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温室

温室

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

正しい事はどこにあるのか
ノーベル文学賞受賞劇作家にして、「不条理演劇」の大家、ピンター。

ピンターの作品の特徴は、部分的にみると全く支離滅裂なのに
全体でみると何故か綺麗に流れる台詞回し、全てが不確かな
状況説明、夢幻的で不穏な舞台の雰囲気… そして痛烈な皮肉。

本作、『温室』は、そのピンター独自の個性と魅力が最も先鋭的に
出ている作品で、それ故演出には大変苦労されたと思います。
演出家、役者共に健闘している、素敵で、異空間を旅するような
感覚のお芝居を120%体験出来て本当に良かったです。

ネタバレBOX

今作、『温室』は療養所と思しき場所(明示はされない)で、
収容患者の一人が死に、一人が何者かにより男子を出産
させられたことが報告される場面から始まります。

真紅に統一された家具が点在して置かれる他は簡素ともいえる
舞台は客席の中央部分に設置され、丁度、観客は舞台をのぞく
仕組みになっています。また、舞台は終始、時計回りに回り、
時として緊迫した雰囲気をかもすかのように早くなります。

権威を振りかざし、秩序を最大の価値と信じて疑わない所長、
その下で、表向きは従順を装うも、その実、全く尊敬心を
持ち合わせず、足元をすくってやろうと考える専門職員たち。

その微妙なパワーバランスが、冒頭の事件をきっかけに一気に
崩れ、暴力や殺意の気配が後半にかけて徐々に舞台を覆います。
断続的に鳴り続ける不協和音の演出とあいまって、不気味とも
いえる空間でした。

最後の場面で、暴動を起こした収容者たちにより所長以下、
全ての専門職員が殺され、唯一残った一人の職員が昇格して
新しい所長になった事が報告されて、本作は終わります。
しかし、背後関係は分からず、この職員の仕組んだことなのか
それとも、突発的な暴動だったのか、それとも別の原因が
あるのかは全く分かりません。ただ事実のみが淡々と語られる。

ピンターの作品は、故に、ベケットやイヨネスコなどの
系譜を汲む「不条理演劇」に位置付けられますが、全く
訳が分からないのではなく、事実関係は語られなければ
その人だけにしか分からない、そういわれているようです。

誰かにとっての真実は、誰かにとって真実じゃない。
やっぱりピンターの作品は最高だと思いました

高橋一生と山中崇がすごく良かったです。両人とも、表向き
保たれている秩序の中で、本性を現した人間の狂気をよく
演じ切ったと思います。

来年、深津氏が別役実(氏の作品も大好きです!!!)の『象』を
演出すると聞いて、体温がまた上がってしまいました。
夏なのに…。
千に砕け散る空の星

千に砕け散る空の星

ゴーチ・ブラザーズ

シアタートラム(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/30 (月)公演終了

満足度★★

あらゆる全てが少しずつ
かみ合っていない印象。素材はすごく良さそうな感じは
するんですけど、台本、演出、役者、その全ての要素が
少しずつズレていて、不協和音を発し、最後、う~ん、って
感じで終わっちゃった印象ですね。勿体ないです。

ネタバレBOX

すぐ下の方が書いていますが、ゲイのネタが本当に多い。
写真家の森山大道が欧米の写真について「ゲイっぽい
写真を見せとけば意味深に見えると思ってる。退嬰だ」と
言っていましたが、演劇にも言えるかもしれないですね。

全体的に演出の拙さが目立つ気がしました。
他の方が指摘しているように、設定と演出がかみ合ってなかったり
そもそも、あの舞台装置は何だろう… 隕石を舞台のあちこちに
散りばめていたけど、あまりセンスを感じるものでは無かったです。

物語は…『ハーパー・リーガン』のサイモン・スティーヴンズっぽさは
あったんだけど、いい加減、子供に理解されないで苦しみ、それを
ぶちまける親や、親とのディスコミュニケーションがトラウマになっている
ネタとか、現代演劇で取り上げられ過ぎているテーマで、正直食傷気味。
他の視点で掘り下げて欲しかった。

皆が生を、死をどう思うのか、時間の経過と共にその変化を追っていく…
とかだったら結構面白そうだったのだけど。家族の話に収斂したせいか、
あまり広がりを感じなかったです。

役者も何人か舌がもつれ気味だったり。準備期間が足りなかった?
舞台上で演じる、以上のものをあまり感じなかったかも。

ミルファームに向かう途中、自分の娘の息子ロイとジェイクが交わす
会話が良かったな。お互いを想う心が不器用な台詞からでも伝わってきて
少し涙腺が熱くなった。そのシーンが個人的には白眉です。

オープニングが轟音と共に始まって、ラストが静寂の中で終わるのは
多分狙っていたんだろうな、と思っています。
象のいる部屋

象のいる部屋

劇団恋におちたシェイクスピア

RAFT(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

日本
こちらの団体さんは初観劇でした。

ネタバレBOX

「日本」を表した話だなと感じました。

原発、教育、雇用、政治、福祉、、
実際問題に対し勉強不足な人間ですが、
面白く、苦しい気持ちで観劇し、楽しめました。

ラストは「動機のない殺人」を表してたのでしょうか。それとも「それでもこの社会で生きていく」ということだったのでしょうか。

「問題提起」に対し「解答」を出す作品ではありませんでしたし、バッドな終わり方でしたが、今日の日本に対するやるせない気持ちを共有したからか、妙にスッキリした気分で見終わりました。

面白かったです。
少女教育

少女教育

シンクロ少女

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

名嘉友美さんに今回も脱帽!
「少女」を「教育」というからには、監禁して教育するのか!? 
と想像してたら違いました笑 

育った環境のせいなのか、はたまた生来のものなのかわからないけど、

そこからなぜか逃れられない、、なぜだろうと何度も悩みもがき苦しむ
様からの展開が素晴らしい! 

現代と過去とのシンクロも巧みで2時間あっという間でした。
とても満足◎ 

ネタバレBOX

終盤、弟役犬と串の満間昂平さんが、兄役の横手慎太郎さんの頬に手を当てて、「にいさんはすごくあったかいよ」という一言に、兄への愛情、許し、自己認識、決意等々が折り重なって、感極まるホントにいいシーンでした。
ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

アトリエ春風舎(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

とてもいい作品
面白い。もう10分ほど短ければなお良い。
客を受け入れる体勢もよかった。

ネタバレBOX

枚方の創世記。そこの団地に暮らす人々を命を描く。
松下幸之助と阪急電鉄?の2大神により生み出されたとする序章からして掴まれた。古事記にも名が記されるとする枚方と神話をからませる着眼点が素晴らしい。また、役者を「語り部」と表記するとか○。

障害児の大和タケル(澤村喜一郎)が、昏睡する中、幼い頃亡くなった母に会いにいく話の恐ろしさ。生まれんとする自分をみて、「やめろ、産むな!」と叫ぶタケル。神話のおどろおどろしさと、苦しさがマッチした良い場面だった。(見る人がみたらクレーム入りそうだけど) タケル死亡後、再婚相手の子を殺してしまいそうとタケルの妹・ミコ(市川愛里)は転居を提案し、枚方との決別を決める。
孤独な少年(高原綾子)は尿神さまを祭り小便をかけることで、心の安心を得る。あることで狂いだす少年だったが、タケルを亡くしたミコと尿神さまを供養することで区切りをつける。
不妊に悩む夫婦が古代魚を飼う話とサカナ(藤田かもめ)とトレンチコート(門脇俊輔)のミックスも面白い。神話と現在の混在というか。沢村かづえ(藤田)を見殺しにした睦夫(織田圭佑)が原因で魚を殺す妙子(市川)だったが、睦夫の愛情で平穏を取り戻す。そして、サカナは川に流され自由となる。

舞台には様々な小道具があって、役者も動き回り、楽器とダンボールとか身体音で空気をつくり、照明も効果的に使われていて、ラウンド型の客席でも十分に楽しめた。
神話という大きな地点から個々人に焦点をあて、人の命という根源的なイメージを想起させる手腕が素敵。ラスト、枚方に灯る電飾が、人の命の点在にみえた。
マームと誰かさん・さんにんめ 今日マチ子さん(漫画家)とジプシー

マームと誰かさん・さんにんめ 今日マチ子さん(漫画家)とジプシー

マームとジプシー

SNAC(東京都)

2012/07/21 (土) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
好き嫌い分かれるタイプの作品だけど、好きな人は大好きになると思います!

のばらのばらのばら

のばらのばらのばら

ヅカ★ガール

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

無題425(12-168)
14:00の回( 曇)。大学の教室が会場、上智は2回目、3月に「Sophia Modern Dancers」をみてます。雨になるかなと思いましたが大丈夫でした。1号館、教室の前に受付、当パンだけではなく、冷房がないのでおしぼりと冷えた飲み物をいただきました(このことは、午前中メールで案内あり。とっても親切)。用意された椅子で開演を待ちます。廊下を見渡すと、なんとなく学生時代を思い出すのでした。開場、中へ入ってみると、前(黒板側)が客席、最前列はベンチシートにクッション、2列目ミニ椅子、3列目、パイプ椅子。窓に暗幕、客席両サイドから照明が当たっています。舞台、後方(後の出入口)に仕切り、中央はスクリーンになっていて、劇中、影が映ります。手前、左右にバラ模様(だと思うのですが、違います?劇団のブログにあるハンカチの模様。映っている教室が会場かな)の衝立が2つ。中央に人が一人立てる大きさの円形舞台。床は板目、頭上に大きなモニター(終演後みたら三菱製)…授業で使うのでしょうか。14:10開演(「のばら」シューベルト)〜15:25終演。

ネタバレBOX

み終わって、実はまだあまりスッキリしていません。芸術家や風俗嬢は苦労する役回りで、少々、ふつうの展開、お芝居が終わって、意識が冒頭のシーンに戻り、そこからから一気にラストまで駆け抜け、「ソウダツタノカ...」と感じる、そんな展開もできたのではないかと思いました。書けない作家、描けない画家、撮れない監督、挫折や諦め、そこから這い上がるか、真っ暗闇に落ち込むか、そのどちらか。

真っ赤なチケットにはリボルバー、タイトルが「バラ」となるとハードボイルド調かと思っていました。でも、お芝居で使っていたのはオートマティック型(かな?)。また銃で始末する、というのはこの日本ではその筋の「組」のひとくらいだと思います。

売るために書く(描く)ことはよくあることで、古今東西悩みは尽きないわけです...画家でも彫刻家でも陶芸家でも...。とはいえ、怪しい壺あたりとは一緒になりたくないもの、ここらの葛藤が弱かったかなと。

狭い会場、教室...制約のなかでよく創りあげたと思います。
パンザマスト【ご来場ありがとうございました】

パンザマスト【ご来場ありがとうございました】

青春事情

駅前劇場(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

青春(笑)
まさしく青春って感じの内容で、期待通りでした。とても笑わせてもらいましたが、期待以上でなかったのが少し残念でした。

墓場にて、竹。

墓場にて、竹。

7%竹

小劇場 楽園(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

あれこれ無駄遣い(笑)
あれこれ盛大に「無駄遣い」(例えば思わせぶりなだけでさして意味のないネット、外科席・内科席というネーミング、特別出演のアノ方など)、もちろん悪い意味でなく。
そして「バカだねー」「ナンじゃこりゃ?」と思っているうちに90分経っているとは時間泥棒め!(もちろん良い方の意味)
なお、この小屋の特色であるメイン、サブ両ステージの使い方とあれこれ盛り込んだ物販・前説も◎。
当日パンフレットで「上演中に(当パンを)見ろと言うので心の準備を」的なことを言いつつ、実際にその時になっても客電を上げず結局見にくい、なんてのも狙った上で仕組んでやっているのではないかしら?(え、それはかいかぶりで単に気が利かないだけ?(爆))

みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

企業内いじめを扱った、重いが、しかし素晴らしい舞台
冒頭は何が始まるのか分からなかった。
一部の人は「豚の仮面」をかぶって登場し、
幻想的な雰囲気の漂う中、話が進行して行く。

その後、なぜかゲームが始まったり…。
しかし、次第に劇の本質が見えてくる。

(以下、ネタバレ)

ネタバレBOX

いわゆる「企業内いじめ」が、この劇のテーマだったのだ。
詳しい内容は、ネタバレとしても書かないでおくので、
ぜひ観劇されることをお勧めするが、
最初にも登場した「豚の仮面」が、その後も時々登場し、
それは単にいじめられて鬱的になった精神状態とも取れるが、
それ以外の多様な可能性をも象徴しているとも解釈可能と思われる。

前にもどこかに書いた気がするが、かくいう私も、
多少はサラリーマン生活を送ったことがあるものの、
それに馴染めず、いわば逃げ出して、
今は細々ながら自衛で生活している人間なので、
観ていてちょっと辛いものがあった。
しかし、演劇としては素晴らしい水準で、
遠路吉祥寺まで出向いて良かったと思った次第

そして、2人の女性の、「セクハラ・パワハラは違法行為
(私も多少は法律知識で食ってる身なもので、一応共感!)」
VS「営業で頑張っていたらセクハラなど、一々問題にできない
(言われてみれば、たしかに…)」の意見の対立…、
また、「仕事ができないものへのひどい暴言」
VS「でもたしかに、仕事ができない人がいるとみんな困るんだよなあ
(自分のことは棚に上げてます)」の双方の感情…、
どちらも一応理解できるだけに解決は簡単でないということか…。

実はこの日、アフタートークもあって、作・演出の古城氏と、
ゲストは(演劇関係者でなく)パワハラの専門家の金子雅臣氏が
登場し対談。これも詳細は省略しますが、
やはり簡単な問題ではないことを、ここでも再認識した。
ぼく(25歳)のなつやすみ

ぼく(25歳)のなつやすみ

斬撃☆ニトロ

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★

ナツヤスミ
小学生役というのもあり、テンション高く元気だけれど、勢いで突っ走って学生演劇の延長のように感じられました。。。
楽しそうに演じてるところ、ほんのりと恋愛要素も入ってて、その雰囲気もうまく醸し出してたところは好感がもてました

ネタバレBOX

大人と子供のメリハリをもっとつけてほしかったです。大人の時と子供時代のメリハリ、先生 対 小学生のメリハリなど
特に先生は、小学生時代のなかで唯一の大人。どんなにいい先生でも、こどもにとっては別世界の異端な存在のはず。こどもの輪には入れない。輪の外の存在として描くことでより作品が引き締まると思います。
ノートの存在がよかったですね。彼も主人公と同じ、姿だけが小学生でほかとは違う空気がよくでてました。ノート、サキは個性がしっかりしてて存在感がありました。他の役は少し弱かったので、もう一歩でそれぞれの役がもっと引き立つと思います
ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

バカバージョン
ダブルキャストのうちのバカバージョン観てきました。
テンポ良く、テンション高めで進みつつ最後はしんみりと締めてくれました。

Shambles

Shambles

劇団スクランブル

シアター711(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ブラックコメディ楽しみました
それぞれの女性が元気でたくましいお芝居でした。
ストーリーには矛盾を感じるところもありましたが、深く考えなければ楽しめます。
女優さんの中でも藤井牧子さんが、特によかったです。
(遠目には木村多江似)

ネタバレBOX

その楚々とした姿と語り口にすっかり騙されましたが、藤井牧子さんも実はワルというどんでん返しは、良いラストだったと思います。
少々の矛盾は吹き飛ばしてくれました。

しかし、刑事のマミが、友人たちのそれぞれお金がいる事情を知っていたのは、やはり、「警察の情報網をなめちゃいけない」というヤツでしょうか。


お嬢様が語る推理がハチャメチャなのですが、そのシーンを、死体が突然生き返って再現するという手法が面白かったです。
中根道治さんは、初めて拝見したのですが、あのしゃべり方や演技は個性ですか?それとも今回だけの演出でしょうか。正直、とっても気持ち悪かったです(笑)

みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

さすが
役者のメリハリのある迫力あるセリフで、パワハラの緊張感が伝わってきます。
今回は、再演ですが、初演時も今回も上司は違うが、深刻なパワハラに悩んでいるときに巡りあうタイミングで、観劇している。
力ある立場のものは、閉鎖された会社の世界では、強かで絶対権力である。
だから解決策を得るのは難しい。
今回も客観視ながらも、身につまされる。公演時間の2時間が、1時間程度しか経っていないかのような内容の濃い作品でした。
良く出来たないように、会場の空気も凍るそんな緊張感一杯の作品で、役者の技量の高さを前回同様に感じる内容でした。

ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン

ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/08/01 (水)公演終了

満足度★★★

みた
笑いっていうものが何なのか分からなくなる。舞台上の笑える事ごとが、実はなにひとつ面白く無いことだと言われても納得できる気がする。初めて小劇場の作品を見てみようとする人にはお勧めしにくい。

ともだちのそうしき

ともだちのそうしき

RONNIE ROCKET

大吉カフェ(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

アダチ・皮墓村組
オリジナルである男性版を順番的には最後に観ることに…。
で、女性版を観ていて「ここは男性版ではどうなっているんだ?」と抱いていたある設定に関する疑問の解答が得られるとともに男女版は男性版にかなり近いことがワカり、あれこれ納得。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度

招待いただきましたけど
席は前から2列めの下手の一番端で、しかも柱の後ろで、下手で芝居されても、見えない状況でした。
また、役者もやたら怒鳴っているばかりで、やかましいと感じました。また、登場人物が多く、なにやらごちゃごちゃしていました。
私には、まったく合いませんでした。

少女教育

少女教育

シンクロ少女

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

引き込まれた
2時間がすごく短く感じるほど引き込まれました。
机と椅子しかない舞台なのに、途中から他人の私生活を間近に覗き見てるような感覚に襲われる、そんな雰囲気が自分にはたまらなく良かったです。

「はなして」+「アマゾン」

「はなして」+「アマゾン」

三角フラスコ×ペピン結構設計

エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)

2012/07/21 (土) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

じわじわくる余韻
2つのカンパニーによる311以降の世界の語り方。それぞれ、距離感は違えど通底したものを感じ取りました。三角フラスコ『はなして』は素晴らしい完成度。ペピン結構設計『アマゾン』は世界観の構築方法に唸りました。見逃せない公演だと思います。

少女教育

少女教育

シンクロ少女

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★

なんだかずいぶんと洗練されてきたような・・
嫌さとかそういうのはなくなっていて、
すごくスマートにきちんと二者二様の生き方で、
同じ言葉の呪縛から抜け出るさまが描かれていて
(それは多くの女性に共通する呪縛かもしれないけれど)
ここ何作かを通じての成長ぶりを感じ、
目を見張ったりしてました(笑

・・・ちなみに、今回の演劇祭はみんな負けじと
構成をブラッシュアップさせてのぞんできてるように感じました。

登米氏あたりが提示した
小さな画面の劇場ならではの目を見張るような構成の緻密さが
王子のカラーとして定着しつつあるのを
再認識してしまうような・・(気のせい?

どれも力作ばかりだけど、
こうしてみると、トップバッターの競泳水着は
順番的にちょっと不利・・?(苦笑

ネタバレBOX

「いちばん好きな人とは一緒になれない」
という、親
(これも、生まれの母親と父親は全く同じだけれど、
育ての母親と父親はそれぞれ異なる
(片方だけ生まれの母親と育ての母親が一致する)
の言葉を聞かされて育った双子の姉妹の、
二者二様の、
「素直に好きと言えるようになるまでの軌跡」
を鮮やかに描いている。

奔放な女の子の方が実は子供のままで、
根暗な文学少女の方が実は母親的(一方の男が実は子供であることからそれが伺われる)である、
という描写が、
最初のシーンで二人無意識に着ていた
全くそろいのシャツの印象的なシーンから始まって
(最後の場面で双子であることが示されることを、最初の段階で暗示している)
鮮やかに描きわけられ、対比されている。

そして二人の育ての母親の、それぞれの対照的な生き方。

また、それら4人の女性の周りの男性たちの特徴的な描き別れ方。

それぞれが全く別々のものでありながら、
最後には二人の女性の人生を軸に鮮やかに
まとまっていく様子が美しい。

ストーリーテリングというよりは、
構成で饒舌に語っているという感じがして、
視覚的にみても素晴らしい作品だったように思います。

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