海をゆく者 The Seafarer by CONOR McPHERSON
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2009/11/14 (土) ~ 2009/12/08 (火)公演終了
みたーーー
役者たちすげーー
暑い世界がそこにあった
こういう芝居が、もっと価格的に見さすくなるといいんだけドナーー
社会派すけべい
毛皮族
駅前劇場(東京都)
2009/11/19 (木) ~ 2009/12/01 (火)公演終了
満足度★★★
初・毛皮族
あはは。どないやねん、という作品。元気になります。
海に浮かぶメトロポリス
とくお組
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
スーツを脱いだ男たち
とくお組へのイメージが激変しました。
新たな魅力が伝わってくる、良作だったと思います
ネタバレBOX
N氏とラスベガスしか見ていないけど、スタイリッシュなコメディーという印象が強い団体でした。
が、しょっぱなから汚れたセットにくたびれた服の男たち。闇鍋。
聞いていると 「男」「仕事」「人生」「金」「命」と、俗物的な単語がどんどんでてくる。 非日常な設定をコミカルに描く手法は変わらないものの、過去作品には無い生活感や躍動感が感じられ、一気に身近に感じられました。
かといってありきたりな人情ドラマにならない所が、流石とくお組だなーと思いました。個人的には人物を書き込みすぎない所が、むしろ好きです。
いくらでも作りこめるところを敢えてさらっと済ませ、笑いが消えない程度に感動させる。
観てて疲れない、また観たいなーと思いました。
一人当たりの役が多すぎて 不自然に感じる部分もありましたが
「フリーズしたら叩いてもらいます」「それは無理だろう!」 とネタにしてしまうから、そこもご愛嬌な感じがしました。
観にいってホントに良かったです。 次も楽しみにしてます。
緋の鳥
少年かしこ
OFF OFFシアター(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★
核心に触れるまでが長い
少年かしこの世界は現実とかけ離れた不思議な世界感が魅力だと思う。しかし、今回は核心部分に触れるまでの前座が長すぎる。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
舞台の始まりでおちゃらけた落語の前座のような出だしは好きになれない。物語本来の気迫が薄くなってしまうからだ。
その後、手もなく足もなく目も鼻もない少女が現れた時には不思議な感覚になって物凄く興奮した。つまり、「シカガネ」より、もっと凄いものが観られるんじゃないか?と感じたからだ。しかし、舞台は少女とは関係ないところ、病院での設定らしいが、ここでの展開のスピードが遅すぎる為に間延びした感があり、ちょっと飽きる。
そのうち心理カウンセラーの手塚はカウンセラーではなく患者で手塚自身が現実逃避して独自の妄想の世界を作り上げているのだと理解する。
人間の弱さや心の闇を描いて、手塚治虫の『火の鳥』を下地に哲学的な事も取り入れた作品だったが、観る側にもっと考えさせて、想像させてくれる所が有っても良かったのかなぁと、感じた。もっと、削って削って再構築してシンプルに仕上げたら、違う印象になったのかなと・・・。
ちょっと演出が煩く感じたものの、死霊に取り囲まれた手塚の演出はお見事!だった。
海に浮かぶメトロポリス
とくお組
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
2回目見たらおもしろかった!!!
初日見て今ひとつ消化しきれなかった感がありましたが
2回目の観劇はしっかり楽しめました。
ステージをこなすうちにぐっとレベルアップした仕上がりになったんですね。
いろんなタイプの芝居作りができる劇団なんだなーと感心しました。
次回も楽しみです。
東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2009/11/13 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★
初観劇
こちらのサイトでおもしろいと書かれてあるのを多く目にしたので観に行ってきました。
pit北は独特な小屋ですね。とても小さいけれど二階席もあります。
満席だったのでぎゅうぎゅうに詰められました。
ネタバレBOX
「東京裁判」
このタイトルの意味をあまり何も考えずにとにかく行ってみようと行ってしまったので、観ていて「ああ、なるほど」と思いました。
5人の男性のみで繰り広げられる戦後の裁判風景。
音はなく。
役者のセリフのみで芝居が進められます。
それがとてもリアルに見えてくる。
全般的にシリアスですが、ところどころの会話がおもしくふいてしまいました。
全員めがねをかけているので、初めのうちは誰が誰だかわからないのですが、役者の個がしっかりしているため、最後はそれぞれに感情移入して観てしまいました。
観客を惹きつける何かがある。
そんな印象を受ける芝居でした。
※pit北のざぶとん一枚の席はとてもおしりが痛いです。出来るならパイプ椅子のある小屋でやってほしい。
この環境のせいで観るのが大分つらかった。
おもしろいだけにこういったことで半減してしまうのはとてももったいない。
オセロー
THEATRE MOMENTS
d-倉庫(東京都)
2009/11/20 (金) ~ 2009/11/24 (火)公演終了
満足度★★★★
シェイクスピア
シェイクスピアの悲劇「オセロー」。
他の題材は触れたことがあるのですが、こちらは初めて。
THEATRE MOMENTSは何度目かの観劇。
ネタバレBOX
黒人であるオセローは人種をこえたデスデモーナと結婚した。
副官に選ばれなかったイアーゴは選ばれたキャシオを憎み、デスデモーナと結婚したがっていたロデリーゴを取り込んである計画を企てる。
デスデモーナとキャシオは通じている―
イアーゴはオセローを騙すべく、あらゆる工作を張り巡らせていく……
悲劇なので始終思い空気は垂れて込めています。
観ていて胃がしんしんと痛むのですが、周りで行われるパフォーマンスや主役二人の演じ手が次々と変わるという趣向によって、とてもおもしろく作られていました。
前半、少し単調なところで気持ちが切れてしまいましたが、後半のたたみこみの早さに引っ張られていきます。
とても高質な世界でした。
SHE-彼女
KARAS
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2009/11/20 (金) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
見ごろ食べごろ
勅使川原三郎のカンパニー、KARASのメンバーである佐東利穂子のソロダンス。上演時間は1時間弱。ソロダンスの公演では普通の長さだが、これだけの運動量というかダンス量のある公演はちょっと見たことがない。それだけでも見る価値充分。
公演は11月20日から23日までまず4回踊った後、3日間休演して、27日から29日までさらに3回踊る。全7回という公演数もソロダンスとしてはかなり多い。
ダンサーとしての力のピークがどの辺にあるのかはわからないが、ものすごく充実した時期にあることは間違いない彼女のダンスは、今がまさに旬。ダンス好きならこれを見逃す手はない。
ネタバレBOX
最前列のド真中で見たが、ここは特等席だった。4メートルくらいの距離を隔てて、彼女のダンスを差し向かいで眺める瞬間が何度かあった。体は細身で長身。プログラムにはdance:佐東、direction:勅使川原としか書いていないので、誰の振付なのか、あるいは即興なのかは定かでないが、腕全体をしならせるように動かすところは過去に見た勅使川原ダンスの特徴が感じられる。
冒頭には戸外で踊る彼女の映像が映画館なみのスクリーンサイズで舞台奥に映し出された。風や光、空気や地面といった周囲の自然に同化、同調しながら動く、これも過去に見た勅使川原ダンスの基本方針を提示しているように思える。
映像の終了とほぼ同時に本人が舞台に登場。ビートの効いた騒音とでもいうか、それに合わせて体が激しく動きだす。全身の緊張をほぐすように体を盛んに揺するので、両腕はまるでゴムになったように上下左右前後にぐにゃぐにゃと動く。首の力も抜けているので頭もぐらぐら。それでいて、体はちゃんとビートに反応していて、足もステップを踏んでいるように感じられる。
出だしのこの何分間かのダンスだけでもその運動量に圧倒させられた。そのあともずっと彼女の動きを目で追いながら、ふと照明の効果を感じたり、いつのまにかダンスの特徴について考えたり。目の前の刺激への直接的な反応とそれについての物思いが交錯するダンス鑑賞に特有の時間が流れた。
できればもう一度見たいのだけど、残念ながら時間の都合がつかない。
東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2009/11/13 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
必見。
再演ということだが、これから何度でも耳にすることだろう。重厚で難解な素材にもかかわらず、だれにとっても非常に理解しやすくなっている。作者も俳優もどちらに向かっているのかきちんと把握できているからだ。
そうしたことからもタイトルが直接的すぎるのが、情報のない観客を少しでも遠ざけているようで、もったいない気がした。できるだけ多くのひとに見てもらいたい。
ネタバレBOX
ただ、いかんせんキャストが若すぎる。そして演技にしても、ヒロイックに演じすぎる。こうした作品では、陥りがちな罠だが。
ああした状況で情熱的なのは当たり前。焦点は、どういう人間がそうなのか、ということだろう。
non-no
PLANET RUNNER
シアター風姿花伝(東京都)
2009/11/20 (金) ~ 2009/11/22 (日)公演終了
満足度★
説明不足といえます
K-20みたいな怪しさが足りない。せっかく王道の宝物探しなのに、配置やら・間がチグハグな気がしました。役者さん達も楽しく演じているのが伝わってきましたが、いかんせん話やオチに説得力が足りなく感じられた。
ネタバレBOX
せっかく白衣着っぱなしのキャラがいるんだから、
「そこんとこ説明しないと、面白さに欠けるわね。」
みたいな台詞を口癖にして。人を話術で説得するアイテムの
一つとして白衣が普段着。みたいな科白言わせてみたり。
宝物が植木鉢ってのは、いまひとつに感じた。
球根を冷蔵保存している魔法瓶とかの方が、説得力あるような気がする。
とゆーわけで、ラストの花も。いま2つ位ですかね。
でかい花だけにしてLEDで光らせるとか工夫が必要と見た。
黒ずくめのアサシンはカッコ良かったが、武器がーしょぼい!
両手にサイ持って、効果音と共にパッと出すとかした方が良いと思った。
で銃も、音ぐらい効果音で出せたでしょうに・・・。
「語り部」さん進行役にして、
場年の説明させたりした方が、観客に親切ですよ。
「舞台は、ここ潰れかけた(よけいだよ)花屋から始まります」とかね
あと、伏線張らなさ過ぎ。
ラストの森のシーンに向けて、細かくエピソードや、
科白での盛り上げ必要なのに怠っている。と思えました。
工夫や推敲が、もっと必要と感じました。
オトナフザイ
LIVEROCK
サブテレニアン(東京都)
2009/11/21 (土) ~ 2009/11/22 (日)公演終了
癖になるせりふです
とにかく…「大丈夫!」「大丈夫ですか?」 このフレーズ聴くと癖になりますネ (^.^)
めちゃ楽しかった。電車ごっこ…大丈夫ごっこ…もいい。みんな有り。
狭い舞台に色々と工夫が施されていて企画の努力が感じられます。
観賞後、帰路の車中「大丈夫」が連発二人の関係ではで受けてました。
おかしな舞台有難う御座いました。
15 Minutes Made Volume7
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2009/11/12 (木) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★
まとまりがあった
どの団体も短い時間の中で色を出してたにもかかわらず、一つにまとまっているように感じた。流れが良かったのか、パワーもあって、飽きることなく盛り上がってました。
けど最後の主催団体の作品だけ合わなかったかなって思いました。
緋の鳥
少年かしこ
OFF OFFシアター(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★
楽しかった
オープニングは軽薄な感じで個人的には拒絶感を持ったので帰ろうかと思ったが気お持ち直し時間と交通費浪費を考え耐えた。その後は、テンポよく設定が変わりながら展開してとても楽しめました(スタッフの方々安心してください/でも…工夫してチョ!)
特筆すべきは卑弥呼の思い切りがかなり楽しい (^.^)
劇中に製作者の代弁?がありましたが、背景の変化が無いのはそんな劇団の公演が続いたせいか最近つまらないと感じてます。
機会があれば又参加したい。観賞有難う御座いました。
東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2009/11/13 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
ある意味、美しい舞台
脚本・役者・演出のどれをとっても、素晴らしいとしか言いようがない。
緩急の見事さ、舞台から放射される熱量にしびれた。
ここまでくると「美しい」と思ってしまう。
もちろん、このサイズの劇場ということも多分にあると思うが。
ネタバレBOX
いわゆる東京裁判をわずか95分程度で見せてくれると言う。
一体何が見せられるのか、あるいは何を見せてくれるのか、と思いつつ劇場に入った。
東京裁判の核心となるところを見事につかみ出し、われわれに見せてくれた。
戦勝国が一方的に裁く不公平な裁判ということだけでなく、被告人たちの「責任」や「罪」そのとらえ方の違いなどが、次々とあらわになっていく。
登場人物たちの、それぞれのバックボーンの持たせ方がうまい。
そのバックボーンからの発言があるので、いろいろな角度からこの裁判を見ることができるのだ。
余計な説明がないのもいい。
さらに、一人芝居のように、弁護人たちの台詞と演技だけが観客に届き、他の検察、判事、被告たちの姿も声も見えず、聞こえないという演出も効いている。
スピードを上げるところ、じっくり聞かせたいところ、それぞれをきちんとメリハリを持って見せてくれる。
ヒートアップするところ、呼吸を整えるところでは、観ている側もその呼吸になっていくようだ。
衣装のスーツは3つボタンや三つ揃えなどで雰囲気を出していたが、どうも眼鏡が気になってしまった。あとは帽子があったりすると雰囲気が出ていたかもしれない。
若い役者たちのノリに乗っているような、エネルギー溢れる演技が素晴らしい。
台詞間の間(ま)や、視線、表情、互いの言葉だけでないコミュニケーションのとり方など、細かいところでも見せてくれていた。
こんなに近いところで見ているのだから、ごまかしなどはきかない、まさに真剣勝負の姿があった。それは確実に心にも届いた。
これだけ、レベルがある程度揃い、観ていて気持ちいい演技もなかなかないと思う。
東京裁判を含め、戦前・戦中の歴史的な知識が多少でもあるとより楽しめる(逆にまったくないと楽しめないと思う)。
チケットもよく見るとなかなか凝っていた。
急遽時間ができたので、ダメもとで当日券で、と思ってでかけたのだが、観ることができてこれほどよかったと思ったことはない。
パラドックス定数、これから目が離せなくなった。
窓
HOTSKY
Neuro Cafe(東京都)
2009/11/19 (木) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
伝えたい事は何だったのか?
かなり特殊な舞台設定と言える
こんな形の芝居があるとは思わなんだ
女性二人の会話劇
起承転結があったようには思えない
ネタバレBOX
途中睡魔に襲われました
せめて電灯のON/OFFで芝居の幕開け終幕を印象つけるべきだと思う
話も、よくある疲れた話だと感じたし。
感動は得られなかった
というより、会場までの移動時間やら期待感等と、
内容を比べると、釣り合いが取れぬと感じられた。
座布団を人に渡すとき、使っていたものなら裏返すように。
芝居始めるなら、サービスのお茶セットなどを別室へ移動すべきだし。
入り口奥の壁とでかいテーブルの幅
観客の事考えて、もう少し広く取るべき。
内容にしても、姉妹どちらかが幽霊でしたとか。
どちらかが二重人格の影で、他人には見えないとか。
最後に出てきた客に言わせるオチとか。
会話で自己完結した主人公が、二人して窓を見てると、
突然停電し、取り乱した芝居してるうちに。
片方退場して、上記のオチに話持ってゆくとか。
ひねりが無さ過ぎたと思った。
パンフレットは手がかかっていたのだから
姉妹の設定も、もっと膨らませるべきだと思われる。
妹は不倫だったとか、姉は家庭内別居してるとか。
人間「人の不幸はミツの味」なんだから、毒見せるべきだと思ったです。
ブロークン・セッション【公演終了・ありがとうございました】
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★
ついに
観た、elePHANTMoon。面白かったです。
ブロークン・セッション【公演終了・ありがとうございました】
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
凄い!
めちゃくちゃ面白かった。
ネタバレBOX
最初の音響からやられました。面白い匂いがぷんぷん!
見ていけば、なんのつながりもなさそうな主婦とタクシー運転手の会話。
そこから叫び声とともにビニール袋を血まみれにして
降りてくるグロッキーなもう一人の女性。
やられた!女性とその夫との優しさ100%オーラにぐっときた!
もう最初から最後まで想像力を駆り立てられてキュンキュンです!
衝撃とちょっと笑える雰囲気。
舞台ってこれです!みたいな。
もう大満足です。
劇団五十八号線戦線のハマカワさんがいい味だしてました☆
「演劇という芸術」「自分のこの手で」
青年団国際演劇交流プロジェクト
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/11/19 (木) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
???な内容でした
肩透かしを食らった気分になりました。「普通」の演劇を観たい人には全くお勧めしません。
印獣
パルコ・プロデュース
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
ふれんず
TAKE IT EASY!
神戸ビエンナーレ2009特設野外ステージ(兵庫県)
2009/11/07 (土) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
熱いな
野外ステージで9人の息があってたので寒さもなんのそのでした