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ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

沼の底。
物語の途中で、沼の底に沈んでいる気持ちになった場面があった。
きっとこの物語に参加した人は、沼の底に沈むキラキラとした星の砂を
心にしまって宝物にするのだろう。

以下、帰り道で、ツイッターで呟いたことを転載。

ネタバレBOX

劇団おぼんろ「ゴベリンドンの沼」千秋楽、幕。評判が良いのも分かる。廃工場をフルに使った舞台空間、温かさと切なさを感じさせる脚本。キチンと訓練されたプロ意識の高い役者陣。何より舞台を愛し、客(彼らは参加者と呼ぶ)をとても大切にしているのが感じられて、応援したくなる。
待ち時間に飴を配ったり、桟敷席のスカートの女性に膝掛けを貸し出すなど、至るところに彼らの心配りが感じられて、開演前から温かな気持ちになる。
元々、50人入ればいっぱいな感じの客席のスペースに倍くらい入っていたからか、荷物の預かりなどで開演が20分程押した。ので、この後の公演の制作発表イベントは電車の関係で残念ながら拝見出来ず。
おぼんろは、見世物小屋の延長にある感じの、観客に演劇世界を「体感させる」小劇場らしい作品を作っていると思う。廃工場を使ったのは面白いが、飛び抜けて話の発想が凄いとかではなく、むしろ普遍的な物語だったと思う。でも、センスが良い。言葉の選び方や、衣装、舞台美術にもそれは感じられた。
主役を演じた主宰の拓馬さんは役柄も相俟って「綺麗」と云う印象。外見もスラリとした線の細い美形さんだが(恐らくロングランでかなり痩せられたと思われる)、放つ空気が透明さと鋭さと優しさを感じさせた。
ゴベリンドンを演じていた高橋さんの肉体・声のエネルギーが凄い。ダンサーやアクション俳優のような、体幹をしっかりと作っている身体だと感じた。
とても良い舞台を観たと思う。やはり作り手が観客をしっかりと意識して、自分達を客観的に見る事が出来ている人だと、観る側の心を震わせる作品になると思う。そこに辿り着けている人かどうかは、素人でも観れば分かる。

個人的には「遊び」を取り入れたシーンは戸惑いを覚えたし、背面で演じられるシーンはどうしても無理な体勢になるので、少しだけ集中力を途切れさせる感じがした。

彼らの目標はシアターコクーンだと言う。その夢を一緒に見たい、と多くの参加者に感じさせる事こそが、おぼんろの持つ特別な「力」のように思えた。
世界最終戦論

世界最終戦論

アシメとロージー

pit北/区域(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

WE
世界最終戦争という壮大なスケールを実にまわりくどく不条理要素を効かせたブラックコメディに仕立て上げたなぁ。

2階から・・・シリーズはぜったい劇場での悪ノリから生まれたんだと思う。

ネタバレBOX

美人局の時の佐々木さんの汗だく加減がリアルで面白でした。


麦茶を配ってくれるのはありがたいが、容器が邪魔になるので、開演直前には飲み終えた人の分は一声かけて回収してほしい。

携帯電話も特になにか意図するものがないなら、観劇マナー向上の為に電源から切るよう徹底したほうがよいと思う。
牙

山本プロデュースJAPAN

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しませること
席はほぼ満席。お酒の宴会芸というコンセプト?のもと、飲食も可、私語も可という、僕には斬新な舞台でした。お酒を飲みつつということで、お客さんのテンションは高め。衣装の再現度は高くて面白みもあり、何より台詞のクオリティはしっかりわかりました。

ネタバレBOX

BARの洒落た空間でお酒を飲んで観劇というのはあるけど、こういうのもありだと思いました。
JOJOかとも観たいに書いたのですが、話まるっきりJOJOだった。DIOは似ていて、ザ・ワールドもダンボールでよく作ったなぁと思いました。自分は昔に自作でガチャピンを作ったので、その大変さはよくわかります。志々雄も包帯とか大変だったろうにと思う頑張り。でも扱いがザコっぽくて寂しかった。ですがるろ剣は元々好きなので、原作の台詞を忠実にやろうとしてるのはよくわかりました。他にも北斗の拳や聖闘士、アームズかな?30代の方が好きそうな少し古めのアニメ、ゲーム作品などてんこ盛りでした。1番は、主催さんの黒子が面白く、アクションも熱が入っている。知っている役者さんなどベテランさんがヘンテコ展開に全力なこと。DIOの角度、何か素敵なカプリコーン。いろんな意味で凄いです。
最後、芝居についての叫びや引っ叩いたり、ちょっと怖かったです。僕は古典もお笑いにコメディも幅広く好きだし、価値観はそれぞれなんじゃないのかなーと思いました。また全員はわからなかったので、各キャラが何の作品か詳細あると、そこから調べて原作も好きになるとかありそうです。
今回、暗幕が見切れ全開でしたが、補充して出来たのではないでしょうか。ふざけてるけど、基本の動きは完璧。このエネルギーに対してそんなギャップが作品をより精巧にすると思います。音の大きさと暗転のバランスが実は非常にレベル高かった気がします。若者層向けのワンピースやら、難しそうだけどガンダム、次回作へと夢は膨らみますね。会社の忘年会とか、呼ばれてフィーバーしそうです。
LOVE02

LOVE02

ロロ

元・立誠小学校(京都府)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/09 (火)公演終了

満足度★★★

新感覚のお芝居⁈好みが分かれそう
なんとも斬新な?刺激的?
何か新感覚のお芝居⁈

コードが繋がっている女とか?
200歳の男とか?その他…
世にも奇妙な世界の様なSF的な展開

出演されている役者さんは皆さん若くてパワフルな演技!

オムニバスの様な感じの展開の話しを
頭をフル回転して観ましたが私には理解しにくい設定に
感情移入できず断片的には愉しめましたが全体が繋がって見れず
最後まで流れに乗ることができませんでした…(^^;;

感覚で愉しむお芝居なのか?
観方によって楽しみ方が大きく変わるお芝居⁈

私が苦手なだけなのか知れませんが…
この劇団の人気の魅力があまり伝わりませんでした…(^^;;

送別会

送別会

バイヲチックリサス

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/03 (水) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★

バイトの送別会
小さい空間だから距離が近いのが楽しかったです。

ネタバレBOX

会話のテンポは良くて、すんなり入ってきました。脚本というか全体の話のメリハリみたいなものが、特に中盤あまり感じられませんでした。値段や初めての公演でなら、安いし面白いです。あるあるネタやニヤニヤ目線にはあまり共感できなかったです。それとダブルキャストのことは知っておきたかったです。
ちなみに自分は犬派です。そしてマルチ商法は怖いと思いました。もう少し話に深みがあればいいのかなぁと思いました。これからも頑張ってください。
季節のない街

季節のない街

あうるすぽっと

あうるすぽっと(東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

シュールで味わいのある下町群像劇
黒沢明の映画『どですかでん』の原作でもある山本周五郎の小説を舞台化した作品で、よくある下町人情喜劇からベタに泣ける部分をなくして笑いもシュールにしたような、不思議な雰囲気の群像劇でした。

一日電車ごっこをする知恵遅れの男、2人の建築工事の職人とそれぞれの妻、新しく引っ越してきた夫婦、口では国の将来を憂いつつ何もしない男といった、どこか変な所のある人々が生活する様子が物語的に盛り上がることもなく、あたかも同じ日がループして繰り返されるように淡々と描かれ、物悲しさと逞しい生命力が感じられました。
所々で起こる、突拍子もない台詞のやりとりや行動が笑えました。

6つのバラック小屋と、うなぎ屋のインテリアのセット、共同の水道を動かして場面を変えていく、ダイナミックな美術が面白かったです。終盤、地震が来たかのように小屋がガタガタ震え出すシーンが印象的でした。

個性的な役者が多く出演していて、ドラマ性がないにも関わらず楽しかったです。特に放浪する老いた男(飯田孝男さん)と幼い息子(池袋遥輝くん)のコンビのやりとりにしみじみとした味わいがあって魅力的でした。

不破大輔さんによる音楽(演奏は渋さ知らズ)は哀愁とエネルギーに充ちていて、作品の世界観に合っていました。

世界最終戦論

世界最終戦論

アシメとロージー

pit北/区域(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

奥が深いんかどうかは・・・
初見の劇団。奥が深いんかどうかは全く分からないけど,とにかく面白かった。ついついゲラゲラ笑ってしまうほど。これは何も考えずただ楽しめばいい。全体を通じての雰囲気とキャストの調和がお見事。過去公演のDVDが300円と格安で,劇団に興味がわいたので,2枚購入,今日もこの劇団で楽しめるのは嬉しい。

『バッカナリア!』★ご観劇ありがとうございました!★

『バッカナリア!』★ご観劇ありがとうございました!★

劇団毎度お騒がせボーイズ

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

ずっと・・
笑っていました。本当に面白かったです。ストーリーの謎解き(?)も面白く、テンポも良く、役者さん達の演技もとっても良かったです!何だか元気が出てくるお芝居でした。この劇団の他の作品も観たいと思いました。

エゲリア

エゲリア

文学座

吉祥寺シアター(東京都)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

真実を求めて
文学座本公演。
Twitterなどで異様に評判が高かった。

岡本太郎の母・岡本かの子の波瀾万丈な生涯を描いた、新時代の『女の一生』な印象を受けた。
良い本だなー、と。
『ガラスの動物園』じゃん!みたいな感想も見て、
「なるほどたしかに。」
と思う節はあるけど、良いもんはどんどん盗めばいいと思う。
随所に岡本かの子の詠んだ唄が散りばめられている構成が好みでした。

結婚していながら、愛人を家に住まわせてしまうトンデモ女・岡本かの子が、
「真実の芸術・真実の生活」
を、取りつかれたように追求し続ける姿が台本の随所にあり、迫力があった。
かの子を演じたのは吉野実紗。
迫力とパワーはあったが、もっと繊細な部分も観たいよー、と。
ただの嫌な女に見えちゃもったいない本ですな。

かの子を支える男たちは実に愉快で気持ちの良い人ばかり。
大場泰正・粟野史浩が演じる男が、すごく良かった。
大場さんのファンになるくらい、あの医者、好き。

全体がドタバターとなるシーンが多く、楽しんで観られました。

女性陣では、完全に贔屓目ですが、我らが同期・増岡裕子の安定感。

しかし、やっぱ休憩挟んで3時間は長いかなー。

この芝居が文学座の新たな財産となるのかどうか、楽しみです。

僕のポケットは星でいっぱい

僕のポケットは星でいっぱい

K-BOX company

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

清々しい舞台
キャラメルボックス好きな人たちが、
全身全霊で芝居作ってる感じがして、清々しかった。

がざびぃの空間を大胆に横に切ってたのも新鮮で。

役者の技量はまちまちでしたが、情熱で魅せる舞台。
そんな中で技量・情熱ともに輝いていたのが嶋田健史。
汗も輝いてた。

キャラメルボックスの本、わりかし苦手なはずなんだけど、上演を観ると結構な割合で感動している私。

これで1000円なら、安い。
2000〜3000円となってくると、また別の話ですが。

世界最終戦論

世界最終戦論

アシメとロージー

pit北/区域(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しめる不条理劇風コメディ
アシメとロージーは久しぶりの観劇。慶応の学生時代から観ていたメンバーの劇団で今回はオムニバス形式のブラック・コメディ。コメディ劇団ではないが、もともと和泉さんの笑いのセンスは好きで、今回も楽しませてもらった。

原案が石原莞爾の「世界最終戦争論」で、ブラック・コメディというので、昨今の小劇場に多い怖くて笑えない内容だったらどうしようと観劇前は少し心配したが、大真面目にバカバカしい内容で品が良いので安心した。

大真面目で馬鹿馬鹿しく、時々ミュージカル風で(笑)、不条理劇風の味わいがある。

男性陣のキャストの個性が面白く、紅一点の佐々木星さんの馴染み方もよい。

ネタバレBOX

なんだかわからない「世界最終戦争」が始まり、妄想や追憶が交錯し、ストーリーが進んでいき、オムニバス風のショートストーリーがつながっている。

落語のようにめくり方式のタイトルが出て、終盤、「あと10分で終わります」「あと3分で終わります」という文字が出て、笑いながらも観客の生理にマッチしているのがいい。

その「終わり」は世界最終戦争の終わりも意味してるわけで、それはサタケ家の夫婦喧嘩だったのかな(笑)。

「大学教授殺人事件」の死体が急に起き上がって真犯人を告げ、違う推理をしていたキンダシンイチ少年(相羽崇史)がバツが悪くなり、隅っこで小さくなってしまう場面や

「美人局」の美人局(つつもたせ)の話が本当に美人局(びじんきょく)という政府の諜報機関の話に変わる場面、

「宇宙戦争」で、まるで太平洋戦争みたいな軍人同士の芝居がかった悲劇的な会話に唖然とするサタケ(佐々木拓也)が可笑しい。

全編通じて佐々木拓也さんが面白い。

学生時代から相羽崇史さんには二枚半の魅力がある。

前の週に同じ劇場で公演し、過去、この劇団にも客演している多少婦人の酒井雅史さんが友情出演?している。

いつも心だけが追いつかない(終演御礼。ご感想お待ちしています。ワンダーランド・10月期クロスレービュー対象公演なのでぜひご投稿を)

いつも心だけが追いつかない(終演御礼。ご感想お待ちしています。ワンダーランド・10月期クロスレービュー対象公演なのでぜひご投稿を)

MU

BAR COREDO(東京都)

2012/10/01 (月) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

ドタバタしているけど
最後は真面目に考えてしまう
いい話だと思います。
問題点は色々隠されているけど枝葉末節は味付けです。
短い時間主役の2人の移ろいゆく感情と
その未来なのか結末なのかを想像させられる楽しさがあります。

てがみ座長田育恵脚本『くれない坂の猫』

てがみ座長田育恵脚本『くれない坂の猫』

まじんプロジェクト

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/10/03 (水) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題481(12-224)
18:00の回(薄曇り)。17:00指定席券に引換えなければならないので入り口前で待つ。声をかけられ顔を上げると福田さんがいらっしゃったのでご挨拶。先に待っていた男性からも声をかけていただき、お聞きするとなんと(開業医役の)佐藤祐一さんでした。

17:30開場時間に戻り中へ、ここに来たのは約1年半前「女の子ものがたり(2011/5)」。座席はB列が最前列、全席指定。長田さんの脚本、てがみ座のおふたり(福田さん、尾崎さん)、和田さん。みたいなと思いながらチケットの手配は前日(でもとても良い席でした)。

1969年のお話。「アポロ11号」「ウッドストック・フェスティバル」「アビィ・ロード」、翌1970/3/14から9/13まで日本万国博覧会。私は行きませんでしたが「1970年大阪万博の軌跡」2009/1@国立科学博物館に行ったり、「公式記録映画」や「大阪万博―Instant FUTURE 」をみたりしました。昭和44年。

「木原整骨院」のロビーが舞台、下手、マッサージ機(1回30円)、ラジオ、手前は庭になっていて、物干しざお、布団たたき、箒、隣家との境にはブロック塀、隣家の壁と窓。薪にするのか枝の束、雑草や落ち葉。中央にテーブルにソファ、正面には出入り口(「木原整骨院」という文字が客席側からみると反対になっています)、受付、「各種保険取扱/交通事故取扱/労災取扱」「お願い。保険証は月初めに提示してください」などの注意書き。「診療室」と書かれたドア(開けるとちゃんと室内ができています)。その右には人体の筋肉のイラスト、上手は2Fへの階段、掃除用具置き場と靴箱、玉のれんの奥は台所、「とむらい師たち」のポスター、押し花(?)。壁の汚れ具合、紙のよれ方がより「らしさ」を現しています。正面の壁に本公演のタイトル、床には「ネコ」が映っています。17:54ラジオの放送による前説~18:03開演~19:56終演。

ネタバレBOX

雨、朝日、隣家の明かり、戸外に見える緑、2Fへ行く階段の壁には大きな日本地図(私の座席からは見えませんでした)。診療室内のカーテン、黒電話でダイヤルを回す回数、「別冊ゴング(160円)」は古本?、「本日の診療は終了しました」という案内版、ペコちゃん、「Far East Network(懐かしいな、よく聴いていた)」、セミの声、夏の終わり、茜色に染まる坂。

高度成長の裏側、白黒からセピア色に変わりゆく昭和(1926/12/25〜1989/1/7)、二つの国、若いふたり、どうほうじん/いほうじん、その未来をどう描くのだろうと思いながら...そうですね...長田さん..そうですよね、とひとり頷く。もし、私だったら違っただろうとも思う。以前「クロッシング」という映画をみたからかもしれません…越えなければならないものはあまりに多い。

みにきてよかった。てがみ座、11-12月公演が待ち遠しい。
ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピートの理由
毎日「ゴベリンドンの沼」を観て来た人達のコメントを読みながら
「もう一度あの空間に身を置きたい」と思うのはどうしてなのだろう。
そして千秋楽、私は再び廃工場の前に立っていた。
当日券の、最後の最後の方に並んで見切り席に座った時、
ここで34回目のステージに立つ5人のことを考えてなんだか泣きたくなった。

ゴベリンドン(高橋倫平)の慟哭と関節が外れるかと思うほどの動きが素晴らしい。
彼の「すまない…」と言いながらのたうちまわるような苦しみが
誰もが持つ弱さと死への怖れから生まれたものであるだけに、一層切なく哀しい。
この異形の者が深い共感を呼ぶのは、設定の巧みさと高橋倫平さんの演技力だろう。

今回は私の足元に照明があったこともあり、照明操作の繊細さや
音響のタイミングの完璧さも感じることが出来た。

最後のステージを終えて挨拶したらすぐ、預かった客の靴を運び、台本を販売し、
乾杯の飲み物を配る5人の動きを見ていると
何か他の公演とは違う“心地よい温度”を感じる。
5人の演技だけでなく、客席や美術や廃工場といった
芝居を取り巻く全てのものが、来る人を歓迎してくれる。
何度も足を運ぶリピーターもきっとそれを感じているのだと思う。

頬に涙の雫を描いたメイクが流れて落ちている5人の顔を見て、改めて判ったのだ。
私は今日ここへ、ただこの5人に会いたくて来たのだと──。
私はもう次の舞台を心待ちにしている。

大部屋

大部屋

ZEROCOMPANY (ゼロ・カンパニー)

新宿・白萩ホール(東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

熱演でした
心に触れるものがある、飾り気のない素顔の演劇。初見だが、味わいがあるので常連が多そう。冷房が強くて寒かった。

大野一雄フェスティバル2012

大野一雄フェスティバル2012

BankART1929

ハンマーヘッドスタジオ新・港区及び周辺地域(神奈川県)

2012/09/07 (金) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

ダンス界隈鑑賞
屋外3か所、屋内2か所、駅1か所の6か所を移動してそれぞれでダンスを楽しむ。境界を設けず公衆にあけっぴろげになっていることで、何も知らない通行人の反応を見るのも楽しい。赤レンガそばではプロジェクト大山がいつもの衣装で踊り近くに居合わせた年配の方が楽しそうに鑑賞、鈴木拓郎が営業中の象の鼻テラスで踊り、馬車道駅ではアオキ裕キ新人Hがジャズの街角ライブに便乗等。場所の多彩さ、集客力と程よい人ごみから横浜ならではの企画と言える。終わるころには夏休み最後のような寂寥感があったがそれだけ楽しめた。来年もあるそうなので、楽しみにしている。

第三楽章

第三楽章

劇団霞座

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

音楽の助けもあったし、
収束へむかう転換がやや唐突であったけど、よかったと思います。

前敦に似せてるっぽい女の子が気になった(いい意味で)。

かなり前ですがNHK朝ドラのヒロインで、「この子美人じゃないのが好感もてるのよね~」と評判になった女優さんがいたことをなんとなく思い出しました。(関係ないかもです)

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

10月6、7日
はじめておぼんろの演劇に触れたのは楽日前日のことだった。
まだ動くと汗ばむような昼、廃工場へと足を踏み入れた。

ネタバレBOX

入ってます驚いたのは舞台のセット。
手作り感満載の、それでいてどんな場所にもなりうるような幻想的な空間だった。
6日は役者の通る通路側の席に座れて、まさに目と鼻の先で観劇できた。
キラキラ光る汗、走り抜ける度に巻き起こる風、他のお客さんとの一体感。これは小劇場ならではだなと思った。
細々とした感想は言うまでもなく…。

翌日の予定をキャンセルし、千秋楽、廃工場に足を運んだ。
2度目でも飽きることはなく、むしろ前回よりも深くのめり込んだ。


なぜもっと早くおぼんろの存在に気づかなかったのだろうかと思うととても悔しい。
わたしはあの空間で起きたミラクルを、忘れることはないだろう。


今後も、目が離せない劇団のひとつだ。
トム・プロジェクトプロデュース「満月の人よ」

トム・プロジェクトプロデュース「満月の人よ」

大野城まどかぴあ

大野城まどかぴあ(福岡県)

2012/10/07 (日) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ほっこり
とんでもない設定の話ではあったけど、なんだか観てたら
ほっこりとくる作品だった。目の前で観る成志さんはすごく魅力的だったな〜〜  でも、岡本麗さんには笑わせてもらった、見習いますwww

ネタバレBOX

東さんらしい、SF的ファンタスティックな作品だったと思った。
それをベテラン俳優が上手に演じた。
富樫さんの代役の川崎さんは頑張っていた。
成志さんのカテコ挨拶には申し訳なかった、北九州は呼んでくれるけど。。。福岡は。。。って話。 どうしたら福岡ももっと演劇を招致してくれるのだろうか。高島市長に直訴?
K.ファウスト

K.ファウスト

まつもと市民芸術館

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/10/06 (土) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファウストベースの音楽劇!かな(^^)
シルクドソレイユと融合した舞台劇ですかねぇ
道化としてサーカスが登場しつつファウストの旅物語を彩ります
<賑やかで楽しかった>

長い話を上手にまとめた2時間55分(休息15分)でした

ネタバレBOX

1階席は、ほぼ満席でした。
(2階→3階と空席目立ちましたが)

タブロットの紙芝居屋、
太鼓(兄)とラッパ(弟)をもった道化が、
高名な錬金術師のDr.ファウストの近況説明で開幕です。
(紹介前にサーカスの大道芸人+空中ブランコなどが乱舞(^^)

大音響と共に四散したDrファウストの身体・・・・
そうなる前に何があったか、で物語が始まりです。
老人が夜に思う人の世の流れを・・・・。
そして絶望し青い小瓶=毒薬を飲もうとしたところに、
弟子のワグナーが「忙しい」「下男が欲しい」と要求をし承認をえます。
ついでのように「夜明け前にアシュタロトの魔術書を読んで欲しいと
3人の来客があります」と告げる。
先に言わんか、順序が違うだろうと弟子を叱り。
その魔術書で悪魔を呼び出します。
6人(?)の紙袋を被った悪魔が、
ファウスト中心にした魔法陣の外に現れます。
(照明で表現した魔法陣綺麗でしたー回転もしてましたわ)
1体づつ出せる速度を聞いていきます。
カタツムリより早い、木の葉が落ちるより、
人のうわさ、銃の弾よりなど。ときて
最後の悪魔は「人の思う速さ」と返答し、
ファウストはこの悪魔=メフィストと
世の快楽・欲望・真実などの享受と引き換えに
自由に生きたいと魂の譲渡契約を40年期限でします。 
(代償としては立場の交換と劇中で説明。
この世ではメフィストが召使であの世では逆でと・・)
その間に弟子のワグナーはカスペルという、
少々足りない下男を「銅貨30枚+お小遣い金貨20枚」で雇います。
(アンチョコ見ながら言うには、
「2次元的絵空事の世界から来た」そうです。)
契約の開始はDrの若返りです
ミイラ状の人型を台上で操作します→それ=自分自身を見るDr。
(面白い構図でありました(^^)
そしてパルマ王国までの道のり中で悪魔とDrはヒッチハイクしてたりして旅自体を楽しむ事を表現してました。(マックのバーガー食べたりして)
パルマにて大公の新妻にちょっかいかけたり、
お金の概念を教えたりして経済の改善をしたりしました。
(その間下男カスペルはDr追って悪魔にの呼び出したドラゴンに乗ったりして追いかけていましたが追いつけずに夜回りの仕事に落ち着くことになります)
で休息。
後半、
地獄めぐりから帰ってきたDrと悪魔ですが、
20年が過ぎ。悪魔は期限が来たとDrに詰め寄ります。
40年のはずと詰め寄りますが、
今まで寝ずに動いたのだからと言い負かされ
後3時間(ちょうど0時)で契約終了となり姿も老人に戻ります。
そして街なかでDrが倒れていると、
カスペルに出会い未払いの賃金を要求されますが、
金が無い!が外套のボタンは金と宝石だから交換しようとDrは言いますが、
元下男は取り替えた外套のせいで悪魔を騙して
Drが逃げようとする企みを見抜き取引は不成立。
最後の時にDrは若返って最初に見たヘレナ(空中にある輪に乗った美女)を再び眼にして運命を受け入れ爆散します。
(当初の話に戻るんですねー)
その前にメフィストのモノローグが入ります、
自分は本当はいなくて、
全てはファウストの頭の中での出来事でしかなかったのであろうと。
本当に金を錬金しようとして爆散した
Drの一瞬の夢物語だったのでしょうか・・・・?

今宵の話はここまでとして幕となりますとファウストが〆て終幕です

弟子のワグナーがホムンクルスの合成で学長にまでなり、
二人の女性、マルタとグレーテルのいがみ合いからの戦争など。
人の世の幸・不幸を表現した合間にサーカスの大道芸や
生演奏&ジャグリングなども入れて楽しませてくれます。

カスペルが女悪魔に乗せられるドラゴン(翼竜でしたな)の表現が面白かった

最後の空中ブランコとか、
要所要所の吊りパフォーマンスなど舞台表現は見事でありました。

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