最新の観てきた!クチコミ一覧

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くちづけ

くちづけ

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

予想以上でした
泣けるとは聞いていたので、大きなハンカチ持参で行きました。それにしても、こんなに泣くなんて・・。

みなさんの熱演が、ほんっと心に響きました。役作りなども、しっかりやったんだろうなぁ。感心しました。
これは、何度も観たい作品ですね。

セレぶり3ラストステージ~セレブは惜しまれつつ解散するものだ~

セレぶり3ラストステージ~セレブは惜しまれつつ解散するものだ~

全労済ホール/スペース・ゼロ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

結局は楽しかった
へぇ〜、この三人、コントもやっちゃうんだ〜。むっちゃがんばってる感満載のコントでした。
最初は、ちょっと驚きましたが、そのうち応援する気持ちも芽生えて・・・。
結局は、かなり楽しんできました。

月刊彗星マジック 7月号「劇団kuskus×彗星マジック」

月刊彗星マジック 7月号「劇団kuskus×彗星マジック」

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/07/13 (火) ~ 2010/07/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

おもろかった
劇団kuskus 「セツナナイト トワイライト アナザーモーニング」
脚本・演出:塩崎尚夫
 出演 :小玉藍・塩崎尚夫・成瀬トモヒロ
 楽曲提供:ともぞう(Orb Light)
おもろかった、バッドエンドとハッピーエンド、劇団kuskus最後のお芝居にふさわしい、ほんまに面白いお芝居で役者さん皆良かった。誰にでもある出来事かも。

彗星マジック「定点風景 第3夜 -星のラケータ-」
これも良かった、織姫は彦星の燃える灯台の光を道しるべにして飛んでいけた、それはロケットを製作している時から彦星は思いを込めていた、星はなくなったのではなく見えなくなっただけで、星への思い願いがあればまた見えるのだろう。 

ラクダ

ラクダ

範宙遊泳

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★

きらめく才能。
範宙遊泳、桜美林大学出身の山本卓卓の劇団だ。その演劇的センスで、同世代の中で頭ひとつ抜けている。面白い芝居を作る劇団はたくさんある。しかし新しい時代を切り開くきらめきを感じさせる劇団は少ない。範宙遊泳はその数少ないきらめきを感じさせる劇団である。

今回の作品でも随所でそれを感じた。かっこいい始まり方、斬新な場面転換、ラストのはじけっぷり。さすがだ。

ただ、同時に初日ゆえのちぐはぐ感もあった。山本卓卓のステージはリズム感と体のキレが命だ。そこが少しぎこちなかった。これからますます良くなるだろう。出来ればもう一度観たいのだが時間が・・・。

イカロスのかけら

イカロスのかけら

NICK-PRODUCE

シアター711(東京都)

2010/07/13 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

演奏は良かったけれど、
演奏は必要なのか?!

人間が描けているのか?!

ネタバレBOX

死んだはずの母親が生きていて、異父兄弟がいて、その母親には30億円の資産があって、生前贈与をするという。ただし、契約の前に死んだら全額寄付してしまうという。お膳立ては揃ったぞ!!わくわくするじゃないですか。

しかし、どのような配分か分からない。配分でもめない。兄弟たちは契約書を読んでいるが、少なくとも観客に説明がない。

母親が急死したと誤解したときも、有頂天になって天高く舞い上がったところで、蝋が溶けて地上にまっさかさまに墜落したはずなのに(イカロスの説話を使ってみました)、少しがっかりしたようではあるが、誰も怒りまくらない。

バイトで生活している人もいるのに、みんな金にきれい。人間の生々しさが描かれていないようでした。

鉾久奈緒美『白鳥湖』

鉾久奈緒美『白鳥湖』

大駱駝艦

大駱駝艦・壺中天(東京都)

2010/07/06 (火) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

白鳥湖
可笑しいような美しいような、そして初々しい舞台でした。

また逢おうと竜馬は言った

また逢おうと竜馬は言った

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

なんだか共感
さすが名作、よかったです。
なんだか自分と重ねてしまってり、主人公が一般的なのがいいです。

キャラメルという感じがしました。
これは20代後半から是非とも見て欲しい。

2番目、或いは3番目

2番目、或いは3番目

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2010/06/21 (月) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

ケラ流チェーホフ風味劇、最高でした
ここでの評判があまり芳しくないので、心配しつつ観に行ったところ、何と、私には、過去観劇ナイロン中、最高の作品に感じられました。

とにかく、この劇団、役者力がスゴイ!!
客演の小出さん、谷村さんも、映像畑の役者さんとは思えない程、他の出演者に引けを取らない芝居をされていましたし、脚本と役者さんの息の合い方が絶妙で、3時間半、ただの一度も退屈に感じる部分がありませんでした。

擽るような台詞の中に、人間の本質やその性格を見事に表出して行くケラさんの脚本が秀逸で、心で、何度も唸り声を上げてしまいました。
キャストは、全員、本当に素晴らしく、こんなに、出演者全員に賛辞を送りたくなる芝居は久しぶりな気がしました。

だけど、個人的に残念だったのは、お隣が、何故か1幕と別のカップルになってからの、2幕目。お二人が、どうでもいいような箇所でも、あまりにも大笑いし続けるので、それまでの自分ペースでの観劇が阻害され、そちらに気が取られてしまったこと。でも、これは、自分の運の悪さなので、致し方ありませんが…。

ネタバレBOX

ずっと、微笑ましく笑って観ていたら、いきなり、壮絶な暴力シーンになった時は、一瞬、えー、ここからはそういうテイスト??と不安になりましたが、最後まで、観ると、人間の繋がりと、チェーホフ劇のような、不幸に絶望することなく、前を向いて生きて行こうという終わり方で、とても清々しい劇後感でした。

もう、本当に、芸達者揃いで、幸せな劇団だなと痛感しましたが、中でも、イヌコさんと松永さんの絶妙双子姉妹には、笑いつつ、感嘆してしまいました。もう、このお2人の秀逸演技、絶対、終世の記憶に留めたいくらい!
大倉さんのおじいさんにも、大笑いさせられつつ、哀愁を感じました。

擬似家族だった、みのすけさんの父の情が切なくて、不覚にも涙は出るは、小出さんの迫真演技にゾッとするはで、感情の動きが忙しく、とても退屈する暇はありませんでした。

冒頭の、映像的なキャスト紹介も、どなたが何の役かが、如実にわかり、劇団のコアなファンでない観客には、大変親切な計らいだと思いました。

セット、照明、音響が素晴らしいのは、相変わらずで、大満足でした。
電車は血で走る(再演)

電車は血で走る(再演)

劇団鹿殺し

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

よくなってる
今回の方がみやすい感じ!
勢いの中にせつなさを感じます。

独特な世界観に引き込まれる。

次回も楽しみです。

バカとロミオとジュリエット

バカとロミオとジュリエット

劇団FREE SIZE

ザ・ポケット(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

笑った!
あまり期待せずに見に行きました。そしたらなんと面白い。

役者の実力差はあるけど、全体を通してそんなの忘れて見入ってしまった。第一回目のリトルレンジャーと二回しかまだ見てませんが今後期待できそう!
こういう芝居を見た事のない人でも楽しめる小劇場の舞台ってあんまりないから、一般ピーポーの僕にはとても嬉しい。

本当に知識無しで見れます。

笑ってほろっとくる、いい作品でした。
もう一回見たかったけど行けなかった〜。
再演してほしい。

2番目、或いは3番目

2番目、或いは3番目

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2010/06/21 (月) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度

観ました
むー。ここまでひどいとは・・・

エネミイ

エネミイ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

蓬莱竜太さんの新作が2本上演されています
こちらのテーマは学生運動。その時代を知らない蓬莱さんの、嘘をつかない脚本が素晴らしいなと思いました。

ネタバレBOX

活動家が悪意なく、主人公(高橋一生)のネットゲームをリセットしまって終幕。「興味がない」「知らない」ことのイノセントな暴力が、こんなにも日常にあふれていることを、ちゃんと知っておきたいです。
「エネミイ」は逆から読むと「意味ねえ」とのこと(パンフレットより)。
東京ノート

東京ノート

BeSeTo演劇祭

新国立劇場 特設会場(東京都)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/17 (土)公演終了

満足度★★★★

日中韓版鑑賞
何度も再演されている有名な作品ですが、やっと今回観ることが出来ました。

音楽や照明の演出もなく、役者の発声も日常の会話みたいで、さらに別々の会話が同時進行していたりで、芝居を観ているというより、その物語の現場に実際に立ち会っている様な気分でした。

特に事件もなく、淡々と会話(あるいは沈黙)が続いて行くだけの
なのですが、最後まで全然飽きるところがありませんでした。

新国立劇場の奥行きのあるエントランスホールを使っての公演で、遥か遠くから役者がゆっくりと近づいてくる美しさは、他の会場では味わえないものだと思います。

オリジナル版ではどうなっているのかわかりませんが、中国と韓国の役者が出演していたことが、良い効果を生んでいたと思います。

エネミイ

エネミイ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

「戦う人たち」
自分にとってはいろんな点で楽しめる作品となった。個人的な思い出で言うと、俳優座研究所花の15期の高橋長英、林隆三、自分には「大江戸捜査網」十蔵旦那のイメージが強い瑳川哲朗の中高年トリオが主軸として活躍。
高橋長英は若いころから気弱でどこか陰がある不幸な青年の役が多かったが、いまもその面影がある。林は私が10代のころから女性の間では非常に人気があり、「大人の男」として憧れる人が多かった。瑳川は若いころはスリムな筋肉質の体型だったせいか、蜷川演出の舞台を久々に観たとき、「腹ぶとん」を入れていると信じ込んだほど、お腹が出て貫禄がついた。この3人を見るだけで「あれから40年たった」という劇中の実感が伝わってきた(笑)。
脚本が蓬莱竜太。モダンスイマーズの作品の印象とはまったく違うライトな印象。
演出の鈴木裕美はジテキンの人だが、大学で自分のちょうど10年後輩にあたる学年で、職場の新人がジテキンのメンバーと同級生だった縁でその存在を初めて知った。当時の観客はまだ父兄と学友たちが中心で、職場にも「チケット買って」のお願いが新人さんより回ってきた。お母さんたちが「親衛隊」を結成して炊き出し並みの差し入れをしていた。自分の学年はあまり自前の学内演劇が盛んでなくて早稲田や明治の男子学生にくっついて細々活動している状態。東女の如月小春が脚光を浴びている時期で、本女はまったく影が薄かった。だからジテキンを知ったときは、ついにそういう劇団が本女にも出てきたかとたのもしく、ちょうどそのころは学内の演劇活動全体活気づいていたようだ。女の子たちがバブルを謳歌し、華やかに遊んでいたころ、ジテキンメンバーは自宅組でさえ、芝居にお金がかかっていつもビンボーと言っていた。そのジテキンの鈴木さんが中央の大きな劇場でベテラン俳優たちを演出するなんて隔世の感がある。
また、10年後輩のその職場の新人とはまったく話題がかみ合わなかったせいか、その世代の鈴木さんが団塊世代が中心になる芝居を演出するというのが想像がつかなかった。
この芝居は観る世代によって感想も違うと思うが、異なる世代や立場の登場人物たちが絶妙なバランスで配置され、目には見えないあの時代の空気と現代を鮮やかに浮き彫りにした点が高く評価できる。
この時代を知らない2人の脚本、演出家の力闘にお礼を言いたい気持ちだ。
パンフレットで作品解説をしているのが70年代、若者のカリスマ的人気を得ていた作家・柴田翔であるのも感慨深い。

ネタバレBOX

観ようかどうしようか迷っていたこの芝居を観ることにした最大の決め手は本欄のアキラさんのレビューを読んだこと。ストーリーも大変詳しく書かれているし、この芝居の魅力を的確に解説されている秀逸なレビューで、観たくてたまらなくなった。お蔭様と言っては何ですが、設定の説明等を大幅に省き、単純に感想だけを書きます。
立派なマイホームを持っている定年間近の団塊世代の夫には、フラメンコの稽古に熱心な妻と、パラサイトシングルの娘と息子がいる。この世代の典型のような家族構成で、現代を象徴する家族だと思った。
岐阜から2人の旧友が夫を訪ねて来るが、3人はかつて成田の三里塚闘争を戦った仲間。40年後に再会の約束をしていたのだ。夫は早くに活動を抜けたが、2人は有機農業をしながら、まだ社会活動を続けており、その催しに参加するために上京してきた。懐かしさの半面、夫には2人が煙たくもあり、早く帰ってほしいと思っているが、2人は嬉々として、家族に溶け込もうとし、家庭には異文化交流のような微妙な変化が生まれていく。
婚カツに必死な長女・紗江(高橋由美子)に、婚カツ自体への疑問を投げかけ、どんな結婚相手がふさわしいか考えて意見を述べる成本(瑳川)は、紗江とディズニー・シーに遊びにいっておおはしゃぎで戻ってくる。TDLのあたりは関東大震災のとき安全な避難地に名が挙ったほど人家がまばらで、40年前の昭和には江戸時代の漁村の面影がまだ濃く残っていた。闘争を経た男とディズニー・シーでのハッピー・ホリディ気分の対比が鮮やかだ。
温厚、紳士的で順応性がある瀬川(林隆三)は、多くを語らない分、挫折感や背後の過去の重さを匂わせる。林はかつて安保闘争の学生を演じたこともあるので、私はその作品の若き林を瀬川に重ねて観てもいた。
自宅でネットの戦争ゲームをやりながら小遣いを稼ぎ、コンビニではシフト表作りを任される長男・礼司(高橋一生)は、成本の指導で庭に家庭菜園を作らされ、2人の活動にも興味を少し持ち始める。過去をまったく語らなかった
父はそんな息子の変化に警戒心を募らせる。瀬川も成本もネットの戦争ゲームを試してみて、各自「面白いね」という感想を漏らすが、内には複雑な思いがあふれているに違いない。瀬川の「やってみないとわからないもんだね」とゲームについて礼司に感想を言う場面、その言葉の奥には実際にヘルメットと棍棒を持って警官たちと戦った男の苦々しさがにじむ。60年代から70年代初頭の左翼闘争は、昭和の戦争を終え、平和を迎えた日本における第二の戦争でもあったわけだが、活動の敗北と挫折により、現在では所詮戦争のシミュレーションだったような評価を下す人もいる。だが、戦いはシミュレーション・ゲームとは違うということを、この芝居で強く感じた。
コンビニのシフト表を手に語る礼司の苦悩も心に響いた。瀬川もコンビニのお話が印象的だったと礼司に語る。高橋一生はいつもながら巧い俳優だなぁと感心する。
夫・幸一郎(高橋長英)は家庭での希薄な存在感を示しながら、俳優の存在感はきっちりと示す難易度の高い演技には脱帽。
礼司の友人の警官(粕谷吉洋)がこの家庭に持ち込む生活感も、70年代の活動家が持つ警官のイメージをくつがえす効果で面白い。松本修の芝居で何度か観ている粕谷が少ない出番できっちりと印象を残す。
高橋由美子もアイドル女優のイメージをすっかり脱して舞台人になっていた。
ここでの人たちはみんな何かと戦っている。専業主婦の加奈子(梅沢昌代)も内面的には戦っているはずだ。しかし、この芝居では、加奈子は人々のそれぞれの存在意義を語り、受容し、現実を精一杯謳歌しているたくましさをみせる。普通なら内に秘めた夫や子供への不満をぶちまける描き方をするところ、聖母のような慈愛と懐の深さで表現したところがいい。人間である以上、微笑を湛えたあの顔で加奈子もきっと何かと戦っているはずで、そこが紗江に「あの人にはかなわないわ」と言わせる所以なのだろう。
加奈子のフラメンコや、リアルなゴキブリ追撃騒動の場面も楽しい。
終幕近くに成本が実は幸一郎の顔を覚えておらず、娘や息子と話しているうちに「似てるなぁ」と思い出したという告白が効いている。人間タイムカプセルのようなお話だ。
7/13-7/19『ON THE WAY HOME』(黒澤世莉演出)

7/13-7/19『ON THE WAY HOME』(黒澤世莉演出)

(株)喝采企画

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2010/07/13 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

若者にも受け入れられる戦争ドラマ。
シアターKASSAIという今年5月にオープンしたばかりの劇場のオープン記念企画、ONE THE WAY HOME というひとつの作品を4人の演出家がそれぞれの役者を使って上演するという面白い企画。

私が観たのはその中のトップバッター、時間堂黒澤世莉の演出作品。多分4団体の中で一番若手グループであろう黒澤チームは台本を大幅に脚色して、黒澤版ONE THE WAY HOMEに仕上げた。

戦争を題材にしたドラマでありながら、至るところでPOPな演出を試み、若い人にも伝わる戦争ドラマに仕上げた。

役者では桜木を演じた菅野貴夫が当時の日本人の典型的人物を見事に演じた。前回JACROWでは浮気性の軽い男を演じたばかり。今回は徹底した硬派。それぞれ見事にはまっており、演技の幅の広さにただただ感心。また女優の梶野春菜が二役をやったが、その変わり身も見事だった。

決してじめじめした作りにせず、笑いどころも満載ながら、骨太の部分はしっかりと伝えるという作り。時間があればもう一度観てみたい。

Wannabe

Wannabe

柿喰う客

アトリエ春風舎(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

アジアの小劇団
中国、韓国、と柿のメンバーによるコラボ。今回は交流がメインなのか柿のメンバーが少し控えめ。国は違っても演劇は共通、言葉が英語がメインだったので細かいところはわからなかったが、なかなか楽しめた。外国(アジア)の劇団の芝居を観たくなった。

銀河鉄道は止まらない

銀河鉄道は止まらない

岩手大学 劇団かっぱ

いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)

2010/07/10 (土) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

期待していたよりも
面白かったです。たくさんの役者が縦横無尽にかけまわるような芝居。

ネタバレBOX

ちょっと人数に対して舞台がせまく、のびのびと演技しているように見えなかったのが残念。
もっと奥行きを活かした舞台美術でも良かったのでは?と感じました。
くちづけ

くちづけ

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動。涙、涙、涙。
老若男女、泣いてました。見て損はないです。見てください!ぜひ、ぜひ。こんなに素直に思いっきり泣ける芝居はそんなにめったにお目にかかれないです。

ともだちのそうしき(再演)

ともだちのそうしき(再演)

RONNIE ROCKET

大吉カフェ(東京都)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/12 (月)公演終了

7月12日(月)S
謎が謎を呼ぶミステリー大作かと思いきや・・・笑

受付

受付

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2010/07/08 (木) ~ 2010/07/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

総合受付!
55分と短い公演時間でしたが、中身の濃い結構理屈の通った面白い話でした。

ネタバレBOX

自己本位の受付の女性に手玉に取られる男性の話。精神が病んだ患者さんをあそこまで追いつめれば廃人同然になってしまいますね。

可哀相な子供たちが、カンボジアからコンゴ、パレスチナ、ベトナムへと、もうどうでもいいように変化するところがバカバカしさの真骨頂でした。

クリニックから給料を貰い、クリニックのためには一切働かず、ひたすら献金させ、角膜提供のアイバンク、献体の白菊会、安楽死協会などへ勧誘していく様は、まさに秘密結社から送り込まれた工作員のようです。

クリニック用のビラを配布するのも、この総合受付に呼び込むための方便ですからね。

死体に目があってもしょうがないでしょ、…理屈が通ってます!

生きているうちはあなたのものだけど死んだらみんなのものなの、…理屈が通ってます!

そして一番のポイントは、患者と精神科クリニックの医者が同じ役者だということ。未来永劫絶対に診てもらえないのですから、こんな不条理はありません!

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