、な感じになるので両方観ると面白さは倍以上、的な。
で、過去2回の原典ではキャロル(本作では瑞穂:主人公の婚約者)側の目線で観ていたけれど、今回は終盤での麗子(原典のクレア)の長めの台詞以降、彼女の目線で観ることができて、あらま、そういう風に見れば比較的イイ話じゃん、などと新たな発見アリ。
同様に、今まではバンベルガー(本作の京極)の登場が遅すぎて全体のバランスが良くないように思っていたけれど、あれだけイジることでそこも改善された気がして。
さらに、あれだけの大騒ぎをした後なので、ラストの「神はおっしゃった、「光あれ」と」という台詞で点灯(実際の舞台は暗転)するのがより引き立つようにも感じられ、モロモロでコレが一番かも?
ま、3(&4)回目にしてやっと面白さがわかってきたというのもあるかもしれないが…。
でもやっぱり、乙に澄ましたお上品な喜劇より、ドタバタコメディの方が好きってことなのか?(爆)

鉄塔13 【サーティーン】

鉄塔13 【サーティーン】

さるしげろっく

萬劇場(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

日常系近未来もの
近未来、空から鉄塔が落ちてきて(マクロスかっっ!!!(笑))以来さびれ、高い波によって本土に渡ることもままならない島で生活するメンバーと、その島に流れ着いた人物たちが織りなすドラマ、観始めて間もなく「しまった、苦手な “日常系近未来もの” だ」と…(笑)
そのせいもあってか前半はちょっと冗長な感があるものの、本土から来た男がなんとなく怪しげに見え始めるあたりからはサスペンスも加わってキリリと引き締まる感じ。
実はこの日、音響機器トラブルがあり(関係各位の心中お察しいたします)、開演後70分ほどの時点で機器調整のための予定外休憩(約20分)が入った(よくぞ踏み切った、と英断を支持!)ので気分を一新して観ることができてそう感じたのかもしれないが。
また、かつて出産制限されている近未来を描いた映画があったが、それを国家的なものでなく、このような閉鎖社会のルールとしてアレンジしたのはナイスアイデア。この方が身近というか、より現実的に感じられるような気がして…。
さらに終盤で「わるもの」が威嚇のために発砲した時に2組の夫婦のそれぞれの夫が無意識的に妻をかばうところを一方の妻のモノローグと共にスローモーションで見せるシーンにはホロリ。やっぱり家族愛系に弱いσ(^-^) であった…。(笑)

カカフカカBig2

カカフカカBig2

カカフカカ企画

アイピット目白(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

【大脱獄】バカバカカしさがバクハツツ!!
ああ凄い。

素晴らしいバカバカしさが全編に溢れる舞台。

ずっと顔が緩んでいる阿呆面で観劇していたことだろう。
鏡があったら恥ずかしいぐらいの阿呆面だったことは間違いない。

なんかすべてが意外といい塩梅。
胸焼け、胃もたれしないというか。

ひょっとしたら、技巧派?

ネタバレBOX

ちよっとした小ネタ的なやつが、演技にも台詞にも衣装&メイクなどに丁寧にふりまいてあり(女王とプリンセスの髪飾りとか!)、その全部を特に拾わないあたりが潔い、というか、全部拾ってたらキリがないし。
だけどサービス精神はたっぷり、どっぷり。

デフォルメされたキャラクターが満載。だけどお腹いっぱいにならない適度さが、あるところが素晴らしい。

適度にお下品で、適度に過激っぽくて、適度に笑える(もちろん大笑いもある)。

舞台を引っ張るエネルギーは凄いのだが、不思議に疲れない。
単に力押しで、ぐぃぐぃといくわけではないのだろう。
適度さがうまく演出されていて、嫌味さをまったく感じないっていうのにも驚いた。

結構、技巧派?

普通に近い登場人物が、狂言回しで、ひたすら突っ込みを熱演する、名無しの太郎と、春゜子(バルコ)だけというのもいいのだろう。こういうキャラクターがいい箸休め的な感じになるのかもしれない。

(たぶん)アテ書き的な配役なのだろうが、こういう人はこの役で、これができる人はこれで、呂律が固い人はこの役で、みたいな配役がうまくって、どんな舞台でも1人ぐらいはいる、「ああ、この人は・・・うーん」みたいな人がいなかったのもいいのだ。

どうでもいい話で、なんだか変な人たちが次々と現れては、物語を揺り動かす。揺り動かしながらも、きちんと(?・笑)と収束させる力は見事。

やっぱり、技巧派?

ぜひ、もう1本のほうも観たい! と強く思ったのだが、どうも日程が合いそうにない。残念。悔しい。

で、最後に正直に告白すると、ラス前のなんかゲームのパロディらしき展開で、周囲の若者たちが大笑いしていた中で、もうひとつ笑っていなかった、ケームをまったくやらない私がいたのだ。

あ、そうそうこの日のイベントがまた凄まじかった。
今回上演したのラストの約40分間分を、なんと5分間で再度上演するというものなのだ。このバカバカしさが素晴らしすぎる。
生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

五反田団

京都芸術センター(京都府)

2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

いっとう光っていたのは、宮部純子さん
本音からいえば、前田司郎さんがこの作品で岸田戯曲賞を受賞したのは「?」。
と、言うのも、意図は重々承知しつつ、やっぱりこの作品は微温的に感じられるから。
まあ、宮部みゆきが『火車』で直木賞をとれなかったみたいなものかな。
役者陣では、宮部純子さんがいっとう光っていた。
『書庫』の彼女は酷評してしまったけど、この公演では彼女がやっぱりよかったなあ。

cryptograph

cryptograph

マレビトの会

アトリエ劇研(京都府)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/22 (月)公演終了

満足度★★★

松田正隆版マハゴニー市の興亡
イタロ・カルヴィーノからの影響ばかりが云々かんぬんされるこの作品だけど、ブレヒトの『マハゴニー市の興亡』も忘れちゃいけませんぜ。
剽窃、ならぬ引用の妙も、ブレヒト譲り。
よくも悪くも、刺激的な舞台でした。

静物たちの遊泳

静物たちの遊泳

魚灯

京都芸術センター(京都府)

2007/05/24 (木) ~ 2007/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

山岡さんはキャスティングが巧い
薄皮を徐々に剥がしていって、最後にどろっと何かが出てくるような展開。まさしく山岡さんらしい。
それにしても、特に山本麻貴さんの役どころからわかるように、山岡徳貴子さんは本当にキャスティング、というかあてがきが巧いなあと思う。

ヒラカタ・ノート

ヒラカタ・ノート

ニットキャップシアター

京都芸術センター(京都府)

2004/12/09 (木) ~ 2004/12/14 (火)公演終了

満足度★★★★

安田一平君の熱演
実験的な趣向の作品で、賞対応?と思わないでもなかったが、でも個人的には心がしっかり動いた。
安田一平君、熱演。

男亡者の泣きぬるところ

男亡者の泣きぬるところ

ニットキャップシアター

アトリエ劇研(京都府)

2004/10/01 (金) ~ 2004/10/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

丁々発止
ごまのはえさんと大木湖南さんの丁々発止のやり取りが面白かった。
余談だけど、この二人にはピンターのダム・ウェイターをやってもらいたいなあ。

おっぱいブルース

おっぱいブルース

ニットキャップシアター

アトリエ劇研(京都府)

2002/12/06 (金) ~ 2002/12/10 (火)公演終了

満足度★★★

ごまさんが印象に残る
おかかなしい舞台。
ごまのはえさんの演技が強く印象に残る。

キャプテンジョー

キャプテンジョー

ベトナムからの笑い声

スペース・イサン(京都府)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

ベトナム久しぶりの長篇
が、ベトナム・テイストはいつもの通り。
黒川さんの神は細部に宿る的な巧く書き込まれた台本もいつもの通り。
だれる部分はなくもなかったが、個人的には実に愉しめた公演でした。

書庫

書庫

下鴨車窓

アトリエ劇研(京都府)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/11 (火)公演終了

満足度★★★

田辺さんらしい作品
田辺さんの世界観がよく表われた作品だったと思う。
演技者では、大熊ねこさん、そしてハラダリャン。

ショパロヴィッチ巡業劇団(公演日程が変更になりました)

ショパロヴィッチ巡業劇団(公演日程が変更になりました)

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2009/10/14 (水) ~ 2009/10/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

演劇はひとを幸せにするか。
今回このお芝居をはじめて日本で上演するにあたり、セルビアの歴史的背景、心情、文化を理解し、受け入れることからはじめられたことに、深い尊敬を抱きました。

一滴の血のしたたるにおいまで漂ってくるかのような繊細な演出、色味のない淡々とした舞台の中で繰りひろげられる演技は、配役の枠組みを超えて、とても生き生きと輝いていました。そして、観るひとを選ばずにすべてのひとに楽しんでもらおうとする姿勢が素晴らしく、それは本来の演劇のあるべき姿なのではないか、と痛感致しました。深い共感と感動を与えてくださったこと、この作品を観る機会に恵まれたことに心から感謝いたします。

ネタバレBOX

ナチスの指揮下にあるセルビアのウジツェでは毎日多くのセルビア人が殺害されて家族を失った多くの人々が喪に服し、暗い影を落としている。
そんな失意に暮れた町にやってくる(おおよそ場違いな一座)流浪の劇団ショパロヴィッチ巡業団。

ウジツェの人々は彼らを、こんなご時世に化粧をして派手な衣装を着て、芝居をする。なんてお気楽な人たち!と言い放ち、ジーナに至ってはパンは食べてたらお腹が満たされるけど、演劇は観てもどうってことはない。という考え。
劇団員は、パンを食べることと演劇を同じに扱うのは、優劣を競い合うことではないと主張するが、洗濯して、ご飯を作って、掃除を毎日するだけのジーナにはそれが理解できない。
そして、会話を遮るかのように聞こえてくる銃声におどおどしながら暮らしていて彼らの生活は心の豊かさと隔絶した場所にある。

そんなウジツェの人々の心情をあざ笑うかのように現れる男。
自分のことを『潰し屋』と名乗る彼は、ドイツ軍に殺されたセルビア人の内臓をえぐり出し、全身をムチで叩き、広場の絞首台にみせしめのようにして死体を吊るす。全身血まみれで奴が歩く度に地面にくっきりと血の足跡が残る野蛮でグロテスクな男。

ある時、ジーナの息子が何も悪さをしていないにも関わらず、警察に逮捕されてしまう。潰し屋の手に渡らないか危惧するジーナと街人たちは、闇夜の中刑務所へ向かう。
その道すがら、川で泳ぐソフィアの元に、突然現れる潰し屋。
彼はソフィアを痛めつけようとしたがソフィアは自分を怖がらなかったため、それを止める。草原に生えるいくつもの薬草や花の名前、その効能を教え合った後でソフィアはどうしてあなたは潰し屋になったのか聞く。
彼は何かが足りなかったからだ、と潰し屋は言う。
ソフィアはあなたをどこかへ連れて行ってくれるかもしれない。と言って、なでしこの花をひとつ掴んで彼に渡す。
ソフィアと短い会話を終えた後、潰し屋の血の足跡は消えていた。

時同じくしてフィリップは、舞台の小道具の”木の剣”を持ち、刑務所へ向かう。彼は実はテロリストで、”この時をずっと待っていた”。
フィリップは芝居をすることで警察を欺き、ギーナの息子を救い、彼のロマンティックな遺書だけが残る。皮肉なもので、巡業団はウジツェの人々に、シラーの『盗賊』の演劇ではなくフィリップの死によって感謝されるのである。
そして、喪に服す理由からこれまで白い服を着ることをこれまで拒んでいたシムカがキレイな白いドレスで登場し、巡業団を見送るところで話は終わる。


巡業団とウジツェの人々の関係性が、戦争の当事者である国と傍観する国として捉えられるような構図が非常に興味深かったです。たとえばギーナの息子が何も悪いことをしていないのに、警察に逮捕されても巡業団は、積極的に助けることを行わない。(彼らには演劇の素晴らしさを伝える使命があり、生活があり、生きていかなければならい故。)

それから演劇は戦場で必要とされ、また人を幸せにするものか。という難問。
演劇にはひとの人生を変えてしまう力があり演劇はひとを生かしも殺しもするということなのかという疑惑。
不思議なもので、この物語の中では、戦争を日常として受け入れざるを得ない街の人々の暮らしがリアルで巡業団はどこか浮世離れしていて、現実と最も遠い所に存在しているとすら思えます。それでも表現の自由が不自由の上に成り立っていて革命には犠牲が伴うのは否めません。
得るものがあれば失うものがあるのも致し方ないことです。
しかし芸術の呼吸は息絶えることなく後世に語り継がれなければならないものです。なぜならば、クーデターを起こせるのは、いつの時代も芸術だけなのですから。

最後、巡業団も、街の人々も、警察官も、ナチスもつぶし屋も、舞台に登場した全員がそれぞれ楽器を手にして明るいマーチを演奏したのは、世界がひとつになることを願うことへの回答だと信じて・・・。

深情さびつく回転儀

深情さびつく回転儀

電動夏子安置システム

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

10月20日(火)M
パズル。

ミネルヴァの梟は新月に飛びたつか

ミネルヴァの梟は新月に飛びたつか

O-MATSURI企画merrymaker

シアター風姿花伝(東京都)

2009/10/10 (土) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネタ満載(笑)
14はキノコキャストで、フラワーキャストは17に観劇。

ゲームのマニアネタ満載で、笑わせてもらいました。
また話のテンポもよく、時間があっという間に過ぎました。
面白すぎました。

何かあればゲーム対決をするということで、イロイロなバトルがありましたが、バトルはもう少し見たかったですね。
まあ、あれ以上のバトル出すと、2時間30分モノになってしまいそうですが(笑)

ネタバレBOX

ダブルキャストのキャラも、東海林康彦のキャラはキノコキャストの方がよかったですが、その他はどちらも甲乙付けがたいです。

成瀬優子様、プレスタ3が神ではない。あなたが神です(爆)

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