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DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

エビス駅前バープロデュース

新宿ライブハウス&イベントスペースLEFKADA(レフカダ)(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

smokers
「公園」兄弟、家族、会社…。愛。を観た。何が真実なのか、それぞれの隠し事。砂場に隠すもの。兄弟関係もわかりやすく描かれていて面白かった。小さい頃がすごく思い浮かぶ。長兄はやはり長兄なんだなぁ。ラストの転換にびっくり。想像できるようでしていなかったから。まんまとやられてしまいました。元秘書役の佐々木富貴子さんが好演してました。家族ものやらせたらぴかいちですからね。

ネタバレBOX

同じ砂場を舞台に二つの芝居を観ることが出来、とても面白かった。サスペンスファンタジーとホームドラマでしたからね。しかもあのライブハウス、レフカダ。良い空間ですね。またこういう企画があったら観たいと思います。
DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

エビス駅前バープロデュース

新宿ライブハウス&イベントスペースLEFKADA(レフカダ)(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

DART'S
単に昼休み、サラリーマンが仕事を忘れリフレッシュのために砂遊び!と思わせて、…こわいよぉ。大人たちが命がけで砂場遊びしてる。それもどんどんテンポアップされ、…。まず、あの舞台に圧倒されたけど、それ以上に役者さんたちの迫力にも打ちのめされました。面白かったです。「モジャさん」役名ぴったり(笑)

42分堕ちたら地球の裏側です。

42分堕ちたら地球の裏側です。

実体験オムニバス公演プロデュースユニット モロモロ

東中野レンタルスペース(東京都)

2012/06/03 (日) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

実体験
上演時間60分。初見。虚と実の境界が分からない、面白い感覚が楽しめた。

42分堕ちたら地球の裏側です。

42分堕ちたら地球の裏側です。

実体験オムニバス公演プロデュースユニット モロモロ

東中野レンタルスペース(東京都)

2012/06/03 (日) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

みました
もう少し広いところで、もう少し長い(1本が)のを見てみたいです

HOLE(ご来場まことにありがとうございました)

HOLE(ご来場まことにありがとうございました)

田中明子・梶野春菜

Gallery + Cafe : tayuta(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

独りと一人。
心を置いてきてしまった。
ギャラリーを出て電車に乗って自転車でアパートに帰りシャワーを浴びてベッドにもぐりこんでもまだ自分が帰って来ない。

彼女は独りだったのだろうか。
彼女は一体誰だったのだろうか。
いや、「何」と言ったほうが正しいのだろうか。
それ以前に彼女は確かに其処に居たのだろうか。

捕まえられそうでつかまえられないものを与えられ、
しかし観た者には何かが残る。
それが何だったのかを考え続けることで答えに届くのかもしれない。
確たる答えは無いのかもしれないけれど。

ネタバレBOX

「もう誰にも会えないんだよ!?」

台詞は違っていたかもしれない。
とにかく自分たち以外誰もいない世界を彼女が叫んだ後の沈黙。
バックには新宿の喧騒。
車の音や行きかう人々の声。
2人を傍観する観客の存在がありながらそう叫ぶ彼女に
身が裂ける程の孤独を感じた。


全てを理解できたとは思わないが、ところどころで胸をえぐられるような瞬間があった。
公演後に連れと色々話したが、互いが受けた印象のあまりの違いに驚くばかりであった。
きっと観た人たち全てが違う感想を抱いたのではないかと思う。




…例えとして適切ではないかもしれないが、鬼束ちひろ氏の歌詞世界をちょっと思い出してしまった。
DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

エビス駅前バープロデュース

新宿ライブハウス&イベントスペースLEFKADA(レフカダ)(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★

DART'S
砂遊びに大人が熱心に興じる姿がちょっとかっこいい。

ネタバレBOX

大人が昼休みの一時間で真剣に遊ぶ公園。砂場に集まった8人は「国」を造り、そして歴史が始まる…。

100年終わって、毒薬が嘘でした→グランドマスター(國重直也)とプロフェッサー(島田雅之)の電車の乗客の命を賭けた闘いでした、というどんでん返しもあったけど、ちょっと意外性に欠けたかな。「俺を楽しませてくれ」という漫画思考なテロリストとその他の攻防が見えにくい(押してるんだか押されてるんだか)のが手に汗握るって感覚にならない原因だろうか。途中でグランドマスターが本気だすみたいな箇所あったけど、そこまで変化がわからなかった。

話の着想自体面白い。登場人物全員が皆ノリノリな感じは好き。砂場がしっかりと国になってたのは○。国に必要なのは「福祉」と言い切ったアンダーソンJrが○。
「頑張るな!楽しめ!」はいいセリフ。
乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

直子あんりタイタイ

CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3【四ツ谷】(東京都)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

浴衣でハジケてた
たしかに乙女ごころだった。

ネタバレBOX

下町で生まれ育った三人姉妹の話。長女・おれん(村上直子)は男を作って家出、次女・お染(渡邊安理)と三女・千枝子(深谷由梨香)は、母(村上)と一緒に暮らしているも、千枝子に「いい人」ができる。そこにおれんが帰ってきて、彼が肺の病気になったのだと言う…。

話どうこうより、女優らの熱気がすごかった。いや、話もしっかりしてたけども。教室内に叫び声が響き、変に心地いいくらい。深谷由梨香はいい声してる。妹演技も愛嬌がある。てか、長女次女とも長女次女してた。

日替わりゲストの小玉久仁子はゲストの役割をしっかりこなしてた。アフタートークも一番落ち着いてて、さすがだなと。
『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

色々と驚きました。
色々すごいお話でした∑(´Д`;)

突拍子もないことを本気でやろうとするキャラクターたちがすごかったw

初っ端飛ばされすぎてちょっとついていけなかった部分もありましたが、

個人的にお姉さん夫婦がとても面白くてすてきでした。

あと、マジシャンとイタコがキャラ濃かった。

㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

女性讃歌
奥山さんの視線が優しい。

ネタバレBOX

死ぬ間際のカヨ子。「なぁんもない人生だった」という言葉が素敵。
女の強さ、優しさ、寛容さ、すべてが凝縮されていて。
好きな男が死んで、ゲボを吐くまで泣き、癌に侵されながら相撲とって娘を投げ飛ばす。女として母として、あれほどの波乱万丈を生きてなお、なーんもなかった、と笑顔で言ってのける。 女に生まれ、そう言って死んでいけたら理想かも。

カーテンコールの奥山さん。やられました。 女性を、その人生まるごと愛しているんだなぁと。 本当の意味の包容力に溢れた、どんな恋愛ドラマにも負けない素敵なキスでした。

役者さんは皆さん魅力的。どことなく懐かしく、温かい気持ちになるお芝居でした。 ただ、ギャグがあまり笑えなくて(自分には合わず)間延びしてしまい、ちょっぴり残念。

次回も、女性に優しいろりえさんを期待します。
【無事、終演いたしました!次回は9月22日~30日:ギャラリー公演!】『ママ』

【無事、終演いたしました!次回は9月22日~30日:ギャラリー公演!】『ママ』

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

優しい気持ちになる作品でした!
いいお芝居でした!!

誰かを思う気持ちって大切だなっとしみじみと思うお芝居でした。

コメディー調だけど最後は泣かされまくりでした。

ラストなんだか、切ないけど良いラストでした。・゚・(ノД`)・゚・。

ネタバレBOX


個人的にはもう少し、ヒロインの心情描写がほしかったです(´・ω・`)
ミルキーウェイ・ストレンジャー

ミルキーウェイ・ストレンジャー

シノハラステージング

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

「銀河鉄道の夜」から20年後のジョバンニ
「あれから20年…」な設定、原典の引用のしかた、意外な「20年前の真相」など、諸々良くできてはいるものの、原典と異なり「乗車中」のジョバンニとミライの「現実界での状況」が想像できないのは惜しい。
あと、音楽・SEを強調し過ぎている部分があるのが珠に疵。

原始力~ゲシュタルト~ン・バボ!

原始力~ゲシュタルト~ン・バボ!

劇団わらく

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

興味深く・・
観ました。明るく楽しい演技の中に、深いテーマがあったと思います。凡人の私は、初めは隠されたテーマに、まるで気付きませんでした。が、最後は深く考えさせられました。とても興味深く面白く観ました。ただ個人的には、商人役の登場の意味が分からず必要性を感じませんでした。でも、他者さん達の熱い演技は良かったです。

百年の秘密

百年の秘密

ナイロン100℃

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

世界樹の木の下で
 木と話をする家族の物語である。
 伝説、寓話の時代から、ドラマの中心に「無生物」が配置される物語は決して少なくない。たいていの場合、それは物語のテーマを象徴している。『白雪姫』の「鏡」は人間の欲望そのものの象徴ではなかったか。そして「木」とは、「生命」の象徴であり、全てを内包した「世界」そのものでもある。北欧神話では世界の中心には宇宙樹があり、聖書においてエデンにあったのは知恵と生命の二つの樹木であった。
 ベイカー家の人々は、等しく、庭園の中心にある楡の木に執着する。その理由は、劇中、明確には語られない。語られないからこそ、それが不動の存在であり、「世界の中心」であることが明示されているとも言える。ベイカー家の興亡を「百年」見続けていたのもこの木だし、その「秘密」を抱き続けてきたのもこの木だった。しかし木は決してベイカー家の守護者であったわけではない。人間たちの生の営みも見てきたのと同時に、木はその死も、看過し続けてきた。過去も、現在も、未来も知り尽くしていながら、木は、人間たちに関与しようともせず、神のごとく沈黙し続けている。
 我々観客はまさしく「木」と同じ視点で、ベイカー家の人々の動向を見せられて行く。早い段階で、彼らの「結末」は観客に提示され、時間が過去と現在を行ったり来たりするうちに、我々はそもそもの「秘密」の始まる「発端」へと誘導されていく。そして我々は気付かされるのである。
 我々こそが「神」であることに。人類はなぜ「神」という概念を創造したのか。それは我々がまさしく「神」と同一の存在であったからなのだ。我々は、あの震災に対しても、今なお続く国家間の戦争や、人間の経験してきた全ての悲劇に対して、ひたすら「神」であり続けてきたのだ。
 即ち「神」とは、世界の運命に対して、あの木のごとく「傍観者」であることしか出来ない我々の「無力」を象徴している存在なのである。ベイカー家の「悲劇」に責任を負っているのは、実は「我々」なのである。

ネタバレBOX

 ケラリーノ・サンドロビッチは、この戯曲を執筆するに当たって、影響を受けた作品として『背信』(ハロルド・ピンター)、『セールスマンの死』(アーサー・ミラー)、『夜への長い航路』(ユージーン・オニール)、『わが町』(ソーントン・ワイルダー)を挙げている。
 ことに『わが町』との類似性を指摘する識者は多かろうと思われる。ある街の、数世代にわたる長い歴史を、主に二つの家族の物語に象徴させる手法は、演劇においてはワイルダーが最も鋭角的な構成で表現していた。それをケラ氏はそっくり踏襲している。
 「街」を象徴するものはいろいろある。城下町ならそれは城であるし、学校だったり教会だったり鐘楼だったり塔だったり灯台だったり。「木」もまたその一つであるが、前者との決定的な違いは、「木」が「自然物」であり、人間の埒外にある存在である点だ。ケラ氏が、人の営みと歴史を描きつつも、そこにこのような「天」の視点を織り込んできたことには、物語を「人間だけのものにしてはならない」と判断した強い意志があるように思われる。
 それはやはりあの震災を経て、ケラ氏が「人の力ではどうにもできない自然の力」を痛感したせいなのだろうか。

 あの「楡の木」が無かったなら、ティルダ(犬山イヌコ)とコナ(峯村リエ)の二人の少女は、カレル(萩原聖人)の手紙をその根元に隠そうとは思わなかっただろう。木がなくても何らかの形で秘匿しただろうという解釈は、その可能性はあっても、この戯曲の訴える「真実」とは無関係である。
 これは一種のプロファイリングであり、我々が何らかの行動を起こすのには、自分の意志のみならず、その行動を誘導する環境条件が揃っている時にのみ起きるという「真実」を示唆した物語なのである。
 そこに「木」があったから、悲劇は起きた。人が「神」を創造したから、その神によって「人」は作られた。人の思いなど、運命という大木の前では木の葉のように吹き飛ばされていく。それでも我々は、「木」から、「神」から逃れることは出来ない。なぜならもうそこに「木」はそんざいしてしまったから。
 この舞台はそういう物語なのだ。

 運命は絡み合うと言うが、この物語の登場人物たちは、それぞれに数奇な運命を辿りながらも、何かの偶然が更なる偶然を呼んで、突拍子もない結末を迎えるというような展開にはならない。
 全ての結末への予兆は、二人の少女が手紙を隠した瞬間から始められ、予め貼られた伏線は一切の破綻を起こさないままきちんと回収されて物語は収束される。物語を支配するのは「必然」以外にはないと主張しているかのように。
 カレルはアンナ先生への恋に破れ、彼女によく似た面差しのコナと結婚する。もちろんアンナ先生への思いか消えたわげはないから、「悲劇の種」は温存されたままである。
 ティルダもまた隣人の弁護士ブラックウッド(山西惇)と結婚し、二人の親友はそれぞれ別の道を歩いていくことになる。しかし、ブラックウッドがコナと“過ち”を起こしたことから、二人の人生は次第に狂いを生じさせていく。
 「必然」とは即ち、全ての「秘密」はいつか白日の下に晒されるという「悲劇」のことなのだ。
 ティルダの息子フリッツ(近藤フク)とコナの娘のポニー(田島ゆみか)は恋仲になる。もちろん、二人が兄妹である可能性を捨てきれないブラックウッドは、二人の結婚に強硬に反対する。その不自然な態度が、ティルダたちに疑念を抱かせないはずはない。コナから真実を打ち明けられたティルダは、絶望のあまり失踪する。

 カレルと、彼と再会したアンナ先生は、少女時代のコナとティルダの裏切りを知り、アンナ先生とともに心中(事故死?)する。
 ティルダの兄のエース(大倉孝二)は、バスケット選手としての将来を嘱望されていたが、父・ウィリアム(廣川三憲)が、母・パオラ(松永玲子)を裏切って不倫していることを知ってから次第に荒んでいき、傷害事件を起こし獄中死する。
 この兄のエピソードは、「家族の悲劇」を描くために必要だとしても、ややとってつけた印象があって巧くないが、全体的に伏線として張られた「悲劇の種」は、全て好転することなく、お決まりの結末をもたらすのである。さながら「運命の糸」からは逃れられないと我々に向かって主張するように。

 彼らを見つめる「木」の影は、場面が転換するごとに舞台に広がり、闇となり、地獄へ誘うかのように人々を飲み込んでいく(この映像処理は、ケラ氏の『わが闇』でも見られたが、あの作品もまたワイルダー『わが町』にインスパイアされた「家族の物語」であった)。
 運命は変えられない。ある原因は、それに相当する結末を必然的に用意する。木の陰はその「逃れられない運命」としての象徴だ。
 そこで思い至るのは、ケラ氏がこの戯曲の時間軸を錯綜させた理由はなんだったのかということだ。物語のラストは、少女二人が、木の下にカレルの手紙を埋める瞬間で締められる。彼女たちはそれが悲劇の始まりになるとは夢にも思っていない。むしろ、アンナ先生に騙されたカレルを救った気になっている。ティルダは言う。「カレルにかけられた催眠術を解いてあげなくちゃ」と。夢を見ているのは、彼女たちの方なのに。

 「真実」を知る「神」である私たち観客は、そこに胸を締め付けられるほどの切なさを覚える。彼女たちは何も知らない。何も知らないから夢を見ていられる。彼女たちは愚かで哀れだが、同時にこうも感じられる。夢を見ていられた12歳のあの頃が、彼女たちが人生で一番美しく輝いていられた、「幸せの瞬間」であり、「黄金の時間」であったのだと。
 これは、通常の時系列に沿った物語展開では、あまりにも「悲惨」を強調することにしかならないと判断したケラ氏が、観客に与えてくれた、これも一つのハッピーエンドなのではないだろうか。生から死へと向かう儚い人間の物語の中で、そしてどんな悲劇的な人生であったとしても、人にはほんの少しくらいは、「幸せな時」があったのだ。それがたとえ少女時代の一瞬であろうとも、微笑みに満ちた瞬間というのは確実にあったのだ。それ故に人は生きられるのだと、ケラ氏はそう謂わんとしているのではないだろうか。
 「始まりの時」が結末になる物語は、たとえば夢野久作『瓶詰の地獄』があり、桜庭一樹『私の男』がある。そのラストシーンは、実はファーストシーンであり、いずれも「幸せ」に包まれているのである。

 キャスティングは、犬山、峯村の両女優が、12歳から78歳まで、さらにはひ孫まで演じて、その実力のほどを見せつけてくれる。その分、他のキャストが「弱く」見えてしまうのが難ではあるが、最近、旧作の仕立て直し公演などでお茶を濁していた感のあったナイロン100℃の舞台の中では、人間の「業」を冷徹に描いて、久方ぶりに見応えのある舞台となった。
キツネの嫁入り

キツネの嫁入り

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

すこし不思議
抽象度の高い舞台美術の上で場面によって場所は変わりながら、役者のその繊細な所作で見える空間構成力がすさまじく高いなと感じました。その場、その場で登場人物達が地に足をつけて生きているんだと実感するような生活感と、ファンタジーのつかみどころのない浮遊感を並べて見せてもらって、一挙手一投足が美しいなぁと思いました。物語も平易な語り口なのに、心地よく受け止められる。派手なことや奇抜な事をしなくても、こうやって落ち着いた雰囲気でしっかり物語を上演して観客の集中を途切れさせずに楽しませることが出来るんだな、と実感。美術と音と光と役者と物語と、創り手の総力の結集が、細部までこだわっていて、キレイで。あまりにも目の前に自然にあるものだから、気付くとどんどん通り過ぎてしまい、時間を忘れさせてもらえるような観劇体験でした。

FRAG -新撰組Bloodsucker Behind-

FRAG -新撰組Bloodsucker Behind-

D'TOT

シアターサンモール(東京都)

2012/05/23 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
好きな女優平田裕香が目当てで観に行きました。
平田さんの歌のシーンもあり満足でした。

八百屋舞台でアクションも見やすく、殺陣もカッコ良かったです。

感動あり笑いあり、アクションあり歌ありの素晴らしいエンターテイメントでした。

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

エビス駅前バープロデュース

新宿ライブハウス&イベントスペースLEFKADA(レフカダ)(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

DART'S編観劇
※エビス駅前バープロデュースだけど、お芝居のテイストは違うので、エビス駅前バーのそれを期待している御方は注意。 

「一生懸命楽しむ」っていうのは、たいへんなことだって改めて思いました!

そして幼い頃にあったあの創造力をどこに置いてきてしまったのだろう、、
取り戻したい!!!


劇中劇みたいな感じですが、島田雅之さんと國重直也さんの
会話は凄く濃密にもかかわらず、この手の世界が好きな人には
ちょっと物足りないかも。 

観劇してたら「ロードス島伝説/戦記」を読み返したくなりました。


ビジネススーツ姿の根本沙織さんがステキ☆ 
そして劇中のあのセリフに一部の人の心がくすぐられる!?

ネタバレBOX

客席からの位置関係で、鈴木麻美さんへは中盤ずっとおしりばかり見ることになってしまいました!
^^
edit

edit

shelf

atelier SENTIO(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

個人的には前回の方が好み
前回と比べて「ことば」が大幅増量で「コラージュ演劇」(?)の度数アップ。
一方、相対的に動きなどの動的要素が減じて全体がスタティックな印象となり、個人的には前回の方が好みか。
使われた原典をよく知っていたらまた印象が異なったかもなぁ?

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

DART’S & smokers [VS]ベンチャースクール

エビス駅前バープロデュース

新宿ライブハウス&イベントスペースLEFKADA(レフカダ)(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★

DART'S編
鈴木松葉根本が出るなら観ざるを得ない。この3人のOL姿だけでも見た甲斐があった。すべての台詞を聞き取れなかったが残念。なんかいろいろウケていたみたい。

㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

何もない大切な人生
ろりえで泣かされるとは思ってなかった!

笑いとしんみりどころのバランスがスゴい良くて面白い!

今回は初見の人もろりえ節にお腹痛くなることはなさそうです。

ろりえの志水衿子さんは輝き、木村香代子さんは素敵でした! 
そしてカーテンコールは素晴しく感じた!!!

ネタバレBOX

「無力なあなたへ」、、、当日パンフの奥山雄太氏の言葉。

一見“何っ!”と思わせるチャレンジャーな発言だけれど、
観終わった後にこの言葉の意味がわかるのかも。

みの子(徳橋みのりさん)とカヨ子(木村香代子さん)が相撲するシーン、
言葉にしないお互いの気持ちが伝わってきてホントに良かった!
木の実ナナ50周年記念コンサート SHOW GIRLの時間旅行

木の実ナナ50周年記念コンサート SHOW GIRLの時間旅行

アトリエ・ダンカン

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/02 (土)公演終了

満足度★★★

見てきました
伝説のショーガールシリーズのほんのさわりですが見られたことがうれしかったです。
コンサートですから、ノンストップでした。
アンコールは全員で。
大澄賢也さんは、立派でした。
もちろんナナさんは、すごくて、かわいくて。

ゲストコーナーは日替わりで、尾藤さんと新納さんがちょっとだけポップスメドレーで歌いました。

ネタバレBOX

ナナさんの脚線美は美しかったです。
細川さんの映像とのデュエットもありました。

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