満足度★★★★★
レパートリーの柱になる作品芝居本編への入り方はいつも通りだが、スイッチする瞬間が奇跡のように感じられた。またもやオープニングのパフォーマンスにしびれる。初演もそうだった。初演から大きな変更はない。それだけ完成度が高かったのだろう。この劇団は表現のスタイルの面白さが売りだが、ともすればそれが目的になってしまいがちだ。今までの作品でも、物語として太い軸が通っていないと感じるものもあった。しかし、今作は軸が太かった。シェイクスピア劇として見応えのあるシーンが自然な流れで連なっていた。再演をくり返してさらに質を高めていってほしい作品だ。
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2010/05/24 07:18
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2010/05/25 13:46
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「観てきた」への書き込み、ありがとうございます。
MOMENTS主宰、佐川大輔です。
私達は「観終わった観客のリアクションがあって、初めて作品は成立する」と考えています。
このような感想は嬉しい嬉しい宝物です。
実は初演を観た方の意見というのは、私にとってはとても怖いものです、
「初演のほうが良かったよ。」と言われると、再演した意味がなくなってしまうからです。
感想を読んでほっと一息しています。
この作品は今後も機会があれば、再演はしたいと思いますので、その際はまた、感想をお聞かせ下さい。
今後も、「物語の太い軸」を貫きつつ、「豊かな表現スタイル」で魅せる作品を作って行きたいと思いますので、応援、どうぞよろしくお願いいたします。
ご来場ありがとうございました。