
5月文楽公演
国立劇場
国立劇場 小劇場(東京都)
2010/05/08 (土) ~ 2010/05/24 (月)公演終了
満足度★★★★
少し疲れた
見ごたえ十分。文楽は面白い。連獅子は歌舞伎とまた違った味わいがある。碁太平記白石噺はその時代の風俗、人情が語られ引き込まれる。今回は寝不足気味だったので4時間の長丁場は少し疲れた。

『あぁ、自殺生活』 ~ ありがとうございました。次回は下北沢楽園にて6/1(金)&6/20(日)に上演致します。
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/26 (水)公演終了
満足度★★★★
わたしの好みに合う
それほどシリアスではなく、思わずニヤリとさせられてしまう。自殺論をさも真剣そうでコミカルに描いている。演出もいいし役者もいい。自分の琴線に妙に引っかかる芝居であった。

マクベス-シアワセのレシピ-
THEATRE MOMENTS
シアターX(東京都)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
気持ちのいい劇団
観客にたいしていろいろ気を使ってくれる。まず最初に好印象。観客からのアンケートによる即興から芝居に入る。マクベスは演出の仕方で受けるイメージはだいぶ異なるが、まずはうまく入り込める。余りおどろおどろしたものではなく、かといって軽すぎることこともなくよい塩梅に出来上がっていた。劇団の個性なのだろうが、じわっと染み渡るような芝居でたった。初見であったがお気に入りの劇団に加わった。

露出狂
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
柿はもうね
文句のつけようがありません。
毎度毎度、期待を超えてくれます。
そして、これだけ暗い作品が蔓延している昨今の演劇界において、常に楽しい時間を、演劇としての大事な部分は押さえつつ、惜しみなく提供してくれる彼らの勇姿にはほんとに頭が下がります。
めちゃくちゃかっこいいです。
今回は女性のみの公演ということで、当然劇団員の人数も少なかったですが、七味さん・コロさん・深谷さん、このお三方が見事に公演・作品を支えている印象が強かったです。個人的には、七味さんのスタイルの美しさには脱帽しました。
また、今回客演の岡田あがささん、その凛としていて、その上どっしりとした、コクのある存在感・演技は素晴らしかったです。今回のキャスティングを拝見したときに岡田あがささんのご出演に、失礼ながら不思議な印象覚えましたが、この役は岡田さんにしかできないなと圧倒され、魅了されてしまいました。
本当に楽しい作品で、うれしかったです。

めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
わかりやすい。
初KAKUTA。かっぺいさん目当てで行きました。
最前列だったので、観づらいのではと心配しましたが、
全然そんなことはなく、むしろ話しに入り込み易かった感じ。
観終わった後、もっと引いた位置から観たらまた違うだろうな~
なんて思ってしまったので、リピるか迷い中。

マクベス-シアワセのレシピ-
THEATRE MOMENTS
シアターX(東京都)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
レパートリーの柱になる作品
芝居本編への入り方はいつも通りだが、スイッチする瞬間が奇跡のように感じられた。またもやオープニングのパフォーマンスにしびれる。初演もそうだった。
初演から大きな変更はない。それだけ完成度が高かったのだろう。
この劇団は表現のスタイルの面白さが売りだが、ともすればそれが目的になってしまいがちだ。今までの作品でも、物語として太い軸が通っていないと感じるものもあった。しかし、今作は軸が太かった。シェイクスピア劇として見応えのあるシーンが自然な流れで連なっていた。
再演をくり返してさらに質を高めていってほしい作品だ。

露出狂
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

マクベス-シアワセのレシピ-
THEATRE MOMENTS
シアターX(東京都)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

ザ・パワー・オブ・イエス
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2010/05/10 (月) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

14+
FOURTEEN PLUS 14+
ぽんプラザホール(福岡県)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★
またか・・・、という感じ。
会場に入って、舞台の設定はいい感じ。
中央に赤く照らされた、切り取った机がたくさんの舞台。
役者たちの登場も印象的。
しかし、他はほとんど評価出来ない。
生徒達が体育の授業中、こっそりと持ち物検査をする教師たち。
話はこれだけ。
それ以上でも以下でもない。
これを延々1時間30分。拷問に近い。
教師たちはそれっぽい格好をしているだけで全く教師らしくない。
何より描きたいものがハッキリしない。
登場して来ない不在の14歳たちを描きたいのか、あくまで教師たちを主体としたいのか・・・。
14歳を浮き彫りにしたいならば、教師たちが揃いも揃って変人(むしろ頭がおかしい)では、客の不安感を煽ったりは出来ないだろう。
地に足の着いた人物たち、常識人だったはずの教師たちの狂気が段々と露になる・・・。といった展開の方が14歳の存在も際立ったろう。
これでは14歳は本当に必要が無いただの記号だ。
ドラマドクターがついてこの程度か。と思ったが、作品自体がドラマドクターによるものならどうしようもないか。
今回の福岡演劇フェスは不作だ。
何も起こらない話、そのなかの出来事を淡々と描く、といった内容が多い気がするが、それができるのは、それを表現できるだけの力量のある集団だけだろう。
見せるべきポイント、演劇的表現や掘り下げをしていないのに、何を勘違いしたのか、自分たちはやれるという気になっているところばかり。

モジョ ミキボー
モジョミキボー上演委員会
OFF OFFシアター(東京都)
2010/05/04 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日に鑑賞
素晴らしい2人芝居。後半にもう一度行きたいと思っていたのですが、難しい感じに・・・(涙)。まだご覧になってない方、5/30(日)までですのでどうぞお見逃しなく!

めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
温かい涙
評判のKAKUTA、観て納得です。決して奇をてらうことなく、丁寧な作品作りの姿勢がとてもよく判りました。
「めぐるめく」・・・時はめぐるめく、そして変わるものと変わらないもの。色々なことを考えさせられました。私としては珍しいことですが、たくさん涙してしまいました。
そして、終演後の伝説の司会者(?)雪山素子によるトークイベント。始まる前は誰なんだか知らないなぁと思ってましたが、始まって納得。面白かったです。

日の出温泉のW杯
ZIPANGU Stage
萬劇場(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
会場は爆笑の渦でした
あいにくの雨降りにもかかわらず、本日満席状態。進行のテンポもよく、試合観戦の盛り上がりよろしくタイミングのよいサポーターのどよめきもあり、手放しの楽しいさでした。居合わせた人々の事情の展開も次々と広がり、ドタバタですがとにかく笑えます。舞台の雰囲気も好感!初めての劇団でしたが今秋の舞台も是非見たい。(今日の気候だと空調が寒かった、座席は見やすいのだがお尻が痛いので座布団が欲しい~)

暴くな
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2010/05/15 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めてじゃないか?相撲の演劇。
相撲好きの僕にはたまらなかった。相撲の熱血、感動。そしていつもどおりの悪ふざけ、エロス。満足。
予断だがいつになったらアトリエに冷房施設ができるのかな?そろそろ付けてもいいと思うのだが・・勝手なことは言えませんね。

露出狂
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

プランクトンの踊り場
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
順平さん凄し。
いつものイキウメ・テイストなだけでなく、笑いもとりにきてました。
冒頭だけで、これはあかんかも・・・と不安に陥るも、場面転換とともに心配は吹き飛びました。

めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
心地よい芝居でした
笑いあり、ほろっとさせる場面もあり、観終わってから温かい気持ちになる家族の再生のおとぎ話でした。

夢の泪
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2010/05/06 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
ラッキーなことに
チケットが取れず諦めていたのですが、ラッキーなことに観ることができました。
物語のカラー的にあってのか分かりませんが、大和田美帆さんの歌とキュートさがよかったです。大和田さんの歌はミュージカル調子なのですよね(←好きです)。『夢の裂け目』の藤谷美紀さんの歌もあれはあれで、好きです(^^)
土居さんのミラクルボイスが少なかったのは残念ですが、相方さんとの暴れ具合が愉快でした。
とにもかくにも、充実した作品で、お見事でした。

2010億光年
サスペンデッズ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/05/22 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
やさしいお味
卵かけご飯なのである。
生卵と御飯としょうゆ。それだけで作っているのである。余計なものなど一切ない。ご飯は炊き立てなのか、冷や飯なのか、また冷や飯を水で洗っているのか、卵はといてからご飯に混ぜるのか、ご飯にぶっかけてから混ぜるのか、白身と黄身を別々に混ぜるのか、またメレンゲ状にするのか。
全部ミキサーに入れて一緒くたにするのか。
しょうゆは一滴それともドバッと?茶碗に盛るのか洋食器に盛るのか、陶器なのかプラスチックなのか、銀食器なのか。
いろんな出し方をしてくれるが、卵かけご飯なのだ。威張っていないのだ。やさしいのだ。
お勧めします。