日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
B班を観た。4本とも面白い。
A班の後だったので、B班も同じ傾向になるのでは、と思っていたら、違っていた。
B班は面白い。4本とも面白い。
こういう別劇団によるオムニバスで全部が面白いというのは、なかなかない。
20分なのに深みもある。
これを膨らませたら本編できるのでないか、と思ったりもした。
もし、『日本の問題』を観ようと思っていて、両方は観られないと思っている方がいたら、迷わずB班をオススメする。
A班のみ観て「…」の方にもB班も観ては? と言う。
もちろん、私の個人的な感想なので、「商品の効能や効果を表すものではありません」と付け加えておく。
ネタバレBOX
<ミナモザ『指』>★★★★★
やや一本調子ながら、とても深みがある。
多くの人の命が失われる中、非道な火事場泥棒をしている夫婦にとって、越えられるラインと越えられないライン。
それは、極々個人的なものであり、「善悪」のラインとも違う、単に「モラル」という切り分けもできない、「感情」だけのラインだ。
「誰の指だったら切れるのか」ということを考えてみると、…いや、考えたくもないけど。
つまり、「自分のラインは、どこにあるのか?」を問う作品である。
もちろんそれは「指を切る、切らない」ではなく、あらゆることに対しての、「自分のライン」を考えることになる。
「善悪」ではなく「モラル」でもない「感情によるライン」のある場所を、だ。
それはつまり、他者を思いやる感情にもつながるのではないだろうか。他者にとっても「感情によるライン」があるということだからだ。
それが「あるということ」を「知る」ことは、社会で生活していくために、「最低限必要なこと」を「知る」と同等なのではないか。
「日本の問題」は、そこから考え直していくべきではないか、というメッセージととらえた。
後で述べるJACROW『甘えない蟻』と同様に、「日本の問題」と言う表層より、さらにいつにおいてもあり得る「人」のことを描いていた。
何もない荒野の中にいる、2人が手を携えるラストは、美しい祈りのようにも見え、泣きそうになった。
<アロッタファジャイナ『日本の終わり』>★★★★★
テンポがとてもよく、それをあえてラストの動きのない演説に集約させていくところが憎いと思う。構造的にはチャップリンの『独裁者』を思い出してしまったのだが。
この劇団の投げるボールは、内角ギリギリ、というか、ピンボールだ。
「孤独死」から「一極集中」の解消を目論むのだが、「地方分頭(脳)」という(そういう言葉は出てこないが)、「地方に頭を配分しよう」という実にお節介で、思い上がった(笑)施策を考えたのだ。
「頭脳の一極集中」は、作の松枝さんの実体験から発しているのだろうが、それを「地方に強制送還させる」というアイデアは、なかなかナイスである。
「ナイス」と言うのは、「ピンボール」としての「ナイス」さなのだ。
「地方に強制的に戻される」ということは、地方から出てきた者からは当然猛反対をされるだろう。もちろん、この演劇の稽古の間もそういう声が出てきただろうことは想像できる。
また、地方から言えば、「何? 地方には頭がないだと!」いう怒りの声も上がるだろう。
そもそも、「トップになれない、頭のいい人」というのは、その程度の人ということでもあるし、トップになることがすべてではなく、向き不向きもある。だからそういう人たちがうじゃうじゃいても、「だから?」なのだ。
「手」「足」と言い切る人たちにも、「頭」は必要であり、逆になければ、「手」「足」だって効率的に機能しない。トップダウンがすべてではないのは、企業マネジメントを見てもよくわかる。
そいう批判的な見方があることを、わかった上での、この作品なのだ。
だから面白い。
「廃県置藩」という言葉も発想も面白いと思う。のだが、いっそ、何もなくして「弥生時代に!」と言わないところが、経済の発展や近代化の歪みという導入だったところからの道筋として、いかにもロジックな印象を与えていく、という虚構への突入の仕方がうまいのだ。
だから、この結論となるアイデアがどうした、こうした、みたいな反応は、作者としては、してやったりで、ほくそ笑んでいるのではないだろうか。
女子高生から一気に首相のもとへ向かうストーリーも、女子高生の「ありそうな不幸話」も、引っかけのひとつであり、虚構の楽しみを演じているのだ。
よく見ると、女子高生と友だち、そして彼女たちとその母親たち、首相と秘書がきちんとつながっていて、さらに、最後は女子高生と首相がつながっていく、という様は、実は「孤独死」と「人の人との分断」というテーマを解決していくこの演劇にとって、「あり得ない」設定だ。
ここが大きな仕掛けなのだ。
そして、そういう仕掛けを乗せて、20分突っ走る。
結果、「問題」として俎上に上がることが狙いであり、「日本の問題」の本質はここにある、という強いメッセージがそこにある。
<ろりえ『枯葉によせて(仮)』>★★★★
突拍子もないオープニング。
いや、全編、突拍子もないのだが。
母子2組が1人の父を巡る物語。
信じられるものは自分しかない、という世界。
放射能なんて知らないし、(父)親なんて知らない。
いじめられても、誰にもすがることはできないけど、やっぱり誰かを求めてしまう。
「血」ではなく、「想い」のみが人と人を引きつける。ラストではやっぱり「血」なのかな、と思わせるのだが、そうではなく、それはストーリー上のお話でしかない。
グリコ事件とか、端々に面白さを散りばめながら、会話の素っ頓狂さがとても愉快。そして、乾いた笑いは、放射能汚染にふさわしい。
<JACROW『甘えない蟻』>★★★★★
JACROWらしいヒリヒリ感のする会話劇。
淡々としながらも、ちょっとしたきっかけで、ギスギスしていくところがいい。
4人の声のトーンの絡み具合(低音な母親と高音な娘の対比とか)、方言かどうかの設定等々、巧みだ。緩急の呼吸もさすが。
4人いて、実はまったく血のつながっていないのは、母親だけであり、その微妙さがもっと底流に太く流れているところを見たかった気もする。
PCのモニターで父親からのメッセージが流れるのだが、これは観客を意識してのサイズだと思う。しかし、ここは、観客から見えるとか、見えないとかは無視して、送り損ねたメールが保存フォルダ内にある設定でもよかったのではないだろうか。内容をどう読み上げるかは腕の見せ所として。
とは言え、吐き出して、最後に、この状況を引き起こした父に救われるというラストがいい。
そして、娘が辛かったときに父親から譲られた人形を、辛かった父に捧げるという、ラストシーンにはとてもぐっときた。
ミナモザ『指』と同様に、今の状況を舞台設定にしながら、その特異な状況だからこそ見えてきた「日本の問題」の「核」となるような、「人」、そして「人と人」をえぐり取って見せたうまさがあった。
それぞれの「問題のとらえ方」については異論はない。
作者たちが一番グッとくるテーマを選び、かつ、演劇として耐え得るか、を考慮した結果だからだ。
だからテーマの選び方というより、「テーマへのアプローチ方法」「見せ方」のセンスが問われていたと思う。
しかし、及び腰になってはつまらない。何かにターゲットをきちんと絞り、「発言」してほしいのだ。
もちろん、「問題」に対しての、劇団側(作者側)との距離感や、観客側の距離感、スタンスがあるのも事実だ。
しかし、このテーマで「今」やることの「意義」は、大きいと思う。
そのチャンスを、すべての劇団に活かしてほしかったと思う。
結果としては、(個人的なものだが)「テーマの選定」よりも、「演劇として面白い」ほうに軍配は上がった。しかし、それはイコールだった。
大葬祭
江古田のガールズ
相鉄本多劇場(神奈川県)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです。
お芝居ではある、一応。パーッと解放してます、スカッと大騒ぎ。確かに観たことないタイプの舞台でした。何か力づくで笑わせられました。
日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★
A班を観た。胸がザワつく企画だ。
タイトル聞いただけで、ザワザワ、ワクワクする企画だ。
しかも、今年に入ってからの企画ではなく、昨年始動したものと聞くと、その先見性には恐れ入る。
だって、常に「日本の問題」はあるのだが、こんなに「日本の問題」が噴出した年もなかったのではないかと思うからだ。
つまり、去年もしこの企画が行われていたとしたら、観客の受け取り方はまったく違ったものだったのではないだろうか。
それは、もちろん上演側にとっても同じだ。
「日本の問題」について、こんなに多くの人たちが、真剣に語っている「今」、上演する劇団側は、「果たして(この状況の中)自分たちに何が語れるのだろう」と自問自答したはずだ。
受け取る観客にしても、まったく同様で、「何を語ってくれるのかな」と、腕組み、あるいは腕まくり(笑)して劇場に臨んだ方もいるのではないだろうか。
まずはA班から観た。
ネタバレBOX
ざっくり言ってしまうと、「私(たち)が考えている日本の問題はこれだ」ということを見せてくれたようだ。
それは「問題山積」「混沌」「心」など。
でも、それでは…と思うのだ。
<経済とH『金魚の行方』>★★
とにかく役者のキレがいい。美しい。
物語は、問題の羅列の域を出ず、いつくかのフックがあったのだが、もうひとつだった。
物語の、長いオープニングを観ているようで、登場人物の紹介で終わってしまった感がある。つまり、1つひとつのシークエンス、あるいはキャラが、有機的に結びついていく前で終わってしまったという感じなのだ。
「人のせいにする」「人をあてにする」ということが、「日本の問題」であると考えているのだろう。
<Mrs.fictions『天使なんかじゃないもんで』>★★★★
A班の中では一番好きた。
宗教に関する勘違いは、あざとさはあるものの、ストレートに伝わってきた。
3人の役者の佇まいがよく、キャラの立て方も素敵だ。
「宗教には何ができるのか?」を斜めの角度から描いたと言ってもいいだろう。
「会話すること」で生まれる「つながり」。
「つながり」こそが「宗教」だったのではないだろうか。
それは、「コミュニケショーン」なんて洒落た言葉ではなく「会話」だ。「話し、聞く、そして話し、聞く」という感覚のみで生まれ、解け合うものだ。
崩壊した人のいない街で、人がいる街から、その関係が崩壊した人たちが、出会う必然。
そして、ありきたりかもしれないが、美しい「画」を想像させるラスト。
とてもいい余韻が残る。
<DULL-COLORED POP『ボレロ、あるいは明るい未来のためのエチュード』>★★
スタイリッシュではある。
あるが、何度も繰り返されると、ちょっとなぁ…と。
もちろんそれが狙いではあると思うのだが、ややワンパターン。
安倍首相の就任演説あたりから(2人目だけど)、このパターンでドジョウ首相まで、と思っていたら、そのまんまだった。
もう少し、何かほしかった。「それは知ってるよ」「それで?」が感想だ。
多数決から首相選び(ここが、たぶん役者にはスリリングだったのではないだろうか。演説は覚えているのではなく、読んでいるようだったので)、そして一般の人々は…ということが見えてくるのだが、首相選びの人々(議員)と一般の人が同じ役者が切り替えて演じているところに、イマイチの感じがしてしまうのだ。
つまり、「政治」と「国民」の関係がどうなっていったのか、その関係を丁寧に見せていくことで、どう首相が変わり、それで国民はどう感じていったのか、あたりを、作者の独断でいいから、言い切ってほしかったと思うのだ。
「無関心」一色だけに見えてしまった。
もちろん、それが「良い、悪い」ではなく、思い切った何かを発してほしかったのだ。
<風琴工房『博物学の終焉』>★★
「言葉」を信じていること、作者の想いをとても強く感じる。
「デマ」が飛び交い、「拡散」していく今でも、やはり「言葉」は大切だ。
つまり、「言葉」があるから我々はここに存在している。それが「知性」であり、「交流」であるということ。
「言葉」があるから、人とつながることができるのであり、それを統制するということの恐怖。
映画『イル・ポスティーノ』の引用も効いている。
とても真面目、生真面目と言っていい。
ただし、それが度を超すとこういうラストになってしまう。
このラストは、オチのようで、好きではない。
同じ設定であっても、ブレークスルーできる道はあったはずだ。
それを必死に見つけて、舞台の上で見せてほしかったと思う。
A班について言うと、「なぜ思い切って言ってくれないのか?」という想いが強く残った。
発言することの「怖さ」もあるし、「極論」を述べてしまったら「炎上」もあり得る。しかし、言うべきではなかったのだろうか。言うべきことがなければ、やるのをやめてもよかったのではないだろうか。
有毒少年
キューブ
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2011/11/29 (火) ~ 2011/11/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
おそろしくハイクオリティ
わたしは、『有毒少年』をまだ舞台で観たことがありませんでした。
映像ではなく、舞台で観てみたい!という願いが、今回叶いました。
素晴らしくハイクオリティな世界でした。
やはりピースピット世界は、大きな劇場で活きる。
ドラマシティというハコのキャパに映える舞台。
衣裳も舞台美術も凝っていて豪華でしたが、やはり何より良かったのは照明と音楽。
あんな美しい照明、そうそう観られません。そんじょそこらの商業演劇の比ではない。
そこに乗せられる美しい音楽、響く歌声、あまりにも幻想的な世界にうっとりです。
わたしは映像でしか観たことがないのでそんなに強くは感じなかったのですが、やはり観たことのある人にとってはキャストの違いがだいぶ違和感だったようで。
確かにちょっとした小ネタや笑いどころなどは、役者さん毎にパーソナリティに合わせたものだったりしたので、そこが消失してしまったのは元を知ってる人には物足りなかったのかもしれない。
でも知らないわたしにとっては、そういうデコレーションを剥ぎ取られたカタチで、これはこれで良かったかな。
やはり舞台は生に限るな。
そう思ったのは・・・シークエンスから続くクライマックス。
胸に迫るものが、映像視聴とは比べ物にはなりませんでした。
美しかった、現実世界とは思えなかった。
キャストは違えど、規模も違えど、映像でしか見たことのなかった『有毒少年』、この機会に舞台で観られて良かったです。
人生のフルコース
悲願華
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/11/26 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★
はじめて
悲願華さん、初めて観させていただきました。
初めてなので、普段の作風はわかりません。
今回は、ぶつ切りの短編とも言えないくらい短いシーンの断片につぐ断片を、暗転につぐ暗転で連続上演。
各パートに関連性はほぼなく、瞬間瞬間を楽しむ感じのみせかた、なのですが。
どう楽しんでよいのか、いまひとつわからなかった。
くすぐられる小ネタはありつつも、演劇としてはどうだろう?という印象。
その中でも、やはり稲野杏那ちゃんはさすが引き込まれます。
チーズケーキを作りながらの狂った笑い、強烈に印象に残る。
そういう断片の中に、ちゃんとした短編が挟み込まれていて。
ホームのステージタイガーさんの時に見せている顔とはまた違った、しっとりした会話劇をみせてくださいました。
こういう味わい深い白井さんが観られたのは良かったです♪
最後のもはやお芝居ではない鍋パートについては・・・。
おもしろい、おもしろくはあるのだけども・・・なんともいえない。
また、別の機会に、また違う作品を観てみたい感じです。
明日に向って売れ!
ギンギラ太陽's
西鉄ホール(福岡県)
2011/11/23 (水) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった♪
家族と行ける数少ない演劇なのでそれだけでもうほんとに楽しかった。
地元なので昔からの話がなつかしくてしょうがない。
歳とったな~と実感(;^。^A
ネタバレBOX
今回はばたばただったので他を誘えず。次回はガンバル!!
Triangle Vol.2 ~探し屋ジョニーヤマダ~
パルコ・プロデュース
キャナルシティ劇場(福岡県)
2011/11/29 (火) ~ 2011/11/29 (火)公演終了
満足度★★★★
すごく!楽しかった!
あーもう、好きな役者さんが出ていれば他のことは全部相殺w
演劇的な部分とショー的な部分がぐちゃぐちゃ混ざっていて
自分としてはちょっと乗り遅れた感はあったけど、
そのどちらも良かったのだ。
3人おじさん
劇団わらく
中野スタジオあくとれ(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/11/29 (火)公演終了
満足度★★★
あの人も3人おじさんだったとは・・・・
シュールさ倍増+オヤジギャグ・・・おなかいっぱいです。
黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2011/11/19 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★
再演というと、原点かなコレ。
うーん、アングラ系に近いもの感じました・・・。
(割と苦手方面)
まぁ話は理解しやすかったが。
共感できたかと言うと、上記の苦手意識もあり駄目でした。
いろいろ試行錯誤が継続してるんだな、という感想。
ネタバレBOX
3人分の殺人は理解しやすかったが、
キノコ話は導入する必要のあったエピソードなのでろうか?
まぁヒトキノコは楽しそうではありましたし、
現に楽しめたが・・・。
友人にカンセラーいるんだが、
後半の「先生を信じてください」という台詞は。
苦笑して聞くか、怒りそうな感じがしたかな。
(まず治療は、信頼を得るトコがスタートラインと聞いたので。)
でも舞台上の壁のギミックや幕での場面変換はインパクトありました。
いろいろと改良する余地が多くありそうな作品に思えました。
日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
Mrs.fictions…☆5、風琴工房…☆4、チームAの他2団体…☆3
Mrs.fictions→観た後、静かな幸福感を感じた。何だろう、この感じ。
有毒少年
キューブ
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2011/11/29 (火) ~ 2011/11/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
心に響くファンタジー(^O^)/
イヤ~~~♪
心に響くとはこんなお芝居の事を言うのでしょうか(^^)
前半はまだこんな感じなのかなぁと思って普通な感覚で観てましたが
休憩後の怒涛の後半は圧倒的な演出力に魅力されました!
音と光にスローモーションが五感にビンビンと刺激しました!
まさに演劇=芸術!
何か違う世界へ引き込まれたような幻想的な世界にずっと酔いしれてました♪
役者さんも選ばれただけあって流石に素晴らしいなぁ~!
有毒少年の木戸邑弥さん、無毒少年の昆夏美さんは知らなかったんですが…
それと三倉茉菜さんも印象的でした♪
今までファンタジーは苦手だったんですが充分愉しめました♪
ダブルコールにスタンディングがお客さんの感動を表してます♪
未亡人の一年
シンクロ少女
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★
シンクロ“らしさ”は斬減
初日観劇。
期待に反して、エロは台詞のみw
物語は、登場人物の多さに比例して
ゴチャゴチャしている。
壊したり、叫んだり、エスキモーkissしたり、
演出が盛りだくさんで、飽きない。
美術の陳腐さは、いただけない。
日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★
A・B 鑑賞。
芝居としては、どの劇団もおもしろかった・・・と思います。
ただ、『日本の問題』を銘打ってるからか、ボクのほうが鼻息荒くなっちゃってねえ。
どうしても、ボク自身の政治的信条や宗教観と照らし合わせて観ちゃうもんだから・・・正直、「こんなもんか」とは思った。
「青年の主張」くらいの低レベルではなかったけど、『日本の問題』という企画を目の当たりにして「とりあえず考えてみました」って感じを受けた(もっとも、数劇団は、問題に対する処方箋を出しているあたり、評価できるんだけど)。
どこかしら「自分のことはさておいて・・・」って匂いを感じちゃったかなあ(←身をもって、愚かさをさらけだした「ろりえ」は、その点では、とっても良かった)。
最近、東欧やロシアの古典を上演する劇団が増えているのは、「自分のことはさておいていないから」、とも言えるんだろうけど。
この後、学生版の『日本の問題』が催される。
どのような芝居を見られるのか楽しみ。
唖然とするくらい青臭いのもイイ。
享楽的な日常から切り込むのもイイ。
ボクが学生なら・・・
教授に「こんな企画の芝居があるんスけど」なんて言って、プロット作らせて・・・その教授のプロットを嘲り笑う、みたいな究極の「自分のことはさておいて」芝居を作りそうだなあ(←こんな人間が増えたから、日本はダメになった、という考えは極めて妥当)。
ま、なんにせよ、スッゴク楽しみです!!!
日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
B
同じテーマならではの、各劇団カラーが色濃くでて、魅力的な企画でした。少数気鋭の役者陣も、良かったです。ただ、やはり、約25分1作品は、皆さんキツイのでは?40分3劇団とかは?・・・かえって、ハンパかな?
中村うさぎさんのアフタートーク、良かったです。4作品の共通点や相違点と、うさぎさんの大人のカッコイイ女ならではの話も聞けて、意味と価値のある、アフタートークでした。
ネタバレBOX
『指』 ミナモザ…作演出・瀬戸山美咲さん
震災後の実際にあった事件から、創った物語との事。
震災後、持ち主がわからないとはいえ、落ちているお金を盗むのは、罪の意識がないカップル。死体の指から高価な指輪を外せないから、指を切る男に反対する女だが、葛藤の末、なんとか指から外そうとする二人。その遺体が、女の友人と気づいて、躊躇するが、やはり、外そうとする、現実の厳しさに流される人の切なさを感じた作品でした。
『日本の終わり』 アロッタファジャイナ・・・作演出・松枝佳紀さん
前半、現実のデータをテンポ良く見せ、後半は理想論を、女子高生の演説として見せる、劇場内バルコニーや客席等も使用して、良かったです。
地方の優秀な人材が都会に集まり過ぎるので、地方に強制送還して地方分権と活性化、手の触れられる距離や人の絆の大切さを、訴えた。
経済の活性化と、人情的な関わりが反比例するような現実には、疑問もあるが、個性と独自性の魅力も大切な自分にとっては、構成演出に魅力を感じたので、違う作品も見たいと思いました。
『枯葉に寄せて(仮)』 ろりえ・・・作演出・奥山雄太さん
ナンセンスコメディ系で、異色過ぎたが、唯一笑い声が出た作品。
作品上の女性の言動が、ほとんど理解不能(役者さんは上手かった)だったので、私は笑う程の事はなかったが、場内は、かなり笑い声が響いたので、好みが別れると思った。
罪を隠す人、冤罪で5年辛い思いをした人、骸骨が出てきたことで、罪が暴れるきっかけ?に、・・・なったかは定かではないが、罪にまつわる物語だったのだろうか?
描写が下ネタチックで、好みではなかったが、場内は爆笑になる場面もあったので、テーマから重くなりがちな作品群の中、特異さも、ある意味成功だったかもしれません。
『甘えない蟻』 JACROW・・・作演出・中村暢明さん
自殺してしまった幸雄の妻と娘、夫の兄弟の4人が、自殺した場所での会話劇。
そこは、幸雄の家族が幸せに暮らしていた家だが、震災で住めなくなってしまっていた。
娘の進学等を考え、妻の実家のある東京に、妻と娘は住んでいたが、幸雄は避難所生活で頑張っていた。
せめて、幸雄の遺書でもないかと、必死に探すが、何も出てこない。
別居生活故に、すれ違ってしまったのか?近くに住む兄弟なら、もっと何かできたはず・・・幸雄を救えなかった無念さから、残された家族が傷つけあってしまうのは痛いが、想いがあるからこそ・・・
喧嘩しても、なにも始まらないが、割り切れるものでもない。しかし家を後にして、又、歩いていかなければならない家族達が、見つけたのは、パソコンのスクリーンセーバー。
<もっと、甘えればよかった。幸雄>
の文字が・・・
と私が書くと省略し過ぎで、すみません。もっと繊細に真摯に、創られた作品で、泣き言を言う事や、甘える事での逃げ道の大切さを感じ、今回のテーマに一番合い、なお且つ、力強いメッセージ性もあり、素晴らしい作品だと思いました。
4役者さん、良かったです。
特に、蒻崎さんの強くならざるを得ない、女の弱さ脆さは、特に素晴らしかったです。
午前2時、パンプキン通り
羽生一家玉組
劇場MOMO(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
よかった~
泣けたし、笑えたし、なんだか、みんなの勢いがすごくて、なんだか色々飲み込まれてしまいました。
楽しかった~♪
約三十の嘘
ニュースタイルメディア
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
御笠ノさんの。
初めて御笠ノ忠次さんの演出作品をみました。
初日ということもあって客席は関係者と見られる方々がたくさん。
幕開けからしばらくはお客様の出入りが続き、せっかくの舞台に集中できませんでした。
舞台自体は会話劇。上手い役者さんが出ていらっしゃるので、しだいに物語に引き込まれていきました。内容も詐欺師たちのお話+嘘なので、一体どうなっていくのかが気になっていく。
集中し続けのなか、ふっと笑わせてくれるので、飽きることなく観れました。ただ、上演時間1時間半が主流の中、2時間弱くらいかな?の長さはやはり少し長く感じました。
午前2時、パンプキン通り
羽生一家玉組
劇場MOMO(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★
いいなぁ。
ストーリーが良かったです。役者さん、力入ってましたね。美術も良かった。暖かく、笑いもあり、歌もありで楽しめました。
なんにもゆるしてあげない
パセリス
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/11/30 (水)公演終了
満足度★★★
なかなかです
80分の時間があっという間でした。5話ありましたが、ハズレなし。久しぶりのパセリスでしたが、いいもんです。
なんにもゆるしてあげない
パセリス
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/11/30 (水)公演終了
満足度★★★★
シンプルだが、いいダシが出てる
それぞれのストーリーすべてけっこう楽しめました。
クスっと笑えるとこが程よい感じでよかった。
トキタ荘の冬
Theatre劇団子
SPACE107(東京都)
2011/11/29 (火) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
熱い
絵に描いたように分かり易い青春ストーリーに少々辟易しましたが、最後の連続変化球に満足というか、腑に落ちました。
ネタバレBOX
誰でも気付きそうな結婚詐欺を曖昧にしていてどうするんだろう。売れない小説家と売れない漫画家が組むことも、ストーカーが結婚詐欺師を追いかけることも容易に想像がつき、なんて分かり易いストーリーなんだろうと辟易しながらも、それでも勢いがあって熱いので面白く観ていました。
コネに頼るだけならまだしも努力をバカにするような設定では、努力を惜しまない若い役者と差がつくのも当然だろうって、それもとっても分かり易い。
いい加減なヒモのダンサーも、何、3万円をチケット代として返すなんて。なんていい奴なの、っていうか、そんなのあり得ないでしょうって感じ。
結婚詐欺師が本性を暴露し、本音が出てきたころからほっとして、役者が通り魔だったといきなりの展開にあまりに意外過ぎてちょっとビックリするも、ストレートからの変化球にようやく納得し、そして、小説家の彼氏が登場して小説とは異なる結末を描いた漫画家の真意が実現し、ほろ苦く、ようやく腑に落ちました。
新オーナーは、ってところで終わって次回に続くですか。